HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

ミックス違いにはかなわない

2007-03-31 00:39:49 | ROCK
昨年、ドアーズのスタジオ・アルバムをリマスタリングして更に
ボーナス・トラックを追加したCD&DVDオーディオの12枚組ボックスが
リリースされたが凝った箱の装丁が魅力だったのか、早々に入手困難となってしまった。
現在は、箱が少々簡素化されたものが入手可能だが、私はバラ売りのCDを
購入した。

「音も良くなってこれが『決定版』なら過去盤は処分だな」と思っていたが
余りにミックス違いやボーカルの違いが多いので、過去盤を処分できないことに
なってしまった。

例えば・・・。
「BREAK ON THROUGH」や「YOU MAKE ME REAL」は明らかにボーカルの節回しや
歌い方が違うし、「ROADHOUSE BLUES」はハーモニカが強調され、「HELLO I LOVE
YOU」は冒頭にちょっとした言葉が入る。
この調子でもっと真剣に聞けば、山ほどの違いがでてきそうである。
全体に低音が気持ちよく出ていて、これから何度も聴くことになるだろうが
オリジナルと違う箇所が多すぎて、複雑な気分である。
参った・・・・。

今なら1200円前後で輸入盤が買えるので、過去盤を全てもっている方も
好きなアルバムを再購入して違いを楽しんでいただきたい。
『MORRISON HOTEL』は如何だろう?。
この盤だけはボーナス・トラックがやたら多く、収録時間も79分なのでなんだか
得した気分になったりして。(笑)

16歳の少年がかけられた魔法は、25年経っても解けないままであった・・・。
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COME WITH ME

2007-03-29 23:22:24 | DAY BY DAY
で、重たい体を起こし寝ぼけ眼を擦ってみると・・・。
こんな現実が待っていて後戻りできなかったりして。
横にいるのは子供じゃないよな・・・。

あしたも、真面目に仕事するかな。(笑)
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PLAY ME

2007-03-29 23:06:54 | DAY BY DAY
年度末ということもあって、ただでさえ忙しいのに
送迎会にかこつけた酒宴の毎日。一体何をやっているのだろう、
金も無いのに。(笑)
頭も回転していないし、いつにもましてロクな文章が思い浮かばない。

掲載写真右はマーシャ・グリフィスが74年にリリースした1STソロ「PLAY ME
SWEET & NICE」。
内容もいいのだが、ジャケットもなんとなくいい感じ。
水を軽くすくい、ニコッと微笑まれば透けたタンクトップをちらりと
見やりながら、誘われるままに付いていきそうになる。

掲載写真左はジミー・マクグリフが71年にリリースした「GROOVE GREASE」。
のこのこ付いていくと、こんなふうになって目の前に現れたりして。
もちろん、左右の女性は同一人物ではない。
ああ、俺は疲れている。




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BRUFORD / ROCK GOES TO COLLEGE

2007-03-25 21:30:57 | ROCK
ビル・ブラッフォード。
今はジャズの世界にいる人だが、ロック者とくにプログレ愛好者には今でも
ファンの多いドラマーである。
「イエス」においてはその長い歴史の中では、短期間の在籍でしかなかったのに
その時代にバンドが傑作を残したせいもあって、今でもイエス歴代メンバーで
ベスト・メンバーは?と問われればドラムスに彼の名を挙げるだろうし、
「キング・クリムズン」時代も然りである。

ところで。私は「U.K.」が苦手である。プログレ界の名だたるメンバーで
構成されているのだが、残された3枚のアルバムのどれも余り良い印象がなく
それは何枚かのブートレグを聴いても同じであった。
78年に1STを録音するものの、ブラッフォードとホールズワースが抜け、
彼らはブラッフォードをリーダーとする、「ブラッフォード」に移行する。
最初のアルバムはソロ名義で、「U.K.」の1STと同じ78年のリリースだから
余程、やりたいことが明確にあったということなのだろう。

掲載写真は79年に収録された映像をDVD化したもので、ブート・ビデオでも
昔から画像がいまいちなものが出回っていたと思う。
メンバーは先の二人にデイヴ・スチュワート、ジェフ・バーリンに
アーネット・ピーコックを加えたもので、この面子でのライブは2回しか
行われなかったというから、貴重な映像である。

個人的にブラッフォードのドラムは余り好きではない、というか苛苛する。
ドラムスの全パートを個別に聴くと、「あ~、何でそんな拍子なの?」「なんで
そこで音を抜く、あるいは入れる?」という感じでそれが手足4つ揃って
とんでもないリズムを叩き出すのだから、私のような一本気なロックンローラーには
複雑すぎるのである。(笑)

それでもこの映像は楽しめる。
ブラッフォードのドラムスはもちろん、ビルの叩き出すリズムを凌駕する
恐るべきベース・プレイを聴かせるジェフ・バーリンとの絡みはスリリングである。
デイブ・スチュワートのキーボードは飛び道具のようだし。
個人的にホールズワースはちょっと分が悪いかな、と思ったけど、
まあそれは見る人によって違うだろう。3曲でアーネット・ピーコックが歌うのだが
ビルの後ろに回って歌うなんてのは、普通の歌手の立ち位置としては考えられないもので
そういった場面も含めて見所は多い。
ビルが「ザ・ポリス」みたいなバンドを組んだら、どうなっていただろうなぁ、
なんてことを考えながら見た、あっという間の40分であった。
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BEST OF KRAUTROCK VOL.1

2007-03-24 20:38:45 | ROCK
70年代にドイツのロック・バンド達が、自国のテレビ番組「ビート・クラブ」に
残した映像を中心に集めたDVD。
一口に「クラウト・ロック」とか「ジャーマン・ロック」とかいっても
それが多種多様なのは当たり前である。
典型的なハード・ロックや、プログレのような音を出すバンドは
日本では今ひとつ分が悪いというか、それだったらお手本となったであろう
英国のバンドの数々を聞くほうが、聴き応えがあるし順番から言っても
そうするほうが正解だろう。

日本では「ビート・クラブ」は十数枚のLDで製品化され、かなり前だがCSでも
年代順にかなりのバンドの映像が放送された。(私はほとんど未見)
それらを購入したり、エアチェックした人には目新しい映像は少ないのだろうが、
私にとってはかなり面白い映像集である。

日本で人気があるのは「カン」「グルグル」「アモン・デュール2」といった
簡単に言えば『ジャーマン・プログレ』と一括りに呼ばれるものだが、
実際それらのバンドの音は欧米のバンドと比して、彼らとは違う土壌であるが故の
オリジナリティがあると思う。下手をすれば、もはや屍と化したプログレと
呼ばれる括りの中で、今の耳や視点から蔑視されずにすむ一群ですらあると思う。

「アモン・デュール2」は70年の映像が収録されているが、もっと長い時間
彼らの演奏が見たければ、68年の姿を捉えた「AMON DUUL Ⅱ PLAY PHALLUS DEI」
というDVDがお勧め。「カン」はダモ鈴木在席時の映像で、パイオニアLDCが
LD全巻購入者特典として作成した、おまけLDに収録されたものと同じ。
これが見たいがために、つまらないものも買ったものだ。(笑)
「カン」はこれを見なけりゃ話にならない、「CAN DVD」という決定版があるので
こちらを見るほうが、より面白いだろう。

「グルグル」「ポポル・ヴー」「エンブリオ」といったところに専ら興味があり
その他の特にシンフォ・プログレ?系には反応できない私は狭量な聴き手である。
「ノヴァリス」や「バース・コントロール」を楽しめる日は来るのか?
それでも、映像だと面白い発見もある。
「ルシファーズ・フレンド」のメンバーにロニー・ジェイムス・ディオと
マイク・ギビンズ(バッドフィンガー)がいたとは知らなかった。
いや、そっくりさんというだけの話なんですが・・・。(笑)

このDVDには、「アモン・デュール2」のローター・マイトのインタビューや
1975年のジャーマン・ロックのドキュメンタリーも収録してある。
全編ドイツ語なのだが、日本版は全対訳付きという心使いが嬉しい。
なんだかんだいって、初見の映像も多く私は楽しめた。
「アシュ・ラ・テンペル」「ノイ!」「クラスター」といったところが
続編に収録されることを、心から願っている。
「ファウスト」も「FAUSTIMPRESSIONS」に収録されていない映像で是非・・・。
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MARBLE SHEEP / HOLIDAY

2007-03-22 22:56:07 | 日本のロック・ポップス
どうもロジャー・ダルトリーの調子が悪いようで、ザ・フーの
コンサートのキャンセルが相次いでいる。ロジャーは気管支炎を患っているようで
ボーカリストだけに、これはどうしようもない。
一日も早い回復を願うのみだ。

さて、マーブル・シープである。
その昔はジャーマン・ロックの影響下にあるような、混沌としたサイケ・ロックを
演奏していたが、しばらくの沈黙からの復帰以降は明るい感じの曲が多くなった。
日本のサイケ・バンドはなんとなく重くダークな感じの演奏や曲の方を好むようだし、
聴き手も、○○や△△に雰囲気が似ていると「よし」としたりする。
そんな中にあって、明るく突き抜けたサイケ・バンドというのは日本だけでなく
世界的に見ても貴重な存在ではないだろうか?。
「アッパー」という言葉を使うかどうか迷っていたが、掲載写真のシングルに
貼られたステッカーというかシールに書かれた文に「アッパー・ガレージ・ソング」
という、言い得て妙な言葉があった。まさに端的に近年のマーブル・シープの音を
言い当てている表現だと思う。

バンドにとって2枚目のアナログ・シングル盤は500枚限定で、グリーン・ヴィニール。
AメロだのBメロだの、こざかしい。Cメロって何やねん?っていうくらいの
勢いで飛ばしまくる様が気持ちいいシングルである。
前のシングル盤がちょっと不気味な絵だったのに比べて、メンバー唯一の
女性(ベーシスト)と、バンドのキャラクターであるマービーを配したジャケットも
可愛らしい。最初の200枚にはさらに可愛らしいポストカードが添付されている。
両面印刷なんで、飾るしかできないけれど。

もし、ザ・フーが来日してライブにオープニング・アクトをつけるなら
彼らが最も相応しいかもしれない。小気味よい轟音ギターにキャッチーなメロディ、
ツイン・ドラムスの破壊力は、ザ・フーに決してひけをとらないだろし、
何よりライブを見にきた寝ぼけ眼のおっさんどもを、叩きのめして欲しいと
思ったりもする。ああ、俺は嫌なヤツだ。(笑)
最も、マーブルさん達はザ・フーのオープニング・アクトなんざ、
興味ないかもしれないけれど。

マーブル・シープをまだ聴いたことのない方は、このシングルを手にとり
部屋に飾り大きな音で聴いて欲しい。
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マニアの受難 / ムーンライダーズ

2007-03-21 21:17:20 | 日本のロック・ポップス
ムーンライダーズの30周年コンサートを軸に、メンバーや関係者の証言を繋いで
映画として公開された「マニアの受難」がDVD化された。
「ムーンライト・リサイタル1976」のCDを取り上げた時にも書いたのだが、
私はライダーズのマニアでもなければ、ファンでもない。
しかし、なぜここまでライダーズが熱心な音楽ファンを惹きつけ、それでいて
一般的な知名度を獲得できない微妙な位置にいるのか、ということを
私なりに「折り合い」をつけたいということを、かなり前から思っていて
今回のDVDも、その「謎」を解くために購入したと言うわけだ。

結論からいって、映画は大した出来ではない。
もちろんマニアから見れば、メンバーの発言のひとつひとつに意味があるのは
理解できるが「映画」として見れば、散漫である。
解散したバンドではなく、現役のバンドであるが故に例えばザ・バンドの
「ラスト・ワルツ」のような過剰なセンチメンタリズムが入り込む余地がないのが
一因かもしれない。いや、全く趣旨が違うのはわかっている。
だが、ライブにゲストが多く登場しインタビューで繋ぐ形式のお手本というか
雛型の最も優れた形であるのが「ラスト・ワルツ」なのは間違いないだろうから
知らず知らずのうちに身勝手にも比べてしまっているのかもしれない。
曲が完奏しないっていうのが、個人的には嫌いなのだ。

そんな不満を解消すべく、ライブのハイライトを収めたDVDも別に用意されている。
正直に言って、本当の目当てはコレだったのだけど。(笑)
PANTAが歌う「くれない埠頭」を見たかったのだ。
この曲は当日のゲストの一人である高橋幸宏も、歌いたい曲のリストに挙げていたと
いうが、PANTAによく似合う曲なので正しい選曲だと思う。
ベスト・ドレッサーはカーネーションの直枝政広。実に格好いいシャツを着ている。
おっと、肝心のライダーズの演奏なんだけど、これは今更私がいうまでもない。
ボーカルの好き嫌いを含めて・・・。
映画もライブ集もオープニングはともに「Frou Frou」なのだが、両者では
ボーカルのミックスが微妙に違うと思ったのは気のせいか?。
それにしても。
野宮真貴と原田知世が歌う映像は、絵的に美しいはずだから是非入れて欲しかった。
演奏と歌がマッチしてなかったのか、それとも歌がいまいちだったのか?。

ライダーズの謎はさっぱり解けない。私がファンでないのも変わらない。
それでも、気が向いたら私はライダーズのアルバムを買うのだろう。
マニアでない人にも「受難」をもたらすバンドなのだ。
ムーンライダーズってヤツらは・・・。
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恋は悩殺

2007-03-19 23:40:27 | SOUL
バイヤーズ・ガイドとしてある程度の認知を得た本の中でも
ソウル・ミュージックのファンが必携なのが、「U.S.BLACK DISK GUIDE」だろう。
原盤番号ではなく、「あの本の○○番」というほうが通りがよかったりするケースが
あるのは、編集者冥利につきるだろう。

掲載写真はモーメント・オブ・トゥルースのシングル盤『恋は悩殺』。
付けも付けたりの邦題が最高である。アルバムも件の本の「276番」として
紹介されている。ノリはいいのだが、75,6年以降のこの手の音あたりから
自分の好みと少しずつ距離が出来始めるのも事実である。
全く嫌いではないのだが、例えば77年のウィンディ・シティの「レット・ミー・
ライド」や78年のセブンス・ワンダーの「ワーズ・ドント・セイ・イナフ」は
いずれも名盤の称号を得ている認知度の高い盤だが、それほど聴き込んではいない。

モーメント・オブ・トゥルースのアルバムも出来のいいスロー・ナンバーや、
フィリー・サウンド風の耳あたりのいい曲があるものの、通して聴くと
印象がぼやけてしまう。
しかし、アルバム冒頭に配され日本でシングルにもなった『恋は悩殺』は
その馬鹿馬鹿しい邦題に相応しく、お手軽に盛り上がってしまう。
ホーンが「ダンシング・イン・ザ・ストリート」のフレーズを軽くかまし、
なんとなく一昔前のサラ金のCMソングを彷彿させる感じもして
ニヤニヤしながら聴いてしまうのであった。

それにしても。このジャケットでどうしようというのだ。
何かの秘密結社か、それとも悪の組織か?。
なんとなく、正義のヒーローにパンチやチョップで倒される戦闘員のような
感じが情けない。
アルバムより先にこのシングルを買った私も私なのだが・・・。(笑)
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こういうジャケットは・・・

2007-03-18 16:42:34 | DAY BY DAY
そうはいっても、ジャケットに綺麗な女性が映っていて悪い気はしない。
少なくとも何の情報も知識も無くて、掲載写真のような盤を買う気には
ちょっとなれません。(笑)

掲載写真はカエターノ・ベローゾが72年に発表した「アラサー・アズール」。
ボイス・インプロビゼーション?、サイケあり、サンバあり、コラージュあり、の
「ロック名盤」といっても過言でないアルバムで、内容は◎であることは
申し添えておかなければなるまい。(笑)
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ジャケ買いのススメ

2007-03-18 16:15:30 | BRASIL
普段、主に聴くのはいわゆる「ロック」なのだが、それもほとんどが
60年代から70年代の物である。
気が向いた時に、ジャズやレゲエも聴くが、まあほとんど「さわり」程度なので
多くは語れない。ブラジルものも然り。

クラシックは全くダメなのだが、それでもクラシックっぽいスコアの
サントラはO.K.なのである。
映画を見たことのあるなしにかかわらず、音楽だけを抜き出して「いいなぁ」と思う
盤に出くわすこともあって、例えば「世界残酷物語」のサントラはかなり前から
愛聴している。一昔前の渋谷系と呼ばれた人の影響下で手にした人も多いであろう
「黄金の七人」(これは映画も面白かった)や「禁じられた欲望」、
他にも沢山あるが、西部劇のサントラも欲しいのが沢山ある。

ブラジルものの場合、映画もそうだが、テレビ・ドラマのサントラが多く
リリースされていて、スコア以外に有名なミュージシャンがそれ用に提供した
楽曲もあって見過ごせない物が多い。
一般のアルバムに比べて、市場から消えるのも早いので再発情報を知ったら
すぐに購入しないと手遅れになるのが、慢性金欠の私にとっては悩ましいところ。

昨年出たシャルレス・ガヴィンが監修したサントラ・シリーズの復刻は
嬉しかった。「ムジカ・ロコモンド」誌上でしか見たことが無かったジャケットの
数々を見たときは、思わず後先考えずに購入してしまった。
掲載写真の「O PRIMERIO AMOR」は「ムジカ・ロコモンド1」には掲載されていない。
しかし、この可愛らしいジャケットを見たら買わずにいられないじゃないですか。
ジャケットに違わず、内容も楽しく簡単に言えば「当たり」であった。

綺麗な女性の写真をうまく使用したモノだけが「ジャケ買いのススメ」では
ないのである。そりゃ、エマニエル夫人のサントラがあの写真でなかったら
買う人は減ったと思うのだけどね。(笑)

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充電天国

2007-03-15 23:01:10 | DAY BY DAY
日本有数のサイケデリック・バンド「UP-TIGHT」の敏腕?マネージャーで、
浜松にあるロック・バー「ルクレチア」のオーナーである、よしのさんから
思いがけない物が届いた。
届いた郵便物を開封すると・・・。

そこには掲載写真のCDが入っていたのである。
グルーヴァーズの藤井一彦氏の直筆サイン入りCD、しかも私宛に名前も
いれてくれてある。
藤井氏に会った際にサインをもらってくれたとのことだが、
藤井氏に会うときに私を想起してくれたのが、なんとも嬉しいのだ。
よしのさんが、このCDにサインを貰う時、何て言ったのだろうと想像するだけで
私は幸福な気分に浸ることが出来る。
よしのさん、どうもありがとうございました。

添付された浜松城の桜の写真を見て、春には浜松に行った事がないなぁとか、
ポルカのことや、もちろんルクレチアのことやUP-TIGHTのことなどいろいろ
回想モードに入ってしまった。
去年は行けなかったので、今年はまた行ってみたいものだ。
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永久運動

2007-03-14 22:30:05 | DAY BY DAY
私が20歳くらいの時の話。
叔母が「ハリーは最近、何聴きよるん?。ずっと外人ばっかり?。」と
聞くので、「いや、日本のも聴きよるよ。モップスとか・・・。」と答えた。
すると、「え~、あんな汚らしいのどこがええのん?。」と返された。
「いや、他にも聴くよ。かまやつひろしとか探しとる。」
「あんた、なんでもうちょっと男前を聴かんので~。」(笑)

叔母はジュリーと井上順が好きだったので、鈴木ヒロミツとかムッシュは
お呼びではなかったのだろう。ミーハーな田舎の女性だったに違いない叔母には
音楽と同じもしくは、それ以上にルックスが大事だったのは想像に難しくない。
鈴木ヒロミツがジュリーやショーケン並みだったら、大変なことになっていただろう。
世界がボクを待っている。

血は止まれば死ぬ。なむまいだぁ、おしまいだぁと空しくつぶやく。
数年前に編集した「俺モップス」を聴きながら、鈴木ヒロミツのことを考える・・・。

01 朝まで待てない(東芝バージョン)
02 アイ・アム・ジャスト・ア・モップス
03 BODY AND SOUL
04 あなただけを(SOMEBODY TO LOVE)
05 抱きしめたい(I WANT TO HOLD YOUR HAND)
06 愛しておくれ(GIMME SOME LOVIN')
07 タウン・ホェア・アイ・ワズ・ボーン
08 あかずの踏み切り
09 京子
10 たどりついたらいつも雨ふり
11 母さんまっ青
12 御意見無用(いいじゃないか)英語バージョン
13 あざやかな時代
14 なむまいだぁ(河内音頭)
15 月光仮面 シングル・バージョン
16 窓をあけろ
17 消えない想い
18 雨
19 永久運動
20 迷子列車

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THE STOOGES / THE WEIRDNESS

2007-03-11 15:28:49 | ROCK
34年振りだという、ストゥージーズ名義でのスタジオ録音盤がリリースされた。
日本盤は1曲多く収録されているというので、日本盤を購入。
全13曲46分23秒。過不足ない曲数に収録時間である。
アーカイブ物ならともかく、長けりゃいいってもんじゃないので
ちょうどいい感じで、「もう1回聴こうかな」と思わせる尺である。

そりゃぁ、69年の1STや、70年の「FUNHOUSE」、73年の「RAW POWER」と
比べるのは酷かもしれない。比較対象があまりにも凄すぎるが故の話だが
2007年にリリースされるアルバムとして捉えた場合、なかなかの仕上がりに
なっていると思う。何よりプロデューサーの選択が正解だ。
スティーブ・アルヴィニのドラム・サウンドは本当に気持ちがいい。
80年代に散々ゴミのような音で、ドラムスを録音してくれた多くの人たちは
今は何をやっているのだろうね。
もちろん、イギーのボーカルはタフだし、ギターもラウドに鳴っている。

タイトルはずばり「イカレている。」本当にそうかな。
40年近くもラウドなロックを演奏しているのは、確かにイカレていなければ
出来ない所作かもしれない。しかし、歌詞は恐ろしく冷静ですらある。
人間のダメなところを白日の下に晒し、皮肉交じりのアメリカ賛歌もある。
ただしアメリカ人であるが故の自虐的要素を晒しているだけで、他者からの
余計なおせっかいは、いらぬお世話であることを了解しなければならない。

「ロックの先頭にいるヤツらはちっともロックじゃない。」
おっしゃる通りです。
これはロックを演奏している者の物言いなのだ。
何かに従順であったり、現状に何の疑問を抱かないのがロックであるはずがない。
というか、そういう音楽を「ロック」と言ったのではなかったか。
今では何でも都合のいいジャンルわけで「ロック」とか言われたりするけれど。
そりゃぁ私もウェスト・コーストだ、英国フォークだ、ソフト・ロックだ、
何だかんだと聴くけれど、ロックが本来体現していた本質だけは見失いたくないし、
「あっち」か「こっち」か?と問われれば「こっち」側、つまりは
イギーが出す音の側に立ちたいと思っている。

もし、これからこのアルバムを購入しようと思う方がいたら、国内盤を
お勧めする。1曲多いのも理由だが、歌詞がいいので対訳を是非読んで欲しい。

ストゥージーズは密かに貧困と闘っているんだぜ。







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サービス過剰?

2007-03-09 21:35:24 | DAY BY DAY
いったいどうしたのだろう?。
タワーレコード通販で、例の「ポリドールMR5000番台シリーズ」を購入したら
1枚毎に、おまけCDもついてきた。
こんなことなら、赤黒で買う必要なかったな。(笑)
まだ、おまけCDはもとより全く何も聴いていない。
他に聴くべき重要な新譜が出たもので・・・。

それにしても、個人的に余り好きでないジャケットだな。
PYGのシングルを表に持ってきてくれたらよかったのに。
そういえば、PYGの「花・太陽・雨」のシングルにメンバー全員のサインが
入った物が数年前にヤフオクに出品されたことがある。
出せない金額ではなかったが、見るだけにしておいた。
今なら・・・いや、無駄使いは慎もう。

ストーンズのabkco管理下の時代の紙ジャケが出た時、タワー通販を利用したのだが
その時もCD1枚ごとにポスターがついてきた。
たまにこちらの予想外に過剰なサービスをしてくれるタワレコ通販である。
キャンセルが利かないのが難点だが、また利用するよ。(笑)


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JOHNNY CASH AT SAN QUENTIN (LEGACY EDITION)

2007-03-07 20:39:36 | ROCK
結局、スライ&ザ・ファミリー・ストーンは紙ジャケで全タイトルを予約してしまった。
輸入盤でかなり安く入手できるが、ソニー・ミュージックエンタテインメントの
仕事には好感が持てるし、何より関東赤黒組のくだらない特典箱やら、帯やらに
踊らされないのが気持ちいいので、ここは全買いするしかないのだ。(笑)

掲載写真はジョニー・キャッシュが69年にリリースした「アット・サンクエンティン」の
レガシー・エディション。ライナーに詳しいことが書いてあるが、完全版を謳った
2000年版が実は数曲抜け落ちていて、今回の盤がこのライブに同行した
カール・パーキンスやカーター・ファミリーらの演奏を含めて当日の流れに
沿って完全収録したもので、69年のテレビ・ドキュメンタリーを収録したDVDも
添付されている。

個人的にジョニー・キャッシュのことはよく知らないというか、よく思ってなかった。
カントリーを歌う爺だろ、くらいなもんで次にディランの「ナッシュビル・スカイ
ライン」が浮かんできて「ああ、ダメだ、いらない。」となったものだ。
顔も余り好みじゃないし。
しかし、映画の影響もあってか何となく気になりだし、つい手にとった60年発表の
「RIDE THIS TRAIN」にぶちのめされたのが先日のこと。
猛省の末にこのアルバムを入手したというわけである。

このアルバムが録音されたいきさつや、レコーディングにテレビ撮影の内幕は
ライナーに詳しいので端折るが、これは日本版を購入するのが正解である。
2枚のCDに収録された曲の対訳は勿論、MCに至るまで全て和訳があるし
2000年に完全版を謳って出された際のCDに収録された重要なライナーは
全て再掲されている。私は2000年版を持っていないので大助かりなのだが、
中でもマール・ハガードのインタビューを読むことが出来たのは嬉しかった。

2枚のCDを聴きライナーを読んで、DVDを見ると更にこの日の演奏が
偶発的要素も含めて、いかに素晴らしいドキュメントとなっているかが
よくわかる。アメリカ有数の厳しい待遇で知られる刑務所内において
看守を軽くからかうことができるのは、強面のキャッシュならではである。
刑務所慰問は初めてではないが、何がおこるかわからないということで
客席(もちろん全て囚人)の最前列は、刑務所内での顔役が座っていたと言う
エピソードは、なるほど納得である。
看守や囚人に対してではなく、ドキュメントを撮影していたテレビ局のスタッフに
対する、中指を突きたてたキャッシュの写真も印象深い。
もはや、私の中でジョニー・キャッシュはカントリーの爺なんぞではなく、
間違いなく「ロック」と位置づけられた。

丁寧な仕事と2枚のCDに1枚のDVDの対価としては決して高い買い物ではない。
日本版は完全限定生産でHMVでは早々に予約を打ち切っていたのだが、
少しでも興味がある方には、早めの入手をお勧めしておく。

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