rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

Tupolev SB-2 M100A ICM 1/72

2022-05-08 16:22:38 | プラモデル

ソ連の高速爆撃機 ツポレフSB2を作りました。ウクライナのICM製で2007年の金型です。ツポレフSB2は1934年に全金属製高速爆撃機として開発されました。米国のマーチンB10に匹敵する性能で、6,000機近くが生産され、スペインや中国にも輸出されました。しかし第二次大戦においては、戦闘機の性能向上から護衛なく爆撃を行う事は困難でした。しかも1939年11月にフィンランドに侵攻した冬戦争において、冬期に雪上で攻撃するために固定式のソリを降着装置として装備したSB2は持ち前の高速性能を生かす事ができずに、フィンランド空軍のフォッカーD21、グラジエーター、フィアットG50といった必ずしも高性能と言えない戦闘機の小規模ながら執拗な攻撃に苦しむ事になります。エンジンM100 860馬力x2 最大速度423km 航続距離2,150km、武装7.62mm機銃x6 爆弾搭載量 最大1,000kg、乗員3名。

ICM製 1/72 ツポレフSB2 M100A         冬期用の固定式ソリ装着型

模型はICM製で作り易いとは言えないまでも、ロシア製と違って作り込みは丁寧で、コックピットなども細かく再現されていました。SB2のプラモデルは現在唯一と言って良い物です。Airfix製と違って搭乗員は付いていないので1/72の兵士セット(Heller製など)などから流用して3名分作りました。整合は多少パテで補正が必要でした。モールドは細かい凸なので、例に依って2B鉛筆で塗装してから薄く定規を当ててなぞる感じで強調しました。4種類のデカールが選べるのですが、冬戦争時のソリ着用の44高速爆撃連隊仕様にしました。塗装は全面アルミかライトゴーストグレー(クレオスFS36375)の指定ですが、外面をアルミ(シルバー・黒をスプレーしてから上にスプレー塗装)、機内をライトゴーストグレーにしました。ソリと水平尾翼の索は0.2mm真鍮線で作りました。好敵手だったフィンランド空軍のモラン・ソルニエ(生産国フランスでは殆ど活躍することなく戦争終了)と並べてみました。

翼の形はSu2などにも通じる形状      フィンランド空軍のモランと並べる。


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