R.I.P.
3月26日
・BRUCE SPRINGSTEEN / BORN TO RUN
・BRUCE SPRINGSTEEN / DARKNESS ON THE EDGE OF TOWN
年度末進行でバタバタしている。新年度にはボスが変わるので書類の整理や押印漏れのチェックを
何度もしなければならないし。おまけに面倒くさい案件を抱えてしまったし。最近のルーティンで
イライラした日の夜は寝る前にYouTubeでスプリングスティーンの『ROSALITA (COME OUT
TONIGHT)』とザ・フーの『WON'T GET FOOLED AGAIN』の映像を見て床につくようにしている。
これが明日へのカンフル剤なのだ。で、今宵はその前に定番かつ最高の2枚を聴く。
最近になってやっと『BORN TO RUN』の歌詞をだいたい覚えることができた。(笑)次は
『HUNGRY HEART』を歌えるようになろう。
3月27日
・T . REX / BUDOKAN BOOGIE
・T . REX / NAGOYA 73 (CD-R)
マーク・ボランのオフィシャル・サイトで購入。名古屋は73年10月26日の愛知県立体育館での
演奏を、BUDOKANは72年11月28日の武道館公演をそれぞれ収録している。名古屋公演は
それほど音質は良くないが貴重な音源だろう。武道館公演は今年になってCDリリースされた物だが
以前にネットで聴くことができた音源と同じかもしれない。音質は上等。それにしても約90分の
収録でミッキー・フィンのどうでもいいソロ(失礼)を含めて10曲しか聴けなかった当時の
ファンは違和感を感じただろうなぁ。
とか何とか呑気なことを書いているが。仕事の帰りに何気に車の水温計を見て慌てる。針が
いつもよりかなり高い位置にあるじゃないか。これはまずい。気付いた時点で家までまだ15キロは
走らなければならない。なんとか持ちこたえて帰宅。
3月28日
・MARCOS ROBERTO / MIRA
・NINA SIMONE / EMERGENCY WARD !
マルコス・ホベルトの盤は2枚所持しているのだが、先日70年リリースの盤が再発された。
相変わらず下世話というか人懐こいというかこっぱずかしいというか、日本の歌謡曲のような
メロディーのオン・パレードで、嫌いになれない1枚。勿論、相方が寝ている早朝に聴く。(笑)
ニーナ・シモンのライブ盤はジョージ・ハリスンのファンにも聴いていただきたい硬派な盤。
勿論、相方が起きている時間にこれみよがしに聴く。
さて。昨日は帰ってきたのが夜だったので朝になって車を見に行く。ボンネットを開けて試しに
ラジエーターに水を入れて見ると1リットルのペット・ボトル丸まる1本分吸い込んでしまった。
で、下を見ると水滴が垂れ始めたではないか。水漏れかよ。まさにエマージェンシー。
メンテ屋に車を持っていくと修理が完了するのは明日になりそうとのこと。あらら、これはまた
えらい出費になりそうだ。(泣)
3月29日
・JIM CAPALDI / OPEN YOUR HEART THE ISLAND YEARS RECORDINGS 1972 - 1976
ジム・キャパルディーの箱は3枚のCDと1枚のDVDで構成される。CDは全て過去に再発
されているのだが、75年と76年に出演したOGWTを収録したDVDが貴重。
アルバムはどれも地味だが72年リリースの「ON HOW WE DANCED」は、この盤のレコーディングが
トラフィック再編に繋がることを思えば有難味が増すというもの。3枚目の「SHORT CUT ,
DRAW BLOOD」はクリス・スペディングが参加しており、一聴して彼のトーンであるとわかる
曲があるのが嬉しいところ。
本当に雪が降ってきた。そんな天気の中車を回収に行く。エンジン・ルーム内のラジエーター
は元より水回り(笑)関係のパーツを全て交換する羽目になってしまった。12万9千円の
出費は痛い。(泣)暫くレコードやCDは買えません。(本当?)
3月22日
・DEEP PURPLE / LAST CONCERT IN JAPAN (LP)
なんとなくディープ・パープルでも聴こうかなと思い、よりによってこのLPを引っ張り出す。
中学3年の頃からクラスメイトも洋楽にシフトするヤツが出てきて、大して親しくも無いのに
LPを持っているというだけで、そいつの家に聴きに行ったあの頃の行動力が今の私には眩しい。
(笑)このLPもそんな時期にそんなヤツの家にあった1枚。つまり、私が最初に聴いたパープルの
LPがこれであった。当時はわかった風な顔で聴いていたが、今は伊藤正則氏のライナーほどに
思い入れをいれることなく後追いで知った虚実入り混じった情報の刷り込みも含めて、複雑な
感情が立ち込める盤だが、実は嫌いではない。(笑)この往かせてくれない感じが癖になる。
・DEEP PURPLE / THIS TIME AROUND LIVE IN TOKYO
・DEEP PURPLE / LIVE IN CALIFORNIA LONG BEACH ARENA 1976
で、先のLPの完全版と称して01年に出た2枚組CDを聴く。パープルのライブ盤CDはタイトル
やジャケットを替えて同じ内容の盤が多々出ているのだが、とりあえず私の所持盤はこれ。
LPのような曲が終わるごとの歓声のフェイドアウトもなく純粋なライブ盤として楽しめる。
トミー・ボーリンが不調なのは変わらないけれど、長時間じらされて、やっぱり往かせてくれない
という快感の持続を楽しむ。(笑)続けて翌年のライブ盤も聴く。こっちは好調なトミーの
演奏を聴くことができ、MKⅣ本来の魅力を堪能できる。ただ、目立ちたがりのベーシストの声は
どの盤を聴いても好きになれないのだけど。(笑)
3月23日
・山口冨士夫 / GROOVY NIGHT IN KYOTO 2002
山口冨士夫関連の発掘盤は出る度に購入しているが、正直なところ1、2回聴いてしまいこんだ
ままのものが多い。そんな中、これは積極的にいいなと思えるライブ盤であった。冨士夫の機嫌が
良いのがMCの端々から伺えるし演奏も選曲もいい感じ。あの「村八分ライブ」でチャー坊が
放った名台詞を冨士夫がなぞるなんて・・・。
3月24日
・ARTHUR VEROCAI / SAME
アルチュール・ヴェロカイが72年にリリースした傑作。様々なジャンルの音楽が交錯し
多種の弦楽器や打楽器の彩りが、聴く者を遠くへ連れて行く。ヴェロカイがいみじくも
「音楽は私にとってのドラッグ」と述べているのだが、それは私にとっても同じ。そしてこれは
極めて上物のドラッグである。
3月25日
・BRINSLEY SCHWARZ / SAME
・BRINSLEY SCHWARZ / DESPITE IT ALL
ブリンズレー・シュウォーツが70年にリリースした1枚目と2枚目。1枚目はグレイトフル・
デッドとCSNが合体したような音で、長尺な曲があるせいか後の盤とは異なる印象を残す。
地味ではあるがここにも英国人が思い描いたアメリカ音楽がある。2枚目は前作より幾分ポップに
なりニック・ロウの作曲能力も開花しつつあるのだが、やはり後の盤と比べるとまだ地味。
あれ、このところパープルといいブリンズレーといい、なかなかイかせてくれない盤を選り好んで
聴いているなぁ。(笑)
3月20日
・CHELMICO / FISHING
・石原洋 / formula
TVアニメ「映像研には手を出すな!」にハマりまくりである。オープニングの曲が大好きで
YouTubeで歌っているCHELMICOのPVはもとより外人の英語カバー・バージョンまで連日再生
しまくり。気になってCHELMICOを調べると、あらあら、ちょっと前にこれもハマった「四月一日家の」の
オープニング・テーマを歌っていたのも彼女たちだった。掲載盤は2枚目のアルバム。
ラップにはあまり理解が無い方なのだが、彼女たちのそれは勢いがありスムースに言葉が耳に
入ってきて違和感が無いのが自分の感覚としては不思議。。いや、女の子って得だね、俺は男だから。(笑)
冗談はともかく、パフィーの進化形のようにも思えて私は大いに気に入った。
『Eazy Breezy』、7インチにならないかなぁ。(笑)
石原洋の久しぶりのソロ・アルバム「Formula」には驚かされた。アルバム全編を覆い尽くす
ストリート・ノイズの向うから聞こえてくる艶めかしい音楽。音楽以上に雑踏の音の方が大きく
聞こえるのだが、こんな試みは世界中探しても例が無いのでは?。都市生活の中に溶け込んだ
音がこれほど甘美なら、昼間の社会生活者としての在り方も変わってくるかもしれない。まさに
白昼夢。純粋に音楽だけも聴いてみたいのでストリート・ノイズが無いバージョンが後でリリース
されるといいのだけど。
3月21日
・THE MODERN JAZZ QUARTET / EUROPEAN CONCERT VOLUME ONE
・THE MODERN JAZZ QUARTET / EUROPEAN CONCERT VOLUME TWO
MJQが60年にスウェーデンで行った3回のコンサートから構成される2枚の盤は元々は
2枚組LPでリリースされ、後に分売された。ライブを録音するということには様々な条件が
必然として存在するのだが、欧州で彼らの人気が高かったことと、最新の録音機材が揃ったことが
ライブ盤制作の引き金となった。選曲も申し分なく演奏も素晴らしい。起き抜けに聴くと
寝覚めも良好。コーヒーを飲みながら最初の煙草に火を点けるのだが、2枚を聴き終える頃には
灰皿が・・・。
・PETER BARDENS / THE ANSWER
昼間から酒が入って気分が良くなったら、うとうとしながらこんなジャケットのような時間を夢見る。
キャメル加入前にピーター・バーデンスが残したアルバム「THE ANSWER」は英国ロックの隠れ名盤かも。
変名参加したピーター・グリーンのギターが素晴らしく、バーデンスのオルガンとよく共鳴している。
リンダ・ルイスの声を探すのも一興。
3月15日
・THE J . GEILS BAND / SHOW TIME ! (LP)
・SHIN JOONG HYUN / THE SHIN JOONG-HYUN SOUND, VOL. 1,2,3 (LP)
「ARE YOU READY ? IT ' S SHOWTIME. PLEASE WELCOME TO THE STATE. J . GEILS BAND」
ライブのオープニングで司会が煽るこの台詞からして最高なライブ盤。EMI移籍後の3枚の
アルバムから多くの曲が選択されたライブ盤だからこその勢いが素敵なのだ。相方もご機嫌。
次に取り出したのがシン・ジュン・ヒュンの3枚組LP。著名な「GS本」にシンが関わった
GOLDEN GRAPESのジャケットが掲載されていて、それを聴きたいとずっと思っていたところ
この3枚組に組み込まれたので購入した。サイケ好きには知られたアルバム「NOW」の歌唱で
知られるキム・ジュン・ミの盤が組み込まれているのもポイント高しなのだが相方はみるみる
不機嫌に。(笑)
3月16日
・THE KINKS / SOAP OPERA
・DAVID BOWIE / PHILADELPHIA 1974
キンクスが75年にリリースした「ソープ・オペラ(石鹸歌劇)~連続メロドラマ虹色の夢」は
学生時代に日本盤LPを600円で買った。帯は無かったがRCA時代が軒並み廃盤だった時代
なのでこの値段で見つけた時には笑みを隠し切れなかった。冴えわたるレイのソング・ライティングに
反比例する実売数にはレイ以外のバンド・メンバーは大いに不満だったようで、この後はもっと
ロック寄りのすっきりした編成になるのだが、私はこの時代が大好きなのだ。
毎年4月に開催されるレコード・ストア・デイが6月に延期になるようで。今回のリリース情報には
ボウイ様の74年のライブ盤(今回はCDも同時発売)がリスト・アップされていたので、それを
早く聴けないのが残念。予定されるライブ盤は10月20日録音のもので、オフィシャルで出ている
「DAVID LIVE」とは内容もバンド編成も異なる。楽しみが延期になったので同じツアーの11月18日録音のブートレグを聴く。
3月17日
・THE KINKS / PRESERVATION ACT 2
・T . REX / BUDOKAN 1973
学生時代にキンクス好きの後輩がいたのだが、「PRESERVATION ACT2」を2枚組とはいえ
8000円で買った時には驚いた。お互い貧乏学生なのになんでこんな高額な買い物をしたのかと
その勢いに少々退いてしまったのだが、その後私は「PRESERVATION ACT1」を7800円で
買ってしまう。こちらは1枚物。(笑)「ACT2」は内容的にやり過ぎな感じで、一般には推奨
できないが、ファンにはこれも愛しい盤である。アルバム3枚にわたって展開したストーリーで
あるが労働者を束ねた救世主が闘争に勝利した後に管理体制を敷くという笑えない終わり方が
レイらしい。
マーク・ボランのサイトでは発掘ライブ盤の発売が続いていて、72年の日本武道館公演が
遂にリストに載った。音質は期待していないがオフィシャル・リリースということなので
名古屋公演(こちらはCDR)と共にオーダー。気分が盛り上がったので73年公演の
ブートレグを出してきた。アルバム「TANX」を引っ提げてのツアーだというのに同アルバム
からは1曲も演奏しないというのは、なかなか理解できない所作である。女の子達の「マーク」
「ミッキー」の掛け声が可愛らしいのだが、大人しい観客に苛立つマークのMCも聴きもの。
マークのMCに煽られたわけではないだろうが『GET IT ON』での女の子の声はけっこう邪魔。(笑)
3月18日
・THE KINKS / LOW BUDGET
・THE KINKS / STATE OF CONFUSION
私が初めて買ったキンクスのアルバムと3番目に買ったアルバム。4番目以降は覚えていない。
低予算での製作を余儀なくされた当時のキンクスの苦しい状況が、そのままタイトルになった
「LOW BUDGET」だが、短期間で再作された勢いが伺える好盤。解りやすさが受けたのか
この盤を引っ提げたツアーのライブ盤まで出るのだから、世の中はわからない。(笑)
「STATE OF CONFUSION」はラジオからリアルタイムで流れた「COME DANCING」の印象が
強いが、他にもいい曲は多い。いや、キンクスのアルバムは実の処いい曲だらけなのです。
ここだけの話ですよ。
3月19日
・TAMBA TRIO / TAMBA
・渡辺貞夫 / SADAO WATANABE
74年にリリースされたタンバ・トリオのアルバムは60年代とは趣が違い、鍵盤楽器の
電化が更なる快感度を高める。時代の音なのかもしれないが気持ちよければ全て良し。
渡辺貞夫の72年盤は当時のアフリカ訪問の影響下にある硬派な音。高柳昌行のリーダー・
アルバムを好む人に「ナベサダ」なんていうと笑われそうだが、この盤で聴くことができる
高柳のギターは存在感ありすぎ。
3月12日
・朝生愛 / Lone (LP)
・裸のラリーズ / LIVE TACHIKAWA 77 (LP)
14年にリリースされたこのライブ盤以降、朝生愛の録音物は世に出ていない。朝生が
リリースした録音物の数は少ないが、どれも素敵な盤だと思う。近年の活動が伝わって
こないのが残念。テレビ向きでもフェス向きでもない音でもタイアップ向きで無い音にも
素晴らしいものはある。
世界中で蔓延する新型ヴィールス。ニュースで大阪のライブハウスが話題になることが多いが、
職場で誰に問うともなく独り言のつもりで「けっこう遠くから見に行った人がいるけど、
当日はどんな人が出演したんだろう。」と呟いたら、耳敏く聞きとったヤツが「ライブハウス?
どうせ三流の人らでしょ?。」と返してきた。「君が見に行くようなアリーナやドームに出る人が
みんな一流とは思わないけど。」と喉元まで出かかって言うのをやめた。
3月13日
・裸のラリーズ / UNKNOWN (LP)
・SAM COOKE / THE COMPLETE KEEN YEARS : 1957 - 1960
イライラしながら夜更かししたおかげで、長時間のリスニング。(笑)昨日と同じ内容のLPを
聴いてんじゃないよ、と自分を嗤う。アナログ用にマスタリングなんてするはずもない
パイレート盤。オフィシャル盤3種が正規にアナログ盤で再発される日がくることを願う。
サム・クックの箱はKEEN在籍時にリリースされたアルバム5枚を紙製ジャケットに収納。
盤によってはシングル・バージョン等のボーナス・トラックが数多く収録されている。輸入盤に
しては珍しくCDを保護するカバーがついていて直接紙製ジャケットにCDを突っ込まないで
すむ。ブックレットに記されたレコーディング・データが充実しているのも嬉しい。
両者とも私的に超一流の人。
3月14日
・BILLY JOEL / AN INNOCENT MAN (LP)
・BILLY JOEL / GLASS HOUSE (LP)
・BILLY JOEL / 52ND STREET (LP)
・BILLY JOEL / THE STRANGER (LP)
ビリー・ジョエルのディスコグラフィーを眺めていると、ある時期を境に新譜を出す間隔が
大きく空くことに気付く。ま、正直なところ自分の興味があったのは83年の「イノセント・
マン」あたりまでなのだけど。掲載写真全てのアルバムのプロデューサーはフィル・ラモーン。
久しぶりにまとめて聴いたのだけど、悪い気はしなかった。というか良かった。(笑)
・甲斐バンド / 流民の歌 (LP)
値段を抑えての3枚組LPとしてのリリースは、クラッシュを意識したのだろうなぁ。
それでも、発売当時は高くて買えなかったのだけど。ミックスに難有りという向きもあるが
パーカッションとベースに重きを置いた音は個人的には嫌いではない。それにレコードだと
第5面に収録された曲の並びの魅力にも抗えない。ストーンズの「LOVE YOU LIVE」と同等の
熱量を発するライブ盤だとも思う。
3月8日
・CREAM / GOODBYE TOUR LIVE 1968
クリームのラスト・ツアーを収録した4枚組CD。この組物の発売のアナウンスを見て、そこに
収録される4公演が、まんま日本製の4枚組有名ブートレグCDと同じ日付なので驚いた。
私は件のブートレグを所持していない(金無くて買えません)ので聴き比べてないが、全く同じ
日付の4公演って、何かいろいろあるのかな、なんて妙なことを考えてばかり。(笑)
オフィシャルでリリースされた2枚のLPに採用されたテイクとそうでないテイクについて
理由を探るも良し、単純に有り難く聴くもよし。解散コンサートの映像のコンプリート版が
出るまで長生きしたいな。(笑)それにしても豪華ブックレットの中のECの写真、裏焼きが1枚
あるのだけど、あれは誰もNG出さなかったのかなぁ。
3月9日
・BRYAN FERRY / LIVE AT THE ROYAL ALBERT HALL 1974
フェリーさんの発掘ライブ盤は72年頃からロック・コンサートに場を貸し出さなくなった
ロイヤル・アルバート・ホールでの収録。幾度かのオファーを経て実現したとかで、フェリーさん
以下ステージのメンバーは全員正装なのが、また格好良い。ベースのジョン・ウェットンは
まだキング・クリムズンのメンバーだった時期。異様に迫力のあるベースはポール・トンプスンの
ドラムスとよくマッチすることに改めて気付かされた。選曲もそれまでにリリースされた2枚の
ソロ・アルバムを中心になかなかの選曲。
3月10日
・THE HONEYCOMBS / HAVE I THE RIGHT ? THE COMPLETE 60s ALBUMS & SINGLES
バンド存命時に2枚のスタジオ・アルバムと1枚のライブ盤を出したハニーカムズ。日本では
15年に大量のボーナス・トラックを収録してスタジオ盤は再発されたが、その時はライブ盤の
再発は実現しなかった。ライブ盤「IN TOKYO」はLPは日本のみの発売で、CDは91年に
一度だけ再発されたのだがすぐに市場から姿を消した。買いそびれた私はずっと探していたのだが、
今回の3枚組にはめでたく収録された。未発表曲が8曲にメンバーのソロ・シングルも収録。
これで一安心。
3月11日
・GRATEFUL DEAD / READY OR NOT
昨年リリースされたデッドのライブ・コンピレーション。最後のスタジオ録音アルバムが
リリースされたら、こんな選曲だったろうという想定での構成で曲は92年から95年の間に
演奏されたライブ・テイクを使用。スタジオ盤を想定しているので曲の前後のオーディエンス・
ノイズは極力カットされている。全9曲約80分の尺が如何にもデッドなのだが、常に3枚組
ではなく1枚の盤ということで、ついリピートしてしまった。(笑)
3月5日
・RCサクセション / COMPLETE EPLP
もう10年くらいRCサクセションをアルバム単位で聴いていないのだが、バンド存命時の
21枚のシングルの両面を全て集めた編集盤ということでこの3枚組を手にした。
改めてこのバンドはシングルのA面の選択に大して意欲はなかったのか、なんて思いながら
聴いたのだが、まあそれくらいオリジナル・アルバムにはいい曲が多いということだ。
今回の盤はシングル曲集なのでアルバム未収録のB面曲やシングル用の別バージョンが
まとめられたのは素直に嬉しいが。
各曲に添えられたコメントは特に感心するものでもない。初CD化曲とかシングル・バージョンで
あるとかの記述が無いのはいただけない。例えば『SKY PILOT』。このシングルの両面はアルバム
とは別バージョンであると書けば・・・。この曲をこの盤で初めて聴いて気に入った人はアルバムを探すかもしれない。
この曲の初出は中森明菜の『STAR PILOT』であることが書かれていれば収録アルバム「D404ME」を
聴いてみようと思うかもしれない。経済を回すというのは、こういう事だと思うのだけど。
正確にはRC解散後にもう1枚市販されたシングルCDがあるし、全く収録曲が被らないプロモ
7インチも2枚ある。3枚のCDは2枚目以外は収録時間が大幅に余っているので、12インチ・シングルの
「NAUGHTY BOY」と合わせてこれらも収録されれば完璧だったのに。あ、珍しく長く書いてしまった。(笑)
3月6日
・ROXY MUSIC / SIREN
「SIREN」までのロキシー・ミュージックのアルバムには、ポップスからちょっと離れた
特殊な曲が収録されているのだが、この盤はほぼ全曲に明確なメロディーがあり簡潔で
とっつき易いように感じる。それ故に私の愛聴盤。この盤こそ良質なドラッグ・・かも。
3月7日
・細野晴臣 / S-F-X
・ANA MAZZOTTI / MINGUEM VAI ME SEGURAR
はっぴいえんどや70年代のソロとは全く違った音を追求した細野の姿勢というのは、凄いと
思うし、それが過去の音の支持者を超えて受け入れられたというのも凄いと思う。
アナ・マゾッチが74年にリリースした盤は昨年CD化された。バックがほぼアジムスという
だけで、トラックの良さは保証されているようなもの。勿論マゾッチの歌唱も魅力的。
2月29日
・U2 / LIVE FROM TOKIO
・JACKSON BROWNE / TERRACE THEATER
値段が安いと、ついこんな盤をつまんでしまうのだが、これはもう悪癖と言っていいだろう。
去年のさいたまスーパーアリーナでのU2のライブは質の良いSB。JOSHUA TREE TOURと題された
ツアーのコンサートだけあって、近年は疎遠の私にも知っている曲が多くて少し嬉しい。
ジャクスン・ブラウンのライブは78年のRUNNING ON EMPTY TOURの一夜。
アルバム「RUNNING ON EMPTY」の拡大版としてライブ音源が大解放されたら喜んで買うのだけどなぁ。
3月1日
・THE WHO / QUADROPHENIA
明日からまた1週間仕事かと思うとうんざり。私の職場が所属するエリアは、年度当初に
職場別に社員の集合写真を載せた会報みたいな冊子を作るのだが、一言コメントを要求される
のが毎年苦痛。昨年はあまりに苦痛なのでこう書いたら、何の手直しも要求されずに掲載された。
「 I ' VE HAD ENOUGH. 」 いいのかね。(笑)
もし、次年度も同じようなことを要求されたらこう書くつもりだ。
「 I ' M ONLY IN IT FOR THE MONEY . 」
3月2日
・LAURA NYRO / MORE THAN A NEW DISCOVERY
・LAURA NYRO / ELI AND THE THIRTEENTH CONFESSION
いや、別に雛祭り前夜祭をやろうと思ったわけではない。たまには相方が好きな盤でも
聴こうかなと思っただけで、ま、御機嫌取りです。(笑)ローラのデビュー・アルバムを
オリジナル仕様のCDで聴いたのはいいが、日本で馴染みのある「THE FIRST SONGS」を
大して聴きこんでないので曲の配置の違いすらピンとこない。これはいかんなぁ。
明日は雛祭り、もといローラ祭りだな。
3月3日
・LAURA NYRO / THE FIRST SONGS
というわけで引っ張り出してきたのが、ローラ・ニーロのデビュー・アルバムの日本初登場仕様
盤。デビュー・アルバムは67年にヴァーヴからリリースされたのだが、それをコロムビアが
マスターを買い取り、日本では73年にリリースされた。私が所持するのは国内盤CDなのだが
ライナーノーツはその辺のいきさつに全く触れていない。いいのかね?。
流石に昨日の今日なので曲順の違いには反応できましたよ。(笑)
3月4日
・RORY GALLAGHER / DEUCE
・RORY GALLAGHER / CALLING CARD
ロリー・ギャラガーが71年にリリースした2作目「DEUCE」。ロリーの盤で嫌いな盤なんて
ないのだが、その中でもこれは特に好きな1枚。昨日のローラ・ニーロじゃないけれど、
この盤は冒頭の2曲がオリジナルと曲順が入れ替わった状態で再発されたCDがある。
『USED TO BE』と『I 'M NOT AWAKE YET』、どちらも好きな曲だが後者がアルバム1曲目だと
ちょっとした違和感がある。76年リリースの「CALLING CARD」のプロデューサーは
ロジャー・グローヴァー。いい仕事をしていると思う。あ、最近MOONCHILD製のブートレグを
よく買っているから、この盤を引っ張り出してきたわけではありません。(笑)