HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

THE ROLLING STONES / HYDE PARK 1969

2006-05-31 23:14:10 | ROCK
はじめて「ハイド・パーク」の映像を見たときはショックだった。
映画「LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER」での溌剌とした躍動感溢れる
ストーンズと「刺青の男」が私の振り出しだったせいもあるが、
リハ不足の不安定な演奏と、「LET'S SPEND・・・」より10年以上前とは
思えないくたびれかたに戸惑いを感じたのだ。

その歴史背景を知り、その後60年代から最新ツアーまで集めまくった数々の
ライブ音源を聴いて「でたらめな演奏」も多々あることを了解した
今となっては、「大好きな、ある日のストーンズ」のライブとなった。

掲載写真は89年にリリースされたブートレグ。いろいろな音源を
かき集めて、カットがあるものもあるが、とりあえずこの日演奏された曲は
全て聴くことが出来るCDだ。
「MIDNIGHT RAMBLER」の演奏時間が短いのは、ラジオ放送から収録したこの
音源の間奏時にかぶるアナウンサーのナレーションをきれいにカットして
あるせいである。アナログ2枚組「STONES IN THE PARK」ではその
ナレーションがかぶった部分も収録されていて、コーティング・ジャケで
マルチ・カラー・ヴィニールなので、未だに手放せないでいる。

映像版「ハイド・パーク」が再びDVD化されるのだが、今度は3曲追加に
なるらしい。「No Expectations」「Mercy Mercy」「Stray Cat Blues」
という渋いセレクションなのが大いに購買意欲をそそる。
この3曲は実際のライブの曲順では3~5曲めにあたる。
映像版「ハイド・パーク」は実際の曲順を大幅に変えての流れでの収録なので
この3曲は「ギミー・シェルター」におまけがついた時と同じような
形で収録されるのだろう。

もし7曲目の「DOWN HOME GIRL」の映像が出てきたら全世界のストーンズ・ファンは
度肝を抜かれたのだが、贅沢は言うまい。
ステージ横からストーンズの演奏に冷徹な眼差しを向けるロバート・フリップさんの
お姿も確認できるこの映像は、クリムズン・ファンも必携であるのは
言うまでもない。

それにしても7月5日発売というのが洒落ている。
もう37年も経つのだなあ・・・・。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本のフォークとロック

2006-05-29 23:49:09 | 日本のロック・ポップス
先日、またもや日本のロックとフォークを後ろ向きに語るべく
一席設けた。対談相手のX氏からあるバンドのビデオをお借りしたのだが、実に
興味深かった。当時、数回行われたライブの中でも変わったシチュエーション、
構成、選曲なので音を聞く限り、私のお気に入りだったのだが、映像は情報が多い分
幻想や思い入れを吹き飛ばす、リアルなありのままを伝えてくれる。
間の抜けたアジテーション(もうちょっと頭使えよ、某大の学生)、雰囲気に
乗っかったバンドと観客の間の抜け具合・・・・。演奏は問題なく格好いいものだが
やっぱり場の雰囲気が中途半端なのが、映像だと良くわかる。
もっとも私がそこにいても、単にバンド目当てのしらけた客の一人になっていた
のは間違いないのだが。

過去数回の酒席の中で一度もそんな話題にならなかったのに、唐突に
「好きなアルバム10枚」なんて話になった。10枚はなんとも少なすぎるので、
20枚で、なんていってお互いダラダラ挙げていったのだが、いい加減なことも
幾つか言ったので、改めて好きなアルバムを思い起こしてみた。
もちろん、これは日常生活を普通にやり過ごす上で問題なく好きなアルバムと
いう括りである。デザート・アイランド・ディスクとなるとまた違ったものに
なるだろう。「内田裕也」や「外道」とかその席では挙げたのだが、結局入らなかった。

私の好きな日本のフォークとロックのアルバム20選(順不同)

かまやつひろし / ムッシュー~かまやつひろしの世界
PYG / PYG!
モップス / 御意見無用(いいじゃないか)
ウォッカ・コリンズ / 東京ーニュー・ヨーク
頭脳警察 / 頭脳警察 3
村八分 / 草臥れて
小坂忠 / ほうろう(掲載写真)
PANTA / PANTAX'S WORLD
ナイアガラ・トライアングル VOL.1
佐野元春 / ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
遠藤賢司 / 夢よ叫べ
四人囃子 / 一触即発
萩原健一 / アンドレ・マルロー・ライブ
ブランキー・ジェット・シティ / C.B.JIM
ザ・ロケッツ / ロケット・サイズ
RCサクセション / BABY A GO GO
友部正人 / 遠い国の日時計
ザ・グルーヴァーズ / CHARGED!
憂歌団 / セカンド・ハンズ
仲井戸麗市 / DADA

こういうのは明日聞かれればまた変わるなんて、注釈がよく入るのだが
多分しばらく変わらないだろう。様々な時期に(いいときも
悪いときも)よく聴いていたアルバムはその時期の空気まで蘇ってくるので
外せないものがあり、こういうセレクションになった。
「ジャックス」も「はっぴいえんど」も「裸のラリーズ」も入らなかった・・・。
Xさん、やっぱり20枚じゃ足りないです。(笑)
だって、我々が死ぬほど集めたあのバンドすら、いれることが出来なかった
のですから・・・・。

それでもロックンロールの真っ最中に変わりありません。(笑)





コメント (7)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

邪気買いの奨め

2006-05-28 12:40:54 | DAY BY DAY
ジャケガイノススメなる本と連動して、大手3社からCDが発売された。
「ジャケットの美しさ」と「内容」を兼備したセレクションだそうな。
なるほど、女性が登場したもの、逆光を使ったものと小洒落ている。
世界初CD化のものも数点あり、私も幾つか購入した。
(同時購入のブツの都合でまだ未着のものもあるけど)
今回の趣旨から外れるであろう、「男気」、「エロ」のほうに強く惹かれる
阿呆な男としては、軽く一瞥をくれて済ませれば格好いいのだが、
そうもいかないのが難儀なところ。「シルヴェッティ」なんぞ聴いていたら
相方に思いっきりからかわれました。

さて、ジャケガイノススメとは関係ないですが。
今回とりあげるのは「THE MEDIUM IS THE MASSAGE」。マッサージですよ、
メッセージではありません。
カナダ人メディア学者、マーシャル・マクルハーンが自身の著作を朗読し、
それにジョン・サイモンが様々な音のコラージュを加えてアルバムにしたもの。
有難い朗読をからかうような、ジャケットが最高である。
氏の朗読に、様々な声優が声色を巧みに使って絡んでくるのも、
飽きさせない要因だ。

私自身、この学者先生になんの興味もないのだが、99年にCD化された時に
湯浅学氏の詳細な解説がついて、歴史背景や人物についてそれなりに了解した。
朗読アルバムが面白いのか?と言われれば、声だけなら面白くはなかろうが
バックのサウンド・コラージュが楽しいので、「このアルバムは楽しい」と
いうことになる。ザッパの「ランピー・グレイヴィー」より、楽しいというのは
当たりだろう。グルーヴィーなオルガンを基調にした曲やラジオのジングルの
ような曲がめまぐるしく配されているのだが、その断片の出来がいいのだ。

ソニーのソフト・ロック選から漏れたので、(ソフト・ロックじゃないか)
廃盤になって久しいこのCDがいつ復刻されるかは、わからない。
もし、復刻されるなら、オリジナル・フォーマットで1枚、ジョン・サイモンが
つくったバック・トラックだけで1枚のデラックス・エディションで
出して欲しいものだ。まず無理だろうけど。

それにしても。サークルのヒットを出したジョンが、次のヒットを欲しがる
会社の上層部の期待に応えて(笑)出した企画がこれだったというのが
大いに面白く、ジョンのユーモアと男気を感じるのである。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WHITE HEAVEN / NEXT TO NOTHING

2006-05-27 10:26:40 | 日本のロック・ポップス
日本で最も、その存在価値と一般的な評価・人気がかけ離れていた
バンドだと思っている。過去形なのは今はとっくに解散したバンドであるから。
メジャー・シーンや、外資系レコ屋等のなんでも
持ち上げるフリー・ペーパーなんてのをどれだけ追いかけても、
彼らに辿り着くはずもなく、それなりのアンテナを伸ばしていないと
知ることができなかった。

そういう私もたまたま見たライブで知ったのだから、「遅かった」。
インディ・シーンや自主制作なんてものに全く興味を示さなかった、いや
無理解というよりは、知らぬというのは怖いものでその存在すら眼中に
なかったから。初めて(そして最後だった)見たホワイト・ヘヴンの演奏に
圧倒され、「こういうバンドが次にメジャー・デビューするんだろうな。」
なんて、思ったものだ。今ではそんな考えは全くないが、メジャー・カンパニー
からアルバムを出すことが大事だと愚かしくも考えていた頃の話。

掲載写真は94年リリースの4曲入りCD。
後に拡大版のアナログがリリースされたが、入手できず。
他のどのアルバムよりもゆったりした演奏を収めてあるが、まどろみとは
ほど遠く、強いて言えば気の遠くなるような幻覚と覚醒を感じさせる
稀有なアルバムだ。湿り気を帯びた石原洋のボーカルは一聴して、印象に残る
官能的なものだし、栗原道夫のギターがそれに輪をかける。
勝手にジョン・シポリナのアーミングと同じくらい素敵なギターだと
思っているが、まあ比べられるのは迷惑だろう。

それにしても彼らのアルバムはやっかいだ。
アナログもCDもプレス枚数が少ない上に、同タイトルでもアナログとCDで
収録曲の差し替え、ミックス違いがある。現在入手が簡単なのはCDの
「OUT」くらいなものだ。もちろん激烈な「OUT」は早急に入手すべきだ。
アナログしかない「STRANGE BEDFELLOW」(これも素晴らしい)はCD化され
ないのか?。いっそのこと10枚組くらいの大箱を編んでくれたらと
常々思っているのだが、実現はしないだろなぁ・・・・。
コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

THE SMITHS / THIS CHARMING MAN

2006-05-25 21:07:23 | THIS SONG
ザ・ザの2枚のアルバムでマット・ジョンスンをサポートしたのが、元スミスの
ジョニー・マーなのだが、その当時のメンバーのイラストをジャケットに
した「BEAT'N GENERATION」は曲もジャケも格好いいものだった。

ザ・ザとは正反対?にザ・スミスのシングルやアルバムのジャケットは
購買意欲を掻き立てるものが多かった。
ロキシー・ミュージックはカバーに女優(中には怪しいのもいたが)を
登場させたが、スミスは映画のスティールを使った。
中でも印象的なのが「THIS CHARMING MAN」だ。

コクトーの映画「オルフェ」の1シーンだが、なんとも不思議な写真の
魅力的な構図、それに「THIS CHARMING MAN」というタイトルが
ピッタリ合っているような気がする。
86年にシンディー・ローパーがアルバム「TRUE COLORS」で自身が
同じようなポーズでジャケットに収まったこともあってか
この映画のスティールは忘れられない。

スミス2枚目のシングル。83年の発表だが、私が彼らの音に触れたのは
1年ほど遅れてのことだ。1STアルバムは発表されていたが、評判の割に
地味に思えたことを覚えている。この曲を聴いてやっとスミスの曲の
良さがわかったくらい無理解を決めこんでいた。
アルバムを聴くことは滅多にないが今でもこのシングルはよく聴く。

モータウン風にはねるリズム、煌びやかなリッケンバッカー、頼りなげな
ボイスのどれもがうまく機能し、素晴らしいシングルとなったが、
ご存知のようにこの曲には様々なバージョンがある。
マンチェスター、ロンドンと録音場所を但し書きにつけたものや、
ニューヨーク・ミックス、更にシングルのリミックス等々。
それらはあくまで副産物のようなものであって、オリジナルの完成度が
一番高いと思うし、そのバージョンだけで十分だとも思う。

歌詞は何度見てもその正確に意図するところが汲み取れないままだが
それが私にとっては、却ってイメージを膨らませることができて
楽しいものである。この曲のプロモ・ビデオって2種あったように
思うのだが、間違っているかもしれない。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

THE THE / I SAW THE LIGHT

2006-05-24 22:14:19 | THIS SONG
ワールド・カップ日本代表が決定し、そこかしこで代表の映像や写真を
見る機会が多くなる。サッカーに特に興味のない相方も、それでも男前は
気になるようだ。
で、相方の選ぶ男前ベスト3。
1位 楢崎 残念ながら今回は控えですな。まあ順当か。
2位 高原 ん?。楢崎の次が高原かい?。
3位 宮本 巷では人気NO.1ともいうが、高原より下かよ。
次点は久保だとのたまうので、 久保は代表落ちだというと、
「巻?WHO?」と返したので、なんやよう知っとるやないか、このランクも
冗談かと問うと、「いや、4位小野、5位玉田」と返すではないか。
野球じゃないけど、これではジグザグ打線である。このぶんだと6位は坪井
だな、きっと。阿呆らしいので聞かなかったけど。

ただ、高原の2位はまじとのこと。高原ねぇ・・・と考えていたら
マット・ジョンスンの顔が浮かんできたので、今回はザ・ザである。
ジャケットのセンスには閉口したがザ・ザは80年代から、世の中の闇に
対峙するようなリアルなロックを演奏してきた。
だが、唐突なように見えたが驚きのカバー集を94年に発表する。
アルバム「HANKY PANKY」である。全編ハンク・ウィリアムスのカバーが
収録されたこのアルバムは私的には、驚きであるとともに感動であった。

ハンク・ウィリアムスのアルバムは手元には1枚もない。有名な数曲を
知っている程度だ。それもニッティ・グリッティ・ダート・バンドの
「永遠の絆」を経由して・・・である。カントリーへの憧憬と尊厳を持って
作成された「永遠の絆」はその括りで見れば、大きな成果を残している。
逆にいえば、それほどの驚きはなかった。(後追いの私が言うのも何だが。)
ここで聞けた「I SAW THE LIGHT」もハンクのバージョンを丁寧になぞった
感じがする。

ザ・ザのカバーはカントリーの、いやハンクの曲や歌詞にあるダークな
側面を強調し、現代風で都会的なブルーズを塗し、冷たいナイフを耳に
押し当てるような感触を聴く者の耳に残した。
マット・ジョンスンは「いい歌は歌い継がれなければならない」と考え
「拡大解釈はしたが、作品の核心にある感情には忠実である」よう、11曲を
選び録音した。

なかでも「I SAW THE LIGHT」の出来は秀逸だ。オリジナルにあった
曲調は全く変貌を遂げ、ザ・ザのオリジナルの曲として提出が可能なほどの
アレンジを加えたそれは、94年の他のどの曲よりもリアルだった。
失い続ける人生、彷徨い続ける人生、間違いだらけの人生。
光を見つけ、悟りを得る境地にいたるのはいつか、またそこに到達したと
気がつくのはいつなのか、いつ到達するのか。
鋭利なギター・サウンドとハーモニカの間をぬって聞こえてくる
マット・ジョンスンの歌唱に聞きほれながら、何度もリピートしてしまう。

トータス松本のようなストレートな愛情ほとばしるカバー集とは趣向が
違うが、どちらもオリジナルへの敬意のほどがよく感じられるのは同じだ。
流動的ではあるが、94年時点のザ・ザのメンバーの演奏能力の高さが、
このカバー集を秀逸なものにしたのは間違いない。
ハンク・ウィリアムスに興味がなくても、この素晴らしいアルバムを
スルーする理由は全く見当たらない。
ピート・シーガーのカバー集を手にした人の中の、一握りの心あるロック者に
このカバー集が耳に届けばいいなと思うのだ・・・。


コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トータス松本 / トラベラー

2006-05-20 21:37:17 | 日本のロック・ポップス
2003年にウルフルズのトータス松本が発表した、カバー集。
その立ち位置が潔い。
「ここには、新しい解釈、現代風アレンジ、斬新なアプローチみたいなものは
聞きとれない。」と自ら書いてある。何でこんなものつくったのか?と
問われれば「作りたかったから」あるいは「作らへんかと言われたから」。
私にとってはもう、ここまで曝け出してもらっただけで十分である。
トータスの素養となった曲は、まさしく私の好きな曲であり、それを
トータスが歌ってくれるというのは、楽しみ以外の何物でもない。

では、ここで取り上げられたアーティストはというと・・・。
ソロモン・バーク、マーヴィン・ゲイ、マディ・ウォーターズ、エルモア・ジェイムス、
サム・クック、オーティス、ハウンド・ドッグ・テイラー、アル・グリーンetc・・。
列記しているだけでその面子に身震いがする。
数年前にリリースされたアル・グリーンの新譜やハウンド・ドッグ・テイラーの
発掘ライブ盤のリリースの際に、トータスがよせたコメントは伊達ではない。

ハウンド・ドッグ・テイラーやマジック・サム、エルモアの曲をカバーする際の
ギターのパートは全てトータス自身のプレイであるのも痺れる。
たまにつっかかりそうなフィンガリングは計算されたそれであり、粋な
スライドと合わせて、ギタリストとしての魅力が全開である。
もちろん、歌いこみの回数によってこなれかたの違いがわかるが
ボーカルは全編聴き所。
サンコンJR、上原ユカリ、池畑潤二とドラマーを使い分けているので、
聴き比べも楽しい。池畑の相変わらずの豪放さと、細かいリズムを叩き分ける
テクニックには感嘆する。

ボーナス・トラック扱いで「OVER THE RAINBOW」が収録されている。
何気に「グリーンスリーブス」を口ずさむ人もいるだろうが、私が何の気なしに
口ずさむ曲が「OVER THE RAIBOW」だったりするので、この選曲も
ピン・ポイントでツボを刺激してくる。

ライナーを書いている朝妻一郎氏は第二段、第三弾のリリースを希望しており
自身のリクエスト曲も書いてある。勿論私も続編を強く希望する。
私のリクエストはスリム・ハーポの「SHAKE YOUR HIPS」、ジェームス・ブラウンの
「I GOT YOU」レイ・チャールズの「HALLELUJAH I LOVE HER SO」。
よろしく頼むよ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JACKIE MITTOO / REGGAE MAGIC

2006-05-18 23:47:28 | REGGAE
オルガンという楽器の持つ求心力というか、気を集める作用というのは
他の楽器にない特性だと思うのは私だけだろうか。
「ジャズの帝王」も「ゴッド・ファーザー・オブ・ソウル」も
時にオルガンをプレイした。大した演奏でなく、悪く言えば適当な
演奏であるが、本来の自分のテリトリーでない楽器をステージでも
演奏したのは、場をまとめるためか、流れを変えるためか・・・。
何れにしろ、選んだ楽器がオルガンだったというのは興味深い。

さて、激烈なダブの魅力とは対極にあるメロウなソウルよりのレゲエ。
その中でもジャッキー・ミットーの諸作品は素晴らしいものが多い。
掲載写真はその名も「RAGGAE MAGIC」。本来なら「IN LONDON」や
「MACKA FAT」が優先されるべきであるが、これもジャケットの
魅力に逆らえないので・・・。どう見てもこの後、金払うように見えないのが
なんともいいのだ。「何みとんじゃぁ」とか言いそうである。

内容は・・・。商店街のBGMか、アトラクション会場のBGMかといった
風情である。ロックやポップスの有名曲をゆるくインストでカバーするのも
この人の常套手段のひとつなのだが、この盤にも「アローン・アゲイン」や
「煙が目にしみる」などがまったりと収録されている。
おまけに誰が仕込んだか、ご丁寧にストリングスが被されたりして
なんだか不思議な気分にもなる。だが、スタジオ・ワンのサウンドを支え続けた
男の盤である、悪かろうはずがない。
ルーツ・レゲエのファンはもちろん、ソウル的グルーヴ(なんのこっちゃ)を
求める人は気に入るはずだ。

それにしても。なんでカナダ録音なのだろう。
ジャマイカ人が72年にカナダでレゲエを録音する、なんてことがあったこと
自体不思議でならない。もっともジャッキーは90年にカナダで亡くなっているので
かの地が気に入っていたのだろうけど。
レゲエはカリプソとジャズの橋渡し・・・。ジャッキーのこの言葉を
信じて「レゲエ・マジック」に幻惑されるのも一興だ。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SUGAR MINOTT / BUY OFF THE BAR

2006-05-16 22:31:40 | REGGAE
80年代中盤以降のソウルやレゲエに触手が動かない最大の理由が
打ち込みのリズムにある。単調で細かいニュアンスが感じ取れないのが
好みでないところだが、ニーズの違いによってこの打ち込みは
必然となる。

まずは、打ち込みによってドラマーを雇わなくてすむ。
セッションで楽器別に言うとドラマーは高額を持っていくという話を
きいたことがあるが、真偽はさておき、プログラムする人間が他の楽器の音も
打ち込めば、そのパートの経費も浮く。
何より、聴くことも大事だが踊ることに重きをおいた場合、ボトムの
リズムは単調でも構わないが、走ったりもたったりしてはならない。
レゲエにおいてはダンスホールというジャンルがある。その名のとおり
踊るためのもので、だいたい85年以降主体となる、打ち込みリズムが幅を利かせる
一翼を担ったジャンルでもある。

そのダンスホールの中で「親分」的存在がシュガー・マイノット。
掲載写真は84年発表の「BUY OFF THE BAR」。打ち込みに移行する手前である。
トラックもスライ&ロビー、ジャッキー・ミットーら錚々たる面子によるものだ。
名盤と呼ばれるものが多いマイノットだが、このアルバムは今もCDには
なっていない。一般受けしないからか、ニーズがないからか理由は
知らないが、人力によるリズムの嵐の中で歌いこなすマイノットの素晴らしさは
ヴィニール盤で聴くのが相応しい。
A面B面各3曲ずつ収録だが、各曲のあとにその曲のダブが収録されている
ので、都合12曲の収録となる。どうせならA面にオリジナル6曲、B面に
ダブを6曲いれたほうがすっきりしたと思うが、ほとんど曲間なしで
流れるので、流して聴くにも踊るにも(私は踊らないけど)大した問題ではない。

ジャケットを見て欲しい。なんとも男前ではないか。(笑)
ちなみに笑うと前歯がなくて格好わるかったりするが、数あるレゲエの
レコードの中でも「ジャケ買い」候補の筆頭であるとも思う。
えっ?もしCD化されたら・・・?。
もちろん買いなおします。それにしてもジャマイカの再発盤ってなんであんなに
作りが雑なんでしょうねぇ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

失われた8番

2006-05-14 09:08:19 | ROCK
世の中には様々なコレクターがいる。特定のジャンルやアーティスト、
レーベルを片っ端から集める人、原盤以外に興味のない人など本当に
いろいろいる。私はそれらの何れにも当たらず、目に付いたものを
適当に聴いているだけである。

私と接点の全くない人種に「アップル・コレクター」というのがある。
レーベル・ロゴは可愛らしいし、なんといってもビートルズが関わった
だけに、集めたくなる人が多いのも理解できる。
M.J.Q.からオノ・ヨーコまですべてを愛せるかは別にして。(笑)

情報の整備された現在では、レーベルのカタログ番号も容易に知ることができる。
アップルのカタログ番号を見ていると、(他のレーベルでもそうなのだが)
欠番が多いことがわかる。シングルにいたってはいきなり1番がない。
デビューしてお茶の間に登場したもののいきなり会員番号の最初の数名が
いないことが衝撃だったアイドル・グループと同じだ。(違うか・・・)

欠番の中でリリース直前までいき、実際にサンプルまで作られていたのに
お蔵入りしたのが「APPLE 8」。ブルート・フォースのシングル盤で
「KING OF FUH / NOBODY KNOWS」がその曲だ。
「KING OF FUH」の歌詞に「FUCKIN'」と聞き取れる箇所が多数出てくる
ので、発売中止になったのだろう。

その幻の「APPLE 8」は今では掲載写真のアルバム「EXTEMPORANEOUS」の
ボーナス・トラックで聴くことが出来る。本体のアルバムはピアノ弾き語りの
ライブ収録で、正直なところ単調で少々つらいのだ。件の「KING OF FUH」は
ブルートの歌唱が雑なところもあるが、シングル発売するのに
ちょうどいい一般受けするアレンジが施され、歌詞はともかく過不足ない
出来映え。しかし、それよりも当時(1969年)のサイケ風な音処理が
施された「NOBODY KNOWS」のほうが今なら多くの人にアピールするかも。
アップル人脈の流れで言うと、「グレープ・フルーツ」のアルバムに
収録されてもおかしくないポップな魅力がある。チープなキーボードと
ボーカルにかけられた過度のエコーが強暴だ。

と、いうわけで私個人にはアルバムの魅力は語れないが、幻の「APPLE 8」を
聴くことができて、しかもそのシングルの内容が悪くないとわかった
だけでも収穫といえる。
それにしても、このブルート・フォースって人はトーケンズのメンバー
だったのだが、ほとんどそんなことを感じさせないのが逆に凄いかも。(笑)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TIMBERCREEK / HELLBOUND HIGHWAY

2006-05-14 08:28:13 | ROCK
TIMBERCREEKが75年に自主制作したアルバム。当時のプレス枚数は100枚。
偶然、CD再発されたジャケットが目にとまり軽く検索をかけると・・・。

どれを見ても「DEAD MEETS THE EAGLES」との一文が添えられてある。
おいおい、書いているヤツが皆同じなのか?と思いながらも、それが
事実なら、購入を迷っている場合ではない。
再発元の「RADIO ACTIVE」は一般的にサイケデリック・ロックの再発に
力を入れている。どこまで権利をクリアしているか疑問との声もあるが
かなりお世話になっているので、内容は悪くないだろうとの確信をもって
購入に踏み切る。

材木を入り江に浮かべて出荷までの間、保管している風景は日本でも
見られるが、そんな場所を名前にしたと思しきバンドが出す音は
先の叩き文句に偽りなしの音だった。
サイケの括りにもいろいろあるのは御承知だろうが、日本での感覚に
比べて欧米では、より強くグレイトフル・デッドをサイケ軸でとらえる
傾向がある。
「TIMBERCREEK」もその感覚でとらえられての再発かもしれない。

サイケという言葉に抵抗がある人は、日本人の感覚ではそんな言葉が
全く無用であるとすぐ了解してもらえるのでご心配なく。
歌とギターはジェリー・ガルシア丸出しで、軽快なピアノとスティール・ギターを
聴けばこの埋もれていた「秘宝」に出会えたことを喜んでもらえるはず。

メロディーとコーラスも当時のアメリカ西海岸のグループと比べても
見劣りするものではない。こういったバンドがメジャー展開できなかった
ことにはいろいろ要因があると思うが、今回の再発がなければ
私なんかは一生見つけることができなかったかもしれないバンドである。
デッドやイーグルスのファンは勿論、カントリー・ロックが好きな方にも
お勧めの1枚。ゆったりと時間が流れるのを楽しむのは、なんて贅沢で
素敵なことなんだろう・・・。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

THE REFLECTIONS / LOVE ON DELIVERY

2006-05-11 23:33:15 | SOUL
最近、ワイド・ショーにおいてとある事件を取り上げる際に
「デリバリー・×××」という言葉をよく耳にする。
略してデリ・××なのだが、デリバリーという言葉を聞いて、
即座にテリー・ハフ&スペシャル・デリバリーや、リフレクションズの
このアルバムを想起する私は、「ああ、助平ながらも音楽好きの
側面のほうが強いだけ、ましかな。」なんて思ったりする。

今回とりあげるのは、リフレクションズが75年に発表した唯一のアルバム。
71年にグループを結成、当時の人気歌手メルバ・ムーアのバックで
コーラスをつけながら、実力をつけ自らのレコード発表に至った。
アルバム発表枚数が少なかったり、写真資料が極端に少なかったり、
変名で吹き込んだりで情報が不明な点が多いのがコーラス・グループの
常なのだが、実にリフレクションズもメンバーの名前はわかっていても
どの曲で誰がリードをとっているのか、いまいちよくわからない。

だが、ほとんどの曲でリードをとるシンガーがコーラス・グループの
中では非常に特徴のあるもので、ちょっとしゃがれた感じの声が私好み。
コーラス・スタイルもスピナーズやトランプス(!!)と並んで語られる
スタイルで、これも私好みなのだ。
メンバー自身が曲つくりを担当したものもあるが、ソウル・ミュージックの
好きモノのチェック・ポイントとしては、J.R.ベイリーがプロデュースに
力を貸し、4曲を提供していることもあげられる。

個人的に最大の聴きどころはメンバー4人の手になる珠玉のバラッド、
「ONE INTO ONE」とベイリーの手も加わった軽快な「TELEPHONE LOVER」という
2曲の流れである。このコーラス・グループの力量が対照的な二つの
曲を聴くことで、素晴らしいことがよくわかるのだ。
それにしても、私は効果音や「語り」に弱い。(笑)

このCD、とっくに廃盤で定価を上回る値つけをして売られているのを
よく見る。人気盤であるので、仕方ないがそろそろ再発して欲しいものだ。
広く聴かれるべき盤がいつまでも入手困難なのは、犯罪であるとすら
思う。パッと見て印象に残りにくいジャケットではあるが、
気にとめておいて損はないと思う。いや、このサングラスの4人は
覚えやすいか・・・・。(笑)
コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JOEY STEC / SAME

2006-05-07 20:17:06 | ROCK
ジョージ・ハリスンとか、ロン・ウッドを聞いていたらふと思い出して
このアルバムを引っ張り出してきた。
ジョーイ・ステックが76年に発表したソロ・アルバム。
掲載写真は日本盤CD。

ミレニウムのメンバーとして知られるジョーイであるが、私がこの
ソロ・アルバムを初めて聴いたのは、日本盤CDが発売されてからである。
ミレニウムの未発表集が出るのに合わせてだされたものだが、
断然私の興味はジョーイのソロにあった。

プロデューサーはジミー・ミラー。ストーンズやトラフィックのアルバムを
手がけた男である。最晩年に手がけたプライマル・スクリームのアルバムも
良かったのでまずはこれで掴みとしては申し分ない。
ジム・ゴードンとカール・レイドルがリズム隊で、ボビー・キーズのサックスも
かなり聴くことが出来る。ジミー・ミラー製作らしく、パーカッションも
随所に聞かれ、打楽器にこだわりのある彼らしい仕上がりだ。
そのパーカッション担当はマナサスのメンバーだったジョー・ララだ。

ジョーイの声はなんとなくジョージ・ハリスンを思い起こさせる。
控えめなギターを弾きながら、味のある声をきかせる。
オープニングの軽快な「DO YOU KNOW」から最後の「EVEN ANGEL」まで
捨て曲なし。「EVEN ANGEL」ではジム・ゴードンが豪快に叩くタムと
それに答えるようなジョーイのギターが素晴らしい。
テンプス・ナンバーで私の大好きな「I WISH IT WOULD RAIN」を
カバーしているのも嬉しいところだ。そういえば、これはロッド・スチュワートの
レパートリーでもあるのだな。

10曲たった30分ちょっとしかないのだが、この短さが
今の時代のやたら長い収録時間のCDに比べて、なんとも後ろ髪をひかれる
感じでCDが終わっても「もう一度聴きたい」と思わせるのだ。
今でも輸入盤なら、入手は可能だろう。
ソフト・ロックの紙ジャケを入手してそこで終わりにするのは、
もったいない話なのだ。騙されたと思って気にとめていただきたい1枚。




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

FAR EAST MAN

2006-05-06 09:06:11 | THIS SONG
掲載写真は右がロン・ウッドの「I'VE GOT MY OWN ALBUM TO DO」、
左はジョージ・ハリスンの「DARK HORSE」。
私の大好きなこの2枚のアルバムは共通点が多い。

まずは共に1974年発表であること。発売もほぼ同時期だ。
プロデュースは自身が行っていること。
ロンとジョージの二人でつくったミディアム・テンポの傑作「FAR EAST MAN」が
収録されていること。
基本になるリズム隊はウィリー・ウイークスとアンディ・ニューマークであること。
両者ともボブ・ディランとの交流があり、時にボーカルの節回しが
ディランの影響下にあるのが面白い。

フェイセス崩壊後初のソロ・アルバムを作成し、明るい未来を見据えたかのような
陽気なロニー。この時点ではストーンズに加入するとは思ってもなかったろう。
いや、ミック・テイラーの不穏な動きをミックとキースから聞いていたか?。
74年末から始まるストーンズの「ブラック&ブルー」セッションに
ミック・テイラーは本来なら参加するはずだったのだから、この時点では
そんなことは関係なく楽しいレコーディングだったというのが正解だと思う。

一方ジョージのほうは自身のレーベルをつくるも自らは「アップル」との
契約が残っているという状態。おまけに私生活は破綻し、ツアー・リハーサルと
レコーディングが重なって声はボロボロ(これがディランっぽい一因か)という
ありさま。好対照な2人だが、共通項の多いアルバムを同時期に出したというのは
偶然だろうが、なんともいえないロックの歴史と浪漫と必然を感じる。

それにしても初めて「FAR EAST MAN」を聴いて以来、その不思議に切ない
フレーズの魅力にとりつかれ、今も聴くたびにグッとくる。
20年以上の間、聴く者に魔法をかけ続けられる曲というだけでも素晴らしいのに
作者二人が同時期に録音したそれぞれのバージョンを楽しめるという
偶然にいくら感謝してもし足りないのだ。
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BAD COMPANY / CAN'T GET ENOUGH

2006-05-05 14:03:18 | THIS SONG
久しぶりにバッド・カンパニーを聴きたくなり、シングルを
ひっぱりだしてきた。
思い起こせばこれもスーパー・バンドだったのだ。
元フリー、元キング・クリムズン、元モット・ザ・フープル。
おお、素晴らしい。(笑)

74年という時代とメンバーの嗜好もあってか、フリーの時代ほど
ブルーズよりではなく、良く言えばおおらかなバンド・サウンドが楽しめる。
フリーの時はベーシストのアンディ・フレイザーの手数の多いスタイルと
いまいちあわないと個人的に思っていたサイモン・カークのプレイも
ここではバッチリだ。
もちろん、私の中で1,2位を争うフェイバリット・ボーカリストである
ポール・ロジャースの歌唱は瑞々しく最高だ。
曲の後半でのギター・ソロが2本のギターで奏でられるのだが、
TV出演したときの映像を見ると、ミック・ラルフスとポールが
丁寧にソロを弾いているのがよくわかる。
フリー解散直前に来日した時のギターのパートはポールが一人で
まかなっていたのだが、ギター・プレイも素晴らしい。
とはいっても、ポールのマイク・スタンドさばきも格好いいから
ギターはあまり持ってほしくなかったりして。

歌詞じたいは他愛のないものだ。このわかりやすい欲望丸出しの
求愛の歌は、日本語で歌うとちょっと照れるが、ヒット曲というものは
わかりやすいもので、私はこのわかりやすさを全面的に支持する。
肝心のサウンドも素晴らしい。楽器の音と、スタジオの空気をざっくり
収録した抜けのいい音は爽快である。

またまた私が学生時代のバンドの話であるが・・・。
例えばバンドで遊ぶとき、適当に誰かが弾きだした音にあわせることが
できなければ曲は始まらない。特にレパートリーに選ぶと決めたわけでなくても
ギタリストがイントロを弾き、それにベーシストやドラマーがあわせて
1曲完奏すると「これ、やろか」ということになってレパートリーにしたものだ。
ちなみに「コミュニケーション・ブレイクダウン」はそんな感じで
レパートリーになった。

もちろんドラムスから始まる曲もある。例えばレッド・ツェッペリンだと
「ロック・アンド・ロール」。バッド・カンパニーのこの曲もカウントの後は
重厚なドラムスのキックとスネアが続く。
私のカウント、ドラムスのフレーズに即座にギタリストは反応したが
他のパートがついてこなかったし、何しろ歌い手は呆けていた。(笑)
最も1984年にバッド・カンパニーのコピーを試みることは
ちっとも格好いいことではなかったのだろうけど。

我が家ではポール・ロジャースさんはとてもいい人ということに
なっている。自分で金看板を背負えるのに、ジミーペイジさんやクイーンの
更正・集金・再結成(名目はなんでもいい)の手伝いに手を貸してあげるのだから。
今年こそ、自身のアルバムを出してもらいたいものだ。
久しぶりに「カット・ルース」でも聴くかな。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする