晴乗雨読な休日

休日の趣味レベルで晴れの日は自転車に乗ってお出かけ。雨の日は家で読書。

池波正太郎 『仕掛人・藤枝梅安6 梅安影法師』

2017-03-01 | 日本人作家 あ
この「藤枝梅安」シリーズを読んでいる間に、
本屋で池波正太郎の他のシリーズものじゃない
作品をいくつか買ってきまして、まあゆっくり
と読んでいきたいと思います。

さて、6巻ですが、物語のはじめに、豪快に
5巻のネタバレをしてしまいますと、梅安ら
は白子屋菊右衛門を始末して、これでまた
平穏な暮らしを、と思いきや、白子屋の片腕
とされていた男が跡を継ぎ、「先代の敵討ち」
で刺客を江戸に送り込んでくる様子。
さらに前作で梅安を殺しそこねて逃亡した凄腕
の仕掛人もまた梅安の命を狙っています。

品川台町の自宅兼診療所には帰れそうになく、
転々としている梅安。
そこへ、日本橋の薬種屋「啓養堂」の番頭が
梅安を探しているとの知らせが。

「啓養堂」の主人、片山清助は「仕掛人」として
ではなく鍼医者としての梅安と親しくしていて、
その主人が具合が悪いというのです。

さっそく梅安は「啓養堂」へ。清助は時間こそ
かかりそうですが治療していけば良くなると
請け負う梅安。ですが、清助の具合の悪い根本
は、誰にも明かせないある悩みが・・・

白子屋との抗争の中で、梅安を助けてくれた
江戸の香具師の元締、音羽の半右衛門のもとへ。
そこで梅安は、今治療中の日本橋「啓養堂」の
主人の名前を口にすると、半右衛門の顔色が
変わります。

じつは、あるところから、清助を仕掛けてほしい
と依頼があったというのです・・・

次が7巻でもう終わりと思うとさみしいですが、
こればっかりはしょうがないですね。
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