結論から言うと、予想はいい意味で裏切られた。
このDVDはソフト・マシーンがフランスのTV番組「POP2」のために
1970年3月2日に収録した映像で、当時のテレビ放送されたものが
そのまま収録されている。番組の放送時間の枠に収まるようにカットされた
であろう箇所もあるが、驚愕の発掘映像といっていいだろう。
冒頭に書いた一文は何を指すかというと、ブートレグ・レベルの画質と
音質を予想していたからだ。「POP2」で放送された映像はブートレグの
格好の餌食となっていて、そのお陰で私はこの映像を見るには見ていたが
それはほとんど白黒映像で、おまけにいいところでブロック・ノイズが
入る代物だった。「白黒はともかくブロック・ノイズが発生しないように
コピーしろよな。」と、悪態を付きたいところだが、まあ有難く見ていた。
今回のDVDは現代のライブ映像とは比べるべくもないが、それでも十分に
良好なカラー映像だし音質も合格だ。
放送は2回にわたったのでステージもそれに合わせるようにおそらく
2部構成。面白いのは後半のステージのほうが先に放送された(DVDも
その順番で収録)ことである。いつもクールなマイク・ラトリッジは
ともかく、ロバート・ワイアットの汗だくの髪を見れば、いきなり
汗まみれなのは何で?と思うのは私だけではあるまい。
2部のワイアットの髪はさらさらなのに。(笑)
フロントにはエルトン・ディーンとリン・ドブスンを擁する時期で
ディーンのアルトとドブスンのソプラノ・サックスがうまく絡む
いい時期の映像だと思う。在籍期間が短かったためにリン・ドブスンの
評価というのは今ひとつ定まっていないようにも思えるが、
フルートやハーモニカを持ち出し、ワイアット顔負けのヴォイス・インプロも
披露するところは、ステージのオプションというかバリエーションを
豊かにするという意味で、もっと評価されていいと思う。
マシーン軍団の皆さんはくれぐれも買い逃すことがないように。
準構成員の私でさえ、気に入っている一品なのだから。(笑)
このDVDはソフト・マシーンがフランスのTV番組「POP2」のために
1970年3月2日に収録した映像で、当時のテレビ放送されたものが
そのまま収録されている。番組の放送時間の枠に収まるようにカットされた
であろう箇所もあるが、驚愕の発掘映像といっていいだろう。
冒頭に書いた一文は何を指すかというと、ブートレグ・レベルの画質と
音質を予想していたからだ。「POP2」で放送された映像はブートレグの
格好の餌食となっていて、そのお陰で私はこの映像を見るには見ていたが
それはほとんど白黒映像で、おまけにいいところでブロック・ノイズが
入る代物だった。「白黒はともかくブロック・ノイズが発生しないように
コピーしろよな。」と、悪態を付きたいところだが、まあ有難く見ていた。
今回のDVDは現代のライブ映像とは比べるべくもないが、それでも十分に
良好なカラー映像だし音質も合格だ。
放送は2回にわたったのでステージもそれに合わせるようにおそらく
2部構成。面白いのは後半のステージのほうが先に放送された(DVDも
その順番で収録)ことである。いつもクールなマイク・ラトリッジは
ともかく、ロバート・ワイアットの汗だくの髪を見れば、いきなり
汗まみれなのは何で?と思うのは私だけではあるまい。
2部のワイアットの髪はさらさらなのに。(笑)
フロントにはエルトン・ディーンとリン・ドブスンを擁する時期で
ディーンのアルトとドブスンのソプラノ・サックスがうまく絡む
いい時期の映像だと思う。在籍期間が短かったためにリン・ドブスンの
評価というのは今ひとつ定まっていないようにも思えるが、
フルートやハーモニカを持ち出し、ワイアット顔負けのヴォイス・インプロも
披露するところは、ステージのオプションというかバリエーションを
豊かにするという意味で、もっと評価されていいと思う。
マシーン軍団の皆さんはくれぐれも買い逃すことがないように。
準構成員の私でさえ、気に入っている一品なのだから。(笑)