街を歩いていると,突然見知らぬ人間に呼び止められる。「いま,私を見ましたね」「いや,そんなことは・・・」「モニターに映ってます,ほら,しっかりこっち見てますよ。私に関心あるんでしょ」「あ・・・」「これ,あなたにぴったりの製品です。ぜひ使ってみて下さい」「はあ・・・」なんて光景が繰り広げられる世の中になるのだろうか・・・
・・・と思わせるニュースがある。それによると「案内板を見ている人の視線から、どの広告を見ているのかを読み取り、その広告内容をぬいぐるみのロボットがさらに詳しく説明するロボット広告」のデモが,近々大阪であるという。ATR が開発した,見ている人間の顔の特徴から眼球の中心位置を推定,その人間がどこを見ているかまで推定してしまう技術が使われているという。
人間には,視線を感じるという感覚がある。視線という物理的実体が肌に触れたかのように感じるが,実際は周辺視野で,遠方にいる人間の顔(あるいはその他の身体)の動きを見て,推定しているのだろう。この技術が,離れたところにいる人間にも適用できるならば,看板広告の接触効果を計測できるようになる。いやそれ以前に,テレビ受像器に付けて,より正確な視聴率を測ってみたら,という声が上がるかも・・・。
今日入手した本:
林幸雄(編著),ネットワーク科学の道具箱,近代科学社 ・・・複雑ネットワークや社会ネットワーク分析について,いくつかアルゴリズムが紹介されるなど,かなり役立ちそうな本。著者8人のうち,誰がどの章を担当しているかの情報が見当たらない。全体が7章からなるので,どこかの章が共著なんだろう・・・。
竹村彰通,共立講座 21世紀の数学14 統計(第2版),共立出版 ・・・まえがきに「数理統計学の理論展開とコンピュータによる統計計算を組み合わせ」ることを目指したと書かれている。後者のために,R のプログラムが添付されている。入門書とはいうものの,文系が初めて読む統計学の教科書とするのは辛そうだ。むしろ再入門書と位置づけるべきか。
林信行,スティーブ・ジョブズ,アスキー ・・・写真集。ジョブズとゲバラは絵になる。
水野和夫,人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか,日本経済新聞出版社 ・・・昨年刊行されたビジネス書のなかで非常に高い評価を得ていた本。著者は,今週のサンデープロジェクトで,榊原英資氏とともに世界経済の「歴史的転換」を説いていた。あと50年は生きないと「反証不能」だが,だからそうした議論はしない,という姿勢はつまらない。
・・・と思わせるニュースがある。それによると「案内板を見ている人の視線から、どの広告を見ているのかを読み取り、その広告内容をぬいぐるみのロボットがさらに詳しく説明するロボット広告」のデモが,近々大阪であるという。ATR が開発した,見ている人間の顔の特徴から眼球の中心位置を推定,その人間がどこを見ているかまで推定してしまう技術が使われているという。
人間には,視線を感じるという感覚がある。視線という物理的実体が肌に触れたかのように感じるが,実際は周辺視野で,遠方にいる人間の顔(あるいはその他の身体)の動きを見て,推定しているのだろう。この技術が,離れたところにいる人間にも適用できるならば,看板広告の接触効果を計測できるようになる。いやそれ以前に,テレビ受像器に付けて,より正確な視聴率を測ってみたら,という声が上がるかも・・・。
今日入手した本:
林幸雄(編著),ネットワーク科学の道具箱,近代科学社 ・・・複雑ネットワークや社会ネットワーク分析について,いくつかアルゴリズムが紹介されるなど,かなり役立ちそうな本。著者8人のうち,誰がどの章を担当しているかの情報が見当たらない。全体が7章からなるので,どこかの章が共著なんだろう・・・。
竹村彰通,共立講座 21世紀の数学14 統計(第2版),共立出版 ・・・まえがきに「数理統計学の理論展開とコンピュータによる統計計算を組み合わせ」ることを目指したと書かれている。後者のために,R のプログラムが添付されている。入門書とはいうものの,文系が初めて読む統計学の教科書とするのは辛そうだ。むしろ再入門書と位置づけるべきか。
林信行,スティーブ・ジョブズ,アスキー ・・・写真集。ジョブズとゲバラは絵になる。
水野和夫,人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか,日本経済新聞出版社 ・・・昨年刊行されたビジネス書のなかで非常に高い評価を得ていた本。著者は,今週のサンデープロジェクトで,榊原英資氏とともに世界経済の「歴史的転換」を説いていた。あと50年は生きないと「反証不能」だが,だからそうした議論はしない,という姿勢はつまらない。