やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

幸せの黄色い…

2006-05-24 | やまがた抄


お客様と打ち合はせをしての帰りがけ、庭先に咲く黄色の花を写真にとらさせてもらひました。











牡丹は、「昨日、花がらを摘んだばかりでー」と、幸ひに、残りのいち輪の花が残ってゐました。


ご主人は、以前、観光地で板前をされてゐた方で、
バブルの末期、その流れが山形に襲来した時、建て替へたホテルに毅然と別れを告げて、現役を引退された方です。

以前、小生も、そのホテルには仕事で幾度か行ってゐて、
東京の設計屋さんとコーディネイターに、「これが、東京風ですよ」と云はんばかりの豪華な建物にされて、でも結局、建て替へ以前の親しみやすさや、少々の野暮ったさはきれいさっぱり払はれて、果てに数年で倒産してしまった処です。
まあ、バブル、とはそんなことでせう。


少なからず縁のあった昔話をしながら、奥様が丹精にしてゐる黄色の花を愛でてきました。