愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

柳生街道滝坂道の石仏ー寝仏

2008年07月02日 | 石仏:奈良

旧柳生街道は何処から始まっていたのかは知らないけど、今は奈良市高畑町から春日大社横の車どおりを抜けて能登川沿いにさかのぼり、突き当りの住宅街をひとしきり登ると春日原生林の中へと続く柳生滝坂道に吸い込まれていく。

昼なお暗く、じめじめした山道を歩き始めると何組かのハイカーに出会うが、僕のように1人で山道を歩く人には出会わない。

歩き始めて10分程でこの寝仏の所に来る。

「寝仏」の案内板が立てかけられていますが、道に転がっている比較的大きい石の裏側に、彫られていますがよく見ると石仏だと判る程度のものです。

何度も首を斜めにしたり、カメラのファインダーで覗いて見たのですが一体何がどうなっているのかよく分かりません。

近頃老眼と乱視が進んで遠くから見るとボヤけるし、近くで見るとよけいに分からずでした。

前には白い磁器の皿が置いてあり一円玉や10円玉などが入れられています。

家に帰って写真を見るとそれなりに石仏らしく見えてきますが、もうじきただの石ころとして片付けられるかもですね。

頭は如来のようで智拳印を結ぶ大日如来のようです、近くの四方仏の一体が転がり落ちたもので室町時代の作品だといわれていますが、では残りの三体は何処に??、一度見てみたいものです。

磨崖の大日部分が崩れてきたようですが回りにそのような 磨崖など見当たりません。

この大日如来はいつからこうして寝転がされてるのだろうか??

撮影2005. 2008.6.7

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