rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

Bristol Beaufort Mk 1 Airfix 1/72

2022-09-19 20:35:34 | プラモデル

2020年に新金型で発売されて直ぐ注文したのですが、世界中から注文が殺到したことと、新型コロナ騒ぎでインドの工場が暫く閉鎖されていた関係で手元に届くまで1年半かかった模型です。今は大分出回っている様です。ブリストル・ボーフォートはブレニム、ボーフォート、ボーファイターと続く第二次大戦初期に活躍した双発雷撃・爆撃機で、1939-43年にかけて配備されました。1938年に初飛行し、英仏海峡、大西洋、地中海、中東にも配備され、各種ドイツ艦艇の攻撃に使用されましたが、戦艦グナイゼナウに直撃弾を浴びせた功績などが有名です。Mk1は975機作られ、エンジンはブリストル・トーラス6、12、18 1,130馬力x2を装備、最大速度は427km、航続距離は1,666km。総重量9,616kgでブレニム爆撃機よりも2,000kg重くなっています。操縦手、航法士、爆撃手、後方銃手の4名の乗員でした。Mk2はエンジンを米国製ツイン・ワスプ1,200馬力とし166機が作られました。透明カバーのついたループアンテナや回転機銃の形状が少し違うようで、模型はMk2にも対応できるよう部品が付いていました(カウリング形状が異なるのでこれは別設計の様子)。

Beaufortの実機 Mk1      上面はエクストラ・ダークシーグレーとダークスレートグレーの迷彩、下面は黒 エンジン後方のフラップに丸い飛び出しがあるタイプ

 

模型はAirfix製でしかも新金型なので安心して作れるのですが、それだけに作り手の丁寧さが仕上がりに反映してしまい、写真で拡大すると粗が目立ってしまう感じです。ドイツ巡洋艦アドミラル・ヒッパーを攻撃したJBラザフォード軍曹の機体、217航空隊の機体を作りました。上面エクストラ・ダークシーグレーとダークスレートグレー、下面ブラックの迷彩で魚雷装着しています。後継機となるブリストル・ボーファイターと並べてみました。

機首から胴体にかけて特徴的なズングリした体型 右側の前風防はガラス面の形状が左側と異なる。

新しい模型は見えなくなる航法士席の再現も細かい。 魚雷は半埋め込み型だが尾部に安定板を装着する。

新しい金型でライトの構造も細かく再現されている。  回転銃座前方に左側に銃座がある。

機首下方に後ろ向きの銃座があるものとないタイプがある。    魚雷を装填する実機 機首下方の後ろ向き銃座も見える。

後を継いだボーファイターの方がいくらか洗練された姿に見える。

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核戦争の危機再びか?

2022-09-16 22:11:54 | 社会

最近どうも鬱々とした日々が続いている様に感じています。それは私生活がぱっとしないからかも知れず、患者さんが進行癌ばかり増えているからかも知れず、欧州の人達の生活が危機的であるのにその原因を解決しようとしないからというのもあるでしょう。また未だに日本だけがコロナ騒ぎを続けている歯がゆさもあります。そして何よりこの9月に入ってから「ウクライナでロシアが負け」て「核使用」を含む全面戦争の危機が高くなった事が最も大きいだろうと思います。

 

I.  東部ハリコフでロシア軍敗退、イジュームから撤退

ウクライナ軍の進撃により、ロシア軍は緑の広範な地域から撤退

8月末のヘルソン地区のウクライナ軍の動きと対応したロシア軍による包囲

 

22年8月末のウクライナ軍によるお粗末な「ヘルソン地区反撃」では、撤退したロシア軍の後、雪崩を打って侵入したウクライナ軍を強力火器で用意周到準備したロシア軍がモップで拭き取る如くに駆逐する様が見られました(上図)。しかし東部ハリコフでは、同様8月末からNATO軍の支援を受けたウクライナ軍が集結していた事が情報として公になっていたのに、ロシア軍はドンバスの治安防衛部隊のみを配置したままウクライナ軍の反撃を許しました。本来ロシアの今回の特別軍事行動(SMO)は(1)ドンバスの地域確保(2)ウクライナの非武装化(3)ウクライナの非ナチ化、が目的なのですから、一時的戦略的撤退は作戦としてありとしても、ドンバスの地域住民を十分保護することなく土地をウクライナ側に明け渡す事はSMOの目的に反しています。既にウクライナ占領軍によるナチスドイツさながらの「ロシア協力者狩り」が始まり、イジュームは無法地帯と化している状況が報告されています。

進撃したウクライナ軍によって「親ロシア派刈り」が無法地帯として行われている事が報ぜられる。

 

今回の撤退がロシアの明らかな失策である証拠は、その後の行動にも表れています。この半年間、ロシアはウクライナの民生に関わるインフラへの攻撃は控えていましたが、とうとうウクライナの半分以上をコントロールする主要電力施設をミサイル攻撃して停電に追い込みました。また今までは黙認していたウクライナへの天然ガス供給を止める方向で検討に入りました。大胆にもゼレンスキー大統領はロシアから「ソユーズ・ガス・パイプライン」を通って入ってくる天然ガスをポーランド経由で欧州にも供給できるなどと嘯いていましたが、もう無理でしょう。つまりプーチンはSMOの対象を本来は敵ではないウクライナ国民を外し、ゼレンスキーNATO傀儡政権とその軍隊のみとしていたものを、「ウクライナ国民を含むウクライナ国家」を対象にすると変更したに等しいのです。一部の専門家がロシアからの「全面戦争」「宣戦布告」が行われる可能性を指摘しているのはその点からです。

ロシア軍ミサイルによるダム攻撃を報ずるBBC  開戦初期におけるウクライナ軍によるキエフ北部の人為的洪水を報ずるNYtimes

9月14日、ロシアはウクライナ南部の都市クリーヴィ・リフ近郊のダムをミサイル攻撃して破壊、周辺の市町村に水害を起こしました。これはウクライナ軍の南部の反撃がダム下流のイングレット川を渡河して行われたため、川を増水させて部隊を孤立させる意味があるのですが、今までは一般住民に被害が及ぶこの手の軍事行動をロシアは控えてきました。一方でNYtimesによると、ウクライナ政府は開戦初期のロシア軍によるキエフ包囲を回避するためにキエフ北部の広範な地域に洪水を起こして進撃を阻む作戦を躊躇なく取っています。

今回の東部戦線における撤退では、ロシア軍は殆ど戦闘を行っておらず、スヴァトゴルスクからベロゴロフカへの撤退線より後方で態勢を整えている状態です。実際侵攻したウクライナ軍がこの線を超えて攻撃しても現状では打ち破る事ができない状態です。また南部ヘルソン地区においても新たなウクライナ軍による攻撃はうまく行ってない様です。

 

II.  限定核戦争の危機

限定核戦争から本格的な核戦争へのリスクが高まる

 

今回のウクライナ軍の東部戦線の反撃をプーチンは敢えて見逃した様にも見えます。9月初旬にプーチンは極東の軍事演習に参加し、経済会議に参加し、習近平と会談までしました。ロシアは長期戦を覚悟し、SMOから「宣戦布告を伴うウクライナ国との戦争」に正式に格上げを考えていると思われます。そしてそれこそが米国・NATO側が望むところでもあります。ウクライナが負けそうになると、「簡単に休戦協定を結ぶな」とイギリスのジョンソン首相が来たり、今回は米国のブリンケン国務長官が来ていました。ゼレンスキー大統領はクリミア半島の奪還などという事まで言い出しており、クリミアのクレムリン代表であるゲオルギー・ムラドフは、「数か月以内にタウリア(クリミア、北黒海、アゾフ海)の統一、ノヴォロシア(ドンバスからオデッサ、沿ドニエストルを結ぶ地域)の確立が必要。」と述べ新たな戦争の目標を示しました。現実問題として、ウクライナ側が欧州随一の原子力発電所であるザポリージャ原発を「原発事故が起きても構わない」とばかりに平気で砲撃を繰り返している状況を考えると、「明確に国ごと潰しにかかる」必要性をプーチンが考え出してもおかしくありません。西側を除く諸外国にその了解を得るための下準備を9月初旬の東部撤退の間にプーチンが行っていたと観るのが正しい様に思います。

まだ明確に命令を下してはいないようですが、NATOがこれ以上介入し、ロシア領内にも攻撃を加えることがあれば「戦術核」の使用は避けられない可能性もあります。元もとEUのフォン・デア・ライエンも英国新首相トラスもヨーロッパがどうなろうと核戦争OKの人達ですからロシアが戦術核を用いれば躊躇なくNATO側も使うでしょう。その先は戦略核への発展も時間の問題であり、シュワブの目論むグレート・リセット完了が達成されることになります。

 

III.  結局国家の存在に頼らざるを得ないグローバリズムだが

 

グローバリズムは、結局「カネ」で各国有力者を買い、国家の方針を「グローバリズムに都合が良い方策に変える事で野望を達成」するしかないのが実情です。民衆の要望に応えようとする政治家は「ポピュリスト」と批判し、金で買った政治家達に耳障りの良い「リベラル主義」を歌わせてそれに反する主張を「極右」と批判して黙らせるしか方法がないのです。しかし金でメディアやSNSを支配しているため、自分で物事を考えず、メディアが宣う事をそのまま信用してしまう多くの人達が目覚める事無く、ゆでカエルのまま核で滅びるまで逝ってしまうのではないかと、私は鬱々としています。ヨーロッパの解放、戦争終結、自由な言論、「核戦争の脅威の終結」が訪れる日が待ち遠しく思います。

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ヨーロッパの解放

2022-09-02 22:28:46 | 社会

1970年のソ連映画で、1943年のクルスクの戦いから1945年のベルリン解放・終戦までを無名のソ連軍兵士、セルゲイ・ツベターエフを主人公に描いた超大作で5部構成、7時間におよぶ大作です。実は私は幼少の頃その一部しか見た事はないのですが、異様に大げさで「ドイツ悪い奴でしょ」「ソ連人は勇敢でけなげで自己犠牲を問わない凄いでしょ」という描き方に子供ながらに付いてゆけないと思ってそれ以降見るのを止めました。

大作すぎて冗長な感じ?の映画(個人の感想です)

 

今回はその映画の話ではなく、現在行われている米英巨大資本(グローバリスト=deep state)による欧州奴隷化計画からのヨーロッパの解放についてです。

 

I.  破壊される「文化に根差した欧州人の生活」

 

欧州のそれぞれの国、国民には古くからの生活習慣や文化がありますが、そういったものを尊重せず、異文化の外来者を無条件で受け入れよというのが「無制限移民増加計画」であり、中東やアフリカの政情を不安定化させ(秩序を保つための独裁体制を民主派という名のテロ組織を支援して倒し、その後は派閥毎に争わせる手法)、土地に暮らす人々を移民に駆り立て、悪質な移民斡旋業者を取り締まらず影で支援すること、そして移民を受け入れない欧州のグループを「極右」「不寛容」と批難して黙らせることで文化破壊を行ってきました。

続いてウクライナを2014年ナチス水晶の夜に倣った(ユダヤが敵をロシア人が敵に挿げ替えた)マイダンクーデターで倒し、自国内の親ロシア勢力を徹底的に弾圧、抵抗するドンバス地域の人々を大虐殺するという情報を漏らした上で「米国は戦争に加わらない」と敢えて宣言することで2022年2月、DSはついにロシアに戦端を開かせる事に成功します。

その後「ロシアへの制裁」と称して、完成したノルドストリーム2を使わせない事にしたDSは点検後のノルドストリーム1も停止のままとし、ロシアに依存する欧州のエネルギー供給を断つ事に成功します。2022年9月、英独の電気代、ガス代は半年前の10倍に値上がりし、家庭ごとの電気・ガス代が月20万円を超える信じられない状態になりました。元々コロナ騒ぎで日々の生活がすっかり狂っていた所で、欧州の人々の文化に根差した日常生活はほぼ完全に破壊されたと言えるでしょう。

ドイツの電気料金の推移(in deepさんの記事からいただきました)

 

II.  目覚めた人類は多極化に向かう

 

DSの手先と化したドイツショルツ首相は「ロシアに制裁を」と力なく叫び続けていますが、民族派のAFD「ドイツのための選択肢」は明確に「ノルドストリーム2を使用してロシアからガスを輸入せよ」と明言。フランスの民族派「国民連合」のマリーヌ・ルペン党首も国民生活を破壊するよりはロシアとの融和を訴えています。英国はDSの指示をいやいや行っているボリス・ジョンソンをスキャンダルで退任させると、「核戦争も辞さない」と威勢よくDSの意をくむ外相リズ・トラスを次の首相にする予定です。しかしイギリス国民もいつまでも黙ってはいないと思います。

AfDの主張を伝えるフランクフルターアルゲマイネ誌(2022年8月26日)      ワクチンの強制を止めよと強力に訴える英国市民

 

III.  ウクライナで負けつつあるDS

 

以前から指摘している様に、持久戦になれば優秀な軍隊を持たないウクライナは100%ロシアに負けます。戦線膠着で動かない状況を「ロシア苦戦」と評している軍事音痴がいますが、ウクライナ軍を盾として使っている市民から離して、戦場に呼び寄せて戦わせれば必ずロシアが勝つ、ウクライナ軍は確実に損耗するから膠着状態(stalemate)にしていると理解できます。報道されている様に、ロシア軍は一日1-2万発の砲弾を撃ち、ウクライナ軍は月に数千発だそうです。ウクライナ軍が市民の住宅に潜んで市民を盾に戦争をしていた2-4月の段階ではロシアは市民に被害が及ぶ一日1万発の砲撃はできませんでした。今は戦場にウクライナ軍を呼び込んで戦争しているのでそれが可能なのです。6月にウクライナ政府は一日100-200名のウクライナ軍犠牲者が出ていると発表しましたが、本当の事でしょう。ウクライナ軍の「売り」は、西側から供給される高額な兵器のみです。第二次大戦末期に敗色濃厚なナチスドイツが高性能で最新式のジェット機やロケット兵器を開発・使用しましたが、圧倒的なソ連軍の物量に歯が立たなかった事とほぼ同じ状況が見て取れます。ロシアの今回の戦争の目的は「ウクライナの非軍事化」「ウクライナの非ナチ化」「ウクライナ東部の独立」にあるのですから、東部をゆっくり占領しつつウクライナ軍を殲滅する現在の戦法は目的達成に叶っていると言えます。

ウクライナ戦争の勢力地図はほぼ1か月以上変化がない。ゼレンスキー大統領には反撃しろという政治的圧力が。

 

IV.  ヘルソン攻撃の失敗、ザポリージェ原発奪還の失敗

 

2022年8月末に西側からの反撃要求に抗しきれないゼレンスキー大統領は、軍の指揮官であるザルジニ将軍の反対を押し切ってヘルソン地区で無理な攻撃を貫行し、1,200名の戦死、6,000-8,000名の戦傷、戦車48両、兵員輸送車83両を一日で失ったとロシア側から報道され、ペンタゴンにおける調査でもほぼ確実とされた様です。無能な政府とDSの欲望のために無為に犠牲になるウクライナの若者達こそ本当に気の毒だと思います。

またIAEAの査察に合わせて、ザポリージェ原発に特殊部隊60名を潜入させて奪還を試みましたが、ロシア側に反撃されて失敗に終わっています。これに対して国連のStephane Dujarric報道官はロシア軍がウクライナ軍の攻撃を撃退してIAEAの安全な査察を守った事に感謝の意を表明しています。

ロシアに謝意を表する国連の報道官

 

V.  グローバリストの支配からヨーロッパは解放されるか

 

70%以上のヨーロッパの普通の人達は、現在のEU政府が行っている数々の政策(対コロナや対ロシア)が欧州国民の幸福のためではない「異常な政策」であると気付いているでしょう。SDGなどのグリーン・エコノミーもどうやら怪しいと気付き始めたのではないでしょうか。何しろCO2が僅かに増えるなどという戯言と比べ物にならない環境破壊の極限である「核戦争」を辞さないという言質がとりだたされている事に「これはペテンだ」と気が付かない方がどうかしています。多くの人が気付き、声を挙げる事で「ヨーロッパの解放」は実現すると思います。しかし「核のボタン」が押されてしまってからでは手遅れです。日本の的外れなメディアしか接しない人達は永久に蚊帳の外でしょうが、日本でも20%位の人達が覚醒(私の嫌いなスピリチュアル系の様な表現ですが)してくれると明るい未来が開けると思います。

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