晴乗雨読な休日

休日の趣味レベルで晴れの日は自転車に乗ってお出かけ。雨の日は家で読書。

 『サークルオブマジック・邪悪の彫像/王様の劇場』

2009-03-15 | 海外作家 サ
だいぶ前に第一作『魔法の学校』を読んで、それから時間が空いて
しまったのですが、こういった冒険ファンタジー小説となると、どう
しても同国イギリスの「指輪物語」「ナルニア国ものがたり」、あと
「ハリー・ポッター」と比べてしまうのは抗えないものです。
しかし、第2作目の『邪悪の彫像/王様の劇場』を読むと、まあ似て
非なるというか、独自性が盛り込まれた作品となっております。

主人公のランドルは、魔法使いになるための修行として旅を続け、
その途中、かつて魔法学校時代に世話になった年上のニックと再会
します。ニックは優秀な魔法使いになれる素質はあったのですが、
自分から断念し、木工職人になります。
いっしょに旅を続ける仲間であるリースと、ニックの住む村に泊ま
ろうとしますが、ランドルの宿の部屋に、ある魔法使いがベッドに
横たわっています。
その魔法使いは、ランドルに、袋に入ったある物を差し出し、これ
をデイゴンという名の男に渡してほしいと伝えると、死んでしまい
ます。
その袋の中身は、象牙のような素材でできた老婆の彫像でした。
しかし、その彫像は、不思議な強い魔力を持っているのです。
デイゴンを見つけ、彫像を渡そうとすると、兵士に襲われます。
はたして彫像の正体とは・・・ 
今度は、ランドルとリースにニック、デイゴンと4人で旅をするの
ですが、目的地の街で一体何が・・・

で、話は変わって、リースの故郷へ向かいます。そこの宮殿でまた
いろいろな出来事に巻き込まれるわけですが、あいつがあいつに魔法
で変身して、本物だと思ったら偽者で・・・、とごちゃごちゃになり
ます。このごちゃごちゃ具合が、登場人物も混乱しますが、読むほう
も混乱して、面白い。

さて、第3作でこのシリーズはいちおう完結となるのですが、さらに
続編の第4作もあるそうなので、まあそんなに急がずに、また時間を
おいて読みます。
コメント
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