たった二人のメンバー(そのうちの一人はマイクに向かうだけ)の
出す音であるので、決まりきったロックを求める人には受け入れられない
であろうスーサイド。ここにはそこら中のレコードで聴くことができるギター・
ソロなんてものは一切ない。そんな退屈な物はないのだ。
しかしながら彼らの2NDはもし、私がパンク・ロックのアルバムを
10枚選べと言われたら必ず入れるであろう傑作である。
スタイルとして斬新なバンドだったのは間違いない。
バンドのメンバーが5人なら経費が大変だが、とりあえず2人でユニットを
つくって残りのパートはサポートに任せて、儲けの取り分の大半は
2人で分けるというような、事務所とユニットに都合のいいような作戦の
もとに出発点があるわけでないのだから。
スーサードのライブといえば2000年に1STが2枚組の拡大盤となって
リリースされた時に78年5月25日CBGB’Sでのライブを
聴くことができた。たった23分の演奏だがヴォイスとエレクトロニクスの
組み合わせにしては肉感的であるのが意外に感じる熱い演奏だった。
掲載写真は77年から78年に行われたライブを収録した6枚組。
音質は誉められたものではないが、スーサイドのライブがこれほど多く
記録されていたことのほうが驚きである。ほぼ全てのライブが30分足らずの
演奏で1枚のCDに3公演ほど収録され、公演ごとにチャプターが
ふられていて曲ごとの頭だしは出来ない。たかだか1公演25,6分を
集中して聴けなくてどうする、ってなものだろう。
録音の特性上(笑)オーディエンス・ノイズを多く拾っているため
ライブでの観客の盛り上がりやヤジが、暴力的な気分を高める。
2枚目のアルバム「THE SECOND ALBUM」は79年録音のためか
今回のライブ集では、そこに収録された傑作「DREAM BABY DREAM」を
聴くことはできない。この曲と「BORN TO RUN」は地続きだと思っているのだが、
ブルース・スプリングスティーンのファンでこの曲にたどり着く人は
少ないだろう。スプリングスティーン自身が数年前にライブで
取り上げた曲なんだけど。
今回のライブ集は完全限定生産らしいので、あとはいつもの通り・・・。
出す音であるので、決まりきったロックを求める人には受け入れられない
であろうスーサイド。ここにはそこら中のレコードで聴くことができるギター・
ソロなんてものは一切ない。そんな退屈な物はないのだ。
しかしながら彼らの2NDはもし、私がパンク・ロックのアルバムを
10枚選べと言われたら必ず入れるであろう傑作である。
スタイルとして斬新なバンドだったのは間違いない。
バンドのメンバーが5人なら経費が大変だが、とりあえず2人でユニットを
つくって残りのパートはサポートに任せて、儲けの取り分の大半は
2人で分けるというような、事務所とユニットに都合のいいような作戦の
もとに出発点があるわけでないのだから。
スーサードのライブといえば2000年に1STが2枚組の拡大盤となって
リリースされた時に78年5月25日CBGB’Sでのライブを
聴くことができた。たった23分の演奏だがヴォイスとエレクトロニクスの
組み合わせにしては肉感的であるのが意外に感じる熱い演奏だった。
掲載写真は77年から78年に行われたライブを収録した6枚組。
音質は誉められたものではないが、スーサイドのライブがこれほど多く
記録されていたことのほうが驚きである。ほぼ全てのライブが30分足らずの
演奏で1枚のCDに3公演ほど収録され、公演ごとにチャプターが
ふられていて曲ごとの頭だしは出来ない。たかだか1公演25,6分を
集中して聴けなくてどうする、ってなものだろう。
録音の特性上(笑)オーディエンス・ノイズを多く拾っているため
ライブでの観客の盛り上がりやヤジが、暴力的な気分を高める。
2枚目のアルバム「THE SECOND ALBUM」は79年録音のためか
今回のライブ集では、そこに収録された傑作「DREAM BABY DREAM」を
聴くことはできない。この曲と「BORN TO RUN」は地続きだと思っているのだが、
ブルース・スプリングスティーンのファンでこの曲にたどり着く人は
少ないだろう。スプリングスティーン自身が数年前にライブで
取り上げた曲なんだけど。
今回のライブ集は完全限定生産らしいので、あとはいつもの通り・・・。