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HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

SHINE LIKE YOU

2024-02-11 10:29:56 | ROCK

先日のウェイン・クレイマーの訃報に気が滅入っていたら、今度はダモ鈴木の訃報が飛び込んできた。

学生の頃は憧れというか遠い世界の音楽として洋楽を聴いてきた。ライブを見たとしても憧れの対象と話をするなんて
考えたこともなかったのであるが、夢が現実に叶うことも稀にあるわけで。ケヴィン・エアーズやダモ鈴木と
話すことができたというのは、私の中では永遠に忘れられない思い出である。

DAMO'S NET WORKは97年に日本で行った3回分の公演をリリースしたのだが、一期一会の思いからか各CDの
ジャケットは、ダモが描いた絵をCDサイズに切り取りジャケットにしたものである。従って同じジャケットの
盤は存在しない。私は運よく3回分のCDを手にすることができた。

後にダモさんにサインを貰う機会があり、一期一会に相応しいだろうとこのCDの裏ジャケにサインをしてもらった。
懐にはCANの「TAGO MAGO」も忍ばせてあったけど。

I say madness is too pure like mother sky
Tell me what's the price of your life

R.I.P. DAMO SUZUKI.

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あの娘の好きなチャーリー・ワッツ (生中)

2023-05-04 22:13:41 | ROCK

コロナが蔓延して以降、自ら進んでは外で飲まなくなった。ワクチンとやらを打つ気が全くなかったので
せめて外飲みとかやめて自衛しようと思ったのだが、「ロックのことを教えて」なんていう若い女性の誘いとかは
なかなか断るのも難しいものだ。(笑)今振り返って何でその娘に「LET IT BLEED」を推したのか、全くその理由が
思い出せない。「LET IT BLEED」はそんなに好きな盤では
ないはずなのだが、それでも5回は買い直している。
でも、それが最初にそれを推す理由にはならないのは明白。解けない謎は謎のまま消え失せてしまったけど。
そろそろ、外に飲みに行くかな。「とりあえず生」って、なんて淫靡な響きなんでしょう。(笑)
それでは「あの娘の好きなチャーリー・ワッツ(生中)」のスタートです。

 
・SYMPATHY FOR THE DEVIL
同日2公演を含む4回のコンサートから編集された「GET YER YA-YA'S OUT」のB面1曲目に収録された『SYMPATHY FOR THE 
DEVIL』は69年11月28日のファースト・ショーから。映画「ONE PLUS ONE」では同曲のレコーディング風景が撮影されて
いて、そこにはリズム録りを含めて録音に苦労するストーンズの姿が捉えられていたが、ライブではスタジオ盤のニュアンスを
すっ飛ばして軽快にスイングするバンドが捉えられている。パーカッションの不在をカバーすべくチャーリーの奮闘ぶりは
素晴らしく、それがキースとミック・テイラーの素晴らしいソロを引き出したとチャーリー者の私は思うことにしている。(笑)
この時期のストーンズの演奏は、それ以降の70年代のライブと比べてテンポは遅いのだが、2000年代に入ってからの
ライブのように「遅い」とは感じさせないグルーヴがある。それにしても、このジャケットは今回どうしても掲載したかったので
延長戦に突入するのは必然であったのだ。(笑)

・STREET FIGHTING MAN
ベルギーのブリュッセルで行われたコンサートのブートレグのタイトルとして「BRUSSELS AFFAIR」という名が冠されるのは
ストーンズ以外にもあるのだが、それはそれだけ73年のストーンズの演奏が強烈だったことの証左に他ならない。
FM放送音源だけに様々な形でブートレグになったのだが、まさか2011年にフィジカル・リリースされるとは。
ストーンズは73年10月17日に2回のコンサートを行い、主にブートレグではファースト・ショーの演奏が使われていたのだが
オフィシャルは、全15曲中セカンド・ショーの演奏を12曲もぶち込んできたのだから魂消た。でも、それを聴いて思ったのは
肝心な3曲は昔馴染みのファースト・ショーからなのだなぁということでもあった。『STREET FIGHTING MAN」もそんな1曲。
先に挙げた69年ライブの『SYMPATHY FOR THE DEVIL』同様、スタジオ盤ではライブ向きでないアレンジを現場対応に即した
アッパーな雰囲気に仕上げたもので、チャーリーのバスドラムがバンドを加速させるのがよくわかる名演。

 

・IF YOU CAN'T ROCK ME ~GET OFF OF MY CLOUD
2枚組レコードに於いてC面を除く3面に75年と76年の録音が混在し、C面には他の面とは毛色の変わった77年の
録音が収録されるという、普通に考えて一気に聴き通すと違和感があるはずのライブ盤なのに演奏が放つ熱量が故に
惹き込まれて一気に聴き通してしまう、そんなライブ盤ではなかろうか「LOVE YOU LIVE」は。
65年に録音された『GET OFF OF MY CLOUD』のドラムはワイルドそのものでドラムがリフを奏でているといっても
いいような演奏であったが、それを更に進化させたのが74年にリリースされた『IF YOU CAN'T ROCK ME』。
兄弟のようなドラム・パターンの2曲をメドレーで演奏したのは素晴らしいアイディアだと思う。
チャーリーがハイハットで16ビートを刻み始めるとバンドはエネルギーを蓄え始め、16ビートが終わると一気に
蓄えた力を開放するのがストーンズの常であるが、ここにはその最良の瞬間が収められていると思う。

・WHEN THE WHIP COMES DOWN
78年のストーンズのライブというのは長い間編集盤「SUCKING IN THE 70'S」に収録された78年7月6日録音の
『WHEN THE WHIP COMES DOWN』でしか聴くことが出来なかったのだが、2011年に掲載写真のライブ盤が映像と共に
リリースされ、一気にコンサート(78年7月18日録音)
をフルセットで聴くことができるようになった。ブートレグでは
「HANDSOME GIRLS」のタイトルで既に聴くことができた音源ではあるが、映像込みでのリリースということもあって手放しで
喜んだファンも多いと思う。69年に本格的な長期ツアーを開始して以降、76年に至るまでチャーリーの左手側、つまり
客席から見るとチャーリーのドラムセットの右側にはハイハット以外のシンバルは無かった。これはアンプにシールドを
繋いだ状態で動きに制限のあるキースの動向を気にするためだったのかなんて、思うこともあったのだが78年に遂に
そこに大き目のチャイナ・シンバルが配されることになる。典型的なロックンロールなのに「四つ打ち」でハイハット抜き、
そして、チャイナ・シンバル。ストーンズの、いやチャーリーの78年に於ける格好良さの全てがここに凝縮されているといっても
過言ではないこの演奏を私は外すことが出来ない。



・LET ME GO
当時のストーンズをしても81年のツアーを収録したライブ盤を2枚組で出すことは叶わなかったのかと不思議な気持ちで
今、聴き返す「STILL LIFE」。81年の北米ツアーは50か所を回る規模であったがその中の6回の異なる日付の演奏からの
セレクションを1枚に押し込むという荒業のライブ盤である。(笑)私が高校2年生の時の修学旅行で行った東京で購入した盤でもあるので
思い入れは多分にある。ここでの『LET ME GO』はアルバム「EMOTIONAL RESCUE」とはアレンジを変え、チャーリーは
ハイハットでのビートの刻みをスネアに置き換えている。これが独特の疾走感を演出しビートがより強烈になった。しかもテンポが速い。
それは下手なフィルインをぶちかませば、そこがもたつくように聞こえることを意味するのだがチャーリーは軽快に対処。
レコードでは4分以内に編集されているが、実際のライブではミックがこの曲の時は客席までなだれ込むので演奏時間は長くなる
ことが多くチャーリーにとっては演奏するのに大変な曲であったのではないかと思う。キースとロンの互いのソロも有機的に噛み合い、
これも軽視すべきでないライブにおけるストーンズの名演であると思う。

というわけで、これで本当にお終い。何で5曲でお終いなのかって?それは、私と彼女のみが知る秘密。(笑)
いや、ストーンズが5人組だった時代に敬意を表して敢えて5に拘りを・・・。
約束は守ったぜ。
それでは。

A
diós

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あの娘の好きなチャーリー・ワッツ (前から)

2023-05-03 11:11:08 | ROCK

私的チャーリー・ワッツの名演10選、後半なのに(前から)です。(笑)
チャーリーのドラムゆえに思わず前のめりになるような演奏の数々から選んだ4曲は・・・。

 

DIRTY WORK
チャーリーがバックビートを叩くときにハイハットを抜くようになったのはいつからだろうか。71年のマーキーの映像では
まだ見られないが、72年のモントルーでのリハーサルの映像(「BEAT CLUB」ですね)ではハイハット抜きを確認できる。
2拍4拍でハイハットを抜く奏法はチャーリーが発見したわけではないが、これが例え少々もったりした曲でも
演奏の疾走感を出すのに大きな貢献をすることを広く知らしめ、事実ストーンズはその恩恵を大きく受けている。

選出曲は同名タイトルのアルバムのB面3曲目に配されている。もったりどころか、ストーンズにしてはテンポの速い曲で
ここでのハイハット抜きは強烈な疾走感をもたらす。どちらが寄せたのかは知らないがビル・ワイマンのベースと呼応する
バスドラムの演奏も良い。速い曲にありがちなスネアのもたつきもチャーリーの魅力と言えば褒めすぎか?。キースとロンの
ギターの爆裂した音のぶつけ合いも素敵なので、ライブで聴くことができなかったのが残念だと今になって思う。

この曲の次に配された「HAD IT WITH YOU」はベース抜きのため、よりチャーリーの演奏の機微を聴きとることができる。
アルバム「DIRTY WORK」録音時のチャーリーは諸々の事情で不調であったという。そのせいか、アルバム・クレジットには
ドラマーのスティーブ・ジョーダンの名前があるが、曲ごとの詳細なクレジットは無い。ロン・ウッドがドラムを叩いた
「SLEEP TONIGHT」は別にして、チャーリーが叩いてない曲があと2曲はあると思うがこれは私の思い込みで想像の域を出ない。

・RIP THIS JOINT
「EXILE ON MAIN ST.」のA面2曲目。名曲揃いの「EXILE ON MAIN ST.」には、それに比例するようにチャーリーの演奏が
素晴らしい曲が多い。なかでも『RIP THIS JOINT』はバンド一丸となっての演奏がスピードによる高揚を見事に演出している。
曲が始まって1分ほどで無理やり差し込まれるスネアのロールに、「おぉっ!」と思ったのは私だけではないでしょう。
キースが歌う定番の『HAPPY』のドラムが、この時期には珍しく単調なのはチャーリーが叩いてないからだとしたら、
ダラダラしたセッションで出来たアルバムだけに、「もうちょっと長くダラダラ時間をかけてチャーリを待っても良かったのに」と
思うのであった。それとも、プロデューサーで打楽器経験のあるジミー・ミラーの意向を優先させたのかなぁ。

 

・DANCE (PT. 1)
「EMOTIONAL  RESCUE」の1曲目。前作「SOME GIRLS」からバスドラムの演奏スタイルに「4つ打ち」を取り入れた
チャーリー・ワッツ。数あるストーンズの「4つ打ち」スタイルの曲で最も複雑なリズムの曲ではないだろうか。単純に1小節で
均等に4回バスドラを踏むことで、右手左手左足でいろいろと複雑に遊ぶ余裕が生まれた結果の16ビート。
オープン・ハイハットも均等に絡めた16ビートなので、ハイハットだけに集中して聴くと、その情報量の多さに
気が遠くなる。(笑)78年頃からチャーリーのドラム・セットに18インチのチャイナ・シンバルが加わるのだが
その響きもおそろしく格好良い。後年、ライブで演奏された際には複雑なリズムのニュアンスまでは再現できなかったのだが、
スタジオ録音を聴く限りでは、もし「スネアとハイハットとバスドラムだけで演奏しろ」と言われたら、チャーリーは
それが出来る最強のロック・ドラマーの一人ではないかと思わずにはいられない。

・START ME UP
全米NO.1を獲得した「TATTO YOU」の1曲目。プロモーション・ビデオの格好良さは勿論だが、私的には初めてこの映像で
チャーリーのハイハット抜きの演奏シーンを見て驚いたのも懐かしい。私にとっての「ストーンズ事始め」でもあるので
この曲は外せない。元々この曲は78年の「SOME GIRLS」制作時に既にあった曲なので、当時を反映してかバスドラムは
「四つ打ち」。以前も書いたがイントロ最初のドラムの入り方が絶妙で、これが正しかったのか間違ったけど良かったから
採用したのか、いずれにせよライブでは再現しにくいスタジオ録音ならではの味がある。

何だかんだと10曲選んだのだが、ここではたと気が付いてしまった。
「あ、ライブ盤から選んでいない。」
ストーンズの魅力はライブ盤でないと感じ取れない部分もあるし、オフィシャル盤は元よりマニアの皆様方には遠く及びませんが
ブートレグを200枚程手にしていながら、ライブ盤の存在を失念するとは些か軽率であった。
後ろから前から攻めたのにイききれないとは。ここは延長をお願いするしかない。(笑)
後ろでも前でもない、今度は直球ド真ん中。生のド真ん中。延長戦は「生中」である。(ごめんなさい、卑近な例えで)

延長戦はライブ盤から選んだ数曲を。まだ、Adiósとはいかなかった。
というわけで、約束はできないけど・・・・。

Hasta mañana


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あの娘の好きなチャーリー・ワッツ (後ろから)

2023-04-30 21:57:47 | ROCK

2021年8月24日にチャーリー・ワッツが亡くなって、あと少しで2年になる。
訃報を知った時にはチャーリーワッツ追悼の10曲を選びたいなと思ってはいたのだが・・・・。
その頃の私は今に至るまでブログを休止中で音楽を聴き続けてはいたのだが、あの名曲『君はロックを聴かない』(7インチ買いました)
を地で行くような生活であった。いや、ロックは毎日聴いていたが何となく背徳の日々であった。

で、そんなこんなを振り切って、足りない頭で考えた「私の好きなチャーリー・ワッツ10選」。
思い浮かべては消し、更に思い馳せては消し・・・。やっと完成しました。

 

・MOONLIGHT MILE
「STICKY  FINGERS」の最後を飾る東洋風味を感じさせるこの曲でチャーリーはマレットを使っての演奏を披露。
ポール・バックマスターのストリングスが肝の曲ではあるが、チャーリーはマレットを使うことでシンバルの
響きを幽玄なものにしている。それはタムの奥まった響きも同様。まさに曲に寄り添うドラムである。

・LITTLE RED ROOSTER
英国シングル・チャート1位獲得のブルーズ・ナンバー。ベスト盤の「BIG HITS (HIGH TIDE AND GREEN GRASS)」の
最後に配置されたことで更にポピュラーな存在になったのでは。ブライアン・ジョーンズの弾くスライドが耳を
惹きつけるが、チャーリー者はここでのブラシでのスネア・ワークと絶妙のリム・ショットに着目。ブラシと
リム・ショットの絶妙な組み合わせがブルーズに色気を添える。ハウリン・ウルフも気に入ったのではないでしょうか。

 

・LUXURY
「IT'S ONLY ROCK'N ROLL」のB面頭に配された曲。極めて私的な物言いだが、この曲ほどストーンズ史上で軽視されて
いる曲はないのではなかろうか。オープンGチューニングのギターが気持ちよく鳴る曲で、レゲエ一歩手前のリズムの
ニュアンスの良さだけでなく歌詞が実にいい曲でもある。ここでのチャーリーはバックビートでスネアの代わりに
リムショットを放つ。肝要なのは左手がリムを叩く際に右足が同時にバスドラムを踏んでいることではなかろうか。
通常のリズム・キープで左手と右足が同期(笑)することはほとんど無いので、これは違和感がありつつもリムだけだと
軽くなるところを上手く補っていると思う。

・SHAKE YOUR HIPS
大傑作アルバム「EXILE ON MAIN ST.」のA面3曲目。基本、スリム・ハーポの原曲に忠実だがチャーリーは曲頭から左右の手で
リム・ワークを展開。(原曲は曲前半はバックビートをリムで刻む)このスタジオ録音盤の格好いいところは、わずか4回だけ
叩かれるスネアの存在である。なんというか思いつきで無造作に不規則に4発だけ叩かれるスネア。ここにチャーリーの
センスというか「粋」を感じるのである。スリム・ハーポが存命中に聴いてもらいたかった。

 
・ANGIE
「GOATS HEAD SOUP」A面最後の曲。正直言って個人的には全く取るに足らない曲で、自分がストーンズの40曲入り、
いや80曲入り(笑)ベスト盤を編んでも入れられない。しかし、この曲で何が一番印象に残るかを考えると・・・。
イントロのAmの音だという人がいれば、ミックの感傷的な歌だという人もいるだろう。でもチャーリー者は、キメの
ところではっきりと自己主張するオープン・ハイハットこそ、一番印象に残ると言うのではなかろうか。
『CRAZY MAMA』や『ONE HIT (TO THE BODY』等、オープン・ハイハットが印象的な曲は多々あるが、この曲ほど
その印象が強い曲はない。

・PAINT IT , BLACK
米盤「AFTERMATH」の1曲目、先に挙げた英盤「BIG HITS」の2曲目、或いは米盤「THROUGH THE PAST , DARKLY」の
1曲目と様々な形で愛された曲である。ストーンズにはハイハットの代わりにタムでビートを刻むパターンの曲が幾つか
あるが、その先駆けとなったのが『PAINT IT , BLACK』ではなかろうか。ブライアンの弾く妖しい旋律のシタールを煽るような
ドラムスは圧巻。タムでのリズムの刻みをハイハットに変えたところからスネアも入ってくるのだが、スネアをヒットする時に
ハイハットが少し開いて拍を強調するのが味わい深い。フィル・インでのタム回しも実に格好いい。

というわけで、「あの娘の好きなチャーリー・ワッツ・後ろから前から」の「後ろから」が終了です。
次回「前から」は正統派ロックンロールとして、私が好きな(えっ、「あの娘が好きな」でしょ?)チャーリーの演奏を4曲
選んでみたいと思います。

Cabrón

 

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IT'S ALWAYS ROCK N ROLL

2020-03-30 18:56:32 | ROCK

R.I.P.

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昨日鳴った音 3月12日~3月14日

2020-03-15 11:43:07 | ROCK



3月12日
・朝生愛 /    Lone (LP)
・裸のラリーズ / LIVE TACHIKAWA 77 (LP)

14年にリリースされたこのライブ盤以降、朝生愛の録音物は世に出ていない。朝生が
リリースした録音物の数は少ないが、どれも素敵な盤だと思う。近年の活動が伝わって
こないのが残念。テレビ向きでもフェス向きでもない音でもタイアップ向きで無い音にも
素晴らしいものはある。

世界中で蔓延する新型ヴィールス。ニュースで大阪のライブハウスが話題になることが多いが、
職場で誰に問うともなく独り言のつもりで「けっこう遠くから見に行った人がいるけど、
当日はどんな人が出演したんだろう。」と呟いたら、耳敏く聞きとったヤツが「ライブハウス?
どうせ三流の人らでしょ?。」と返してきた。「君が見に行くようなアリーナやドームに出る人が
みんな一流とは思わないけど。」と喉元まで出かかって言うのをやめた。


3月13日
・裸のラリーズ / UNKNOWN (LP)
・SAM COOKE / THE COMPLETE KEEN YEARS : 1957 - 1960

イライラしながら夜更かししたおかげで、長時間のリスニング。(笑)昨日と同じ内容のLPを
聴いてんじゃないよ、と自分を嗤う。アナログ用にマスタリングなんてするはずもない
パイレート盤。オフィシャル盤3種が正規にアナログ盤で再発される日がくることを願う。

サム・クックの箱はKEEN在籍時にリリースされたアルバム5枚を紙製ジャケットに収納。
盤によってはシングル・バージョン等のボーナス・トラックが数多く収録されている。輸入盤に
しては珍しくCDを保護するカバーがついていて直接紙製ジャケットにCDを突っ込まないで
すむ。ブックレットに記されたレコーディング・データが充実しているのも嬉しい。

両者とも私的に超一流の人。


3月14日
・BILLY JOEL / AN INNOCENT MAN  (LP)
・BILLY JOEL / GLASS HOUSE (LP)
・BILLY JOEL / 52ND STREET (LP)
・BILLY JOEL / THE STRANGER (LP)

ビリー・ジョエルのディスコグラフィーを眺めていると、ある時期を境に新譜を出す間隔が
大きく空くことに気付く。ま、正直なところ自分の興味があったのは83年の「イノセント・
マン」あたりまでなのだけど。掲載写真全てのアルバムのプロデュ
ーサーはフィル・ラモーン。
久しぶりにまとめて聴いたのだけど、悪い気はしなかった。というか良かった。(笑)


・甲斐バンド / 流民の歌 (LP)

値段を抑えての3枚組LPとしてのリリースは、クラッシュを意識したのだろうなぁ。
それでも、発売当時は高くて買えなかったのだけど。ミックスに難有りという向きもあるが
パーカッションとベースに重きを置いた音は個人的には嫌いではない。それにレコードだと
第5面に収録された曲の並びの魅力にも抗えない。ストーンズの「LOVE YOU LIVE」と同等の
熱量を発するライブ盤だとも思う。

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昨日鳴った音 3月8日~3月11日

2020-03-12 18:04:34 | ROCK

 3月8日
・CREAM / GOODBYE TOUR LIVE 1968

クリームのラスト・ツアーを収録した4枚組CD。この組物の発売のアナウンスを見て、そこに
収録される4公演が、まんま日本製の4枚組有名ブートレグCDと同じ日付なので驚いた。
私は件のブートレグを所持していない(金無くて買えません)ので聴き比べてないが、全く同じ
日付の4公演って、何かいろいろあるのかな、なんて妙なことを考えてばかり。(笑)
オフィシャルでリリースされた2枚のLPに採用されたテイクとそうでないテイクについて
理由を探るも良し、単純に有り難く聴くもよし。解散コンサートの映像のコンプリート版が
出るまで長生きしたいな。(笑)それにしても豪華ブックレットの中のECの写真、裏焼きが1枚
あるのだけど、あれは誰もNG出さなかったのかなぁ。

 3月9日
・BRYAN FERRY / LIVE AT THE ROYAL ALBERT HALL 1974

フェリーさんの発掘ライブ盤は72年頃からロック・コンサートに場を貸し出さなくなった
ロイヤル・アルバート・ホールでの収録。幾度かのオファーを経て実現したとかで、フェリーさん
以下ステージのメンバーは全員正装なのが、また格好良い。ベースのジョン・ウェットンは
まだキング・クリムズンのメンバーだった時期。異様に迫力のあるベースはポール・トンプスンの
ドラムスとよくマッチすることに改めて気付かされた。選曲もそれまでにリリースされた2枚の
ソロ・アルバムを中心になかなかの選曲。


3月10日
・THE HONEYCOMBS / HAVE I THE RIGHT ? THE COMPLETE 60s ALBUMS & SINGLES

バンド存命時に2枚のスタジオ・アルバムと1枚のライブ盤を出したハニーカムズ。日本では
15年に大量のボーナス・トラックを収録してスタジオ盤は再発されたが、その時はライブ盤の
再発は実現しなかった。ライブ盤「IN TOKYO」はLPは日本のみの発売で、CDは91年に
一度だけ再発されたのだがすぐに市場から姿を消した。買いそびれた私はずっと探していたのだが、
今回の3枚組にはめでたく収録された。未発表曲が8曲にメンバーのソロ・シングルも収録。
これで一安心。

 3月11日
・GRATEFUL DEAD / READY OR NOT

昨年リリースされたデッドのライブ・コンピレーション。最後のスタジオ録音アルバムが
リリースされたら、こんな選曲だったろうという想定での構成で曲は92年から95年の間に
演奏されたライブ・テイクを使用。スタジオ盤を想定しているので曲の前後のオーディエンス・
ノイズは極力カットされている。全9曲約80分の尺が如何にもデッドなのだが、常に3枚組
ではなく1枚の盤ということで、ついリピートしてしまった。(笑)

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昨日鳴った音 3月5日~3月7日

2020-03-08 10:22:25 | ROCK

 3月5日
・RCサクセション / COMPLETE EPLP

もう10年くらいRCサクセションをアルバム単位で聴いていないのだが、バンド存命時の
21枚のシングルの両面を全て集めた編集盤ということでこの3枚組を手にした。
改めてこのバンドはシングルのA面の選択に大して意欲はなかったのか、なんて思いながら
聴いたのだが、まあそれくらいオリジナル・アルバムにはいい曲が多いということだ。
今回の盤はシングル曲集なのでアルバム未収録のB面曲やシングル用の別バージョンが
まとめられたのは素直に嬉しいが。

各曲に添えられたコメントは特に感心するものでもない。初CD化曲とかシングル・バージョンで
あるとかの記述が無いのはいただけない。例えば『SKY PILOT』。このシングルの両面はアルバム
とは別バージョンであると書けば・・・。この曲をこの盤で初めて聴いて気に入った人はアルバムを探すかもしれない。
この曲の初出は中森明菜の『STAR PILOT』であることが書かれていれば収録アルバム「D404ME」を
聴いてみようと思うかもしれない。経済を回すというのは、こういう事だと思うのだけど。

正確にはRC解散後にもう1枚市販されたシングルCDがあるし、全く収録曲が被らないプロモ
7インチも2枚ある。3枚のCDは2枚目以外は収録時間が大幅に余っているので、12インチ・シングルの
「NAUGHTY BOY」と合わせてこれらも収録されれば完璧だったのに。あ、珍しく長く書いてしまった。(笑)

 3月6日
・ROXY MUSIC / SIREN

「SIREN」までのロキシー・ミュージックのアルバムには、ポップスからちょっと離れた
特殊な曲が収録されているのだが、この盤はほぼ全曲に明確なメロディーがあり簡潔で
とっつき易いように感じる。それ故に私の愛聴盤。この盤こそ良質なドラッグ・・かも。


3月7日
・細野晴臣 / S-F-X
・ANA MAZZOTTI / MINGUEM VAI ME SEGURAR

はっぴいえんどや70年代のソロとは全く違った音を追求した細野の姿勢というのは、凄いと
思うし、それが過去の音の支持者を超えて受け入れられたというのも凄いと思う。
アナ・マゾッチが74年にリリースした盤は昨年CD化された。バックがほぼアジムスという
だけで、トラックの良さは保証されているようなもの。勿論マゾッチの歌唱も魅力的。

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昨日鳴った音 2月29日~3月4日

2020-03-05 21:43:05 | ROCK


2月29日
・U2 / LIVE FROM TOKIO
・JACKSON BROWNE / TERRACE THEATER

値段が安いと、ついこんな盤をつまんでしまうのだが、これはもう悪癖と言っていいだろう。
去年のさいたまスーパーアリーナでのU2のライブは質の良いSB。JOSHUA TREE TOURと題された
ツアーのコンサートだけあって、近年は疎遠の私にも知っている曲が多くて少し嬉しい。
ジャクスン・ブラウンのライブは78年のRUNNING ON EMPTY TOURの一夜。
アルバム「RUNNING ON EMPTY」の拡大版としてライブ音源が大解放されたら喜んで買うのだけどなぁ。

 3月1日
・THE WHO / QUADROPHENIA

明日からまた1週間仕事かと思うとうんざり。私の職場が所属するエリアは、年度当初に
職場別に社員の集合写真を載せた会報みたいな冊子を作るのだが、一言コメントを要求される
のが毎年苦痛。昨年はあまりに苦痛なのでこう書いたら、何の手直しも要求されずに掲載された。
「 I ' VE HAD ENOUGH. 」 いいのかね。(笑)
もし、次年度も同じようなことを要求されたらこう書くつもりだ。
「 I ' M ONLY IN IT FOR THE MONEY . 」


3月2日
・LAURA NYRO / MORE THAN A NEW DISCOVERY
・LAURA NYRO / ELI AND THE THIRTEENTH CONFESSION

いや、別に雛祭り前夜祭をやろうと思ったわけではない。たまには相方が好きな盤でも
聴こうかなと思っただけで、ま、御機嫌取りです。(笑)ローラのデビュー・アルバムを
オリジナル仕様のCDで聴いたのはいいが、日本で馴染みのある「THE FIRST SONGS」を
大して聴きこんでないので曲の配置の違いすらピンとこない。これはいかんなぁ。
明日は雛祭り、もといローラ祭りだな。

 3月3日
・LAURA NYRO / THE FIRST SONGS

というわけで引っ張り出してきたのが、ローラ・ニーロのデビュー・アルバムの日本初登場仕様
盤。デビュー・アルバムは67年にヴァーヴからリリースされたのだが、それをコロムビアが
マスターを買い取り、日本では73年にリリースされた。私が所持するのは国内盤CDなのだが
ライナーノーツはその辺のいきさつに全く触れていない。いいのかね?。
流石に昨日の今日なので曲順の違いには反応できましたよ。(笑)

 
3月4日
・RORY GALLAGHER / DEUCE
・RORY GALLAGHER / CALLING CARD

ロリー・ギャラガーが71年にリリースした2作目「DEUCE」。ロリーの盤で嫌いな盤なんて
ないのだが、その中でもこれは特に好きな1枚。昨日のローラ・ニーロじゃないけれど、
この盤は冒頭の2曲がオリジナルと曲順が入れ替わった状態で再発されたCDがある。
『USED TO BE』と『I 'M NOT AWAKE YET』、どちらも好きな曲だが後者がアルバム1曲目だと
ちょっとした違和感がある。76年リリースの「CALLING CARD」のプロデューサーは
ロジャー・グローヴァー。いい仕事をしていると思う。あ、最近MOONCHILD製のブートレグを
よく買っているから、この盤を引っ張り出してきたわけではありません。(笑)

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昨日鳴った音 2月24日~2月28日

2020-02-29 11:14:57 | ROCK

 2月24日

・GRATEFUL DEAD /  DAVE ' S PICKS VOL . 33

2020年も始まったグレイトフル・デッドのPICKSシリーズ。4回分の事前予約は済ませてある。
今年最初に届いたのが掲載盤の3枚組。あ、77年か。じゃ、3日前の選盤はいいウォーミング・
アップだったじゃないか。(笑)


2月25日
・RON WOOD / I ' VE GOT MY OWN ALBUM TO DO
・RON WOOD / GIMME SOME NECK

74年にリリースされたロン・ウッドのファースト・ソロ・アルバム「俺と仲間」は、ロンを
取り巻く環境や時代背景の関係からか豪華なゲストが参加。ストーンズとフェイセズ人脈が
大挙参加なのだから、ファンにはたまらない。次作「NOW LOOK」をロンの最高傑作と見る
向きも多いが、私には燻し銀の「NOW LOOK」、黄金色の本作という感じで、どちらも好きだ。
鹿苑寺と慈照寺のどちらが好きか問われて困るのと同じくらいに。

79年リリースの3枚目もゲストが多数参加。ボブ・ディラン提供の『SEVEN DAYS』を聴いて
「ディランの盤には入ってない曲なんだなぁ。」なんて思ったものだが、後にブートレグ・
シリーズで聴くことができて大いに喜んだのも遠い昔のことのように思える。

 2月26日
・GEORGE HARRISON / FORT WORTH EXPRESS

昨日聴いたロン・ウッドの1STにはジョージ・ハリスンとの共作『FAR EAST MAN』が収録
されているので、その流れで引っ張り出したブートレグ。74年のツアーはジョージの声を
慮ってのステージ構成だったのが賛否の分かれ目であるが、今となってはどの公演の録音も
貴重なものといって過言ではないだろう。掲載写真はアウター・カバーで中身はこんな写真。




2月27日
・THE SUPREMES / THE SUPREMES SING HOLLAND・DOZIER・HOLLAND
・DIANA ROSS & THE SUPREMES / REFLECTIONS

67年リリースの「SINGS・・・」は65年にモータウンが出した当たり企画といってもいい
「THETEMPTATIONS SING SMOKEY」を踏襲したもの。流石にいい曲ばかり・・・なのだが。
ここでふと考える。この盤に収録されている『LOVE IS LIKE A HEAT WAVE』を、もしブラインドで
「これ、マーサ&ザ・バンデラスの別テイク。貴重だろ?。」なんて言われて聴かされたら
馬鹿丸出しで「おぉ、凄い。」なんて言いかねない私を想起し、少し身震い。(笑)

同年にグループ名がダイアナ・ロスを前面に出すように変わったためか、メンバー・チェンジが
あり、翌68年に出されたのが「REFLECTIONS」。彼女たちを支えたH・D・Hとの最後の
アルバムでもある。で、この後尻すぼみにならなかったのがシュープリームスの素晴らしいところ
なのだが、それは別の機会に。


2月28日
・SAFFRON SUMMEFIELD / FANCY MEETING YOU HERE !
・STELVIO CIPRIANI / BERSAGLIO ALTEZZA UOMO

76年にリリースされたサフロン・サマーフィールドの2枚目はなかなか素敵なジャケット。
自分で作詞・作曲・歌唱はもちろん、プロデュースやミックスもこなす才媛である。歌唱に
ついては好き嫌いがはっきり別れそうな人だが、これもまたいいのである。ビートルズ・
カバー『ELEANOR RIGBY』は少々怖い感じもするけど。

ステルヴィオ・チプリアーニが手掛けたサントラは幾つか所持してるのだが、その中でも
本盤は特に好きな1枚。最近、ここから7インチがカットされたのだが購入すべきか思案中。

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昨日鳴った音 2月20日~2月23日

2020-02-24 18:27:39 | ROCK



2月20日
・NEIL YOUNG / AMERICAN STARS ' N BARS
・NEIL YOUNG / BLUENOTE CAFE

ニール・ヤング再び。「AMERICAN STARS ' N BARS」というアルバムは『LIKE A HURRICANE』が
収録されていることで知られるのだが、聴いたことがある人はお判りの通り、その手の曲は少なく
ほとんどカントリー・アルバムの様相を呈している。リンダ・ロンシュタット、ニコレット・ラースン、エミルー・ハリス
といった実力と美貌を備えた女性を迎えることができたニールを羨ましく思い乍ら盤を聴く私。(笑)
それにしてもよくよく聴くと『LIKE A HURRICANE』のドラムスはクレイジーホースのラルフであることを了解していなければ、
「これでええのか?」という出来なのが可笑しい。

「BLUENOTE CAFE」はアーカイブ・シリーズの一環として15年にリリースされた2枚組。
87年から88年に行われた演奏を収録していて、スタジオ盤でいうと「THIS NOTE ' S FOR YOU」
の時期。件の盤はそれほど好きではないのだが、このライブ盤の迫力とアレンジの良さには参った。
未発表曲が多いのもポイントが高いが、最後に配された20分に迫ろうかという演奏時間の
「TONIGHT ' S THE NIGHT 」に痺れる。


 2月21日
・GRATEFUL DEAD / DICK ' S PICKS VOLUME FIFTEEN

毎年恒例のデッドの箱物リリース、今回は76年6月の5回のショーを収録した15枚組。
で、気分を出して76年の演奏を摘み上げたつもりでセットして聴きだしたら、「あらら、
77年か。」(笑)面倒なのでそのまま3枚組を一気に聴く。


2月22日
・THE WHO / SPECTRUM 1973
・THE WHO / LARGO 1973

ニャー・ニャー・ニャーで猫ジャケの盤でも探せばよかったのだけど、気が利かないもので。
(笑)昼間から酒を飲みながら77年のキルバーンと69年のロンドン・コロシアムでの映像を
見て、その流れで今日は一日ザ・フー三昧。12月4日のフィラデルフィアと12月6日のラーゴでの演奏は共に
ラジオ番組「KING BISCUIT FLOWER HOUR」用に収録されたもので音は良い。
前者で使用された『I AM THE SEA』のS.E.は後者では使われず、前者で演奏されなかった『LOVE
REIGN O ' ER ME』は後者では演奏される。両日の違いを楽しめるとは、なんて贅沢なのだろう。


2月23日
・LORD SUTCH & HEAVY FRIENDS / HANDS OF JACK THE RIPPER
・ELTON JOHN / HONKY CHATEAU

ザ・フーのキース・ムーンが残した数少ないゲスト参加盤ということでロード・サッチの盤を出してきた。
サッチの数奇な人生については書かないが、ロック・ビジネスにおいてはなかなかの策士であったのではなかろうか。
それほど長くはないがキース・ムーンのドラム・ソロ?を聴くことができる。

エルトン・ジョンの伝記映画「ロケットマン」のタイトルになった『ROCKET MAN』は72年の
アルバム「HONKY CHATEAU」に収録されている。件の曲には参加していないが、アルバム中2曲で
ジャン・リュック・ポンティが参加しているのが個人的にポイント高し。更なる好き者には
レッグス・ラリー・スミスの名前も見逃せない。

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昨日鳴った音 2月16日~2月19日

2020-02-22 20:57:11 | ROCK



2月13日
・SIMON & GARFUNKEL / LIVE IN NEW YORK CITY , 1967
・SIMON & GARFUNKEL / LIVE 1969

サイモン&ガーファンクルの60年代の正規ライブ盤2種。69年の盤は最初は一般流通しなかった
ものが、後に普通に手に入るようになったように記憶しているのだが、いずれにせよ、どちらも
2000年代のリリース時にリアルタイムでは購入していない。(笑)2人だけの演奏より
バンドがついた方がいいなと思っているあたり、私は熱心な聞き手ではないということなのだろう。


2月17日
・TONY JOE WHITE / HOME MADE ICE CREAM
・TONY JOE WHITE / TONY JOE

70年リリースの「TONY JOE」を聴いていて『HARD TO HANDLE』が流れてきた時に「あれ、
これって誰がオリジナルだっけ?。ブラック・クロウズのバージョンは良かったよな。あれあれ、
マジで思い出せない。」なんてことになって30分位考え込んでしまった。(笑)73年盤は
名匠トム・ダウドの匙加減がいい具合に作用したアルバム。


2月18日
・YOKO ONO PLASTIC ONO BAND / BETWEEN MY HEAD AND THE SKY
・KEVIN AYERS / BANANAMOUR

生まれた人と亡くなった人。ヨーコの09年盤はコーネリアスの参加が話題を呼んだ。この時点で
70代半ばのヨーコの声の若々しさに改めて驚くと共に、各トラックの出来の良さを再確認。
アップルの御印がある盤だけ集めて終わった人にも勧めることはできる。私は所謂「レーベル・
コレクター」が嫌いです。(笑)

以前も書いたが、このケヴィン・エアーズの盤の中ジャケにサインをもらった。
聴いている最中、そこに写るケヴィンとアーチー・リゲットの写真をずっとぼんやりと見ていた。




2月19日
・MOTT THE HOOPLE / MOTT
・MOTT THE HOOPLE / THE HOOPLE

モットのアルバムをどれか1枚選ぶとなると、それは無理な話でこの2枚を勧めることになる。(笑)
メンバー・チェンジを重ねながらも73年の「革命」、翌74年の「ロックンロール黄金代」と
勢いは止まらないはずだったのに、74年の12月には解散してしまうのだから、ロックンロール・サーカスというのは
残酷なものだ。

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昨日鳴った音 2月14日~2月15日

2020-02-16 19:30:40 | ROCK



2月13日
・UNIQUES / ABSOLUTELY THE . . . UNIQUES
・JUSTIN HINDS AND THE DOMINOES / FROM JAMAICA WITH REGGAE

ユニークスとジャスティン・ハインズ&ザ・ドミノスの共にファースト・アルバム。DOCTOR
BIRDというレーベルはこういったグループの見落としがちな盤を丁寧にリリースしてくれるので
非常に助かる。ユニークスの『GYPSY WOMAN』を聴くと次はインプレッションズを聴きたくなる。

ジャスティン・ハインズの盤は60年代の録音を集めたものが76年にリリースされたもの。
名盤と名高い「JEZBEL」以前の音として興味深い録音集。

 2月15日
・シーナ&ザ・ロケッツ / THE ROKKETS LOVE BOX

私にとって今年初の高額物件。(笑)シーナのラスト・レコーディングを中心にしたカバー曲集
「LIVE FOR TODAY !」のCDと14年リリースのアルバム「ROKKET RIDE」を軸にした2枚組LP、
そして7インチと2枚組DVDで構成される。DVDは03年に出た「DREAM BOX」の増補版
とも言え、今や貴重なTV出演時の演奏やPV等を収録している。86年の映像はフルレングスで
見たいと思ったのは言うまでもないのだが、それは贅沢な話か。箱の装丁が思ったより軽い作り
なので大事に扱わないと・・・。

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昨日鳴った音 2月10日~2月13日

2020-02-15 07:49:03 | ROCK

2月10日
・BO DIDDLEY / BIG BAD BO
・BO DIDDLEY / WHERE IT ALL BEGAN

70年代のボ・ディドリーも面白いというのがよくわかる2枚。72年の「WHRE IT ALL BEGAN」
では、例のボ・ディドリー・ビートの新解釈を聴くことができるが、74年作の「BIG BAD BO」
ではそれすらなく、ひたすらファンキーに迫る。どちらも格好良いのだが、個人的には74年盤の
方が好み。ヴァン・モリスン・カバーもあるし。72年盤は変形ジャケットなのが嬉しい。


・V.A. / STONED IMMACULATE ~THE MUSIC OF THE DOORS
・V.A. / A CLASSIC ROCK SALUTE TO THE DOORS

ボ・ディドリーにはドアーズ・カバーがある、ということで引っ張り出したのが「STONED IMMACULATE」と
題された01年リリースのトリビュート盤。ボは『LOVE HER MADLY』を格好良くキメる。
当時存命していた3人のドアーズの元メンバー達との共演というのが、目玉でもあるのだが、
同趣向でジョン・リー・フッカーが『ROADHOUSEBLUES』を唸るのも面白い。
尤もこっちはジム・モリスンの声も使っているのだけど。

「A CLASSIC ROCK SALUTE TO THE DOORS」は以前も取り上げた14年リリース盤。
今聴いても、「声を聞いて誰が歌っているか当てろ」と言われたら降参するしかありません。
ジョー・リン・ターナーやグラハム・ボネット、イアン・ギランやマーク・ファーナーも
例外では無かった。(笑)デヴイッド・ヨハンセンだけは間違わないけれど。


2月11日
・AEROSMITH / GET YOUR WINGS
・AEROSMITH / LIVE BOOTLEG

「飛べ!エアロスミス」とは、付けもつけたりの勢いのある良い邦題だと思う。しかし、
まだまだ売り出し中なのにアルバムに8曲しか入っていないというのが、私の感覚からすれば
不思議。収録時間も短いし。ヴァン・ヘイレンも後にこれを見習ったのか?(笑)

「LIVE BOOTLEG」も不思議な盤。選曲はベストと言えるのだが、明らかに音質の違う73年頃の
古い録音を収録したのが謎なところ。それでも多分手直し無しのわざわざの荒いミックスで
兇悪な感じを出しているのが、この時期ならではで良い。


2月12日
・THE J . GEILS BAND / SAME
・THE J . GEILS BAND / LADIES INVITED

71年のデビュー盤と「招かれた貴婦人」との邦題が付いた73年盤。バンドのリード・ヴォーカリストといえば、前面に出てくるものだと思うのだがファースト・アルバムのジャケットに写る
ピーター・ウルフが地味な位置にいるのに今更のように驚く。実はデビュー時から既にセス・ジャストマン・バンドだったのか?(笑)「招かれた貴婦人」頃から幾分ポップな路線になるのだが、
舵をきりきれていないのと、これという曲が無いので地味な印象が残る。

それまでの全てのアルバムのプロデュースをしてきたビル・シムジクが交代しバンド名を省略して
ガイルズと名乗った77年を経て、バンドはEMIに移籍。EMI以降を商業主義に走ったと見る向きも
あるが、私は嫌いではない。むしろ3枚残されたライブ盤の中ではEMI時代の「SHOWTIME」が
一番好きである。

 2月13日
・RICHARD THOMPSON / HAND OF KINDNESS

83年リリース。僅か3日間での録音と言われているようにライブ感溢れる音で満ちたこの
盤はスコットランドとアメリカの音楽がいい塩梅で混ざっている。アルバム・オープナーの
『TEAR STAINED LETTER』は何度聴いても、燃える。(笑)

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昨日鳴った音 2月7日~2月9日

2020-02-10 20:50:21 | ROCK

 2月7日
・WINGS / WINGS FROM THE WINGS

LP時代の有名ブートレグはCDになっても同じジャケットを引き継いでほしい、なんてことを
以前も書いたことがあるが、昨日の流れでこれを引っ張り出してきた。「WINGS OVER AMERICA」
がリリースされるきっかけになったともいえるこの盤はLP時代は3枚組だった。
ストロング・スタイルの会場録音。良質なサウンドボード音源が好まれるこの分野(笑)であるが
まろやかな音の会場録音も風情があってよいもので、これはその好例。


2月8日
・NUCLEUS / ELASTIC ROCK
・NUCLEUS / WE ' LL TALK ABOUT IT LATER

久しぶりにニュークリアス。去年はドン・レンデル&イアン・カー・クインテットの盤が
紙ジャケでCD化されて、それらを楽しんだのだが、もうちょっとロック寄りな音がいいなと
なるとこの2枚かと。時間があれば3枚目も聴いたのだけど・・・。相変わらず録画した
テレビ番組の編集に忙しい。(笑)


2月9日
・ERIC CLAPTON / PILGRIM
・NEIL YOUNG / TONIGHT ' S THE NIGHT

iPodの中身を大幅に入れ替えようと思い立った。一度片づけると出すのが億劫なので箱物を
多く取り込んでいたのだが、それを一度リセットして「もう一度、1枚のアルバムをちゃんと
聴き直そう」と思い、ベスト盤やボックス・セットを削除しオリジナル・アルバムを取り込む
ことに。

取り込みながらステレオにセットして20年ぶりくらいに聴いたECの掲載盤であるが、やはり
20年経ってもなかなか聴き通すのが辛くて(笑)この盤は取り込まないことにした。また20
年後があればいいのだが。ジャケットも気に入らないなぁ。

この日記ではとりあげていないこともあるが、このところ毎日ニール・ヤングを聴いている。
「TONIGHT'S THE NIGHT」は一番好きなアルバム。楽しい盤ではないが、それほど重いとも
思わない。苛立ちと虚無感の向うに、いつかくる終わりを見据えるとすれば、それをどう
受け止めようかと、ふと考える。考えても無駄なんだろうけど。

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