rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

羊蹄山登頂記

2020-09-30 18:59:55 | その他

2020年9月初旬に100名山の一つである北海道の羊蹄山に登りました。雨模様の日々が続いていたのですが、たまたま当日は朝方晴れ間も見え、残暑もあって半袖で1900mの頂上まで行きました(頂上は15度位で少し涼しい)。都民ではないのでGotoを使わせてもらい、格安になりました。連休ではなく、移動を含めて平日でしたが飛行機も旅館も人は多く、「深刻な病気でないコロナ自粛はもう不要」と目覚めているまっとうな人が沢山いました。

ウポポイの里 大きな博物館が手前にある                  要諦山の山容

前日は開園したばかりのウポポイアイヌ民族博物館などを見学し、ニセコ昆布温泉に宿泊。当日はコンビニで朝と昼の食糧を買い込んで07:15から半月湖近くの比羅夫登山口(40台位駐車できる)から登り始めます。駅の近くに店位あるだろうと思ったのですが、JR比羅夫駅はコンビニもなく国道沿いにナビで探す必要がありました。比羅夫登山道は中級者向けということで時間をかければ誰でも登れそうです。高低差は1548m、距離5kmほどですが、4合目位までは比較的なだらかな木々に覆われた林の中の道ですが、4-9合目までは急登が続き、眺めも良くないのでひたすら我慢です。但し4合目までも倒木などが多く雨の後は滑りやすく油断は禁物です。1合目毎に登山マラソン大会で設置された「今・・合目」の看板があるので目安になりますが、6-7-8合目はきつく、次の合目はまだか・・と待ち遠しくなります。

比羅夫登山口  半月湖の奥にある駐車場             登山途中の道標

6時台から登山を始める人が多く、7時台から登り始めても途中で会う人がほとんどいない状況でした。10時台には8合目付近に達したのですが、その頃登山を終えて降りてくる人たちにパラパラ会うようになりました。自衛隊の教育隊の若者たちが軽装、速足で降りてくるのに出会いました(2個分隊に分かれて登っていた)。

9合目からやっと視界が開ける        鉢を巡って岩場の道を山頂に向かう

11時過ぎに視界が開ける9合目に到達し、12時頃に火口が見える鉢に到達しました。少し雨模様になってガスも出てきたので鉢の反対側にある山頂まで行って、岩場の多い鉢めぐりはせずに元の比羅夫登山道に戻りました。登り5時間、下りは13:00から降り始めて3.5時間で半月湖駐車場に戻りました。予行演習で筑波山(670m)に登った際、右膝が痛くなったので今回は膝にサポーターを当てて、下肢攣り防止の芍薬甘草湯など持参、クエン酸水も用意したので9時間の登山でしたが大過なく無事ニセコのホテルに戻り、旨いビールを頂きました。

すり鉢状の底に火口が見える(水が溜まっている)       やっと山頂(立札の場所は岩場の一部であまり広くはない)

還暦を過ぎて普段から山登りをして体を鍛えている人は良いですが、私の様に年1-2回しか行かない人はやはり注意が必要だと思います。まず一人では行かない(内儀の方が詳しいので婦唱夫随です)。靴は登山靴(私のはスノトレですが)、雨具防寒具を持参、水分と軽食持参、ケガをしない(ゆっくりで良い)といった事を心がけています。

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Dornier Do217 K1 Italeri 1/72

2020-09-27 16:15:28 | プラモデル

30年位前に購入していたドルニエDo217を作りました。ドルニエで有名なのは大戦初期に活躍した空飛ぶ鉛筆と言われたDo17ですが、Do17が開発時自重4.500kg足らずでありながら、倍の開発時自重のハインケル111と同じBMW660馬力のエンジン2機を搭載して時速430kmを誇った系譜があり、高速爆撃機を目指したユンカース88同様Do17の発展型であるDo217も高速爆撃機として設計されました。Do217もEシリーズまではDo17と同様の機首形状でしたが、1942年に導入されたKシリーズからは曲面ガラスで形成されたドーム型の機首になり、空力特性、防御力、視野角などがかなり改良されました。自重8900kg、1700馬力のBMW801-Dエンジンを2機搭載して最大速力515kmを誇りました。しかし英軍のスピットファイアは既に時速600kmに達しており、昼間爆撃は不可能であり、夜間爆撃専門として下面を黒に塗装されました。K1は爆撃専門に使用されましたが、後開発されたK2以降はフリッツXと言われる滑空誘導爆弾のミサイル母機として活躍し、フリッツにはシュトラスブルグという受信機、母機にはケール1と呼ばれる発信機が取り付けられ、イタリア戦艦ローマの撃沈など、特殊精密爆撃に使用されます。今回作ったK1は爆撃機型です。

KG2所属のDo217 K1 実機         排気管には夜間用に消炎装置がついている

 

イタレリは老舗のプラモデルブランドで信頼性があり、今回製作したプラモも古い割にバリも少なく整合も良好、透明部品もクリアで、さすがと思わせるものでした。搭乗員はパイロットと銃手2名が付いていたのですが、以前からあった1/72の兵員を適当に載せて4名にしました。上面は43年フランス駐留第一軍66飛行隊所属のライトグレーにダークグリーンの蛇行迷彩ですが、箱絵に付属したKG2所属の方がダークグリーン斑点迷彩で簡単でした。蛇行迷彩は本来吹き付けでやるべき所ですが良い案が浮かばず、まずダークグリーンを吹き付けてから液体シーリングを蛇行迷彩状に筆塗りして、その隙間にライトグレーを吹き付けてから粘着テープでシーリングを剥がすという方法にしてみました。後から筆塗りした時の上塗り感はなく、均一な色合いにはなりましたが、遠目には筆塗りしたのとあまり変わらない感じになってしまいました。以前製作したマッチボックス製ユンカース188と並べてみました。どちらも初代発展型の爆撃機ですが大きく活躍することなく終わった機体達です。次世代爆撃機となる高高度与圧型キャビンを持つユンカース288やドルニエ317に至っては、開発はされたものの実用に至る前に終戦を迎えており、技術は戦後の米ソ戦略爆撃機開発に引き継がれて行きます。

尾翼のカギ十字は例によって模型工房みりたり庵さん製作のもの       ライトグレー02にダークグリーンの蛇行迷彩を試みてみました

同時期のJu188も形や大きさが類似している

 

今回新しいプラモ製作まで少し間があきましたが、母親の実家においてあった昔製作したプラモを引き上げて来たついでに、破損していた古いプラモの再生プロジェクトをちまちましていたからでした。そんな中の一つが下のAirfix 1/72 Supermarine Walrus です。当時200円で袋入りだったと思いますが、今ではレアものでなかなか手に入らないので車輪やリグなど再生してみました。

中破してたWalrus 何とかあるていど再生

コメント (4)
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