愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

柳生街道滝坂道の石仏ー朝日観音

2008年07月21日 | 石仏:奈良

夕日観音の崖から解放されて、滝坂道を能登川�沿いに遡って渓流にかかる小さな橋をわたって左手上方の崖を見上げると岩肌に「朝日観音」と呼ばれる石仏がが彫られています。

こちらは南方に向かって立っているので朝日観音と呼ばれているようですが例によって観音さんではなくやっぱり弥勒仏だと言うことです。

石仏は三体彫られていて中央が弥勒仏、左右に地蔵菩薩、鎌倉時代中期、文永2年(1265年)の銘があって、全回紹介の夕日観音と同作者の手がけた物だと考えられています。

因みに右手の地蔵は室町初期の追刻だとか??。

しかしこの地も天を覆い隠す原始林の真っ只中、まったく光が不足で手持ち撮影ではまともな」画像が撮れません。

たぶん三脚なしで石仏のいい写真を物にしょうなどとは、横着すぎるのかも知れませんが??

ここはこの道を通るハイカーの誰もが足を止める場所で、滝坂道では一番よく知れた石仏さんです。

撮影2005.9.11:2008.6.7

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