HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

買い物日記 RSD2015-2

2015-05-07 00:21:04 | ROCK

昨日に引き続いてRSDで購入したブツを羅列。

       

ジミ・ヘンドリックスの「PURPLE HAZE C/W FREEDOM」は70年7月4日の
アトランタ・ポップ・フェスティバルでのライブ。かつてVHSやLDで映像は商品化
されていたが、CDとしてリリースされたのは91年の4枚組「STAGES」の中の
1枚として組み込まれたのみ。そのCDには『FREEDOM』は未収録であった。
シリアル・ナンバー入りで私の盤は2466番。近い将来、映像とCDで完全版が
登場するその予告編だったら嬉しいのだけど。

ボブ・ディランはアルバム「SHADOWS IN THE NIGHT」からのカット。
恥ずかしながらまだアルバムを聴いていません。そのうちに・・・。レコードは
透明なブルー・ヴィニール。

       

スモール・フェイセスの7インチ『AFTERGLOW OF YOUR LOVE』はデンマーク盤の
ジャケットの意匠を流用しているが、写真はイアン・マクレガンを中心に据えたものに
変わっている。A面はオルタネイト・モノ・ミックスで初登場とのこと。B面はイアンが
リード・ボーカルをとる『UP THE WOODEN HILLS TO BEDFORDSHIRE』。

時期的には全く違う曲のカップリングであるが、今回の7インチはイアン追悼盤の
趣もあり、リア・ジャケットには「IN MEMORY OF MAC , 1945 - 2014」と
記されている。

ダイアー・ストレイツの「THE HONKY TONK DEMOS」は4曲入り2枚組7インチ。
77年のラジオ放送用に録られたデモ音源集で『SULTANS OF SWING』のみ
放送され(録音は77年7月27日、放送は同年7月31日)後の79年に
「THE HONKY TONK DEMOS」と題されたオムニバスLPに収録されることになる。
残る3曲はオフィシャル初登場。『SULTUNS OF SWING』の反響は大きく、
ラジオを聴いたA&Rからは問いあわせが殺到し、聴けなかった人のために翌週も
放送したというエピソードが残っている。

       

エールの『PLAYGROUND LOVE』は2000年の映画ザ・ヴァージン・スーサイドの
スコアからのカット。アルバム自体が私のフェイバリットの1枚でもあるので、これは
嬉しい7インチである。シリアル・ナンバー入りで私のは4202番。透明なオレンジ
色のカラー・ヴィニール。

フォザリンゲイの『BRUTON TOWN』は先日リリースされた4枚組のアンソロジー
「NOTHING MORE」からのカット。B面はゴードン・ライトフット作の『THE WAY
I FEEL』でバンド名を冠したアルバム収録曲。トレバーとサンディのダブル・ボーカル
は勿論、バックでのギター・リフとベース・ラインの対比が美しくも躍動的な曲で
7インチにこれを選んだのは、これぞ慧眼。

というわけで続く・・・。



     

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買い物日記 RSD2015ー1

2015-05-06 00:03:04 | ROCK

4月のRSDで購入したブツが揃ってきたので、そろそろ恒例(笑)の買い物日記を。

        

   まずはキンクス。

キンクスの7インチがRSDに登場するのは初めて。しかも3枚というのは嬉しい。
「KINK SIZE SESSION」は64年リリースの英国でのキンクス最初の4曲入りEP。
ファースト・アルバムから通好みの選曲。

続く65年リリースの4曲入りEP「KINK SIZE HITS」は2大ヒット曲『YOU
REALLY GOT ME』と『ALL DAY AND ALL OF THE NIGHT』を各面の1曲目に
配した大サービス盤。(笑)

最後の「YOU REALLY GOT ME c/w MILK COW BLUES」は昨年リリースされた
「THE ANTHOLOGY - 1964-1971」に添付された7インチを単体で出したもの。

  
     続いてジェフ・ベック。

今回の7インチのレーベル面は全て米エピックのプロモーション用のレーベルを
模している。オリジナルは3枚ともジャケット無しだったので、今回のRSD用に
新ジャケットが用意された。英米共に「HI-HO SILVER LINING c/w BECK'S
BOLERO」「TALLY MAN c/w ROCK MY PLIMSOUL」のカップリングでシングルが
出たのだが、「LOVE IS BLUE c/w I'VE BEEN DRINKING」は米国でリリース
されたっけ?(笑)

ジェフにしてみれば、不本意なシングルの数々であろうが、『HI-HO SILVER
LINING』は個人的に大好きな曲で、今聴いて心がワクワクする。(笑)
3枚ともカラー・ヴィニールで掲載順に赤・黄・青。

  第一弾の最後はディープ・パープル。

「BLACK NIGHT c/w SPEED KING」のカップリングは英国ハーベスト盤に準ずるが
オリジナルにジャケットは無い。アルバム「IN ROCK」のジャケットを使用し、この
カップリングでリリースした国はスペイン。今回はA面が95年のロジャー・グローバー
ミックス、B面はオランダでのシングル用のピアノ入りバージョン。レコードは
ジャケットの色を踏襲した水色。

7インチを何度もひっくり返すのは手間であるが、宵の口いや酔いの口(笑)なら
それは楽しい所作以外の何物でもない。

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記号としてのコカ・コーラ

2015-05-05 11:07:54 | DAY BY DAY

      

今現在、コカ・コーラとペプシ・コーラのシェアの割合がどれくらいの比率なのか
知らないのだが、商品のロゴマークや缶やボトルのデザインはコカ・コーラの方が
優れていると思う。子供のころからコカ・コーラに親しんだというのもあるが、
もし、私が映画やドラマの小道具係として飲み物を用意するなら、コカ・コーラだ。

これがビールだと困る。日本の銘柄だと差し障りがある場合も含めて、外国の銘柄に
なるのだろうが、バドワイザーやハイネケンだと当たり前すぎるような気がするし。

そうすると「コカ・コーラなんて、もっと当たり前すぎるだろう。」との誹りは免れない
のだが、それでもそんなありふれた感覚を上回るほど、コカ・コーラのロゴや商品の
デザインは優れていると思う。最近は緑のコーラも登場したが、やはり色は赤に限る。

街の風景としても、そこに映るデザインは何というか、豊かなアメリカであったり
高度成長期の日本であったりして嫌いな風景ではない。ジミー・スミスの盤はジャズの
有名盤であるが、掲載写真右のロジャー・ハッチャーの「R & BETTER」は今年
世界初CD化されたソウルのレア盤。タイトルが洒落ているが、それ以上に短い
尺に収められた曲が濃密で聴きごたえがある。

両者に共通しているのは、何となくコカ・コーラを飲みたくなるということか。
以前、当ブログで取り上げた盤だとこんな盤も、その類だ。

   

暑くなってきた。コーラの飲みすぎは糖分の摂取過多になるきらいもあるので・・・。

ここは、ありがたい薬として焼酎でも飲みますか。この時間から。
って、これじゃあ昨日と同じだな。(笑)

     

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飲むのはやめ・・・・ない

2015-05-04 00:26:27 | SOUL

   

先日、どうも肝臓辺りが痛い気がしたので病院に行った。いや、痛いのは肝臓周辺
だけではない。頭は痛いし膀胱周辺は2年前から地味に(笑)痛い時がある。
深呼吸なんてもってのほかだ。(笑)

つまり、体はボロボロであるつもりだった。つもりと書いたのは病院に行っても
ロクに精密検査すらしてくれず、血液検査だけして「この数値から特に悪いところを
見つけ出せない。酒の量を減らすことだ。」としか言ってくれなかったのだ。
そのうち、精密検査は受けないといけないな、とは思うが病院嫌いなのでなかなか
足が向かない。ま、いいか。

それでも尿酸値は気になるのでビールを飲むことを、ほとんどしなくなった。
かわりに人生で初めてといってもいいのだが、焼酎を本格的に飲むことにした。(笑)
さて、焼酎を飲むのに水は必要なのか?いや、何かで割らなければいけないのなら
飲まない。外で飲むときは長時間になるので水で割ることも考えるが、家で飲むなら
ウイスキーと同じでロックでいいだろう。

しかし、私は阿呆である。ビールをやめたのはいいが、今度は焼酎をなんだか
ありがたい薬のように思って飲んでいるのだから。(笑)

11年8月に、間違いそうな似たようなジャケの盤のビヴァリー&デュアンと
エモーションズの盤をとりあげたが、今回も同じような趣向の2枚を。

掲載写真左はモズレー&ジョンスンが89年にリリースした「PREMIUM」、掲載写真
右はナチュラル・ハイが79年にリリースした唯一作「NATURAL HIGH 1」。」
どちらも日本で世界初CD化された。

前者は時代が時代だけに、私の許容範囲ギリギリのアーバン・ソウルで、洗練された
中にクラシックな装いの音を聞かせる。後者はファンクにディスコの味付けを施した
これも時代を如実に反映した盤で、曲によってはEW&Fの影響を感じさせる。

どちらもミネラル・ウォーターか何かのボトルをデザインしたジャケットで
その近似値加減が面白いのだが、この2枚がどちらもマラコから出た盤であると
いうのがまた面白い。

一般にロック者にとってソウル・ミュージックといわれて思い浮かべる、その全盛期は
70年代中頃までなのだろうが、マラコの全盛期は80年代といってもいいだろう。
特に60年代から70年代に別レーベルで活躍した大物が移籍してきて、その再生に
一役買ったことを思えば、もっと広く聴かれるべきレーベルである。

さて。盤の見分けがついたところで、麦焼酎でも飲むとしますか。
いや、久しぶりにスコッチでも飲むかな。

ノー・チェイサーとまではいかないが、ロックで。(笑)

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YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 41

2015-05-03 00:40:10 | 日本のロック・ポップス

暇な時間というのは無いはずである。何かする予定が無い日というのはあっても
暇な時間というのは無いのだ。何しろ録画&収集癖のある私には、DVDやブルーレイに
焼いたものの見ていない映画やドラマが大量にあるのだ。

今年は松本清張の作家活動65周年とかでやたらとドラマの再放送があり、60本近くを
ディスクに焼いたもののほとんど見直していない。CSで放送された映画然り。
そんな中から何気に76年の映画「変奏曲」をセレクトし、何となく勢いで続けて
83年放送の「松本清張の突風」を見る。

オール・フランス・ロケの「変奏曲」の映像の美しさと(勿論、主役の麻生れい子の
美しさも素敵)「突風」に出演していた中村晃子の何とも言えない魅力から、連想したのが
掲載写真の1枚「ジェーン・バーキンみたいだね」である。

中村晃子といえば、私の年代だと80年代中ごろのドラマやグラビアの印象が強いのだが
最近はシングル集の系統立てたCD化も進んで、歌手としての活動に再びスポットが
あてられている感があるが、オリジナル・アルバムだと、この77年盤だろう。

ジャケット写真の魅力が一番かもしれないが、アルバムの内容もパリで暮らす一人の女性の
私小説のようで、恋愛に憧れ疲れ切る様を描いたコンセプト・アルバムのようでもある
力作といえる。

『10月の日曜日』の中でつぶやかれる台詞に思わずドキっとする。「私たちもう五年に
なる・・・略・・・昔はハード・ボイルドだったのに」なんて言われると、この盤の
5年前に中村とデュエットした伊達男の顔がちらついたりするのだから。(笑)

アルバム・タイトルの間抜けな感じは今も閉口するが、当時はアンニュイな感じを解り易く
伝えるのにジェーン・バーキンという記号は便利だったのだろう。『メイド・イン・
パリ』ではバーキンのような歌い方をするし。疲れ果てて眠りたいと歌う最終曲の前の
インストが長い恋愛期間がもたらした倦怠の時間を表現するようで、それを思えばやはり
1枚のコンセプト・アルバムとして優れた構成が成されていると感じる。

パリには美しい女性が似合う・・・なんていう間抜けな思い込みは、私に限って言えば
2015年の今でも有効である。(笑)

5月の日曜日、か・・・。

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COPACABANA

2015-05-02 07:21:53 | BRASIL

清々しく天気の良い朝だ。さて、FMで今日の波をチェックして出かけるか。
カーステにはカラパナ、もといジャック・ジョンスンでもセットしよう。

そんなわけないか。(笑)

休みの日でも、基本早起きを心掛けてはいるが、ぼんやりとTVをつけて今日は
今日とて女流麻雀対決を見る。(笑)音声は消しているのでステレオからは
掲載写真のCDの音が流れている。あまりにもスムースで聴きやすく気分がいいので、
つい冒頭に書いたような有り得ない妄想をしてしまった。

掲載写真はジョアン・サビアの「NOSSA COPACABANA」。本国ブラジルでは
昨年リリースされていたようだが、今年になって国内発売されたジョアンの3作目である。
セピア色の自身の子供のころの写真を使ったジャケットに惹かれ、某所で試聴して
一発で気に入って購入と相成った。

AORではなく、メロウなソウル。ボッサでありネオアコでありギター・ポップでも
ある、なんて書けば「なんちゅうお手軽な音や。」と眉を顰められそうだが、ここでは
ブラジル音楽の連綿と続く歴史を要約し、現代のレコーディングのクオリティーで
それらを提示した音を聴くことができるわけで、もうこれは素敵としかいいようがない。

この音を聴いて、ふと思い出したのが、かつて私が好きだった頃のオリジナル・ラブ
だったりする。もう大昔(笑)と言ってもいいのだろうが、何だか懐かしいものを
思い出させてくれたものだ。

ビールを飲みながらフラメンゴの試合を見るというのが日常であることを、遠い
日本にいると妙に格好いいように思ったりもするが、それは子供のころから未だに
少し残っている洋楽への憧れ(笑)と大して変わらないもので、ビールを飲みながら
アントラーズの試合を見ることも十分に格好いいはず?である。

本当に瑞々しく清々しいアルバムだ。これが日本でカフェのBGMや生活においての
雰囲気つくりの音楽としてのみ利用されるのでなく、家庭で晩飯の鰹の漬け丼を
食べる時や、音を消したTVの女流麻雀大会を見るBGMとして使用される(笑)
くらいの頻度で浸透すれば面白いのにと思うが、そんなことにはならないだろう。

そういえば、職場の今のボスから4代前のボスはよくサーフィンに出かけていたので
休日出勤を代わってやったものだ。そのボスとは気が合って酒を何度も飲んだが
その度に何故か「お前は女たらしだろう」と事実無根の事を言われたものだ。

私はサーフィンはしない。

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MAY DAY

2015-05-01 00:54:28 | JAZZ

今年の2月初頭にニュー・ジャズ・オーケストラを取り上げたのだが、あれからもう
3か月近くが経つのか。意識していないと時間というのものは、どんどんと過ぎ去って
いくものだ。あの時、瞬間最大風速的(笑)に英国ジャズをもっと聴きたいと思い、
改めて幾つかの盤を手にしたのだが、掲載写真もそんな中の1枚。

ロニー・スコットが設立し自身の名を冠したジャズ・クラブで68年に録音した
ライブ盤「LIVE AT RONNIE SCOTT'S」(リリースは69年)は、ロック者にも
わかりやすく熱気に満ちた盤だと思う。

ロニーのテナーを含めた5管編成というのが何とも重厚である。昨年亡くなったケニー・
ホイーラーや、ジョン・サーマンという人の参加や、ゴードン・ベック、トニー・
オクスレイといった聞き馴染のある名前があるのも門外漢が敷居をまたぐ助けになった。

5管で一斉にテーマを演奏し、ソロを回し再び合流するときには混沌とした音を出す。
1曲における流れとしてジャズにおける予定調和なのかもしれないが、そうだとしても
そこにオルガンやドラムスも戦いを挑んでくるのだから、これはスリリングである。

現行CDはオリジナルのアルバムに4曲を追加してあり、そのどれもがLP制作時に
漏れた理由がわからないくらい良い演奏であり、長時間再生メディアの存在を今更ながら
有り難く思う。この時期の英CBSの懐の深さを表す1枚。

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