Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

前向きに前のめり

2008-02-16 14:30:12 | Weblog
昨日,データ解析の授業で,消費者の異質性の扱い・・・選択モデルにおける潜在クラス分析と階層ベイズ法を講義。最後の数十分は息切れした。体調のせいか,歳のせいか・・・。いずれにせよ,150分でしゃべるには盛りだくさんすぎたかもしれない。そのあと東京に向かい,大学院の「同窓会」@神楽坂で豚とろろ鍋。No.1ホステスさんとチーママさんと同伴出勤した雰囲気だが,やり手の黒服さんがきっちり仕切る。

今日は大学で「アフィリエイト広告」予稿執筆,そしてシミュレーションの分析結果を聞く。けっこう面白い結果が出てきた感あり・・・MASコンペに留まらずもう一発!という気がしてきた。夜は遠方より来たれり山川さんを囲む会。帰り道,もう少し話したかった(飲みたかった)なあ・・・と後悔するが,次の機会に(いつや?)。ともかく明日全力で論文を仕上げないと。

今日入手した本

Dan Ariely, Predictably Irrational: The Hidden Forces That Shape Our Decisions, Harper ... 著者の肩書きは行動経済学者となっているが,元々心理学者で,その後消費者行動領域でも研究を重ねてきた。MIT Sloan School と Media Lab の両方に籍を置く俊英。この本は,彼がこれまで行ってきた研究の集大成だが,論文集ではない。すべて一般向けに書き直している。したがって,学部レベルの消費者行動論の教材にうってつけだ(そうでないと困る)。

実はだいぶ前,著者にインタビューしたことがある。MITのキャンパスにある,小さなビル。広い共有(ディスカッション)スペースの周りに小さな研究室が連なっている(こういうレイアウトは日本の大学にはないなあ・・・)。彼はMacを使い,2つのディスプレイの間でカーソルを行き来させながら,ぼくの質問に丁寧に答えてくれた。そして一定の時間が経ったとき,これから妻と約束があると,急に話を打ち切った。このメリハリが,アメリカっぽい。

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