HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

昨日鳴った音 8月23日~8月29日

2020-08-30 06:48:24 | DAY BY DAY

 8月23日
・スカート / ひみつ

特に歌が上手いと思うこともないのだが、洋の古今東西を問わずポップスとして曲のメロディーや
アレンジが面白ければ通用する音というのはある。勿論、都会だけでなく郊外や田舎でも
通用する音の方が長持ちはする。そこまでの波及はなかなか難しい面もあるが、届けばいいなという音。
ジャケットの魅力に負けたのは言うまでもない。因みに70年代ではなく、13年の盤。

 8月24日
・THE LEMON TWIGS / DO HOLLYWOOD

同時購入のブツが未入荷で、まだ新譜を聴くことが叶っていない。待ち遠しいのであるが、
新譜に合わせて旧作が廉価でリリースされたので、それを手にする。これはレモン・ツィッグスが
16年にリリースしたデビュー・アルバムに12インチEPとしてリリースされた6曲を追加
した盤。EPは所持しているがCD追加収録ということで有り難く手にする。ヴァン・ダイク・
パークスの「SONG CYCLE」が現代に蘇ったかのような、音の万華鏡。セカンド・アルバムに
トッド・ラングレンが参加したのも納得。

 8月25日
・THE ROLLING STONES / STICKY FINGERS

今日は職場の避難訓練。水害があった際の避難訓練とやらで、車で高台に避難するという設定。
職場の全員が参加するわけにもいかないので、電車通勤の者は社用車に分乗し車通勤の者は
自分の車で避難するという内容の中、訓練参加者に選ばれたので仕方なく参加。私は自分の車で
避難する段取りなので、誰に遠慮することも無く煙草をくわえて「STICKY FINGERS」を聴きながら
先行車を追走。「あれあれ、このルートだと高台の避難場所に辿り着く前に低地を通るぞ。
ここは冠水するんじゃない?」と思ったものの、訓練を終えた報告さえすればいい人の気に障ると
面倒なので心の奥底に仕舞い込む。『BROWN SUGAR』で始まり、『I GOT THE BLUES』の途中で
避難所から職場に戻るという短い訓練が終わった。きっと、実際に災害が起こったら避難所には
辿り着けないね。訓練の前に女子社員の一人に「いざの時は乗せてくださいね。」と言われた
のだが、残念ながら私たちはそこには辿りつけないだろう。後で確認したハザード・マップも
そう言っている。無言で。(笑)

 8月26日
・鏑木創 / ある殺し屋・ある殺し屋の鍵 オリジナル・サウンドトラック
・佐藤勝 / 殺人狂時代 オリジナル・サウンドトラック

赤黒がサントラのバーゲンをやっていたので好きな映画の盤を幾つか購入。「ある殺し屋」と
「殺人狂時代」は、14年に私が勝手に選んだ「日本映画100選」選出映画なので、
好きな映画のサントラは聴いておきたいと思ったのだ。あの「100選」の中で一番多く
選ばれた監督は岡本喜八で当時のマイ・ブームだったのかもしれない。ああいうのはベスト盤の
選曲と同じでトライする度に変わるのだが、今やればどうなるだろう。暑くて面倒なので
考えないことにした。(笑)

 

 8月27日
・津島利章 / 仁義なき戦い オリジナル・サウンドトラック

昨日に引き続きサントラ。「仁義なき戦い」関連の音を集めた盤はそれこそ何タイトルも
リリースされているのだが、18年リリースのこれは全5作品で使われた音楽に加えて
素材集まで収録したこれ以上は在り得ない決定版の3枚組。平日の夜にこんなの聴いて
明日、普通の顔で出勤できるのだろうか?。(笑)

 8月28日
・BLACK SABBATH / PARANOID

明日は延期になっていたRSDの初日。今年はRSD Dropsと銘打たれて3回に分散されて開催。
気になるブツの一例としてブラック・サバスの7インチがあるのだが、赤黒(主戦場)には
該当盤がノミネートされていない。これは2か所で戦うしかないのか(笑)なんて思いながら
ゲットできることを願って掲載盤を聴く。

 8月29日
・THE CLASH / SAME

RSD Dropsの通販開始に備えて気合を入れるためにセット。この盤を聴き終えるまでに完了
しなければ今回は負け、くらいの気分で臨んだが目標はほぼ完遂。このジャケットを
モチーフにしたGROOVERSの対コロナTシャツのデザインが格好いいのだが、どうしようかな。

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昨日鳴った音 8月16日~8月22日

2020-08-23 10:09:17 | DAY BY DAY

 8月16日
JEFF BECK / BLAST IN THE EAST

最近は過去にレーベルが出したブートレグを一まとめにして廉価で出し直すという傾向があって
掲載写真もそんなセット。ジェフ・ベックが09年に行った日本公演の内4公演を収録した7枚組。
音質の良いオーディエンス録音ばかりなので普通に聴くことができる。この後、同趣向で
14年公演を5回分集めた10枚組が出るようなので、それを予約した勢いで聴いてみました。(笑)


 8月17日
・KEITH RICHARDS & THE X-PENSIVE WINOS / MARQUEE 1992

キース・リチャーズのソロも最初の「TALK IS CHEAP」を出した頃はアルバムもツアー音源も
持てはやされたものだが、次作はそれほど大きな話題にもならなかったように思うし、私個人も
ライブ音源を熱心に聴かなかった。しかし、これは会場がマーキーというだけで特別な気分に
してくれる。観客の中にミック・ジャガーがいたというが、キースさんもさぞや気合が
入ったことだろう。演奏も音質もなかなかで、気持ちよく聴くことが出来るセット。

 8月18日
・RONNIE WOOD / GIMME SOME NECK EARLY VERSION

もうすぐドキュメンタリー・フィルムが発売されるロン・ウッドのスタジオ・アウトテイク集。
しかもアルバム「GIMME SOME NECK」収録曲でまるまる1枚聴くことができるとは。例によって
安い盤のシリーズで。(笑)普通に音質も良く安心して聴き通せる一品。

 8月19日
・KEMURI / 千嘉千涙

ハードな仕事が続く。新しい職場の新しいボスには「これだけ面倒な案件がたて続けに舞い込む
とは、持っとるのぅ。」と皮肉られるが、ここは気分をポジティブにしなければ。そんな気持ちで
KEMURIを聴くと、盤を聴いている間だけでも気持ちが前向きになる。(と、言い聞かせている。)

 8月20日
・BOB MARLEY & THE WAILERS / WELCOME TO DUBROCK

05年にリリースされたボブ・マーリー関連の3種のCDは買わなかった。「ボブ・マーリーの
ダブ?。そんなもんどうしようってのよ、俺はマーリーの声が好きなんだ。」なんて思いながら
その勢いで3枚とも見過ごしていたというわけだったのだが、今年になって再発されたのを幸いと
ばかりに購入。リタ・マーリーが提供した由緒正しい音源なのだから聴かない理由なんて
ないのだから。板落としの生々しさ込みで味わいつくしたい。


8月21日
・BOB MARLEY & THE WAILERS / STUDIO RECORDINGS INTO THE MATRIX
・BOB MARLEY & THE WAILERS / LIVE AT THE QUIET KNIGHT CLUB JUNE 10TH 1975

昨日の流れで、これも先日再発された05年盤。73年のスタジオ・リハ、この段階で既に
バニー・ウェイラーはいない。ピーター・トッシュの危険な香りが最後の燻りを感じさせる
貴重な音。75年のライブではそのトッシュもいない。名盤「LIVE !」のわずか一か月前の
演奏であるが、録音場所や環境の違いを差し引いてもあのライブとは全く違うドス黒い演奏に
驚く。どっちがいいとかではないが、高みに向かう為の牙が研がれていくのを感じ取ることができる
演奏だと思う。

 8月22日
・PAUL McCARTNEY & WINGS / COLD CUTS 2ND & 3RD MIX

今月のレココレはポール・マッカートニーの100曲。ポールがリリースした盤はスタンダードな
形態のものは全て手にしているはずなのだが、100曲並んだタイトルと収録アルバムを見て
頭の中で音が浮かんでこない曲が多くて愕然とする。それなのにこんな盤を嬉し気に聴いていて
いいのかという疑念が湧かなくもないが、LPブートレグ時代に何度目のプレスかわからない盤を
買って聴いた身としては、これも手元に置いておかなくてはと思ったので仕方あるまい。(笑)
それにしても、ここで聞ける音もポールが通常リリースしたオリジナル・アルバムと同じように
いい曲とクソ曲が平然と並んでいるのがポールらしくて、そこが好きよ。(笑)

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昨日鳴った音 8月9日~8月15日

2020-08-15 22:48:25 | DAY BY DAY


8月9日

・WILD CHILLUN / 獄つなぎのアニマル(7INCH)
・SPOOL / GHOST  (7INCH)


・スカート / 駆ける (7INCH) 

昨年の当ブログ認定ロック大賞の2位と1位のバンドが、今年リリースした7インチ。
もう7インチというだけで最高なのだけど、どちらもカップリング曲を合わせて申し分ない出来。
スカートの7インチの定価は税抜き1000円なり。あれ、やればこの低価格は実現できるの?。
抑えられた値段も素敵だが最高なのはB面収録の『標識の影・鉄塔の影』。先に出たCDシングル
と同じ内容の7インチだが、やはり好きな曲を7インチで聴くことができるのは嬉しい。
『標識の影・鉄塔の影』は私的上半期ナンバー1ソングなのだ。


8月10日
・フィッシュマンズ / 空中キャンプ
・小沢健二 / LIFE

なんとなく、普段あまり聴くことのない盤を2枚。ミュージック・マガジン創刊50周年企画の
「50年の邦楽アルバム・ベスト100」の6位と15位。一応確認のために安価な中古を
探して買ったので今現在、手元にある。思えば90年代も遠くになったものだ。
当時は相容れなかった処も、今は鷹揚に構えて接することができる。ま、昔も今も「ふぞろいな
何とか」やその周辺の音楽に興味が無いのは変わりないけれど。

 8月11日
・Superfly / 0

既発のシングルをかき集めて新曲はほんの少しのニュー・アルバムというのは、ファンには
複雑なものだ。しかし、数々のPVを一まとめにしたブルーレイもしくDVDが添付されて
いれば、それも目当ての一つになるのであまり積極的にはなれないものの手にする自分がいる。
昔は良かったとはいわないが、他の女性シンガーをブチ抜くくらいのアッパーなロックンロールを
所望する。

 8月12日
・ERROL BROWN / MEDLEY DUB

SOMEBODY TO DUB !!

 8月13日

・SPARKLE / SAME

もうジャケットからして最高な79年リリースのディスコ・ブギー。暑い夏をブッ飛ばそう。

  8月14日
・V.A. /  I'D LOVE TO TURN YOU ON CLASSICAL AND AVANT-GARDE MUSIC 
                                            THAT INSPIRED  THE SIXTIES COUNTER-CULTURE

ハード・ワーキングに徹した1週間がやっと終わった。心も体もリラックスというわけでは
ないが、最近安く手に入れた3枚組を聴く。クラシックや現代音楽がロック・ミュージシャンに
与えた影響を検証するべく編まれた盤。3枚目ににはロバート・ワイアットやケヴィン・エアーズが
インスパイアされたであろうクラシックが収録されているのだが、私は今ひとつ感知できなかった。
勉強不足を恥じ入りながら何度もこの組物にトライすることになるのだろう。

 8月15日
・PETER LAUGHNER / SAME (LP)

これも最近安く手に入れた5枚組LP。CDも出ているのだが気が付いた時には売切れ
だったので、何はともあれ手元に音源があることが嬉しい。ロケット・フロム・トムズの
盤はかなり前に当ブログで取り上げたが、これはバンドの中心人物であるピーター・ロックナーが
生前に残した録音をかきあつめた重厚なボックス。簡素なライブ・レコーディングの数々が
生々しく特にギターとメロトロンらしき鍵盤で紡がれるライブがおそろしく格好良い。
ディランとルー・リード、トム・ヴァーラインの名曲の数々のカバーにいちいち頷き、
デッド・ボーイズの萌芽をも見て取れるこの組物、値段の敷居が高いので廉価で再発されて
広く聞かれる機会が多くなるよう希望する。

 

 

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昨日鳴った音 8月1日~8月8日

2020-08-09 08:20:04 | DAY BY DAY


8月1日
・PAUL McCARTNEY / FLAMING PIE DELUXE EDITION

先々週は夏休みだったのだが、今年は帰省もできずいつも通りにゴロゴロしていたら職場から
電話がかかってきて転勤の内示を受ける。休みの日に電話で内示を受けるのは初めてだったので
厭な感じであったが、それに輪をかけて転勤先の内情が悪いのを知っていたのが憂鬱に拍車を
かける。10日程悶々とした日常を送るのだが、いよいよこの週末が過ぎれば新しい時間が
流れだす。のんびりしたヤツを聴いて心を落ち着かせたいと思って、到着して放置しておいた
この大箱に取り掛かる。ただでさえ高額物件なので何とか安く済ませたいので輸入盤で購入。
今回はDVDが2枚付いていて、それらは単純なPV集やライブではないので字幕があったほうが
すんなり見れるのだろうが、繰り返して何度も見ないから「ま、いいか。」と次々とCDを
聴いていくが、各CDの収録時間が短いので拍子抜けする。ポールのDXシリーズは開始当初に
比べて、どんどん値段が高くなっていくような気がしてならず、リラックスするはずが少しばかり
イライラ感が募って、これはいけない。(笑)後、幾つこの箱物に付き合えるのだろうか。

 8月2日
・GRATEFUL DEAD / WORKIGMAN'S DEAD 50TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION

グレイトフル・デッドのオリジナル・アルバムが50周年の冠の下、順次DX版扱いで
リリースされている。今回は「WORKINGMAN'S DEAD」でスタジオ盤の最新リマスターと
71年2月21日の未発表ライブ2枚の計3枚組。デッドのスタジオ・アウトテイクって
意外と多くを聴くことができないので、こういった1枚のアルバムのDX版なら、ライブより
アウトテイク集を付けてくれた方がいいと思うのだが、それでも聴き始めたらそれなりに
満足している自分がいる。本編のアルバムをそれほど聴いていないのは、収録された曲の
並びが気に入らないからかも、なんてことも思ったり。『CASEY JONES』で終わるのが
何とも微妙。憎みきれないろくでなし、という処か。(笑)

 8月3日
・THE ROLLING STONES / AFTERMATH

転勤初日というのは緊張する。今の仕事に就いて7回目の転勤、8か所目の職場。
といっても16年ぶりに古巣に戻ったのだが。当たり前だが当時とは職場の雰囲気も
人間も9割方変わっているので馴染むのには苦労するだろう。私の復帰を心から喜んで
くれた女性社員がいたのだけが救い。(笑)ストーンズの数ある盤の中でも聴く機会が
少ないのが「AFTERMATH」だが、英国仕様のジャケットは好きだしたまに聴くと
新鮮で良い。(笑)もっともこの盤を聴くのは16年ぶりではないけど。

 8月4日
・RON HENDERSON & CHOICE OF COLOUR / SOUL JUNCTION

レア盤の称号も名高いロン・ヘンダースンの「SOUL JUNCTION」はかつて全曲が全く
ジャケットと収録曲順が違う盤でCD化されていたが、今年になって正しい曲順とジャケットで
CD化された。76年のいなたく甘いソウル・ミュージックは真夏の暑い夜にうってつけ。

 8月5日
・深町純 / サージェント・ペパーズ

77年にリリースされた盤でダイレクト・カッティングでレコーディングされた。一時、
音質の良さを追求するためにこういったレコーディングがよく行われていたが、現場の
緊張感はただならぬものがあったであろうことを想像するとゾワゾワしてしまう。
アナログ時代は鮮度良好でLPになったのであろうが、それを今CDで聴くとなれば、
次の段階の音処理が発生するわけで、改めて一度放たれた音は記録されても変化し続ける
ということを考えさせられる。ビートルズ・ファンにとっては手にして楽しい盤。

 8月6日
・ほりのみほ / 彗星に乗って

16年にリリースされた盤。エレキ・ギターの弾き語りで、音数は多く無いが故に放たれる
音や声が直接体に染みこんでくる感じがする。今の御時勢では地味な部類に入るスタイルだが
私はけっこう好きである。これ以降ほりのみほの盤は出ていないと思う。もっと知られても
いい人だと思うが、売り方売れ方は時の運なのだろう。

 8月7日
・3/3 / ウラワ・ロックンロール・センター

18年に出た「ウラワ・ロックンロール・センターの軌跡」と題された21枚組の
ボックスは買うか否かしばらく考えた。というのも収録された盤の全てを積極的に聴きたいと
思えないのがその理由。値段も高いし。とは言いながらも悩んでいながらも心の中では本当は
「買う」ことは決定していた。3/3のライブ・レコーディングがオフィシャル・リリース
されるのだから、この1枚のために買わなければならないのだ。で、決定事項であるものの
暫く保留していたが、運よく中古で安く見つけたので今は手元にある。
音源トレードに熱心だった頃に集めて聴いた録音もあり、別の意味での懐かしさが蘇る。
フリクションのファンがこの1枚のために大箱を手にしなければならないのは酷なので、
バラ売りが望まれるところだ。

 8月8日
・FRANK ZAPPA / THE MOTHERS 1970

フロー&エディー期のスタジオ・リハーサルとライブを収録した4枚組。個人的にはこの時期の
演奏はそれほど好きではないのだが、出たのなら手にしないわけにはいかない。
それに意外とこの面子での活動期間は約7か月と短いので貴重なのは間違いない。
古い録音で尚且つ録音魔だったザッパ自身が回したテープレコーダーでの録音もあるので
全編が高音質というわけではないが、歌物主体だったこの時期の熱気の充満は感じ取れる。

 

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昨日鳴った音 7月25日~7月31日

2020-08-01 23:00:18 | DAY BY DAY


7月25日
・頭脳警察 / 絶景かな (CDS)
・頭脳警察 / 頭脳警察 1

頭脳警察結成50周年記念のEP「絶景かな」は500枚限定のリリース。タイトル曲以外の
2曲はパンタが68年に作った曲を改めレコーディングしたもので、作風が75年に解散するまでに
リリースされた幾つかの曲に似た要素があり、懐かしいようなこそばゆいような、そして嫌いに
なれない感情を抱かせる。それにしても今のこの時代を深い意味合いを持たせて「絶景」と歌える
人はそうはいないだろう。「頭脳警察 1」も昔は再発が待たれる盤の筆頭であったが、再発されて
もう20年近くの年月が流れているとは。


7月26日
・FLEETWOOD MAC / BEFORE THE BIGGINING LIVE 1968 - 1970
・FLEETWOOD MAC / SAME

ピーター・グリーンの訃報を知って昨年リリースされた3枚組のライブ盤を聴き始めたのだが
この組物は何とも評価し辛い。大手からのリリースであるのにレコーディング・データが全く
記されていないシロモノで、これならブートレグの方が余程親切である。
フリートウッド・マックって、バンドのリズム・セクションの二人の名前を使っているのに
デビュー時は「PETER GREEN'S FLEETWOOD MAC」という名前だったのだから、ピーターが
一目置かれていたのかが窺い知れる。ピーター時代の一番好きな盤ではないが、輝かしい歴史の
第一歩というわけで掲載写真の盤を聴いた。

 7月27日
・STEVE MILLER BAND / THE JOKER

昨日の流れで、趣は違うがこの人のブルーズ・フィーリングを活かした曲つくりも好きだなぁと
いうことで引っ張り出したのが73年リリースの「THE JOKER」。LPだと快調に飛ばすA面、
ブルージーなB面と上手く構成されていた。タイトル曲は我が生涯最愛の10曲にランク・イン
するだろう。ただし、まだ7曲くらいしか頭に浮かんでこないけれど。(笑)

 7月28日
・JUNIOR BYLES / BEAT DOWN BABY

これも今年の再発大賞にノミネートされて然るべき1枚。ジュニア・バイルズが72年に
リリースしたこの盤は紛れもなく世界初CD化。03年に全く違うジャケット、タイトル、曲順で
CDになったことはあったが、個人的には好きになれないものであった。今回の再発は
過去に「レゲエ100選」で取り上げた私としては嬉しく無いわけがない。再発されることを
知って細かい情報を確認せずに速攻でオーダーして届いて初めて2枚組の拡大版であることを
知った。(笑)硬派な歌詞も渋い声もリー・ペリーの音処理も全てが素晴らしい。

 7月29日
・KING TUBBY & RILEY ALL STARS / CONCRETE JUNGLE DUB

I ' M LOOKING FOR A  DUB !!

 7月30日
・WHITESNAKE / BOX O' SNAKES THE TEST MASTER

11年にホワイトスネイクがリリースした「BOX O' SNAKES」は、そのうち買おうなんて
思って後回しにしていたら速攻で完売してしまった。目当てはPVやライブを収録したDVDと
未発表のライブ盤であったが、それらを除いた組物が2年後に「LITTLE BOX O' SNAKES」として
登場し「ああ、何で一番大事な処をオミットしてるんだよ。」と憤慨したものだ。
掲載写真は最初の大箱からオミットされた2枚のライブ盤とDVDを収録したブートレグ。
オフィシャル盤を見聞きしていないのだが、それと同等かそれ以上とのことなので手に入れてある。
所謂クラシック・スネイクスの時代はブルーズが根底に流れるも程よくポップな感じもあり
今でも時々聴く。バーニー・マースデンとミッキー・ムーディーのコンビはもっと評価されても
いいと思う。


7月31日
・THE VELVET UNDERGROUND / WHITE LIGHT WHITE HEAT
・THE VELVET UNDERGROUND / SAME

何かのサイトでヴェルヴェット・アンダーグラウンドのベスト10曲みたいなのを見て
「人には人のV.U.」なんて言いながら掲載写真の盤を聴く。「じゃあ、あんたはどの曲が
一番好きなん?」と相方に聞かれても返答できず。「15年位昔に、俺の昔の知人達と人気投票を
やったら『SISTER RAY』が上位に来たかもね。知らんけど。」と答えてお茶を濁す。
『I'LL BE YOUR MIRROR』か『HERE SHE COMES NOW』でどうでしょう?。(笑)

 

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