先日、工事をした時に、間仕切り部分の欄間に、旧いガラスを使ひました。
施主の知人のサッシ屋さんのご主人が病で倒れ、廃業することになり、タダでよいからと、残ってゐるガラスの一部をわけてもらひました。
おそらく、数十年以上前のもの。
少しもろくなってゐましたが、何とかカットしてはめ込みました。
最近は、すっかりつまらなくなってしまった、サッシやガラス。
機能最優先で、建物の一部としての存在感がなくなり、
ガラス自体を楽しめるものは無くなってしまひました。
特に、ガラスに至っては、一般用には透明と不透明の数種類の状態。
今回のガラスは、まるで古布のやうに、味はひのあるものでした。