愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

伊賀市森寺(もんでら) 長隆寺の阿弥陀石仏

2008年12月14日 | 石仏:三重

伊賀市はその中心部に有る旧上野市とその周辺部のいくつかの町や村と合併して出来た新しい市です。

その伊賀盆地の中央部を走る伊賀鉄道伊那子(いなこ)駅より南西方角に約1kmほど行くと田園地帯の奥まったところに森寺(門寺)の集落がある。

集落の入り口と思しき辻の正面奥、高台に長隆寺と言う小さな古刹が在って藤原様式の古仏を伝えている。

境内横に無縁仏が横長に何段にも積まれ、その中心最上部にこの阿弥陀石仏が置かれている。

おにぎり型の花崗岩自然石の表面に舟形後背を彫りくぼめ像高約60cmの連座上に定印の阿弥陀坐像を厚肉彫りであらわしている。

どこかはるか遠くを見据えてるような顔立ちは表情ゆたかで、南北朝時代の造立だと言われています。

撮影2007.2.11

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