お客様と打ち合はせをしての帰りがけ、庭先に咲く黄色の花を写真にとらさせてもらひました。
牡丹は、「昨日、花がらを摘んだばかりでー」と、幸ひに、残りのいち輪の花が残ってゐました。
ご主人は、以前、観光地で板前をされてゐた方で、
バブルの末期、その流れが山形に襲来した時、建て替へたホテルに毅然と別れを告げて、現役を引退された方です。
以前、小生も、そのホテルには仕事で幾度か行ってゐて、
東京の設計屋さんとコーディネイターに、「これが、東京風ですよ」と云はんばかりの豪華な建物にされて、でも結局、建て替へ以前の親しみやすさや、少々の野暮ったさはきれいさっぱり払はれて、果てに数年で倒産してしまった処です。
まあ、バブル、とはそんなことでせう。
少なからず縁のあった昔話をしながら、奥様が丹精にしてゐる黄色の花を愛でてきました。
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