HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

AREA 29

2013-02-28 05:03:33 | LAND OF 1000 DISCS

          

VAN MORRISON / MOONDANCE (1970)

VAN MORRISON / TUPERO HONEY (1971)

       

THE LOVIN' SPOONFUL / DO YOU BELIEVE IN MAGIC (1965)

THE LOVIN' SPOONFUL / DAYDREAM (1966)

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SON OF ROGUE'S GALLERY

2013-02-27 20:13:34 | ROCK

ハル・ウィルナーが手がけたアルバムは幾つか所持しているが、2006年に出た
「ROGUE'S GALLERY」のことはすっかり忘れていた。「フェリーさんやルー・リードが
参加しているので、いつか買おう。」なんて思っていたはずだが、その思いは記憶の彼方へと
葬り去られていた。そんな記憶を再び思い起こさせてくれたのが掲載写真の盤。

「SON OF ROGUE'S GALLERY」と名付けられたそれは、その名のとおり06年に出た
盤の続編で今回も海賊や海にまつわる歌が集められていて、前回以上に豪華な面子が集められている
ことに惹かれた。というよりキース・リチャーズさんが参加しているとなれば買わざるを得ないのが
情けない性であることを正直に書いておこう。(笑)

キースさんはトム・ウェイツの後ろで歌っているので、特段目立つというほどではないのだけど。
実のところ、私とトム・ウェイツの相性は極めて悪く(笑)、いつかは好きになるかもと思い
数枚アルバムを買ったのだが、手に負えずアルバムは全て相方にくれてやった。(笑)
あっ、1枚だけ所有権を曖昧にしているヤツ(笑)があるか・・・。

豪華な面子を少しばかり挙げておくとすれば。シェーン・マクガワン、ロビン・ヒッチコック、イギー・ポップ、
パティー・スミス、マーク・アーモンド、リチャード・トンプスン、トッド・ラングレン、ドクター・ジョン、
マシュー・スィート&スザンナ・ホフス辺りでどうでしょう。(笑)

フランク・ザッパ&ザ・マザースの『WEDDING DRESS SONG / HANDSOME CABIN BOY』が
選ばれているのが渋いのだが、当然ながらFZは故人である。盤自体に曲ごとの明確なクレジットが
一切ないので、こうなってくるとどの曲がいつの録音なのかの不明瞭さが気になるが、この面子の前では
文句は言いっこなし。実に渋い演奏ぞろいで、それぞれの曲の配置もよく全体の流れを楽しむのが
筋だろう。因みにマザーズの曲は偏屈なコンピレーション盤である「MYSTERY DISC」に収録されている。

この盤の気が効いている点は他にもある。FZと言えば次は牛心隊長というわけで、なんと
『ORANGE CLAW HAMMER』のカバーが収録されている。原曲と同じようにアカペラで歌われる
それは容易にあのビーフハートの傑作2枚組アルバムを想起させる。

さて、それでは忘れないうちに06年リリースの「ROGUE'S GALLERY」をオーダーするとしますか。

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AREA 28

2013-02-26 05:14:10 | LAND OF 1000 DISCS

       

JONI MITCHELL / BLUE (1971)

LAURA NYRO / ELI AND THE THIRTEENTH CONFESSION (1968)

       

LESLEY DUNCAN / SING CHILDREN SING (1971)

BARBARA KEITH / SAME (1973)

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70を過ぎてからのロック

2013-02-25 05:00:47 | DAY BY DAY

        

       

親父から電話があり、唐突にこんなことを言われた。
「お前、この間NHKでやったサンタナ見たか?。」
は?。何でサンタナ?。私が子供の頃からロックを聴くことに無理解だった親父が何を言うかと思えば。
「いや。テレビでやったのは知っとったけど、見なかった。」
「ほうか。面白かったぞ。ほんでの、お前、サンタナのCD持っとんか?。あったら焼いてくれや。」
「持っとることは持っとるけど。あんた、サンタナ聴くんで?。」

「おお。おい、持っとるってよ。」「ほら、持っとるゆうたやないの。ツェッペリンも持っとるよ。」
後ろでお袋と話しながら電話をしているようだ。
お袋は私が高校時代に聴いていたレコードの中では、サンタナやストーンズ、ボブ・マーリーに
ピンク・フロイド、ダイアー・ストレイツが好きだったので、お袋にCDを焼いてくれと頼まれるのなら
解るが、まさか親父が聴くようになったとは。70歳を過ぎてからのロック事始め(笑)である。
ここで、サンタナとはバンド名でカルロス・サンタナが個人名であることを話すほど私は野暮ではない。

ところが、驚きはまだ続く。私はこのあと、衝撃の名前を耳にしたのだ。
「ほんでの、お前、グランド・ファンク・レイルロードって知っとるか?。」
一体、何処でそんな名前を覚えたのだろう。私は呆気に取られて聞き返した。
「何ぃ?。グランド・ファンクぅ〜?」
「やっぱり、知らんか?。」
「いや、大概持っとるけど。」
「ほうか、ほうか。そんならの、グランド・ファンクとツェッペリンとディープ・パープルも焼いてくれ。」

「何処でそんな名前を知ったのかしらんけど、有名な曲だけ集めて焼こか?。それともCDをそのまま
丸ごと焼いたほうがええのか?」
「おお、丸ごと焼いてくれ。」
「あのねぇ、軽く50枚を超えるんだけど。」
「急がんでええから、全部焼いてくれ。」

        

       

何で今頃ロックなのだろう。よくよく話を聞けば、家の近くの後輩の家に行くと、よくロックがかかっていて
何回も遊びに行くうちに刷り込まれたんだとか。親父の後輩だから歳は60代後半から70代前半のはず。
いずれにせよ、70歳を過ぎてから聴くロックというのもあるものだ。(笑)

電話の向こうでお袋が「ストーンズとクイーンも焼いといて。」と言っているのが聞こえたが
これは聞こえなかったことにしよう。いや、お手軽にベスト盤でも忍び込ませておいて勘弁してもらうか。

電話を置いて、ふと思った。次に電話がかかってきたらきっとこう言うだろうって。
「おい、エリック・クラプトンって持っとるか?。」これなら理由は何となくわかるのだが、まあいい。

もし、聞かれたら、持っていないと答えることにしよう。(笑)

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消失点

2013-02-24 09:37:32 | 日本のロック・ポップス

             

2000年5月10日水曜日、いつものようにコーヒーを飲みながら朝刊をめくっていた私は
目を疑った。一面を使った広告としてブランキー・ジェット・シティー解散の文字がでかでかと
載っているではないか。それは同時にニュー・アルバム「HARLEM JETS」の発売広告でも
あったのだが、そこには紛れもなくBRAND NEW & LAST ALBUMとあった。ご丁寧にも
ラスト・ツアーの日程まで記されていて冗談でも何でもなく、私はそれが真実であることを
受け入れざるを得なかったのである。

もうとっくにどこかで解散の真実なんてのが語られているのかもしれないが、日本の
ミュージシャンのインタビューが載るような雑誌を一切読まないので、私は未だに解散の
本当の理由を知らない。ブランキーのようなバンドは、ギャングの鉄の掟ではないが、
仲間同士の結束で何処までも突き進むものだと勝手に思っていたのだから、解散は
なかなか信じられなかったものだ。受け入れ難かったと言うのが正確かもしれない。

あれから13年。最後のツアーを徹底的に追いかけたドキュメンタリーが遂に登場した。
ライブ映像の商品化には積極的だったバンドであるが、ステージ裏の緊迫したやり取りを
ここまで見せる映像は無かったので、今までのどの映像作品より興味深いシーンが多い。

解散が決まっているのに、更なる高みを目指すためのやりとりは、見ていて「凄い」という感覚と
「やりきれない」という感覚が混ざり合って私に伸し掛ってくる。ライブのアンコールでセッションを
敢行し、それが凄まじいテンションで1曲、或いは2曲3曲と結実していく様は壮絶である。
セッションとかジャムなんていうと、キーを決めておきまりの小節数のブルーズを演ったり
順番に長々としたソロを回していくパターンを思い浮かべる方もいるだろうが、そんなものではない。
そこにあるのは張り詰めた緊迫感であり、真剣勝負であり、信頼の確認である。
ツアーの途中でメンバー間のわだかまりが生まれた時、セッションが回避されたというのも
生き物として進化し続けたバンドの在り方をストレートに表している。

最強のトライアングルであるが、正三角形であるべきその姿が常にそうだったというわけではない。
バンドの中で自分のポジションに疑問がわく瞬間というのもあるだろう。自分自身に問い、
メンバーに確認することで状況を打破する作業というのは、どんなバンドにも起こりうることだが
ブランキーのようなバンドであれば個々人に求められるレベルは恐ろしく高くてハードなものだから
三人の沸点がそのまま消失点に繋がったのだろうなと、私は解釈して今に至る。

昔は良かったとか凄かったとか言いたくはない。それだとまるで単に先に生まれて体験したという
ただそれだけで、「60年代や70年代のバンドの○○や××は凄かった。それに比べて・・・。」と
いう物言いと何ら変わらない。ただ、リアル・タイムで聴いたという点を差し引いても、私にとっては
後追いでレコードやCDで聴いた60年代から80年代のほとんど全てのバンド以上の衝撃が
ブランキー・ジェット・シティーにはあった。私にとっては、の話だけど。
10代はとっくに終わっていたけれど。

以前も書いたが、夜の富士急ハイランドで家族連れのブランキー・ジェット・シティーご一行様に
出くわしたことがある。家族連れだったので遠巻きに見ていたが、ベンジーが一人になった瞬間に
一言だけ声をかけた。ベンジーにしてみれば、よくある日常の煩わしいワン・シーンだったろうが、
それでも適当にあしらってくれて嬉しかったものだ。

解散を発表した時の新聞は今も残してある。アナログ盤の「HARLEM JETS」の中に入れてあるのだが
久しぶりに取り出すと、いきなり時間が13年前に巻き戻されてしまった。そして、今回の映像を見て
彼らの別格を確認し、前進することの意味を考えるのであった。



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SAM SAMUDIO / SAM , HARD AND HEAVY

2013-02-23 12:55:40 | ROCK

サム・サミュディオの71年のアルバム「SAM , HARD AND HEAVY」がCD化された。
かなり前にどこかで「スワンプ名盤」みたいに書かれていたのを読んで、ずっと気になって
いたのだが、やっと聴くことができた。

サム・ザ・シャム&ザ・ファラオスには昔も今も何の興味も無いのは、やはりパッと見で
色物のように思えるからなのだが、この盤に興味があったのにはちゃんと理由がある。

まず、レーベルがアトランティックでプロデューサーがトム・ダウドであること。
バックを担当するのがデキシー・フライヤーズで、メンフィス・ホーンが彩りを加え、尚且つ
コーラスでスィート・インスピレーションズが参加しているということ。
なんだか、これだけでお腹いっぱいになりそうだが、アルバムは名前負けすることなく
評判通りのスワンプ名盤であった。

ブルーズ好きには『HOMEWORK』『KEY TO THE HIGHWAY』という、わかりやすい
カバーが収録されているのもポイントが高い。ブルーズ上級者(私では無い)だと、
ドク・ポーマスの曲にも反応するだろう。

バンドの時代はろくに聴いていなかったというのもあるが、ここでのサムの歌唱は
快調に歌い飛ばす曲と、粘っこく迫る曲での歌い分けが上手く、歌い手として魅力的な
人なのだなあと今更のように思う。勿論、ジム・ディッキンスンのピアノにはいつでも
耳を奪われるが。

敢えて最後に書くのだが、デュエイン・オールマンが2曲参加している盤としても知られている
はずだ。今回のCDはシングル・オンリーの『ME AND BOBBY McGEE』も収録されたことで
デュエインがセッションで加わった曲は全て聴くことができる。

この3曲は近日の発売がアナウンスされているデュエインの7枚組アンソロジーにも
収録される。例の2種のアンソロジーを持っていないので、それも購入予定なのだが、
それはそれとして、サムの盤でデュエイン参加曲を全て聴くことができるのは嬉しい。

それにしても。9曲目は何と読めばいいのだろう。というか、タイトルにわざわざ入っている
動物の絵が気になるのだけど。(笑)

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AREA 27

2013-02-22 19:13:25 | LAND OF 1000 DISCS

       

NEIL YOUNG / AFTER THE GOLD RUSH (1970)

NEIL YOUNG / TONIGHT THE NIGHT (1975)

       

NEIL YOUNG / LIVE RUST (1979)

JOHN CALE / PARIS 1919 (1973)

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YOU CAN'T SHINE IF YOU DON'T BURN

2013-02-21 19:12:26 | ROCK

ケヴィン・エアーズが亡くなった。死因は明らかにされていない。享年68歳。

なにも2月18日に死んじまうことはないだろう・・・?。

アーチー、チェスの用意でもしておいてくれ。

さようなら。とても哀しいよ・・・。

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AREA 26

2013-02-20 19:08:11 | LAND OF 1000 DISCS

       

DIRE STRAITS / MAKING MOVIES (1980)

U2 / WAR (1983)

       

DEXYS MIDNIGHT RUNNERS / TOO-RYE-AY (1982)

TALKING HEADS / REMAIN IN LIGHT (1980)

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ARI - YA - MANIA

2013-02-19 18:35:39 | 日本のロック・ポップス

掲載写真は75年から12年までの録音を集めた、有山じゅんじの2枚組ベスト盤
「アリ・ヤ・マニア」。上田正樹との共同名義アルバム「ぼちぼちいこか」から今に
至るまで一貫して変わらない、癖があるものの温かみのある歌唱と素晴らしい
ギターを聴くことができる。

ソロ名義以外にも木村充揮や山岸潤史と制作したアルバムやサルサ・バンドと
共演した盤からも幅広く選曲されている。加川良withテッチリから選ばれていないのは
主役に有山以外の名前が載っているからなのだろうか。

自分では意識していなかったが、さっき棚を見てみたら有山が世に出したアルバムは
全て揃っていた。ああ、ファンだったんだ、俺。(笑)
確かにファンなのだろう。かつて、あれだけ好きだった忌野清志郎のライブを一度も見たことが
なく終わったのに対し、有山のライブは何度も見ているし。
自分がファンだったことを意識させないくらい、自然に有山の音楽は自分の傍らにあった
ということか。まあ、それは単に私が自覚できないほど間抜けである、ということなのだろうけど。

全ての盤を揃えているファンでも、この盤は必携だろう。単なるベスト盤ではなく、未発表曲、
未発表バージョン、ボーカル差し替えニュー・ミックスが13曲もあるのだ。つまり、アルバム
1枚分のニュー・マテリアルを聴くことができるのだから。

有山自身が気に入っているという「聞こえる聞こえる」収録曲の全てがニュー・ボーカルなのは
不思議な感じがするが、それはかつて小坂忠が自身の名盤「ほうろう」を当時のオケのまま
歌だけ新録でリリースしたのと同じ意味合いがあるのだろう。つまり、今の歌唱に自信がある、
ということなのだろう。

個人名義のアルバムは04年の「THINKIN' OF YOU」以降出ていないが、このベスト盤では
新曲を含む12年録音を4曲聴くことができる。来るべき新譜への助走というのは早計(笑)
だろうが、期待も高まる。

有山と言えば、ブラインド・ブレイク・スタイルのギターが頭に浮かぶのだが、エレキを弾かせても
格好良いのを再認識したベスト盤でもある。サルサ・バンドのLOS RUMBEROSと共演した
『Saba-Gin』でのディストーションの効いた鋭いソロといい、『ぐるぐるぐる』の03年未発表
セッション・バージョンでのMG'Sを下敷きにした演奏といい、実に素晴らしい。

このベスト盤を買うと、中に特設HPのアドレスとダウンロード・キーが書かれた紙が入っている。
そこでは00年頃にラジカセで一発録音したブラインド・ブレイクのカバーを、8曲ダウンロード
できる。1曲1分に満たない曲がほとんどだが、ブラインド・ブレイクの曲を弾く有山をまとめて
聴くことができるというのは、ファンにとっては願ってもないプレセントである。

それにしても素晴らしいアルバム。いや、素晴らしきは有山じゅんじ、である。

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AREA 25

2013-02-18 04:56:46 | LAND OF 1000 DISCS

       

ROD STEWART / GASOLINE ALLEY (1970)

ROD STEWART / EVERY PICTURE TELLS A STORY (1971)

       

RONNIE WOOD / NOW LOOK (1975)

RONNIE LANE & SLIM CHANCE / ANYMORE FOR ANYMORE (1974)

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まともがわからない

2013-02-17 00:05:02 | THIS SONG

       

ますます好調?なTVドラマ「まほろ駅前番外地」。回が進むにつれて、下ネタ度も上がっているような
気がしないでもないが、毎回楽しく見ている。ちょっとしたシーンでの俳優の使い方が凝っている
ところも面白い。

ラスト・シーンの余韻を残しながら、イントロがかぶってくるのが見ていてやたらと気持ちいいのが
エンディング・テーマである坂本慎太郎の『まともがわからない』。日常生活の中で、普通に
何気にこの曲のメロディーを口ずさんでしまうので、ドラマの相乗効果を抜きにしても、この曲を
気に入っているのが自分でもよくわかる。

そんな名曲の7インチが発売された。前回の7インチは発売されたことすら知らず(笑)、後で
知って「あぁ〜」となったのだが、今回は発売のアナウンスがあった日に予約した。
それでも入手できるかどうかは半信半疑であったが、こうして手元に届くと嬉しいものだ。

A.O.R.とは違う。アーバン・ソウルでもない。この気持ちよさは一体何なのだろう。

好きな曲を7インチで聴くというのは、改めて最高に贅沢な音の楽しみ方だと自己満足に
浸っている今日の私であった。(笑)

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I LOVE ROCK N ROLL

2013-02-16 12:15:11 | ROCK

       

       

掲載写真はアラン・メリルが10年から毎年1枚のペースでリリースしている「COLLECTIONS」。
現在VOL.4まで出ているのだが、キリがいいのでここらで取り上げることにした。

ウォッカ・コリンズやアロウズ、ソロ・レコーディングの曲の中から、新録音したものや
未発表バージョンを集めたもので、これがなかなか楽しい。ただ、ここ十年くらいのアランは
やたらと過去の曲を再レコーディングしているので、この4枚に収録されたバージョンとの
差異を探すのも容易ではなく(明確なレコーディング・データのクレジットが無い)、まあそれは
私の聴き込みが足りないといえばそれまでなのだが、それでも基本的に良い曲が多いので、
単純に楽しめるのではあるが。例によってCDR仕様で簡易なカラー・コピー・ジャケであるが、
何の問題もありません。(笑)

ちょっと前に「完璧なシングル盤」なんてことを書いたが、ウォッカ・コリンズのシングル
『サンズ・オブ・タイム c/w オートマティック・パイロット』も正に完璧なカップリングを誇る1枚。
アルバムの方を死ぬほど(笑)愛聴しているので、バージョン違いのシングル盤には違和感が
無いと言えば嘘になるが今やこの二つの曲は多くの再レコーディング・バージョンがあるので、
全てのバージョンを愛でるのがファンのあるべき姿だろう。

この4枚の中でどれか1枚というなら、2枚目の「NUMBERS」だ。
アランの全キャリアの中で私が好きな曲ベスト5の内、4曲がこれに収録されている。
『SANDS OF TIME』『AUTOMATIC PILOT』は勿論、アロウズ時代の『I LOVE ROCK N ROLL』
それに『TOUCH TOO MUCH』まで収録されているのだから。『TOUCH TOO MUCH』だけは
アランのオリジナルでなく、マイク・チャップマンとニッキー・チンの手になる曲だが、この曲の
魅力には勝てない。何せ、あのスージー・クアトロのヒット曲を量産したチームなのだから。

85年にリック・デリンジャーとの共同プロデュースでリリースしたアルバム「ALAN MERRILL」
(CD化の際に「NEVER PET A BURNING DOG」というタイトルになった)からは『ALWAYS
ANOTHER TRAIN』が選ばれている。この曲はキーボードがスティーブ・ウィンウッドで、
ミック・テイラーがスライドを弾いている。勿論リック・デリンジャーはギターとボーカルで参加。
リミックスが施されボーカルは新録音。これのオリジナルはコレクション・シリーズ1枚目の
「THE FACE OF '69」に収録されている。
他にもT.レックス丸出しの曲(笑)があれば、ビル・ワイマンと作った曲もあり、この4枚の
シリーズの中では一番華やかな選曲の盤であるのは間違いないだろう。

勿論他の3枚も聴きどころが多い。先に書いた「好きな曲ベスト5」の残りの1曲『EVERYDAY
ALL NIGHT STAND』はコレクション・シリーズ3枚目の「SNAKES AND LADDERS」に収録。
71年のアルバム「MERRILL 1」のアウトテイクとライナーには書かれてあるが、ボーカルは新録だろう。
最新盤の「SONGER SINGWRITER」(このアルバム・タイトルのセンスは疑問だが)には
再結成ウォッカ・コリンズの『MISS CADILLAC』『TIMELESS LOVER』の新録音を
聴くことができる。

もしVOL.5があるのなら素敵なバラッドの『PLEASE LET ME LOVE YOU』、キース・リチャーズの
「TALK IS CHEAP」に収録されていても不思議でない『POSESSION OBSESSION』、
ムッシュとつくった『IN THE MORNING』といったところをお願いしたいところだ。

というか、今年は「東京ーニューヨーク」40周年の年である。
何か、凄いの出ないかなぁ。(笑)

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AREA 24

2013-02-15 21:54:54 | LAND OF 1000 DISCS

       

JIMI HENDRIX / AXIS BOLD AS LOVE (1967)

JIMI HENDRIX / ELECTRIC LADYLAND (1968)

       

BECK BOGERT & APPICE / SAME (1973)

SANTANA / CARAVANSERAI (1972)

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ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA / DISCOVERY

2013-02-14 20:40:15 | ROCK

前回とりあげたラズベリーズのアルバム「STARTING OVER」にはポスターが
添付されていた。今ならそんなことはないが、高校生の頃はレコードを買って
ポスターが添付されていると、何でもかんでも貼り付けたものだ。

       

ストーンズの「TATTO YOU」、クラッシュの「COMBAT ROCK」、ザ・フーの
「FACE DANCE」・・・・。イーグルスの「HOTEL CALIFORNIA」にも
二つ折りのポスターが添付されていたような気がするが記憶は遠い。

掲載写真はエレクトリック・ライト・オーケストラが79年にリリースしたアルバム
「DISCOVERY」。この盤にもポスターが添付されているが、まあこれは
ポスター付きの盤を当時買ったとしても貼らなかっただろう。

      理由は端折るけど。(笑)

バンドのメンバーから3人のストリングス・プレイヤーを外し、4人組バンドへのシフト・チェンジを
完了したはずなのにポスターには7人写っているのが、今思えば多少の混乱があったのだろうなと
推測できる。インナー・スリーブには4人だけしか写っていないのに。

幾重にも重ねられた音はクイーンとはまた違った迫力で、16歳の時に新しいステレオを
買ってもらった時は、恥ずかしながらそのステレオ効果というか大音量でブ厚い音を聴きたいと思い
ただそれだけのために「E.L.O.かボストンのレコードを買おう。」なんて思ったものだ。(笑)
(結果として、E.L.O.を買ったのだけど。)

このアルバムはシングル・ヒットを4曲生み出し、英国チャートでバンド初の1位を獲得した
バンドにとってターニング・ポイントとなった盤であるが、ジェフ・リンにはそれは全て予見されて
いたことだろう。その証拠にバンドはアルバムに収録された全9曲のビデオを撮影している。

この映像はDVDとして03年に日本ではE.L.O.のロゴを印刷した丸い缶に入れられて
リリースされた。これは映画のフィルムを入れるような缶のミニチュアだったので、
その装丁の面白さ優先で飛びついて入手したのも記憶に新しい。

中身は特に凝った映像というわけでなく、スタジオで適当に口パクしているだけのものが
主体である。そうは言っても少し芝居がかったものもあるし、アニメーションの挿入もあって
通してみても飽きないような工夫はある。いつどの曲をシングル・カットしても対応できる処置、
と言えば後付になるのだろうが、アルバム全曲を映像化したというのは、バンドにとって
アルバムの出来に相当の自信があったであろうことは想像に難しくない。まあ、こんな無茶(笑)は
2枚組にもかかわらず前作の「OUT OF THE BLUE」が大ヒットしたからこそ出来たのだろうが。
因みに私が知っているアルバム全曲の映像を商品化したバンドは、E.L.O.の他には
ストローブスとブロンディがある。

私はストリングスが好きだし、隠し味的に使われるアコースティック・ギターも好きだ。
自分では意識したことが無かったが、そういう下地はボストンではなくE.L.O.を選んだ時点で
既に形成されていたのかもしれない。尤も、私にとってこのアルバム以前のE.L.O.は今も昔も
トゥー・マッチなのだけど。(笑)

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