HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

AREA 235

2014-05-31 12:45:03 | LAND OF 1000 DISCS

        

CHARLES LLOYD / FOREST FLOWER (1967)

LOU DONALDSON / EVERYTHING I PLAY IS FUNKY (1970)

        

CANNONBALL ADDERLEY / SOUL OF THE BIBLE (1972)

VI REDD / BIRD CALL (1968)

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来ちゃった その1

2014-05-30 00:03:09 | ROCK

以前にも増してamazonでいろいろな物を買うようになったのだが、ここ数か月は「米」に
ハマっている。特に「食」に対する拘りは無いのだが、何となく買った「米」がすこぶる
美味かったので、つい何度もリピートしてしまう。

2日ほど前にも「米」が届いたのだが、荷物を受け取った相方が仕事中の私にこんな
メールを送ってきた。
「amazonの箱から『米』と『セックス・ピストルズ』が出てきた。」

はて?。「米」は間違いなく頼んだし発送メールも来たのだが、ピストルズって何?。
もしかしてRSDの7インチ?。確かに3月にオーダーしたが、ずっと未入荷だし
発送メールも受け取ってないし。

家に帰って届いたブツを見ると、やはりRSDの7インチ・ボックスだった。
手に入らないだろうと思っていたので、「まあ、内容が大したことないし、高い出費をせずに
済みそうだ。」と自分を納得させていたところ、キャンセルしていなかったというのもあるが
唐突に届いて嬉しい気分が半分、「うわっ、これ買っちゃったの。」という間抜けな気分が半分。
まあ、9000円弱だから相場よりは安いのだろうが、1個のブツとして捉えたら
やっぱり高い。う~む。因みに5000セット限定で私の通し番号は3140番。

        

        

        

         う~む。

7枚の7インチ、計14曲中13曲はこのあいだの大箱に収録されているし、ただ1曲の
未発表バージョン『BELSEN WAS A GAS (DEMO 2)』も大したことないし。

まあ、いいさ。頃合いを見計らって100ポンドくらいで売りに出しますか。
ウソです。(笑)7インチ好きとしては大事に保管します。
それにしても、各7インチのスリーブはいまひとつだなぁ。

発送メールはブツを受け取ったその後に受け取ったのであった。(笑)

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YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 25

2014-05-29 00:01:22 | 日本のロック・ポップス

今だと身長164センチの女性なんてのはざらにいるだろうが、40年以上前だと
やはり「高身長」ということになるのだろう。私は昔から所謂巨乳というものに全く興味が無く
痩せ型で高身長の女性が好みであった。あともう一つあるのだが、それはさておき。(笑)
今ではオール・マイティーな守備範囲の広い男(笑)になったのだが、子供の頃の嗜好というのは
抜けきっていないもので、時折ハッと自分の嗜好に笑ってしまうことが多々ある。

小林麻美を最初に意識したのはレコードではなく、雑誌のグラビアだったはずだ。
しばらくして『雨音はショパンの調べ』がヒットするが、実のところこれは私好みではなかった。
ガゼボのカバーというのがピンとこなかったし、84年の私はまだゲンスブールに出会って
いなかったし。(笑)しかし、アイドル時代のアルバムには好きな盤がある。

掲載写真は74年にリリースされた彼女の2枚目のアルバム「ある事情」。
もうジャケットのデザインだけで100点である。(笑)白のシャツと革パンという出で立ちなのに
清潔感がワイルド感を上回るというのは、ちょっとやそっとの顔立ちでは出来ないのだ。

このアルバムは作詞を安井かずみ、ちあき哲也、橋本淳、松本隆、山上路夫といった錚々たる
面子が担当し単純に明るいだけのアイドルとは一線を画す世界観を形成することに成功している。
曲は全て筒美京平。思わずドゥービーの『LONG TRAIN RUNNIN'』は何年だっけと
思わせるところが流石の筒美先生、なんて瞬間もあるが当時のアイドルのアルバムとしては
水準以上の出来であろう。
あまり声量もなく声域も大きくない歌唱が、かえって可愛らしく思えるのは贔屓のしすぎか。(笑)

小林麻美が出演した映画は「野獣死すべし」と「真夜中の招待状」。前者の儚い美しさと
後者で披露した肢体は記憶に強く残っている。

美しいまま去った人の記憶はいつまでも美しままだ。

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MADE IN JAPAN

2014-05-28 00:01:05 | 日本のロック・ポップス

4年半ぶりの復活を果たし、6年半ぶりのニュー・アルバム「ONE MIND」を発表したウルフルズ。
この「半」という何だか余分というか中途半端なものが引っ付いているのが、何だか
格好悪くて(笑)ウルフルズらしくてよい。いや、本当は格好いいのだけど。

ちょっと気負いすぎという面があるのは久々の復活のせいか、小奇麗にまとまった感もあるが、
大人の余裕が前面に出た割合が大きかったのか、なんて考える瞬間もあった。
だがそこはウルフルズ、遊び心は忘れていない。バンドで音を出す楽しさをミュージシャン自身が
楽しみつくし、それを享受するファンが楽しさを共有できるのだから、素敵なバンドだ。

昔から「国民的なんとか」というのには理解が無いほうだが、もし国民的バンドが何かと
問われれば、私にとってそれはウルフルズである。例えば英国で国民的バンドと呼ばれた
ステイタス・クォーやマッドネスは、高級感はないが庶民が楽しめる要素を備えていた。
ウルフルズの立ち位置を何となくそこに重ねてみるのだが、それほど違和感は無い。
大メジャーなウルフルズだが、それでももっともっと売れて欲しいものだ。
アミューズ所属の、あの5人組が国民的バンドだなんて言うのはやめてくれとマジで思っている。

アルバムの最後に収録された『MADE IN JAPAN』という曲が面白い。エアロスミスの
『WALK THIS WAY』と『大阪ストラット』が合体したようなハチャメチャ感は最高だ。
次々と連呼される47都道府県名にあって大阪だけが、聞き覚えのある抑揚なのも
ファンには嬉しいところだろう。

復活記念ということで限定77,777枚は2枚組仕様で、2枚目は過去のヒット曲を
10曲集めた「TEN BEST」と題されたベスト盤となっている。最新リマスターとのことだが
初期の曲はちょっとリヴァーヴ感が強いというか、過去盤を聴き過ぎた耳には「えっ」と思う瞬間が
ある。まあ、そんなに目くじら立てるほどではないが。

「ONE MIND」に「TEN BEST」か。ん?テン・ベスト?。そういえば「テンペスト」には
大嵐、暴動、大騒ぎという意味がある。
さあ、ワールド杯だ。(笑)

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AREA 234

2014-05-27 00:04:36 | LAND OF 1000 DISCS

        

DUKE ELLINGTON / THE POPULAR DUKE ELLINGTON (1966)

CHARLIE PARKER / COMPLETE ON DIAL (1999 COMPILATION)

        

THE MODERN JAZZ QUARTET / CONCORDE (1956)

CHET BAKER / SINGS AND PLAYS (1955)

 

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YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 24

2014-05-26 00:01:12 | BRASIL

掲載写真はルイーザ・マリアが75年に発表した彼女のデビュー・アルバム「EU QUERIA
SER UM ANJO」。日本主導の今回のCDが世界初CD化で、彼女の名前もこのアルバムも
初めて知った。

ジャケットの雰囲気が良かったのと、宣伝文句に釣られて購入。最近は、ネット上のCD販売の
宣伝文句はどこも同じものが使われていて辟易するが、何のことは無い、昔は限られた
紙媒体にメーカーが用意した広告が載るのと同じなのに、媒体が違っただけで違和感を
感じるのだから身勝手なものだ。(笑)

自身で曲を手掛けて歌うSSW的な側面と、アコースティックな楽曲だけでなく、きわめて
オーソドックスな楽器編成であるものの、どこか非西洋圏であることが微熱を携える
ロック・アレンジが秀逸なロック・バンド的側面の両方が楽しめる。

ハウル・セイシャスの曲を取り上げたり、アジムスやムタンチスのメンバーに、アントニオ・
アドルフォらが参加している曲があるのも、ロック的アプローチでブラジル音楽を楽しむ向きには
ピッタリとハマるところ。
エレピの音を聴けば一発で「あっ、ホベルト・ベルトラミだ。」とわかるのは楽しいものだ。
バックの秀逸なアレンジに負けじと、主役であるルイーザ自身の声の表情やトーンが多彩なのが
この盤を何度もの再生に堪えうるように大きな貢献をしている。
もし、もっと早くこの盤に出会えれば、年始に選んだ「ブラジル音楽100選」に間違いなく
当確していただろう。

ムタンチスのメンバーが参加した異国情緒漂うフレーズが耳を惹きつける楽曲をアレンジ
したのが、元トラフィックのジム・キャパルディーというのも、ロック者には格好の
撒き餌(笑)となる。

さて、メイスン、故キャパルディーと続けたところで・・・。
そろそろウインウッドの新作が聴きたいところだ、ということで本稿はお終い。


 

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FUTURE'S PAST

2014-05-25 00:01:22 | ROCK

DAVE MASON'S TRAFFIC JAMと題されたツアーを敢行中のデイヴ・メイスンの
6年ぶりのスタジオ録音盤がリリースされた。タイトルは「FUTURE'S PAST」で、
ジャケットの絵はグラハム・ナッシュが描いている。

『DEAR MR. FANTASY』『YOU CAN ALL JOIN IN』『AS SAD AND DEEP AS YOU』
といったトラフィック・ナンバーや、過去の自身の曲の再録音にブルーズ・スタンダードのカバーと
いった内容で、ツアーの記念碑的な内容になっている。新曲は1曲だけだ。

面白いというか不思議なのが、前作に収録された曲を3曲も再録音していることである。
収録曲は9曲なので、この割合は大きい。前作の収録曲を次作(それでも6年空いたが)で
3曲も再録音するなんて話は、あまり聞いたことが無い。前作に迷いがあったとは思わないが
選ばれた3曲には、デイヴが何度でもトライしたくなる魅力があると解釈すればいいだろう。

ブルーズ・カバーはロバート・ジョンスンの『COME ON IN MY KITCHEN』。
どことなく、白っぽいカバーでE.C.の演奏に近しいものを感じる。嫌味ではなく、
70年代前半に目指したものが同じだった両者の近似値を今になって再確認するのも
一興だと思った。知名度やセールス、人気は大きな隔たりができてしまったけれど。

当然ながら、このアルバムはどこでも購入できるが、私が購入したサイトから送られてきた
包みにはデイヴのツアーのシールが貼ってあった。些細なことだけど、何だか嬉しくなり
この包みを捨てられないのであった。(笑)

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買い物日記 RSD

2014-05-24 00:02:38 | ROCK

レコード・ストア・デイで買った7インチは覚書も兼ねて、毎年掲載していたのだが
今春はいろいろあったので、すっかり忘れていた。
なので、今頃思い出したように掲載。

あれ、沢山のブツが出たのに今回はそれほどでもないな。
というのも、当初オーダーしていたポール・ウェラーとピストルズのブツが手に入らなかった
からなのだが、まあそれは仕方ない。

       
   
       

スタンデルズは透明ヴィニール、リッターは青のカラー・ヴィニール。リンク・レイは、それほど
好きな楽曲ではないが、ジャケット写真に痺れたので購入。(笑)

シャルロット・ゲンスブールは、再びベックがプロデュースしての録音で曲は『HEY JOE』。
クレジットにはジェイスン・フォークナーの名前がある。

       そして、ザッパ。

通しナンバーが振ってあって私の盤は2161番。A面が『DON'T EAT THE YELLOW
SNOW』のシングル・エディットで、B面は『DOWN IN DE DEW』の未発表ミックス。

さて、次は秋のブラック・フライデーを楽しみに待ちたいのだが、ボウイ様のピクチャー7インチは
RSD絡みでなく、レギュラー発売してほしいものだ。いや、マジで。(笑)

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YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 23

2014-05-23 07:07:39 | 日本のロック・ポップス

昔から、いや自分が音楽を聴き始めた頃から巷に溢れていた「ニューミュージック」と
いう言葉に違和感があった。語感的に好きでなかったし、何を指しているのかもよく
わからなかったからだが、思い起こせば「ニューロック」「ニュージャズ」なんて言葉もあったし
それほど目くじらをたてるものではないのかもしれない。

その「ニューミュージック」もいつの間にか「J POP」なんて言葉にとって代わられている。
で、その「J POP」という言葉にも馴染めないまま、かなりの年月が経った。
結局、捻くれ者の私は自分が馴染めない音楽やミュージシャンを「ニューミュージック」とか
「J POP」という言葉に私の側から押し込んで、「俺はあんなジャンルの音は聴かない」と
自己暗示をかけ続けてきたのだろう。

例えば掲載写真の渡辺真知子の78年のファースト・アルバム「海につれていって」を
聴くとき、これを「ニューミュージック」と思ったことは一度もないのだが、時代的にも
音的にもミュージシャンの立ち位置的にも「ニューミュージック」というジャンル枠で言及されても
違和感はない。

メジャー展開するための誰かが選んだ言葉に気が障っただけだろう、と言われれば
「それは違う」ということを正当に理由付ける言葉が見つからないのが、何とももどかしい。(笑)

以前も書いたが、渡辺真知子の登場は子供心に衝撃だった。それまで聴いてきた歌謡曲と
似ているようだが、何かもうちょっと洒落ている音楽のように思えたものだ。
当然、シングル中心に聴いていたわけで、後年アルバムを聴いた時もシングル曲の出来が
群を抜いているように感じたが、まあそれは聴いた回数の違いがそうさせるのだろう。
全体的に瑞々しい、何度もの再生に堪えうるアルバムである。

当時新しかったものが、長い年月を経た後の今聴いても古びていないと思うのは、
単なるノスタルジーだけではないことは間違いない。

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AREA 233

2014-05-22 00:40:03 | LAND OF 1000 DISCS

        

LARRY YOUNG / LAWRENCE OF NEWARK (1973)

ELVIN JONES / MERRY GO ROUND (1972)

        

McCOY TYNER / SAHARA (1972)

SLIDE HAMPTON / THE FABULOUS SLIDE HAMPTON QUARTET (1969)

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SAY NO MORE

2014-05-21 00:03:43 | DAY BY DAY

「我々のように30代半ばからハリーさんくらいの歳の人って、ずばり『ハマった世代』です
よね。」

唐突に職場の後輩に、こう言われたのだが、返答に困ってしまった。
『ハマった世代』というのがあったとして、その範囲がどれくらいなのかわからないが、
確かなことは私はハマらなかったということだ。
いや、先日来世間を賑わせている歌手の話なんだけど。

例によって契約が解除され、CD等の商品は売り場から撤去、出荷停止となったのだが
悪趣味な私は、買う気なんざ更々無いのに、HMVやamazonで検索してみる。
なるほどね。(笑)

あくまで「酷い例え」としてだが、もし元ビートルズのメンバーやローリング・ストーンズの
メンバーに同様のことが起こったら、彼らの音楽・映像商品も同じような道筋を
辿るのだろうか。なんだかなぁ。

今回の実在の事件は私の音楽生活(笑)には、何の差し障りも無い出来事なのだが、
もし、先の「酷い例え」のようなことが起こり、彼らの商品が同じような道筋を辿った場合
何をすべきか。

一般人としての私は、カラオケで『JUMPIN’ JACK FLASH』や『DAY TRIPPER』を
歌えばいいだろうし、ミュージシャンの方々は『LET ME GO』や『TELL ME WHY』を
録音して世に出せばいいのだろう。
つまりは、そういうことだ。

掲載写真はバッドフィンガーの81年のアルバム「SAY NO MORE」。
レーベルはアップルでもワーナー・ブラザーズでもなく、ましてメンバーは二人欠けているが
これはこれで、それなりの水準のレコードだと思う。

「SAY YES」とは言わないけれど。(笑)

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AREA 232

2014-05-20 00:31:09 | LAND OF 1000 DISCS

       

JACKIE MCLEAN / ONE STEP BEYOND (1963)

JEROME RICHARDSON / GOING TO THE MOVIES (1962)

       

TOM SCOTT / THE HONEYSUCKLE BREEZE (1967)

SONNY CLARK / COOL STRUTTIN' (1958)

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GIVE THE PEOPLE WHAT THEY WANT

2014-05-19 00:03:42 | SOUL

掲載写真はシャロン・ジョーンズ&ダップ・キングスのアルバム「GIVE THE PEOPLE
WHAT THEY WANT」。シャロン・ジョーンズというより、ダップ・キングスの名前を
知ったのはエイミー・ワインハウス絡みだったのだが、ここで何とも間抜けな事実に
今更のように気付く。

09年1月の記事でルー・リードがアルバム「ベルリン」を再演したDVDを取り上げたが
バック・コーラスにシャロン・ジョーンズが参加したことに全く触れていない。ソウルフルな
歌唱は、アントニーの透き通るような声と絶妙のマッチングなのだがこの時点では
シャロンのことを知らなかったのが本当のところだ。

昨年から病気療養が伝えられていたが、今回の新譜はそんなことを微塵も感じさせない
素晴らしいアルバム。過去盤を何枚か聴いたのだが、どんどん洗練されていくのが
わかる。バックの演奏が往年のソウル・ミュージックそのものなのが、私の趣味にも合う。
オールド・スクールと言うなかれ。(笑)

56年生まれで最初のアルバムのリリースが02年なので、遅いデビューだったせいか
誰もシャロンのことを「歌姫」なんて間抜けな言葉で呼ばないのが痛快である。
まさか、女性がリード・ボーカルのソウル・ミュージックの新譜を楽しみにできるバンドに
この歳になって出会うとは思わなかった。

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殺人教室

2014-05-18 00:09:38 | JAZZ

NHKの「のど自慢」に出演する為に、授業参観と学校行事を欠席した教師の記事を
ネットで見た。有休を行使する権利と職務遂行義務を天秤にかけて、批判的なニュアンスの
反応も多々あるが、元々教師を「聖職」だなんてこれっぽっちも唯の一度も思ったことの
ない私にしてみれば、先生も人間なんだから、こんなこともあるさ程度にしか思わなかった。

いっそ、形式ばった授業参観でなくクラスの生徒が先生を応援に行くという形態を
とった課外授業(笑)にでもしたほうが良かったのではないかと思ったり。
「のど自慢」なんて番組を私は見ることはないが、「うちの先生、テレビに出よった。わしらも
応援に行ったからテレビに映るかもしれん。」とか思ったことが、後々の記憶に残る出来事に
なるのは間違いないだろう。

そこでちゃんと先生の出演を見に行くのか、サボって行かないかを親が見極めて
息子や娘の態度を判断する、というのもいいのではないだろうか。
なんていう私は、子供がいないせいか今の学校の在り方や教育には本当の処、興味は無い。

昔から「教室」というのが好きではなかった。勉強が嫌いだったのだから当然といえば
当然だが、嫌いなヤツが自分の席の近くにいると目障りだし、可愛い女の子が近くにいると
緊張するし、いずれにせよ落ち着かない空間であった。

「漂流教室」「暴力教室」「恐怖女子高校暴行リンチ教室」とかつては殺伐感が直接タイトルに
現れた邦画の「教室」物であったが近年は「ブタがいた教室」と長閑なタイトルとはうらはらの
映画もあった。

ジャズの盤で凄いタイトルのついたものがある。それが「殺人教室」だ。

「暴力教室」(リチャード・ブルックス監督、松田優作主演のものではない)を超えるタイトルを、
ということでつけられた「殺人教室」というタイトル。何とも殺伐としているが、実際のアルバムは
自由と実験精神に満ちたトリオ編成のフリー・ジャズ。全4曲35分ちょっとの尺は、高校時代の
一科目の授業時間より短いのだが、そこで私は授業で強いられた緊張感以上の充実感を得る
ことができる。

トランペットを二本同時に吹けば面白いのか、バケツの水でミュートすれば面白いのかと
問う向きがあっても不思議ではないが、型にはまらない面白さというのはある。
中学や高校の時にも「自分たちがクラスの中心、主流派」と勝手に思っているヤツらが
大して面白いヤツらでなかったというのも事実であったし。

自分で全てをコントロールできる、という自由を満喫するためのジャズだと解釈した。

ただ、頻繁に聴きたい盤でもない。男ばかりの理系の教室の、埃まみれでろくに掃除も
していない教室に毎日行くのは辛い。文系クラスの、男子の倍の数の女子がいた教室の
華やいだ様にすっかり馴染んでしまった身であるから。(笑)

さて、話は戻る。
学生時代、尊敬できる恩師というヤツに出くわさなかった私であるが、担任がテレビの
「のど自慢」に出るから、その応援をもって授業の代替とすると言われたらサボらずに
見に行ったであろう。何せ、私は6・3・3と皆勤なのだから。(笑)

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AREA 231

2014-05-17 01:29:09 | LAND OF 1000 DISCS

       

SONNY ROLLINS / SAXOPHONE COLOSSUS (1956)

ART PEPPER / SURF RIDE (1952)

       

VICTOR FELDMAN / THE ARRIVAL OF VICTOR FELDMAN (1958)

DEXTER GORDON / ONE FLIGHT UP (1964)

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