愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

菰野町、竹成大日堂五百羅漢石仏

2008年11月23日 | 石仏:三重

鈴鹿山系御在所岳の麓、菰野町の北部、竹成の大日堂境内に三重県の史跡に指定されている五百羅漢石仏がある。

小さな田舎町の本堂だけの明るく開けた境内の築山を、この五百羅漢石仏が埋め尽くしている。

五百羅漢石仏はの四角錐の小さな築山は高さ約7m、頂上に金剛界大日如来と四方仏を置き、その周りに何段にも如来・菩薩・羅漢をはじめとした種々雑多な500体ほどの石仏石像を安置していて、圧巻ですが一寸食傷気味では有る。

僕がここを訪れたのは初夏はじめの暑い午後、陽射しが強く、あっけらかんとした境内は無防備すぎて厳かさに欠けるように感じたのは贅沢すぎるのかも??

僕がここを訪れたときには、崩れて危険なためか?林立する石仏のあちらこちらに縄が渡されていて立ち入り禁止部が多く、ゆっくりすべての石仏を眺めることは不可能な状態でした。

この石仏群は江戸末期、当地竹成出身の真言僧神瑞が喜捨を求め、桑名の石工、藤原長兵衛一門によって慶応2(1866)年に完成した。

しかしこれだけ種種雑多な石仏、石像をこれでもかと、一同に並べ立てられると何をどう見たら良いのやら???。

まるで子供の頃の夏休み後の図画工作展示会を見てるようで、・・・・・・・・、困ったもんです。

撮影2007.5.20

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