前回紹介した若冲羅漢石仏のある、京都伏見の石峰寺の境内にこんな石仏??が祀られている。
本堂横から羅漢石仏への参道入り口右手にひっそりと佇んでいる。
石柱状の平石に下部に逆Uの彫りくぼみを作りその中にマリア像だと思われる像を半肉彫りにしている。
上部にはクルスを彫りくぼめ、まったく石仏とは趣を異にしている。
このキリシタン地蔵は本堂南側にあるお地蔵堂を解体修理したとき、祠の下の方から出てきたようです。
いつの時代か、まだキリスト教が、認められていなかった頃、ひそかにこの像を作りこの寺の地蔵堂の下に隠し拝んでいた物なのだろうか・・・・??
寺の境内にキリスト教の石仏??を置くなどとは、あまりにも冒険だと思えるのだが??。
何か曰く因縁のありそうな、このキリシタン地蔵(この名称も真に変だが)今は黙して語らず、記録などあるわけもなく想像が膨らむばかしです。
撮影2006.9.15