HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

野獣と拳銃

2010-02-28 10:06:19 | DAY BY DAY
マカロニ・ウエスタンのファンにとっては、カルト・ヒーローと言われる「サルタナ」。
「サンタナ」じゃないよ。(笑)しかしながら全4本つくられた映画は日本では全て劇場未公開、
ビデオ発売はおろかテレビ放映も無かったいうこともあって、私も1作も見ていない。
DVDが1本発売されたことはあったが、今では入手困難だ。

というわけで、このCDも完全なジャケ買い。「サルタナ」シリーズ第一弾、
『サルタナに逢ったらお前の死を祈れ』のサントラである。
薄い青(空です)を背景にオレンジで太く書かれた「SARTANA」の文字。これだけで
私は映画「ダーティー・ハリー」のオープニング・クレジットに直結してしまうのだ。
サンフランシスコの青い空に、オレンジのゴシック体で現れるクレジットがとても綺麗で
その青とオレンジの組み合わせは強烈に印象に残っている。唯一違った色である赤を
使った箇所があって、それが「ダーティ・ハリー」の「DIRTY」という文字だったことで
尚更記憶に残っているのかもしれないが。

イタリア音楽界の巨匠と言われたピエロ・ピッチオーニのスコアは、西部劇やマカロニ・
ウエスタンのサントラと言われて即座に思い浮かぶイメージとは少々違って、派手ではないが
オルガンを使ったグルーヴ感あふれる曲が多く、ラウンジ・ミュージックの第一人者だけあって
ギターや口笛を使ったトラックも、どことなくお洒落でクールな印象を残す。
アルバムを通して聴き通すことができるだけの、楽曲とアレンジの魅力が全編に貫かれているので
ついつい何度も聴いてしまう。

それにしてもサルタナさんの不敵な面構えはどうだろう。写真では赤のネクタイに金色の
ベストのように見えるが、こんな悪趣味なヤツが単純な悪党では無く、それなりの正義感に
裏打ちされたヒーローというのだから可笑しい。拳銃を持つポーズもキマっているが、肝心なのが
サルタナさんの後ろにある物体。これが改造されたパイプ・オルガンで、機関銃が仕込まれて
いる。ああ、なんて馬鹿馬鹿しいのだろう。それじゃあ、まるでマカロニ・ウエスタン界の
キース・エマースンじゃないか。(笑)勿論、私の興味が沸いてきて映像が見たくなったのは
言うまでも無い。
それよりも、いつもこんな物体を持ち運んでいるのかという疑問はどう解決すればいい?。(笑)

何にせよサルタナさんが男前なのは間違いないから、まあいいか。
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美女と拳銃

2010-02-27 16:44:19 | DAY BY DAY
映画のDVDを買うという行為と、映画のサントラを買うという行為は当然ながら
そこに全く別の意識が働いている。どちらかというと映画ファン寄り(笑)の相方から
見れば「映画のDVDを持っていないのに、サントラを買うんだ。」と半ば不思議がられ
私の金使いの節操の無さと併せて、あきれられる。二言目には「あんたが、DVDとCDを
持っているのは『エマニエル夫人』くらいじゃないの。」とか言われるがそんなことはない。
『バーバレラ』も両方持っている。(笑)

当然、映画も見たいという気持ちはあるのだが、DVD化されていなかったり
テレビ放映されなかったりというだけの話である。サントラは純粋に音を楽しみたいために
あるのだから、いちいち言い訳しなくていいのだけど。映画の印象的なシーンに音が
被れば効果倍増なのだが、映画本編に使われる場合、映像自体の音、例えば自然音や
車や列車の音、さらには台詞と重なることもあるので、やはり気に入ったサントラは買うのだ。

掲載写真は、映画を見たことが無くスコアを聴いたことも無いのにジャケ買いした1枚。
まず、拳銃をモチーフにした文字に痺れた。ロック・ファンならギターをモチーフにした
モンキーズのロゴを思いだしてほしい。モンキーズのロゴを素敵だとは思わなかったが(笑)
この拳銃にはグラッときた。これは68年のイタリア映画「LA RAGAZZA CON LA PISTORIA
(邦題:拳銃大追跡)」のサントラで、ジャケットに写る女性はモニカ・ヴィッティ。
CDをセットすると、いきなり品の無い男性ボーカルの熱い歌唱にひっくり返るが全体的には
なかなかのアルバム。シタールが緩くビャンビャンと鳴る曲の印象が強いが、トランペットと
オルガンの組み合わせの妙が洒落た曲もある。冒頭の曲は男性ボーカルが無いバージョンも
あって、そちらのほうが数倍クールであった。(笑)

なんとなく、ジャケ買い成功の1枚である。

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CHRIS SPEDDING & SNIPS / 1980 TORONTO TAPES

2010-02-26 21:25:13 | ROCK
CDーRブートレグに金を払うのは、なんとなく癪に障る。それでも、それが聴きたい
音源ならば仕方が無い。例えそれが西新宿の「あんなとこ」や「そんなとこ」で売っていない、
限りなく自家製(笑)に近いブツだとしても、である。

掲載写真は80年12月29日のスニップスとクリス・スペディングの演奏を収録した
CD-R。ジャケットの文字のフォントや色合いが、素人仕事の風情を感じさせるが
そんなことはどうでもいい。大体昔のブートレグはプレーン・ジャケットにスリック1枚
だったのだから。(笑)先日、某所で売っていると教えていただいて、やっと入手しました。
音源の存在はラジオで放送されたものとして知られていたが、まさか聴くことができるとは
思ってもみなかった。

最初の5曲はスニップスをメインにしたセット。シャークスでの共演で気心は知れているし、
もう完成していたであろうスニップスのソロ・アルバム「La Rocca」(81年リリース)の
プロデュースをしたという流れで、プロモーションの意味合いもあったのだろう。
バックでのクリスさんのギターは、どこからどう聴いてもクリスさんのトーンで気持ち良く
聴くことが出来る。「La Rocca」は未だCD化されていないので、何とかお願いしたいところ
だが、売れないだろうなぁ。(笑)

クリスさんのセットは、これが全長版で無いとは思うが収録された9曲はなかなかの
選曲だと思う。80年と言えば、アルバム「I'm Not Like Everybody Else」を11月に
出したばかりなので、そこから2曲とりあげていて、その他は皆が好きな曲(笑)ばかり。
いきなりの「HUNGRY MAN」に仰け反り、「SILVER BULLET」を渋くキメて「HEY MISS BETTY」で
再び加速。FM放送用の短い尺の中で緩急の変化が2度ほど現れる選曲は、聴いていて
飽きない。「MOTORBIKIN'」が途中から始まるのが惜しいが、最後はヨレヨレだがお約束の
「GUITAR JAMBOREE」で持ち技を披露。客も喜ぶというものだ。
ブートレグ雑誌風に言うと、良好なサウンドボード録音でヘッドフォンでの鑑賞にも
耐えうる。

西新宿で売っているブツに比べれば、これは転売不可レベルのブツかもしれない。
しかし私にとっては、この音源の価値は比べる物が無いくらいの価値がある。
クリス・スペディング史上2枚目(?)の単独ブートレグは、こうして機嫌良く棚に収まった。
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オレンジ・カウンティー・スリー

2010-02-21 18:20:53 | ROCK
職場の社員の入院や研修、身勝手な旅行(笑)で人員配置に苦労し、慌ただしく日常を
過ごしていると、つい物事を忘れてしまう。かつては、レコード・コレクター誌は必ず
発売日に買ったものだが。ここ数回は出たことすら忘れていて数日遅れで買ったのだが
今月もそうだった。シンガー・ソングライターというのは得意なジャンルではないが
嫌いでは無い。自分の中で優先順位をつけると、他に格好良いジャンルがあるので後廻しに
しがちだが、避けているわけではない。

この手の企画が結構好きなのは、今まで気付かなかったアルバムを気に留める機会になる
からだが、今回のように括りが大きすぎると不思議な気持ちにもなる。
エリオット・マーフィーやトム・ウェイツ、ウォーレン・ジヴォンを選ぶ度量があるなら
ルー・リードやガーランド・ジェフリーズはなんで入らないの?とか。
まあ、ルー・リードをSSWの枠で考えたことなんて一度も無いのだけど(笑)、
こういう企画の選盤は複数名でしたほうが良いとは思った。CDの再発はもっとコアな
部分まで進んでいるというのもあるし。

掲載写真は68年にリリースされたスティーヴ・ヌーナンが自身の名前を冠したアルバム。
かつてはジャクスン・ブラウン、ティム・バックリーと並んで、その住んでいた地域を
引き合いに出して『オレンジ・カウンティー・スリー』の一人と言われた人である。
近年になってアルバムを幾つか出しているようだが、このアルバム以降2000年代半ばまでは
1枚のアルバムも作っていなかったということと、その68年のアルバムも全てが自作曲で無く
ジャクスン・ブラウンの曲を共作を含めて5曲も取り上げているということが、彼の
評価を一段低いものにしているとしたら、笑止千万というところだ。

正直なところ、自身の曲の方がアレンジし易かったというのもあるだろうが、瑞々しく
聴こえる感じもするが、まだレコーディング・アーティストとしてのデビューを果たしていない
ジャクスン・ブラウンの曲も良い。ティム・バックリーほど感情の起伏は激しくないが
少ない音数の中を、澱みなく真っ直ぐに歌っているような、その歌唱も良い。
この後アルバム制作を続けていれば、もしくは誰かに曲を提供し続けていれば今の評価は
もっと高いものになていたと思うのだが・・・。

先に書いた『オレンジ・カウンティー・スリー』の中でレコード・デビューが一番遅かったのが
ジャクスン・ブラウンというのは今思えば意外だが、今に至るまで第一線で活躍し続けて
入るが故に、私の所持するアルバム数は、ティム・バックリーを遥かに超えている。
『LATE FOR THE SKY』は、つい最近買ったばかりだけど。(笑)
そう言えば、去年のひな祭りの日に取り上げた二人、来日するんですね。
JT&CKは行きたかったのだが、私の会社はこの時期が人事異動の時期なので断念。
しかも、今回は間違いなく私は移動対象者リストに入っているはず。
そういえば、今の職場に移ったのは4月10日だった・・・。

楽しいコンサートになることを、願っています。
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SONHOUSE / THE CLASSICS~35th ANNIVERSARY

2010-02-20 09:03:15 | 日本のロック・ポップス
デビュー35周年ということで、CD7枚+DVD1枚というボリュームで
サンハウスのボックスが登場した。98年にリリースされた「ROCK'N BLUES BEFORE
SONSET」の拡大版という感じで、メンバー協力のもと貴重な音源が追加された
今回の黄色い箱をスルーするわけにはいかなかった。
曲目とか何が貴重かとかは、ネットで検索すればわかるので、いちいち書かない。
SONRISE2000のインフォメーションを見た時に「買わなきゃ。」と思った人はそれが正解で
「かなり高いな。かなりダブるな。まあいいか。」と思った人も、後々後悔しなければ
それは正解となる。

サンハウスはメンバー・チェンジが何度かあり、具体的に誰がどの時期にいたかは
98年ボックスのブックレットにわかりやすい表がある。柴山俊之が各曲に添えた
『ひと口メモ』や、後進ミュージシャン達のコメントも面白かった。
仲野茂が「中学の時にサンハウスを聴いた」と書いているの見て、いきなり『日本のロックの
歴史』というなんだか学問のような言葉に思いが飛んだことを思い出した。
音源的には98年ボックスは用無しとなったが、何度も読んだブックレットのために
手放すことを躊躇している私である。(笑)

正直なところ、安い買い物では無い。これを買う人の大多数は単体のLPやCDを持っている
だろうから割高感は尚更だろうが、『日本語のロック』のパイオニアの35周年のご祝儀だと
思えばちっとも高くは無い。(いや、高いのだけど。笑)
98年ボックスのみ収録の「1974年京都・拾得LIVE」を聴くことができるだけで
嬉しい人もいるだろう。今回のブックレットのインタビューは気合を入れて読まなければ
いけないくらいの文字数で、これの価値も大いにあると思う。
最初の3枚を聴き返す機会にもなるし、「やっぱりあったんだ。」と思いながら
ワン・ステップの発掘録音を聴くのも良し。

ただ、これが全てでは無い。メンバー非公認のCDが幾つかあるのはファンの方々は
知っているだろう。あれをそのままの形での復刻するのは承服しかねるだろうから、
メンバーの納得する形で改訂版のような物が出ればいいなと思う。
それとライブ集。私はマニアではないが、それでも日付の怪しいものも含めて73年から
77年までのライブ・テープは20本くらい聴いたことがある。どれも音質は貧弱だったが
年月やメンバーの変化でアレンジがどんどん変わるのが、よく解かりなによりライブの魅力には
抗えない。頭脳警察の「LIVE DOCUMENT 1972-1975」くらいのボリュームでお願いしたい。(笑)
いや、本当にすべきなのは、「有頂天」「仁輪加」「DRIVE」「STREET NOISE」が単体で
カタログに残っているという状態にすることだろう。基本中の基本なのだから。

黄色い箱なので、日焼けによる色あせに注意しましょう。(笑)
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QUEEN / KEEP YOURSELF ALIVE

2010-02-17 22:45:44 | THIS SONG
今も大して自由になるお金が沢山あるわけでは無いが、ひと月に1枚のLPレコードを
やっと買えた10代の頃は、ベスト盤の存在は大きかった。
後になってベスト盤ばかり持っているのが格好悪く思えて「最初から計画的にオリジナルの
レコードを揃えていけばよかった。」と悔やんだ(笑)こともあったが、聴きたい曲の数が
日々増加する、あの頃は本当にベスト盤は重宝した。

ディープ・パープルの「ディーペスト・パープル」、ビーチ・ボーイズの「終わりなき夏」、
シカゴの「偉大なる星条旗」、他にもバーズやエアロスミスのベスト盤にはお世話になった。
今はどれも手元にないけれど。

なかでもクイーンの「グレイテスト・ヒッツ」は17曲もぎっしり入って、しかも2000円
ということで喜んで買い、かなりの回数を聴いたものだ。
それでも、今となっては大笑いなのだが、最初に聴いた時は椅子からずり落ちたのだ。
『有名曲が沢山入っていて、しかも新曲の「UNDER PRESSURE」まで聴くことが出来る』くらいの
認識で買って帰って早速ターンテーブルに乗せる。聴こえてきたのは「BOHEMIAN RHAPSIDY」。
えっ、と慌ててジャケットを手に取り、ライナーを引っ張り出す。
ない、何処にも無い。私は勝手に1曲目は「KEEP YOURSELF ALIVE」だと思っていたのだが
1曲目どころか、どこにも無い。いつぞや聴いたラジオから流れた件の曲は格好よかったし
D.J.がクイーンのデビュー曲なんて言っていたのを覚えていたので、17曲も収録した
ベスト盤に収録されないわけがないと思っていた私が浅はかであった。(笑)

このベスト盤を聴き過ぎたせいではなかろうが、一般に名盤と言われるヤツを聴いても
大きな声では言えないが、未だにピンと来なくて。(笑)友人から何枚か借りた名盤と言われる
ヤツにピンと来ないのだから1STアルバム「戦慄の王女」を買うのはリスキーにも程がある
という訳でシングル「KEEP YOURSELF ALIVE(炎のロックン・ロール)」を探すことにした。
大学1年の初冬くらいだろうか、京都はスローター・ハウスという今は無きレコ屋で
300円で発見。当時の私はケント・マイルドを吸っていたが(!)ジャケ写のロジャー・
テイラーが左手にマールボロを持っているの見て、「ロック・ミュージシャンたる者、
やっぱりマールボロを吸わないかんのやろか。」と阿呆な事を考えたのも懐かしい。

初めて買ったクイーンのシングルが中古盤の「炎のロックン・ロール」だったのだが
これでクセになり日本盤シングルを探すようになりLPを揃えたのは、かなり
後になったのだが、今でもクイーンはLPやCDよりシングルで聴くことが私には多い。
全ては高校1年の晩秋に購入したベスト盤に「炎のロックン・ロール」が未収録だったのが
発端だと思えば、これも運命ということで面白いなと私は思っている。

ちなみに「炎のロックン・ロール」のコピーはこうだ。
『ブリティッシュ・ロック界最高の新人、ニュー・ヘヴィ・ロック・グループ
”クイーン”登場!』
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追悼 ダグ・ファイガー

2010-02-16 21:52:35 | ROCK
ザ・ナック・・・。
大多数の人は「MY SHARONA」をヒットさせた一発屋と呼ぶだろう。
確かに間違っていない。しかし、余りに強烈な一発だったとの注釈を忘れてはならない。
そのナックのリード・シンガーであるダグ・ファイガーが57歳の若さで亡くなった。

ナックのアルバム「GET THE KNACK」は高校1年の時のクラス・メイトが所持していた。
私が「けっ、ナックかよ。」というと、友人は間髪置かずにこう言った。
「何言ってんだい、そっちはチープ・トリックかよ。」
で、その後二人ほぼ同時に「それ、貸してくれない?。」
今思い返しても、さわやかな二人だった。(笑)
私より先輩方だとバッドフィンガーやラズベリーズでそんな光景に出くわしたかも。

「MY SHARONA」がLPだとギター・ソロが無駄に長くて、ちょっとがっかりだったが
それでも良くできたレコードだと思ったし、それ以上にシングル盤の「MY SHARONA」が
より愛おしく思えたものだ。オリジナルの米盤シングルは男の視線を一点に集める
セクシーなジャケットでいつかは欲しいものだ。

掲載写真は98年にリリースされたベスト盤CD。
最初の3枚のアルバムから満遍なく選ばれている(4枚目からは1曲のみ)のだが、
このベスト盤でしか聴けないのが「TEACHER TEACHER」「I KNEW THE BRIDE」のカバー。
前者はロックパイルでお馴染み、後者は勿論ニック・ロウの曲だ。ナックの音楽が
パワー・ポップ、パブ・ロックに通底していることがよくわかるカバーである。
ドラムスがテリー・ボッジオというのも面白い。

ダグ、安らかに。キンクス・カバーをありがとう。
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青い青い、青いレコード、ボウイ様

2010-02-16 21:10:34 | DAY BY DAY
ついでなので、青いヤツも。

ボウイ様のシングル「BLUE JEAN」は84年のアルバム「TONIGHT」収録曲。
京都の大学に進学し、輸入盤というものを手軽に買えるようになったことを実感したのが
掲載写真の1枚。アメリカ盤シングルはタイトルにちなんで、ブルーのカラー・ヴィニール
だった。日本盤は当然ながら普通に黒いヴィニールだったので、「俺って都会に来たなぁ。
四国の田舎じゃ、こんなの買えないよな。」と、自分が田舎者であることを同時に
実感したのであった。(笑)

ちなみに日本盤のコピーは実にあっさりしている。
『世界が待っていた、ボウイのニュー・シングル今、到着!!』
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赤い赤い、赤いレコード、ストーンズ

2010-02-16 20:38:58 | DAY BY DAY
タイトルは仮面ライダーV3の主題歌に合わせて歌ってください。(笑)

LPレコードがカラー・ヴィニールというだけで手放せないのだが、それが7インチなら
尚更である。子供の頃、やたらと家にあった童謡やアニメのソノシートも赤色だったが
そんなのではなく、自分の好きなアーティストや曲の7インチがカラー・ヴィニール、
というだけで、不思議にウキウキ(笑)するのだ。

掲載写真は82年に出たストーンズのシングル「TIME IS ON MY SIDE」。
ライブ盤「STILL LIFE」からのシングル・カット。このライブ盤からの最初のシングルは
「GOING TO A GO GO」で、これはB面がアルバム未収録の「BEAST OF BURDEN」なので
問答無用で買った。それほど間をおかずにライブ盤からもう1枚シングルを切るとは
思わなかったし、今回はB面も未発表曲では無い。これがカラー・ヴィニールでなければ
買って無かっただろう。昔の東芝赤盤のような深く暗い赤もいいが、この抜けるような
明るい赤が好きだ。

このシングルのジャケットの上部には凄いキャッチ・コピーが掲載されている。
まだそんなに世間擦れしていない(笑)高校2年生の私でも「それは無いで。」と思った、
その名コピーをここに紹介したい。

『突如この曲をミックが歌い始めたとき、会場を埋めた10万人の人たちの中にどよめきが
巻き起こった。大男たちが大粒の涙をボロボロと流し、ストーンズと共に合唱する。
ああ!ストーンズ!史上最大のロック・バンドが放つ、この哀しきバラードをすべての
ロック野郎に捧げたい。』

ああ・・・。ストーンズ・・・・。(笑)

映画「LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER」はビデオやLDやDVDで何十回となく
見たが、そんなシーンは思い出せない。このコピーを書いた人はきっと現地で見たんだな。
だいたい、この曲ってそんなに言うほどの「哀しきバラッド」か?。
私は16歳くらいからロック者を自負しているが、このコピーに挙げられる「ロック野郎」の
中には数えて貰わなくてもいいよ、と思ったのが17歳の秋であった。

ここで、誤解の無いよう再度書いておきたい。
私が一番好きなロック・バンドは28年間、一貫してザ・ローリング・ストーンズである。(笑)

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貰い物

2010-02-15 17:36:35 | DAY BY DAY
有休の消化のために今日は休みになった。天気も悪いし丁度いい。
休みの日はいい天気の方が望ましいが、用事が無くて外出の予定がない日は雨でも晴れでも
関係無い。出無精なもんで。(笑)
今年はバレンタイン・デイが日曜日だったのだが、こういう時は女性はどう考えるのだろう。
私が働く女性だったら、日曜日にかこつけて無駄な出費は抑えるのだが。(笑)
で、これをきっかけに悪しき習慣を会社から無くしたりして。

金曜日に家に帰り、鞄から包みを取り出すと相方が「今年は収穫があったか?」と見にくる。
気分じゃ無かったので、「食うか?。」とかいいながら包みを開けると、手作りの物があった。
料理が好きなのだろうが、市販のチョコレートを溶かす気分というのは経験したことが無いので
(笑)私にはわからない。「これは、あんたが一人で食べたほうがええやろ。」
「ハイハイ。」
で、別の包みから市販の物を見つけた相方はネットで値段を調べ始めた。
「だいたい、値段の検討はつくから、調べんでもええんちゃうか?。」
「いや、ちゃんと相応の物を返さないかんから。金額がかけ離れててもヘンやろ。」
「ハイハイ。」
3月になったら、相応の物を買ってくるよう頼まなければならないので、ここは
気分を損ねさせてはいけないことを私は知っているのであった。

貰い物と言えば、掲載写真のシングルがそうだ。
ローリング・ストーンズのデッカ時代のアルバムがロンドン・レコードから発売された時の
懸賞で当選したもので、A面が「AS TEARS GO BY」のイタリア語ヴァージョン、B面が
「MONEY」というカップリング。当選するとは思っていなかったので、高校から帰ってきて
届いてた包みを見た時、いや封を切って現物を見た時の嬉しさは今でも覚えている。
早速聴いてみると、特に音がいいわけでは無かったが妙に音圧があって不思議な気分だった。
レコード・バブル全盛期に西新宿某店で2万の値がついて、壁に飾られているのを
見た時は阿呆らしくて笑うしかなかった。

ロンドン・レコードが出したLPの初回盤はカラー・ヴィニールだった。
正確に何種類の色があったのか知らないのだが、私が買った「ENGLAND'S NEWEST HIT MAKERS」は
オレンジ、「12X5」はブルー、「FLOWERS」はレッドだった。ロンドン・レコードのLPは
この3枚しか買っていないのだが、このあと全てCDで買いなおすことになる。CDを買うと
LPは処分するのが常だがカラー・ヴィニールはなんだか可愛らしいので処分していない。
いつまでも思い出に浸っていないで荷物を少なくしないといけないことは解かっているの
だが・・・。

考えと行動は一致しないものだ。(笑)
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GEORGE JACKSON IN MEMPHIS 1972 - 77

2010-02-14 08:58:51 | SOUL
ソウル通の間では確固とした評価を得ているものの、一般人(もちろん、私を含む)の間で
それほど名前が知られていない、ジョージ・ジャクスン。
U.S. BLACK DISK GUIDEを頼りにしても、出会う事はできない。
何故なら、シンガーとしてよりもソング・ライターとしての認知度が高いから、
と言うよりも、70年代にアルバムをリリースしていないから。
シングル盤を集めるような熱心なファンや、コンピレーション盤に目配りできる人でないと
歌手ジョージ・ジャクスンに出会えないのだから、それだけで聴く機会が限られるというものだ。

2004年に未発表集が出た時も評判は高かったように記憶するが、今回は72年から77年
までのシングルと、当時の未発表録音を集めたCD。様々なところで絶賛の記事を見たので
私もやっとこさ入手したのだが、これがなんとも気持ちのいい1枚だった。
複数のレーベルのシングルを1枚にまとめることが出来たのは、KENTの力仕事。
ジャケットの作りが、2008年にこれもKENTのいい仕事であるオヴェイションズの
「ONE IN A MILLION」のデザインを踏襲しているのが、なんとなく嬉しい。

スタジオ別の音の違いを感じ取れなくてもいいじゃないか。汗をまき散らすシャウターこそが
ソウルなんて誰が言ったの?。ロックに接近した時期のニュー・ソウルだけが格好いいわけでも
ない。(大好きなんだけど。)なんとも心に染みわたる彼の歌唱と絶品のトラックを
聴いていると、このCDを何度も繰り返して聴きたくなるはずだ。
コンピレーションCDではあるが、これから先のガイド・ブックには掲載されるべき
新たな基準になる1枚。そうであって欲しいと思う。
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淫力魔人、再び

2010-02-12 22:08:31 | ROCK
2005年7月にイギー&ストゥージーズの「HEAVY LIQUID」を取り上げた際に、
こんな事を書いた。

『少し前に「RAW POWER」はミックスを直し、音圧もたっぷりの盤に生まれ変わった。
CD発売当初は「これが本来の姿か」と盛り上がったが、今回のBOXを聴いていると、無性に
ボウイの下品なミックスが施されたアナログ盤が懐かしくなってきた。』

とは書いたものの、一度売り払ったLPを買い戻すこともせず、ぼんやりと4年半以上の
月日が流れた。そんな冴えない私を覚醒させたのが「ROW POWER」がデラックス・エディション
として再発されるというニュースだった。2枚組のレガシー・エディションというのも
あるらしいが、ここはCD3枚+DVDのデラックス・エディションを狙うしかない。
しかも、「ROW POWER」本体は昔懐かしいボウイ様ミックス。DVDに収録された
アルバム制作ドキュメンタリーは字幕無しだと辛いだろうが、かまうものか。
更にIGGY & THE STOOGESのHPでのアナウンスには「Japanese pic-sleeve 45 single
repro: “Raw Power b/w “Search And Destroy”」とある。
えっ、再発7インチも付くの?。スリーブだけってことはないよね?。(笑)
いずれにせよ、期待は膨らむ。早速メイリング・リストに登録して最新ニュースが届くのを
待つことにした。4月が待ち遠しい。

掲載写真は97年にBOMP!からリリースされたライブ盤。音は今ひとつだが、
何故か何回も聴いたCDで、クレジットを見て「あれ、ストゥージーズって5人組だっけ?」
とか間抜けなことを思ったことを思い出した。(笑)

California bleeding on such a winter's day...

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ダーティー・ハリーと卒業生

2010-02-11 08:43:47 | DAY BY DAY
映画「インビクタス/負けざる者たち」の日本公開のおかげというか、便乗企画で
視聴率獲得の狙いもあって、先週はテレビ東京で、今週はNHK-BSでクリント・イーストウッドの
映画が立て続けに放送された。本当の映画好き(?)には、吹き替え放送なんて「許されざる物」
だと思うが、テレビで見るイーストウッドの映画は山田康雄の吹き替えのイメージが
強く刷り込まれているため、テレビ東京で放送されたヤツは全て吹き替えモードで見た。

映画としては全く気に入っていない「ピンク・キャデラック」(89年)の中で、
カルト集団のボス役のマイケル・デ・バレスを見て、しばし物思いにふける。一体この映画を
見た人のどれくらいの人がデ・バレスがロック・スターだったことを知っているのだろうか、と。
私にとっては、今でもやっぱり『シルヴァーヘッド』や『ディテクティヴ』の人なんだけどなぁ。

西部劇の人からハリウッドの顔になったという意味で、イーストウッドの転機になった
「ダーティー・ハリー」(71年)は私の大好きな映画だ。その後の映画やテレビでの刑事物が
この映画からどれくらい「いただいている」かを考えれば、単純に映画としての価値は高い。
S&W M29型というよりも、44マグナムという名前が有名になったのも、この映画から。
BSで久しぶりに見たのだが、クレジットを見てしばし考える。

『原案・脚本は「ハリー・ジュリア・フィンク」とあるが、自分の名前を主人公につけたのか。
そういえば、「エマニエル夫人」の原作者の名前も「エマニエル」だったなぁ。
エマニエル夫人、良かったなぁ。映画もサントラも。そういえば、エマニエル夫人みたいな
内容の映画があったような・・・。思い出した、「卒業生」だ。・・・』

という、ほとんど意味の無い壮大な?前振りの後、やっと掲載写真のCDに辿り着く。(笑)
掲載写真は映画「卒業生」(76年)のサントラで、コンポーザーはフランコ・ミカリッツイ。
モリコーネやトロヴァヨーリのように必殺の映画が無いのだが、このサントラは気に入っている。
映画自体は大した内容で無かったと思うが記憶は遠い。そういえば、これは「エマニエル夫人」の
原作者が監督だった。テーマ曲をミカリッツイとエマニエル・アルサンが歌っているのが
気分を盛り上げる。70年代の「ソフト・ポルノ」(笑)という言葉から想像できる
音の全てがここにあるといってもいいかも。ジャズと言ったりクラシックと言うと、
両者のファンから睨まれそうな、怪しいストリングスとコーラス。イージー・リスニングと
言われると何だかランク落ちしたようなイメージがあるが、映画のスコアと言えば
少しは高尚な感じがしますか?。(笑)そんなB級度合いが楽しいサントラである。

卒業シーズンなんですね。あんな歌やそんな歌の入ったCDは持ち合わせていないので、
これを聴きながら淫美に盛り上がりたいと思います?。(笑)
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準備万端のはずだった・・・

2010-02-08 10:24:27 | DAY BY DAY
土曜日が半日仕事だったという訳ではないが、本日は遊休もとい有休。
これは、第44回スーパー・ボウルに備える意味合いもあった。今回のハーフ・タイム・ショーは
ザ・フーということで、見逃すわけにはいかないのだ。

ニュースなんかと被ったらどうしよう、なんて危惧していたのだが、ニュース終了後
ハーフ・タイム・ショーがスタート。ところが・・・・。
なんじゃ、こりゃぁ?。
音声と映像が全く同期していないじゃないか!。気持ち悪いこと、この上無い。

演奏は短い持ち時間に対応するために、各曲を短縮して美味しいところを
余すところなく披露するアレンジで上手くまとまっていたと思う。メンバーの服装も
格好良いものだったし、ザック・スターキーのシンバルがターゲット・マークに塗られていたのも
良かった。これは、3月にTeenage Cancer Trustのイベントで「四重人格」を演奏することを
意識してのものかもしれないが。ステージ・セットもスーパー・ボウルということで、
派手な電飾と花火が派手なイベントに相応しいものだ。
それなのに、演奏と音声が合っていないんじゃぁ・・・。

BSのアナウンサーは「音と映像がずれていましたが、現地の放送をそのまま流しました」と
弁明したが、苦情や問い合わせが多かったのだろう。民放地上波での放送も録画予約しているが
どうなっているか、かすかな期待を持って見てみようと思う。
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要、生活パターン改善

2010-02-07 11:18:08 | DAY BY DAY
私は出無精である。休みの日は、できれば家でのんびりしていたい。
それでも、外出しなければいけない時はある。今は車通勤でないので週末は車を
動かしたい、というのもある。
だからといって、何時に外出してもいいというものではない。
外に出るなら、朝10時までには出発するというのが私の習慣だ。
買い物で相方を同行する時もそう。相方は「昼からゆっくり出かけたらええやん。」というが
そうはいかない。行きは良くても、帰りの道が混むのが嫌なのだ。
でも、相方は別の理由を知っている。
「早く出かけて早く帰ってこられたら、昼過ぎからビールを飲めるからだろう?。」
ご尤も。で、こうして本日最初の缶ビールを飲みながら昨日BSで録画したZZトップを
見ているというわけだ。(笑)

車で約30分弱走ったところにあるショッピング・モールには、本やDVD、CDを
売るチェーン店がある。そこでは中古品も扱っていて、そのショッピング・モールに行けば
必ずチェックするのだが、掘り出し物にあたることはまず無い。
特に目的も無く惰性でCDの「邦楽中古」コーナーをブラブラしていて、改めてびっくり
したことがあった。今、売れているとされる人の中には、名前は知っているが具体的には
1曲も知らないという人が私には結構いて、浜○あゆみもそんな一人。
で、なにげに彼女の名前の仕切りがある中古盤の棚を見て、その量に驚いたのだ。
面だし陳列でないにも関わらず、2メートル以上の長さに渡ってCDが並べられていたのだから。
私は身長177センチなのだが、私が横になったよりも長いと思うと笑いがこみあげてきた。

これって、アーティスト的にはどうなんだろう。
100人が買って90人が売り払うようなCDだったら、10人が買って9人がずっと
持っているCDを作る方が素敵なことのようにも思えるが、私の例えだと、それでも
前者のほうが、10人は所持していることになって、簡単に答えは出せないように
しているのだけど。厭らしい男だ、俺は。(笑)
でも、100人が買って95人が後に売り払うという例えなら、迷うだろうか?。
いやいや、最初に10枚しか売れないCDをつくるよりは、100枚売れた方が実入りはいいし、
購入後はどうするかまでは預かり知らんよ、というのはどうか。
ま、人は人、俺は俺である。

シュガーベイブが「SUGAR BABE / SONGS」と表記されているだけで洋楽コーナーに並べられ、
「ソニック・ユース」とカタカナで書かれているだけで、邦楽コーナーにいつまでも
並べられている、そんな店で見つけたのが掲載写真のCD。輸入版に日本語解説を付けた盤で
379円也。ニック・ロウ・トリビュートが出ていたのは知っていたが、面子の地味さゆえに
「いつか買おう」と思い、そのままになって早8年ちょっと、やっとの対面。
「俺編集 GOD SAVE THE KINKS」でも登場していただいた、ダー・ウイリアムズの
「ALL MEN ARE LIARS」でカバー集はスタートする。この歌を女性が歌うとなると、男性である
私は我が身をちょっと省みたりして。(笑)釣った魚にも餌はやらねばならないのだ。

もともとの歌がいいので、カバーする側の知名度の有る無しに関わらず楽しく聴くことが
出来るのだが、やっぱり格好良いのがトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズが演奏する
「CRACKING UP」。元もと、このトリビュート盤用の録音ではなく、彼らのシングルB面に
収録されたもので95年のボックス「PLAYBACK」で聴くことが出来た。
聴き馴染んでいるというのを差し引いても、この曲の疲れた感じがトムのダルな歌唱と
ぴったりで、今更のように「名カバー」だと思った次第。
ちょっと前に再発された日本人カバーの「恋するふたり」に全く笑えなかった人も(お、俺か)
このカバー集なら聴きとおせるだろう。

はい、1缶飲み終えました。
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