HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

SOFT MACHINE / ALIVE IN PARIS

2008-04-27 12:08:20 | ROCK
結論から言うと、予想はいい意味で裏切られた。

このDVDはソフト・マシーンがフランスのTV番組「POP2」のために
1970年3月2日に収録した映像で、当時のテレビ放送されたものが
そのまま収録されている。番組の放送時間の枠に収まるようにカットされた
であろう箇所もあるが、驚愕の発掘映像といっていいだろう。

冒頭に書いた一文は何を指すかというと、ブートレグ・レベルの画質と
音質を予想していたからだ。「POP2」で放送された映像はブートレグの
格好の餌食となっていて、そのお陰で私はこの映像を見るには見ていたが
それはほとんど白黒映像で、おまけにいいところでブロック・ノイズが
入る代物だった。「白黒はともかくブロック・ノイズが発生しないように
コピーしろよな。」と、悪態を付きたいところだが、まあ有難く見ていた。
今回のDVDは現代のライブ映像とは比べるべくもないが、それでも十分に
良好なカラー映像だし音質も合格だ。

放送は2回にわたったのでステージもそれに合わせるようにおそらく
2部構成。面白いのは後半のステージのほうが先に放送された(DVDも
その順番で収録)ことである。いつもクールなマイク・ラトリッジは
ともかく、ロバート・ワイアットの汗だくの髪を見れば、いきなり
汗まみれなのは何で?と思うのは私だけではあるまい。
2部のワイアットの髪はさらさらなのに。(笑)

フロントにはエルトン・ディーンとリン・ドブスンを擁する時期で
ディーンのアルトとドブスンのソプラノ・サックスがうまく絡む
いい時期の映像だと思う。在籍期間が短かったためにリン・ドブスンの
評価というのは今ひとつ定まっていないようにも思えるが、
フルートやハーモニカを持ち出し、ワイアット顔負けのヴォイス・インプロも
披露するところは、ステージのオプションというかバリエーションを
豊かにするという意味で、もっと評価されていいと思う。

マシーン軍団の皆さんはくれぐれも買い逃すことがないように。
準構成員の私でさえ、気に入っている一品なのだから。(笑)
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EVERYBODY MUST GET STONES

2008-04-26 12:46:24 | ROCK
2ヶ月近く思案を繰り返した、私が選ぶストーンズ・カバー集が完成。
いろいろ悩んだものの、自己満足はしている。
と、いうわけで。

HARRY'S SELLECTION 『EVERYBODY MUST GET STONES』(66S-001)

DISC1

01 JUMPIN' JACK FLASH / FLAMIN' GROOVIES
02 UNDER MY THUMB / THE WHO
03 STREET FIGHTING MAN / ROD STEWART
04 (I CAN'T GET NO) SATISFACTION / BLUE CHEER
05 GIMME SHELTER / GRAND FUNK RAILROAD
06 NO EXPECTATIONS / CHRIS SPEDDING
07 LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER / JERRY GARCIA
08 BACKSTREET GIRL / JENNIFER
09 DANDELION / MIRANDA LEE RICHARDS
10 TUMBLING DICE / LINDA RONSTADT
11 HAPPY / NILS LOFGREN
12 PLAY WITH FIRE / THE DEVIANTS
13 WILD HORSES / THE FLYING BURRITO BROTHERS
14 HONKY TONK WOMAN / ELTON JOHN
15 EMPTY HEART / MC5
16 FLIGHT 505 / SONIC'S RENDEZVOUS BAND
17 SHATTERED / RICHARD HELL & THE VOIDOIS
18 LET IT BLEED / CAETANO VELOSO

DISC2

01 BROWN SUGAR / LITTLE RICHARD
02 BITCH / PYG
03 SYMPATHY FOR THE DEVIL / BRYAN FERRY
04 SING THIS ALL TOGETHER / ORANGE BICYCLE
05 CITADEL / THE DAMNED
06 2000 MAN / KISS
07 19TH NERVOUS BREAKDOWN / THE STANDELS
08 YESTERDAY'S PAPERS / CHRIS FARLOWE
09 SILVER TRAIN / JOHNNY WINTER
10 STAR STAR / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
11 HAVE YOU SEEN YOUR MOTHER,BABY,STANDING IN THE SHADOW? / THE RECORDS
12 MOTHER'S LITTLE HELPER / LIZ PHAIR
13 STUPID GIRL / SUE FOLEY
14 PAINT IT, BLACK / THE FEELIES
15 OUT OF TIME / RAMONES
16 BEFORE THEY MAKE ME RUN / SUPERSUCKERS
17 SINGER NOT THE SONG / ALEX CHILTON
18 BLUE TURNS TO GREY / DON & THE GOODTIMES
19 GROWN UP WRONG / THE NIGHTCRAWLERS
20 CONNECTION / MARBLE PHROGG
21 SWEET VIRGINIA / RONNIE LANE
22 SITTING ON A FENCE / TWICE AS MUCH


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COVER OF THE ROLLING STONES - JUMPIN' JACK FLASH

2008-04-25 17:54:31 | ROCK
U.K.というグループはそれほど好きでないのだが、とりあえず近年の
発掘盤以外の3枚は所持している。その中には日本で収録されたライブ盤が
あるのだが、たった3人での録音でもあるので後にスタジオで多くの
手直しがされているだろう。

ブートレグというのは時に残酷である。手直し以前の演奏を聞かれてしまうと
いうのもあるが、私が聴いたU.K.のブートレグは1979年における
日本でのライブ・レコーディングのドキュメントとして優れた資料であった。

コンサートに先立ち主催者の面白いM.C.と客席の反応がそこには収録されていた。
「開演に先立ちまして皆様にマネージメント側からご協力をお願いしたい
ことがあります。本日の公演はライブ・レコーディングされ今年の暮れには
全世界で発売されます。」湧き上がる大歓声。
「この興奮を全世界に伝えたいと思います。全世界では彼らがオープニングで
登場するとき、またアンコールを希望するとき、全世界というかみんな
U.K. 、U.K. 、そして手拍子で・・・」
「あ~あ」という失笑の渦。
「手拍子で彼らを迎えていただきたいと思います。」
「わかったよ。」という客席の冷ややかなな男の声を録音マイクは拾っている。
「それでは手拍子とU.K.というシュプレヒ・コールでいいアルバムを
つくっていただきたいと思います。」

あ~あ。
全世界ってナンだよ?。新世界なら知っているのだけど。(笑)

掲載写真はフレイミン・グルーヴィーズの「SIXTEEN TUNES」という
日本編集盤。スカイドッグに残した3枚のEPを収録したもので、
栄えある「JUMPIN' JACK FLASH」のカバーはここから選んだ。
オープニングに観客の「WE WANT STONES」という嬌声を被せ、エンディングにも
同じような処理をしてある。思えばストーンズの最初のライブ盤「GOT LIVE
IF YOU WANT IT」ではオープニングの「WE WANT STONES」という観客の
悲鳴にも似た歓声が凄かった。まさか司会者は「今日のライブを盛り上げるために
皆さん、『WE WANT STONES』と叫んでください」なんて、言ってないよね。(笑)

フレイミン・グルーヴィーズのカバーは実にマニアックである。
演奏自体はシンプルだが、イントロで「イエー、イエー」と叫ぶのは
ストーンズのプロモを見てないとできない所作である。
日本編集盤故か、音質は満点とはいかないが迫力はバッチリだしオープンGで
演奏し始めたストーンズが失ったこの曲が本来持っていた魅力が、しっかり
このカバーには残されている。私の編むカバー集のオープニングは
勿論このバージョンだ。

それにしても全世界(笑)の幾つのバンドのボーカリストが「1,2」と
言ったことだろう。


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ロック・パイロット

2008-04-23 22:25:41 | 日本のロック・ポップス
グループ・サウンズのブームは71年1月の、タイガース、スパイダース、
テンプターズの同時解散で一挙に終焉を迎え、その後はニュー・ロックの
時代に突入する。先の3つのバンドのメンバーが結成したPYGは
私の大好きなグループだが、PYGより約1ヶ月早くアルバムを発表したのが
ロック・パイロットである。結成は1970年。

ロック・パイロットもメンバーは元G.S.なのだが、ピーターズ、
ファニーズ、P.S.ヴィーナスと言われても困ってしまう。(笑)
ピーターズとP.S.ヴィーナスはシングルを残しているがファニーズは
黒沢進氏の「日本ロック紀GS編」を見てもレコードは掲載されていない。
メンバーはPYGと比べると知名度は数段落ちるわけだが、複数バンドから
ピック・アップ・メンバーでバンドをつくる「スーパー・バンド」の
構造はPYGより早かった。

所属する渡辺プロダクションの発案によるものだろうが、この戦略が
後にPYGに応用されることを考えれば、立派な青写真としての功績が
あるというわけだ。しかしながら、それだけではロック・パイロットを
不当に貶めることになる。
今は不手際にして手元に無いのだが、ロック・パイロットが数曲演奏する
劣悪音質のテープを持っていた。そこではなんとバッドフィンガーの
「嵐の恋」を演奏していて、私は度肝を抜かれたわけである。
ツェッペリンやパープルはともかく、70~71年にバッドフィンガーを
カバーするセンスというのは並大抵ではない。当然ながらそれも
大きな支持を受けたわけではなかったろうが・・・。

所属プロダクションの関係で、沢田研二はこのアルバムの曲を幾つか
書いている。なかでも傑作はチェイスも顔負けのブラス・ロックに
仕上がった「ブルージーン・ブルース」だ。小気味よいホーン、
軽快なギターのカッティングに鋭いリード・ギターの応酬は凡百のハード・
ロックを軽く凌駕する。
好き嫌いは二人のボーカルがこの曲に限ったことではないが、ほとんど
ユニゾンであることだろう。思えば、ジャニーズのアイドル・グループと
いうのは、何人がボーカルを一度にとってもほとんどユニゾンである。
おお、アイドル・グループ(バンドではない)のスタイルの基本も
つくったのか。(笑)

タイガースのカバー曲以外は作詞は全て安井かずみが担当し、かまやつひろしや
ミッキー・カーティスも曲提供をしているので、かなり力が入った
売り出しだったことが伺えるが、バンドのまともなアルバムはこれだけで
あとは企画物と自主制作ライブ(共に未CD化)があるだけである。

それでもアフターG.S.のアルバムとして聴き所が多いアルバムだ。
沢田研二は先の「ブルージーン・ブルース」の他にも3曲書いていて
どれもメロディー・ラインのしっかりしたいい曲である。
ジュリーのファンには是非聴いていただきたい1枚である。
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ジュリーとショーケン

2008-04-21 22:56:03 | 日本のロック・ポップス
「ストーンズ・カバー集」と並行して「たった1枚のCDで聴く『これが
グループ・サウンズ』」というコンピレーションも考えていて、手当たり次第に
G.S.のアルバムを聴き散らかしている。
G.S.は洋楽カバーを演奏することも多かったので、必然的にストーンズ・
カバーにもぶち当たる。
掲載写真のタイガースの盤は本当はデビュー・ライブ盤を載せたかったのだが
見つからない。きっと持っているつもりでいたんだろうな。(笑)

ショーケンのストーンズ・カバーといえばPYGのライブ盤「FREE WITH
PYG」収録の「悪魔」がよく話題になる。バックの熱演に関わらず、
ショーケンが歌詞を全く覚えていないために、でたらめ極まりない
カタカナを並べ立てがなりちらす摩訶不思議な曲になっているからだ。
これを収録したのは暴挙とも英断ともいえるが、当時の思惑はいざ知らず
今となっては面白いテイクとして楽しめる。
あまりにあんまりな「悪魔」のおかげで話題になることは少ないが
このライブ盤には「BITCH」のカバーも収録されていて、ここでも
歌詞はまともに覚えていない。(笑)

ショーケンが「歌詞を覚えない」のはテンプターズ時代のライブ盤で
既に前科があり、ライブのオープニングの「JUMPIN' JACK FLASH」の
歌詞はかなりいい加減だ。ファンの熱狂は凄いけど。

それに比べるとジュリーは律儀である。掲載写真のライブ盤では
「HONKY TONK WOMAN」「(I CAN'T GET NO)SATISFACTION」を取り上げて
いるが生真面目に丁寧に歌っている。それはPYGのライブでも同じで
ジュリーの声に合っていると思えない「SPEED KING」「BLACK NIGHT」と
いったディープ・パープルのカバーにも果敢にトライしている。

どちらが「いい」とか「悪い」とか比べるものではない。
私はどちらも大好きなのだ。だが歌唱において、ジュリーより適当に
メロディーを崩し声色を使い分けるショーケンのほうが自由度が高く、
芝居がかったステージングと合わせて、ロック者の評価が高いのが
現状である。ミック・ジャガーがライブでスタジオ盤と同じように
歌わなくてもなかなか「下手くそ」と言いづらいのと同じような
だけっだたりして。(笑)
いやいや、そんなことはない。私の持論では「日本で唯一ボブ・ディランを
凌駕する歌い手」がショーケンなのだから。最近では「ミック・ジャガーと
同じポジションにいる日本で唯一の歌い手」だったとさえ思っている。

タイトルが「ジュリーとショーケン」の割にはジュリーにあんまり
触れていないな。いかんいかん。ジュリーのライブでの魅力は伝説の
「比叡山コンサート」がCD化された時にでも・・・。
いや、これは映像も残っているので是非ともDVD化していただきたい。
裕也さんとのお約束のロケンロール・カバーも楽しいし。
でもこれは前妻との結婚式後のステージだから、商品化は難しいかな?。

話がとっちらかって収集がつかないので今回はこの辺りで・・・。
僕はジュリーもショーケンも大好きなんだ。
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COVER OF THE ROLLING STONES - SHATTERED

2008-04-20 22:00:30 | ROCK
私が好きなストーンズの曲ベスト3のうち、1位は大抵は「TUMBLING DICE」で
稀に気分で順位が入れ替わったりするのだが、ここ10数年不動の2位なのが
「SHATTERED」だ。

78年のアルバム「SOME GIRLS」は『ストーンズからパンクへの回答』のように
言われることがある。しかしながらアルバム収録曲はバラエティに富んでいる。
最も有名な曲「MISS YOU」はディスコを意識した曲だし、カントリー風の「FAR AWAY EYES」や
テンプス・カバーにカーティス・メイフィールドのような「BEAST OF BURDEN」もある。
そんな中で今までになく性急なビートの「LIES」「RESPECTABLE」といった
ナンバーが先のような印象を与えるのだろうし、私見では『お前らに負けない
スピードでリズムを刻むのは簡単さ。例えばこんなふうに。でも何やっても
同じようなお前達とは違って、もっとニュアンスの深い曲もできるんだぜ。』
という意味合いで、パンクへの回答だったというように捉えている。
ロンドンではなく実際にニューヨークに住んでいた当時のグリマー・
ツインズが、肌で感じた空気がここに詰まっている。

さて、「SHATTERED」。実際にはそれほどスピード感あふれるナンバーとは
いい難いが、以前にも書いたようなドラムスのダビングがもたらす面白さと
1曲の中に2曲分のリフをぶち込んだようなギターの絡みが、ひたすら
気持ちいい。

この曲は歌詞もなかなかリアルで、都市生活に疲れ果てて展望が見えない様を
歌っている。78年にこの曲をリアル・タイムでカバーしたのが
リチャード・ヘル&ザ・ヴォイドイズだ。掲載写真は2002年に出た
アルバム「TIME」で、過去にカセットで出た音源に未発表ライブを加えて
2枚組CDとして登場した。「SHATTERED」は78年のライブをローカルFM局が
収録したもので、ゲストにエルヴィス・コステロが参加してギターと
バック・コーラスを担当している。音質も演奏もラフだが、そんなことより
ヘルがこの曲に寄せたシンパシーを感じさせるに十分な演奏だ。
ヘルのライナーによると、演奏したのはこの1回のみとのこと。
CD収録最後の曲でもあるので、エンディングを思わせぶりにぶち切っている
のが少々残念だが、それでも聴く価値はある。
私の編集盤では、このぶち切られたエンディングの余韻を生かして、
最後にカエターノ・ベローゾの「LET IT BLEED」を配する予定である。

そういえば、ストーンズの新作ライブ盤「SHINE A LIGHT」のベスト・
トラックはずばり「SHATTERED」である、というのは贔屓の引き倒しか?(笑)
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鯵鱒

2008-04-19 21:51:22 | BRASIL
ぼんやりとテレビを見ていたら、番組の中で様々な魚の名前の
漢字の読み方を当てるクイズのようなものをやっていた。
たいてい、魚へんの横に何か漢字が入って文字が構成されるのだが、
自分のあまりの「読め無さ加減」に少々落ち込んでしまう。
だいたい、寿司屋に行かないし・・・と言い訳しながらも、常識として
知っておくべきことは、ソっと勉強しておこうと思う次第。

で、鯵鱒である。もとい「アジムス」である。
なんといっても掲載写真左の「AGUA NAO COME MOSCA」1曲目収録の
「VOO SOBRE O HORIZONTE」につきる。というか、この曲を聴きたいがために
このアルバムを購入したのだから。
そう、「クロスオーバー・イレブン」のオープニング曲。
番組のテーマ曲は数回変わっているとのことだが、私がFMを聴きだしたころは
これがオープニングであった。単に「サウンド・ストリート」が終わったあとも
そのままにしていたら、この曲が流れ出しそれをそのまま聴いていただけで
実のところ、「クロスオーバー・イレブン」の選曲は全く私好みでなく
番組を最後まで聞いたことは一度も無い。今聴けば違うかもしれないけど
10代の血気盛んなガキには退屈であったのだ。
よって、エンディングもアジムスの曲であったということだが、その曲を
今聴かされても全く耳覚えの無い曲ということになる。

今でもフュージョンというだけで、一歩退いてしまうがなんとなく
このテーマ・ソングだけは何回も聴いていたので、これを含むというだけで
アジムスのアルバムを買ったところ、私も経験値があがったのか
アルバムを通してそれなりに聴けたから、長生きはするものだ。

掲載写真右は75年のアルバム「AZIMUTH」。このアルバムの1曲目の
タイトルは「LINHA DO HORIZONTE」。彼らは一体「地平線」の何に
魅せられていたのだろうか・・・・?。
そんなことに思いを馳せながら、夜は更けていくのであった。
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COVER OF THE ROLLING STONES - CITADEL

2008-04-17 20:18:51 | ROCK
同じアルバムを何度も買うのは好きではない。各国盤や規格違いを集めるような
趣味もない。ボーナス・トラックが付いただの拡大盤だのいろいろ購買意欲を
そそるケースがあるが、再発LP・CDともに曲数が増えていないのにも
関わらず「THEIR SATANIC MAJESTIES REQUEST」は5回も買った。

最初に3DジャケのLPを中古で買ったら中身が日本盤で憤慨し、次は「一体
何を歌っているんだろう」と思い日本盤LPを、次にCDになって
今となっては大笑いだが様々な雑誌が「CDは音がいい」というので
最初期のCDを、そしてリマスターされたデジパックCDを買って
「これは音がいい」と思っていたら、CDも3D紙ジャケで出ると言うので
予約して買ったら「なんじゃこりゃ~」という出来だったりで、
よりによって5回も買ったわけである。
「メイン・ストリートのならず者」でさえ2回、「スティッキー・
フィンガーズ」は1回しか買っていないのに・・・・。

「英国パンクを代表するアルバムは?」と問われれば多くの人が
ピストルズの「勝手にしやがれ」を挙げるだろう。全面的に支持はしないが
特に反論するものでもない。私的には7割方賛同である。
「ではシングルは?」と問われれば私は即座にダムドの「NEAT NEAT NEAT」だ
と答える。

ここでハッと気付いたのだが、上の世代やミュージシャンの眉を顰めさせる
ような音を出した彼らだが、ミュージシャン個人の嗜好は「いかにもパンク」
という音楽でないことが興味深い。ジョニー・ロットンはカンや
ロイ・ハーパーが好きだったと言うし、キャプテン・センシブルはザッパや
プログレの中でもいわゆるカンタベリー関係のファンである。
意外と演奏している本人達より、彼らを好きなファンや嫌いなファンの
どちらでもいいが聴き手の方が狭量だったりしてね。(笑)

ダムドは意外に多くのストーンズ・カバーを残している。
ライブでは「THE LAST TIME」「WE LOVE YOU」を演奏していて、今回
選んだのは「CITADEL」。「魔王のお城」という邦題がついた「サタニック・
マジェスティーズ」に収録の曲だ。もともと81年にリリースされた
4曲入りEP「FRIDAY THE 13TH」に収録された曲だが、93年にリリースされた
アルバム未収録音源を集めたCD「TALES FROM THE DAMNED」で、
聴くことができる。
「なんでまたこの曲なの?」と思いながらも、ダムドらしいハズシた選曲に
返ってニヤりとしてしまう。テープの逆回転を使いサイケ風味を塗しながら
バタバタと演奏する様は格好いい。

よくザ・ジャムこそがザ・フーの正当な後継者のように言われるが、
ファッション面はともかく、ダムドも立派なザ・フーの不肖の息子だ。
立派なのに不肖なのが、ダムドなのだ。(笑)
この曲を聴けばそれが間違いでないことがわかっていただけると思う。
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COVER OF THE ROLLING STONES - SINGER NOT THE SONG

2008-04-16 22:58:36 | ROCK
のんびりと続く「COVER OF THE ROLLING STONES」。
ここからがいいところ、というか、ここからがこの編集盤の価値を高める(笑)
選曲かもしれないと勝手にキメつけて話は進行する。

それほど熱心に聴いたりアルバムを集めているとは言いがたいのだが、
それでもなんとなく気になり、数年遅れでアルバムを中古で見つけたりしたら
必ず買うというミュージシャンが誰にもあるだろう。
私の場合だと、例えばそれはジョナサン・リッチマンだったり、
ロビン・ヒッチコックだったりする。アレックス・チルトンもそうだ。
先に名前を挙げた3人、気のむくままに適当にアルバムを作っているような
感じもするがそんなところが好きだし、聴いてみるとへなちょこだけど
格好いいところが、魅力的な3人である。

掲載写真はアレックス・チルトンがビッグ・スター解散後に録音した
「BACH'S BOTTOM」で1975年発表。全体にリラックスしていながらも
一発キメてるんじゃないの?というぶっとんだ瞬間も記録された
愛すべきアルバム。
ストーンズ・カバーは「SINGER NOT THE SONG」。
オルガンとフレットレス・ベース(多分)が印象的なフォーク・ロック的
アレンジが素敵だ。バック・コーラスにはなんと、アンドリュー・ルーグ・
オールダムが参加している。

ビートルズ・カバーも収録されていて曲は「I'M SO TIRED」。
いい加減に文字通り疲れきった練習テイクのようなPT.1としっかり
アレンジしたPT.2を繋げているのが、この人らしいなどと思ったら
PT.2もけっこう緩かったりして。(笑)私は好きなバージョンだ。

渋いところを選んだでしょ?。(笑)
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COVER OF THE ROLLING STONES - STREET FIGHTING MAN

2008-04-15 22:59:04 | ROCK
「ストリート・ファイティング・マン」は、ライブでは派手に演奏される
ことが多いナンバーだが、スタジオ録音のバージョンはアコースティックな
楽器が主体で電化した楽器の音はほとんど聞き取れない。
それなのに、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」や「ギミー・シェルター」と
並べても全く貧弱な感じはない。むしろ空から降ってきたかと思うと
地面を這って再び昇りつめるようなコード進行が、異様な高揚感をもたらす。

曲中に「貧乏人のガキができることと言ったら、ロック・バンドで歌うこと
くらい。寝ぼけたロンドンの街じゃ、暴徒はおよびじゃないぜ」という
歌詞がある。ブルース・スプリングスティーンは1984年のライブで
この曲を取り上げた際に「寝ぼけたアメリカじゃ・・・」と歌った。
タイトルだけ取り上げるとならず者の歌のようだが、実はロック・バンドで
歌うことくらいしかできないが、そいつが最高という、
「IT'S ONLY ROCK'N' ROLL」と同じような感覚の曲である。

ロッド・スチュワートはソロ第1作の1曲目にこの曲を配した。
まさに作者のミック・ジャガーと同じような気分だったのではないだろうか。
初期のロッドやフェイセスの曲は基調はアコースティックでそこに
大きくロールするドラムスとオルガンやピアノが重なるアレンジが多い。
ここではスライドを多用したエレキ・ギターが主体となってうねりを
つくるが、ストーンズのバージョンと逆にエレキ主体なのになんだか
アコースティックの要素を感じさせるから不思議だ。

曲中にベースの見せ場がある曲というのはそうそうないが、このバージョンは
ふんだんにベースの見せ場がある。クレジットはRONALD(GOOD LOOKING)WOOD。
まさか、後にストーンズでギターを弾くことになるとは夢にも思わなかった
ことだろう。後半のピアノが「WE LOVE YOU」のフレーズを奏でるところも
ポイントの高いアレンジだ。ずばり名カバー。
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夜をぶっとばせ

2008-04-13 17:57:41 | ROCK
COVER OF THE ROLLING STONES-LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER

エド・サリヴァン・ショーにストーンズが出演してこの曲を演奏する際に、
歌詞中のタイトルを変更して歌わされたのは有名な話。
この部分を歌う時、ミック・ジャガーが目を動かして不本意ながら変更した
ことを、表現しているのが可笑しい。
キース・リチャーズのコーラスの文字通り「いい加減」さが、やる気の
無さに拍車をかけ、結果的に歴史に残るワン・シーンとなった。

ロック者にはこの曲のカバーと言えばまずデヴィッド・ボウイが
「アラディン・セイン」で取り上げたバージョンが思い浮かぶだろう。
そしてすぐさまマディ・ウオータースの強烈な「エレクトリック・マッド」
収録バージョンを続けて思い浮かべるはずだ。
どちらもいいバージョンだが、ここはもう少しクールに行こう。(笑)

ジェリー・ガルシアが74年に発表したアルバム「ガルシア」は72年の
アルバム・タイトルと同じであるため「GARCIA(COMPLIMENTS)」と表記される。
72年作はドラムス以外の全ての楽器をガルシアが担当したのに対し、
74年作は多くのゲストを招き、ロック・スタンダードをカバーするという
趣のアルバムだ。

「夜をぶっとばせ」と言うより「これから夜を楽しもうぜ」という
この曲の中で、ガルシアは大人のアプローチ(笑)を見せる。
性急に事を急ぐわけでなく、脂ぎった爺(?)が迫るでもなく。
「時間はあるから、ゆっくり過ごそうぜ。俺なら大丈夫さ。」
こんな感じじゃないだろうか。流れるようなガルシアのギターとボーカルは
時の流れを遅れさせるのだが、コーラスをつけるマリア・マルダーの
艶っぽさが時間の進行を促し、夜は更けていく。(笑)

ここまで書いてきて、私はガルシア路線で行こうと格好つけようと思ったのだが
ちょっと待て。
この曲を録音した時のボウイ様は26歳、ガルシアは32歳、マディは49歳。
なんてこったい、今の私はマディに一番近いじゃないか。(笑)
確かに爺だけど、退屈はさせないぜ。


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サンハウス / ハウス・ストンプ

2008-04-12 13:17:03 | 日本のロック・ポップス
サンハウスのCDの中にはやっかいなものがある。
バンドが望む形でのリリースでないものが幾つかあって、クレジットが
満足になかったり出鱈目だったりするからだ。

私がロックを聴きだした頃には既に伝説のような存在であり、
残されたアルバム以外に「もっと聴きたい」と思わせる歌詞とサウンドの
魅力は多くの人を魅了しただろうし、私もその一人でライブ・テープ集めに
精を出したこともある。70年代の隠密音源も20種くらい聴いたのだが
簡単に聴けるようなブツは、何度もダビングを経たものだったり
良質の録音機器を使ってない物だったりで、演奏内容はともかく音のいい
ものには出会ったことは無い。

いろいろ聴いた中で「ぱわあはうす」が録音場所と書かれたものには
録音年月日が記載されていない物がほとんどで、適当に「ぱわあはうす73」
とか「アーリー・ぱわあはうす」とか書かれていて、私なんかには
とても年代や時期を特定できないのだが、それでも「ぱわあはうす」という
名前の響きに惹かれてありがたく聴いたものだ。

掲載写真はそんな巷に出回る劣悪音源を一蹴するCDで、当時の会場録音
としては最良の部類に入るだろうし、何より発売元がしっかりしているのが
良い。SONRISE2000はそれまで幾つか出たブートレグまがいのCDを発売した
会社(人)とは違い、サンハウスの音源をしっかり管理する機関である。
ジャケットも丁寧に作られているし、何より音源の価値というのは
貴重そのものだ。御託を並べずに剥き出しのロックンロールを楽しむのが
筋というものだ。

この1枚でも素晴らしい発掘と言えるのに5月には早くも第二段が予定
されている。前回同様SONRISE2000で予約した人には特典が付いていて
今回のポストカードは先着30名に篠山哲雄のサインが入る。
もう限定数には達したろうが、幸い私は滑り込みで30の枠内に入れたようだ。

サンハウスの音源はデモやライブの幾つかが、地元のFM曲で放送された
ことがある。昨年のジライヤの「ろくでなし稼業」発売時の特典CDRに
サンハウスの貴重音源が含まれていたように、メンバーが所持する秘蔵音源も
多くあるだろう。SONRISE2000が、これらの未整理なデモやライブ音源を
系統立てて発売してくれることを心から願いながら、もう一度「ハウス・
ストンプ」をリピートするのであった・・・。
コメント (6)
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EDDIE HAZEL / REST IN P

2008-04-10 22:38:34 | SOUL
3日連続でPファンク関連アルバムを取り上げたが、その発端は
「4月10日がエディ・ヘイゼルの誕生日だな」と、いうことで棚を
繰っていたら、いろいろまとめて聴きたくなったからである。
今日はその流れでいくとエディのアルバムを取り上げなければいけない。(笑)

今でこそ簡単に手に入るが77年の傑作アルバム「GAME,DAMES AND
GUITAR THANGS」は入手困難なLPで、初CD化は2004年、ライノ・ハンド
メイドの5000枚限定仕様であった。
まだ「GANE,DAMES・・・」を聴いたことがないのに手に入れたのが
掲載写真のCD「REST IN P」である。
御茶ノ水駅近くの今は無き中古屋が、店頭ワゴンで投売りしていたゴミの
山の中にこのCDは埋もれていた。多分500円だったと思う。

ジミ・ヘンドリックスの流れを汲むギタリストであるのはご存知の通り。
というか、このCDのライナーで引用されるエディの発言には「自分の
心に聞こえる音をそのままプレイしているだけ」とあり、それは正しく
生前のジミもそうだったろうから、ギター・プレイにおける優れた
表現方法の一つにこういうアプローチがあるということを、素直に納得
させる。

収録された10曲は77年のアルバムと同一のセッションらしいが、
トリートメントされていない荒々しくも清清しいインストの数々は
これがアウトテイクもしくはデモであることを意識する必要はなく、
1枚のアルバムとして十分楽しめる。私は「ギター・フリーク」ではないが
歌心溢れるフレーズの数々を耳にする時、それが10分を超える長尺の
曲であっても全く退屈ではない。
ジミもエディもそしてプリンスも、リードは勿論リズム・ギタリストとしても
抜群であることを思い起こせば当たり前なのだけど。

「REST IN P」とは付けもつけたりのタイトルである。
日本盤がP-VINEから出たのもこのアルバムをなんとなく価値あるものに
していると思うのは、こじつけなんだけど。



コメント (2)
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QUAZER / QUAZER

2008-04-09 22:58:42 | SOUL
Pファンク軍団の歴代ボーカリストで、一番印象に残っている人というのは
すなわち一番勢いのあるアルバムで歌った人でもある。
つまり、「MOTHERSHIP CONNECTION」や「P FUNK,EARTH TOUR」等に参加した
グレン・ゴインズである。

先にとりあげた二人のボーカリストに比べて、ゴスペル風味を隠し味に
激しくねちっこく?歌う様は、「これがPファンクだ。」という印象を
強く残す。そのグレンが中心になって録音を残したグループがクエイザー。
ニュー・ジャージーのローカル・グループで、グレンの弟がメンバーに
いることがグレンの参加を可能にしてようで演奏は勿論プロデュースまで
手掛けることになり、事実それが功を奏して素晴らしいアルバムになった。
私の趣味で言うと女性ボーカルがフューチャーされる曲は、正直なところ
好みでないが、その1曲を除けばなかなかのアルバムだと思う。
アルバムの前半は強力なファンク・ナンバーが並び、後半は意外に洒落た
アレンジのナンバーもある。

しかしながら、アルバムはおそらく未完成のまま世に出たというのが
定説である。アルバムの裏ジャケには全ての中心であったグレンが
亡くなったことを表す表記「Glenn Lamonte Goins 1954-1978」がある。
最後のインスト・ナンバーは本来はボーカルが入ったかも知れないし
エンディングもなんとなくまだ続くところを無理やりフェイド・アウト
したような感じもする。完成間近であったのだが、グレンが急死したために
この形で世に出たというわけである。
ジャニス・ジョプリンのファンが「PEARL」を聴くのと同じ感覚で
このアルバムを聴く人もいるだろう。


サウンドの要はそれぞれのパートで何人か思い浮かべることが
出来てファンクだなんだというところは話に上がってもボーカリストの
名前はなかなか出てこなくて一段低く見られているのが、パーラメント
周辺に対する世間の通り相場のような気がするので、敢えて3人の
ボーカリストを連日取り上げた。改めて聴くと3人3様の色合いがあり
この後「パーラメント」や「ファンカデリック」を聴くと私自身も
また違った楽しみ方が出来そうな気がする。
コメント (2)
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PHILLIPE WYNNE / WYNNE JAMMIN'

2008-04-08 22:47:45 | SOUL
歴代Pファンク軍団のボーカリストの中で、ジュニーがオハイオ・プレイヤーズ
出身なのに対し、今回取り上げるフィリップ・ウインはスピナーズ出身である。
スピナーズと言えばG.C.キャメロンがリードを取った「IT'S A SHAME」が
すぐ思い浮かぶし、実際私が選ぶソウル・ファンク100選もその曲を
含む「2ND TIME AROUND」を選んだ。
モータウン内ではテンプスやフォー・トップスの方が優遇されていたため、
スピナーズはアトランティックへ移籍するが、そこでメイン・ボーカルが
フィリップ・ウインに変わる。

キャメロン自身が自分の後釜にウィンを連れてきて、そのオーディションを
見ていたエディ・ケンドリックスの助言でメンバーとなり、アレサ・
フランクリンの勧誘でアトランティックに移籍したのだから、出来すぎた
話だがなんだか凄いソウル数珠つながり(笑)である。
改めて聴き直せばアルバム全体の出来は「フィラデルフィアより愛をこめて」の
方が上かもしれない。

ウインが参加したファンカデリックのアルバムは「UNCLE JAM WANTS YOU」
なのだが収録曲中ボーカルを取る曲の一つである「(NOT JUST)KNEE DEEP」は
昨日取り上げたジュニーがつくった曲であるが、クレジットを適当な
ものにされた曲でもある。

掲載写真は80年に発表されたソロ・アルバムでプロデューサーは
ジョージ・クリントン。バーニー・ウォーレル全面参加というのも惹かれる
ところ。1曲目の「NEVER GONNA TELL IT」はファンカデリックの
カバーだが素晴らしいボーカルと共にマイケル・ハンプトンのギターを
存分に聴くことが出来る。2曲目以降は正統派ソウル・アルバムの様相を呈し、
甘さと暖かみのある歌唱に耳を奪われる。
Pファンク云々を抜きにして、純粋に気持ちよく楽しめるのがいい。
改めて聴き直すとスピナーズ時代よりもいいかも、なんて思ってしまい
そうすると先の100選はなんだったの?(笑)ということにも成りかねない
罪なアルバムである。

コメント (4)
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