愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

兵庫県香美町、西ヶ岡(和佐部)の棚田

2010年07月11日 | 棚田景観

 


兵庫県但馬地方は冬には雪深く、スキーゲレンデの多く集まる地域として、また自然がそのまま残る地域としても知られています。


西ヶ岡(和佐部)の棚田のある美方郡香美町村岡地区は、其の但馬地方でも、あの春来峠で県境を接する兵庫県西端に当るところです。


国道9号線を京都方面から来ると、鉢高原のスキー場密集地域を越え、村岡トンネルを潜ると最初に出逢う枝道の266号線を左折し、また初めて出逢う和佐部集落への枝道に入っていく。


集落を抜けると林道紛いの道が続くが、殆ど軽四の農耕車両がやっとこで、其の上勾配も急で車の運転が未熟な人には決して進められない。、



急で細い坂道を登りきると見下ろすように見渡せる棚だの景観は素晴らしく、数十メートルの湾曲を描きつつ下方へと続く棚田は絶景であり、なんと云ってもこの棚田での点景として但馬大仏で有名な長楽寺の本堂や五重の塔がが借景として花を添えている。



棚田全体に良く整備され、撮影絶景ポイントなども事細かに表示されていたりして至れりつくせり。



和佐部集落の入り口辺り・車載カメラから・・・。






集落から棚田へ続く道は離合も困難でヘアピンカーブの連続で高度を上げる・・・。



辿りつくと目の前には素晴らしい景観が眼下に広がる。



      



 


田植えが終わったばかりの早苗はまだまだひ弱いが、この景観にはただただ脱帽・・・・





此処までには延々とした人々の汗と、生きることへの執念が強く感じられる



桑の木越しに見る棚田




 標高約400m、水田の数約400枚、日本の棚田100選に選定されている




畦道には園芸品種かと見紛う様な山ラッキョの花が乱れ咲いていて美しい。




帰り道の車載カメラから・・・・・、車が宙に飛び出すような厳しい下り坂が続く。


撮影2010.6.12