我が山城木津川市に和泉式部の墓だと伝える五輪塔が建っている。
山城を流れる大河、木津川左岸、市役所より北へ約300m、木津川堤とJR線に挟まれて独特な堂が建ち、その境内に古風な五輪塔が建って居る。
説明板には「伝承によれば、式部は木津の生まれであり、宮仕えの後、再び木津に戻り余生を過ごしたといわれている」と有り、この五輪塔が墓石だという。
五輪塔は現代の切石基壇の上、石柵に囲まれ、ひっそりと建って居る。
奈良、宇陀市に有る「山辺赤人墓」に良く似て、凝灰岩製の簡素な造りの五輪塔。
高さ約130cmと小振りながら鎌倉前期の造立だとされる。
和泉式部の墓は京都「誠心院」のものが良く知られていますが他にもたくさんあるようです。
まあいずれ木津川の古名「泉川」から、土地の人が和泉式部と結びつけたものらしいのですが・・・
撮影2013.2.3