HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

LESS OF ME

2016-01-31 10:24:02 | ROCK

掲載写真はティーンエイジ・ジーザス&ザ・ジャークスの「LIVE 1977 - 1979」。
混沌とした音の混じり具合やリディア・ランチの素っ頓狂な歌唱は、昔も今も
なかなか広く受け入れられないのだが、熱心な聴き手でない私もたまに聴きたくなる
不思議な魅力を持っている。

ライナーによると、彼女たちのライブは10分から20分で終わったとのこと。
今の感覚だと、これでライブが成り立ったのかと疑問に思う節もあるが、あの
スーサイドも1回のライブは20分ほどであった。クラブやバーでしか演奏する
場が与えられない故にできる所作であるが、それが支持されあまり好きな言葉では
ないが伝説になるのだから、やはり彼女たちの残した音は接した人たちの多くに
何らかの傷を残したということなのだろう。

今回の盤には全部で27曲が収録され、そのうちの26曲が初登場。音質は悪くない。
ブートレグ・レベルのカセット録音なのだろうが整音はしっかりなされ、なにより
彼女たちのレパートリーのほぼ全てを聴くことができるのが嬉しい。
因みにレックが参加している曲は2曲収録されている。

       

ティーンエイジ・ジーザス&ザ・ジャークスの音源を手っ取り早く聴くには、この
2枚が最適なのだが、そこに新たな1枚が加わった。


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THE AFTERNOON OF SEXUALLY AROUSED

2016-01-28 20:47:28 | ROCK

       

掲載写真左はフランク・ザッパ&マザーズ・オブ・インヴェンションがドイツの
テレビ番組ビート・クラブ用に撮影された映像のDVD「THE LOST BROADCAST :
THE BEAT CLUB ' 68」。リハーサルを含めて1時間を超える映像で、オリジナル・
マザーズの動く姿を捉えた貴重な一品。

ビート・クラブのための収録が行われたのは68年10月6日であるが、この映像は
リアルタイムでは放送されていない。65年から72年までのオリジナルのビート・
クラブが放送された期間にザッパは2度出演しているが何れもインタビューとか
スタジオ内での様子が映されたもので演奏シーンのオンエアは無かった。

後年になっての再放送の際に未発表シーンが放送され、そのときの様子は
ブートレグやYouTubeで見ることができたが、リハーサルを含めた映像を流通商品
として手にすることができたのは何とも喜ばしい。

どこまでが素でどこからが演出なのかわからないくらいメンバーはリラックスしている。
スタジオ内に用意された食べ物や飲み物を適当に飲食しているシーンを時間の無駄と
捉えずに全て撮影しているのが素晴らしい。メンバ間で喋ったり煙草を吸ったりと
ダラダラしているようで、特に何の合図も掛け声もなくジミー・カール・ブラックが
ドラムのセットに腰をおろしたあたりから自然に音楽が流れ始めるのが格好いい。

一つ一つの個別の曲をしっかりあわせるというのではなく、インプロを続けながら
そこに曲として明確なリフを埋め込むのをきっかけに次々と進行していく、その
様子が当時のマザーズらしさを伺わせる。

DVDは一応リハーサルと本編のチャプターわけが成されているが、最初から
通してみると区切りなく流れて一時間超えの映像をスムースに見ることができる。
リハの最中に音声が途切れたり音量が小さくなったり大きくなったりするのは
音声の調整をしているからなのだろう。

それにしても、長尺の演奏であるとはいえ何故リアルタイムで流れなかったのか
不思議である。ビート・クラブ特有のサイケに重ねなれた画像処理もしっかりと
完了していたというのに。ともかく本作のリリースは嬉しい。

掲載写真右は我が国におけるザッパ研究の大家が記した「フランク・ザッパを聴く
アルバム・ガイド大全」。FZの公式盤として通し番号が打たれた100枚の
聴き処とその盤にまつわるエピソードや時代考証、FZの他のアルバムとの関連等
実に読み応えのある一冊であった。

比較対象として度々登場するビートルズの存在の大きさを感じずにはいられないのだが
それはFZファンとしての私に不本意なことではない。

ゲイル・ザッパ没後の最初の年となる今年であるが、今後FZ関連でどんな音源や
映像がリリースされるか、楽しみである。

 

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THE PRICE I PAY

2016-01-25 22:26:24 | ROCK

ボスのツアーが始まった。今回は「THE RIVER TOUR」と銘打ち、アルバム
「THE RIVER」の全曲再現をメインとする内容である。

そして、14年のツアーの時と同じく今回も予定されている24公演の音源の
発売が既にアナウンスされている。今回も1公演につき3枚のCDRでリリースされ
るようで、全24公演をまとめて購入すると495.95ドル也。送料は70ドル
ほどかかるようなのだが、「いくしかないぜ」とばかりにオーダーを入れた。

   

最終日は3月17日のL.A.公演なので到着まで時間がかかるが、今回は私の誕生日
にも公演があるのが楽しみの一つでもある。

気になることは二つだけ。

一つは・・・。既に『REBEL REBEL』『TAKE IT EASY』と2曲もトリビュート・
ソングを演奏していることである。願わくば、この先トリビュート・ソングとして
カバー曲を演奏する機会が無いことを・・・。

もう一つは・・・。無事にブツが我が家に届くこと。
何だか急に下世話になってしまった。(笑)

DIE HARD . . .

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帰ってきたウルトラマン・スタンプラリー

2016-01-23 20:32:19 | DAY BY DAY

昨年に引き続いてJR東日本のウルトラマン・スタンプラリーが始まった。
結局出不精の私は何処にもいかずスタンプも集めなかったのだが、自分が住んでいる
処の駅にどの怪獣が宛がわれるかは気になる。

昨年はゴルドンだったが、今年は「いかなる戦いにも負けたことのない無敵の」
ガッツ星人である。おお、無敵のガッツ星人!。これは嬉しい。
今年は昨年と違いエースやタロウの時代の怪獣も含まれ、この時代の怪獣には
思い入れが少ないので、ここらが宛がわれるとがっかりだった。

ちなみに昨年はガッツは阿佐ヶ谷にいたのだ。ま、阿佐ヶ谷は今年はウルトラマン
エースだから段落ちではないでしょう。(笑)

昨年新橋にいたセブンは今年は柏である。セブンのスタンプだけでも押しにいこうかな。

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魅惑の宵

2016-01-21 20:46:57 | 日本のロック・ポップス

       

掲載写真はサンハウスの昨年10月12日博多のスタジオでのリハーサルを収録した
2枚組CD「HAKATA」。リハーサルといっても、ここで聴くことができるのは
間延びした会話や打ち合わせの様子が一切伺えないスタジオ・ライブそのもの。
二度三度演奏した曲を含めて全26曲30テイクを存分に楽しめる。

78年に解散後も折につけ何度も集まりライブ盤やDVDが発売され、その時々の
バリエーションを楽しんできたのだが、今回は一味違う。

演奏はリハーサルとはいえ本気そのもので、スピード感も衰えずスリリング。
では何が違うかというと、それは音質である。リハーサルに使ったスタジオに
どういった録音機材があったか知らないのだが、今の耳で聴くとお世辞にもよい
音質とはいえない。しかし、これが生々しくていいのだ。

フェーダーがたくさんあるミキシング・ルームで整音した音ではなく、スタジオの
音をそのまま丸々捉えた音の生々しさが「ライブ」であることを強く意識させる。
バンドを組んでスタジオで音を出してそれを簡易なシステムで録音したものを
聞いたことがある人なら、自分が昔楽しんだアマチュア・バンドの録音を思い出す
かもしれない。

スネアとベースの音が大きく、2台のギターの音はそれほど大きくない。結構な
音量で鳴らされたであろう各楽器の間をぬってボーカルがしっかり聞こえるのが
あたりまえながら、そこらのバンドとは違うわけであるが酸いも甘いも嚙み分けた
ロックンロール・ブルーズ・バンドの音を、敢えてこの音質で聞くことの新鮮さは
意外な発見であり新たな興奮を呼び起こした。
妙にデコレーションされていないこの音は、スタジオに入って音を出す楽しみと
喜びを見事に伝えてくれる。

サンハウスの盤を聴くうえで最初に手にする盤ではないだろうが、将来的に欠かす
ことのできない盤になるであろう。

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追悼 デイル・グリフィン

2016-01-19 19:25:09 | ROCK

以前から体調不良が伝えられ、13年に敢行されたモット・ザ・フープルの
再結成コンサートへの参加が叶わなかったドラマーのデイル・グリフィンが亡くなった。
享年67歳。アルツハイマー症の合併症で睡眠中に亡くなったとのこと。

モット解散後は、同じくモットのベーシストであったオヴァレンド・ワッツと共に
ハノイ・ロックスのアルバムをプロデュースしたり、BBCレディオ1のジョン・
ピール・セッションの製作に関わる等、多岐に亘ってロックンロールの道を邁進した。

10年近くの闘病生活は気の毒であったが、安らかに亡くなったのがせめてもの救いだ。
今日はモット・ザ・フープルのアイランド時代の盤を順番に聴くことにしよう。

GOOD BYE , BUFFIN . . .

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DEATH BALLET

2016-01-18 19:20:56 | DAY BY DAY

「オンリーワンとかナンバーワン どっちだっていいだろうよ

   バカらしい 遊ばれてんだから 」

 俺たちに明日はない /   頭脳警察

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THREE YEARS OF LOVE

2016-01-16 18:40:23 | 日本のロック・ポップス

デヴィッド・ボウイの訃報に肩を落とす私に活力を取り戻してくれたのが、掲載写真の
遠藤賢司実況録音大全第四巻1992-1994であった。くしくも共に1月生まれの69歳。
ボウイは素晴らしい新譜を残して去り、エンケンは濃密な3年間を振り返るボックスを
出して更に前進する。

思えば私が一番熱心にエンケンを聴いたのが90年代であった。過去のカタログが
CD化されて一通り揃ったというのが大きかった。それと91年に出た2枚組の
ライブ盤「不滅の男遠藤賢司バンド大実況録音盤」に感動した、というのもある。
大して音のよくないライブ盤であったが、「何でこんな音質の悪い盤を出すの?」という
疑問を遥かに超える演奏の熱量にヤられたのだ。

過去盤のカタログが揃い、ディスコグラフィーを振り返って10年ほどスタジオ録音の
アルバムが出ていないことを知り、「これはライブに行くしかない」と思い私にしては
珍しく何度か演奏を見に行った時期でもある。

今回も過去の3つのボックスと同じく9枚のCDと1枚のDVDで構成される。前回の
ボックスにも同趣向のCDがあったが今回もエンケンが一人で数々の曲を録音した
盤がある。4年後に名盤「夢よ叫べ」に結実する名曲の数々を聴くことができるのが
嬉しい。他にも21世紀になってからリリースされるアルバムに収録される曲の数々が
この時期にできていたことを知り、エンケンの時間の流れの大きく緩やかな様に
感心することしきり。

ライブ盤の破壊力は今更書くまでもないが、個人的思い入れを差し引いてもトシ、
トーベンと組んだエンケンバンドは素晴らしい。地を這うように太くそれでいて
メロディアスなトーベンと、リズムキープがあまりにも人間的で(機械的でないという
意味である)フィルインを含めて前のめりにつんのめる様がロックであるトシの
ドラムスと一体となったエンケンのギターと歌は本当に素敵だ。

以前も書いたが、若手バンドに交じって轟音を出すことと、テレビの懐メロ番組に
出ることに何の違和感を感じさせることなく、期待することが違うであろう双方を
満足させるというのは凄いことである。

DVDには3曲が収録されている。そのうちの2曲は94年の代々木で撮影された
ものだが、当日私はそこにいた。『踊ろよベイビー』ではエンケンバンドの3人が
客席に降りてきてひとしきり歌うのだが、エンケンのすぐ傍にいた私が長時間
映っているのに驚いた。客席後方の高いところからの撮影をしているのは知っていたが
まさか、こんな形で当日の映像を見ることができるとは。なんだか嬉しい。(笑)

パフィーのテレビ撮影のコンサートの客席にいてテレビに映ったのもエンケンの
ライブでの映像がDVDで残されたというのも、どちらも私にとっては相応しい場に
いたことの証明であるのだなぁ。実のところ、ストーンズのブートレグ(笑)には
しっかり映っているのだが、残念(でもないか)ながらオフィシャル盤ではカット(笑)
されている。

話がそれた。この箱が網羅する3年の間にエンケンはアルバムを出していない。
そして、この3年後に「夢よ叫べ」をリリースし、以降はコンスタントにアルバムが
出続けることになる。アルバムが出ない分、全てが濃密だったということは後付け
上等で言えることができるのだが、たった3年でこの破壊力であることに驚くべき
だろう。

次のボックスも楽しみであるのは言うまでもない。

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追悼 デヴィッド・ボウイ

2016-01-11 17:55:12 | ROCK

ネットでそのニュースを見たとき、目を疑った。いつぞやのエイプリル・フールの
時のように、用意周到に準備されたボウイ様一流の扇動に違いないと思い、何度も
パソコンのキーを叩き続けた。

誕生日にリリースされたばかりの新譜が、ボウイの新たな一歩だと強く確信した
ばかりだというのに。

DAVID BOWIE WAS . . .     R.I.P.

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★★★★★

2016-01-10 11:18:35 | ROCK

82年に講談社から出た「ローリングストーン・レコードガイド」は私が手にした
最初のガイドブックで、その刷り込みというか影響は未だに大きい。
そこではアルバムを★で評価し、最高評価は五つ星(絶対不可欠)で評価が低いものは
■(無価値)の裁定が下された。評者の主観が左右する星取表なので、これが絶対で
無いことは当然だし、あれから30年以上が経ち今では歴史が評価を変えた盤も
多々ある。それを踏まえても、この本を未だに折につけ開くのも事実だ。

ボウイ様の新譜「★」は「ブラック・スター」という読み方を与えられ、自身の69回目の
誕生日に合わせてリリースされた。一昨年出たベスト盤「NOTHING HAS CHANGED」の
冒頭に収録された長尺の曲『SUE (OR IN A SEASON OF CRIME)』のジャズ的な
アプローチは新鮮で、これを軸にアルバムが出来たら凄いだろうなと思ったものだが
今回の新譜は正に期待通りの傑作である。

そんなことを書くと頭の中で、何を持ってジャズとするのか、ジャズ・ボーカルと
ロックの歌唱は何が違うのかという面倒くさい問答が待っているのだが、それはさておき。

曲は一聴して耳に残るキャッチーなメロディーで構成されていない。スタジオ録音の
アルバムとして記録に残すべく、多様なアプローチで曲が演奏されているが、単なる
ポップスと違うのは、ここに収録された曲の数々は次に演奏の機会があれば、また
違ったアプローチで演奏することができる幅を大きく残しているということである。

尺を変えることや、それぞれの楽器が定型に嵌らないソロを入れることができ、
また違ったソロが収まっても違和感のないその余裕の幅こそジャズ的アプローチと
私が考えるところなのだが、雰囲気一発でジャズ的と捉えても一向に構わない。
定型のロックに慣れきった耳には複雑に聞こえるかもしれないがメジャー・フィールドで
型にはまらないことをするのが素敵なのだ。

若い頃のようにアッパーな曲を繰り出すのは難しいのが現実だったとしても、
それ故に「老いた」と周囲に言わせないボウイ様の周到な計算だったら面白い。
魅せられし変容は続いているという事実は多くのボウイ・ファンの溜飲を下げるだろう。

ずばり、★★★★★。

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RAMBLING ROSE

2016-01-09 17:45:19 | DAY BY DAY

キネマ旬報の2015年洋画1位には驚いた。時は来た!のか。(笑)
金を生み出す娯楽超大作を軽視してはいけない、という何かの暗示か?
ちょっと、気になる。

ランブリング・レコーズが14年にリリースした「サウンドトラック傑作選50」は
そのマスタリングの良さで話題になった。ラインナップされた50枚はどちらかというと
有名なハリウッド映画が多かったように思えたのと、それ以外は既に過去盤で所持して
いたので静観したのだが、昨年「名作選35」と銘打って新たなラインナップがリストに
加わった。今回はフランス映画や西部劇が多いのが琴線を擽る。

これらの日本独自のマスタリングを施したCD群は、音質以前にアルバム・ジャケットが
オリジナルに準じたものであるのが嬉しい。

  

06年に出た「トラフィック」や「太陽がいっぱい」のサントラは、とりあえず音が
欲しかったから入手したものの、やはりこのジャケットでは物足りない。

   
「勝手にしやがれ」は、このジャケットで欲しかったのだ。元々は4曲収録のEPでの
発売であったが、12年発売の輸入盤と同じく10曲収録。他に同じくマルシャル・
ソラルが音楽を担当した4つの映画からの曲を収録していて盛りだくさん。
「カナビス」もLP再発はともかくCDのジャケットはがっかりだった。
やっぱりこうでないと。

    

「真昼と呼ばれた男」「必殺の用心棒」というのも渋いラインナップだ。

アナログの音を目指すというのは、CDというフォーマットが当たり前でその音に
不満な人にとっては最大の獲得目標ともいえる。じゃあ、アナログ盤を出せばいいじゃ
ないか、というのは簡単だがそれでは掃ける個数が限られるので商売として採算を
考えると難しいだろうし、CDでそれをトライすることで、次回次々回の機会への
足がかり橋渡しになるという意味で、このシリーズは長く続いてほしい。
3枚買うと1枚もらえるというサービスがまた素晴らしいし。

ビートルズのモノラルCDを聴いた時のような温かみのある音は、聴いていて気持ちが
いい。「カナビス」は長年の愛聴盤だが、今回のCDが一番のお気に入りとなった。

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いとしのバナナ

2016-01-08 19:46:41 | DAY BY DAY

この「バナナ」は、そんじょそこらの「バナナ」ではないということを
残念ながら私の職場では誰一人知らないノラ~。

 

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YOAKE NO KEIJI

2016-01-04 00:38:36 | 日本のロック・ポップス

         

テレビばっかり見てんじゃねぇよ、との誹りを受ける覚悟で。(笑)

昨年12月からスカパーのTBSチャンネル2で再放送が始まった「夜明けの刑事」の
チェックも抜かりが無かった。リアルタイムで見た記憶は全くないのにポール・ロジャース
が歌う『YOAKE NO KEIJI』のメロディーは頭の中に残っているので、再放送か何かで
断片的に見たことはあるのだろう。鈴木ヒロミツが出ていたことも覚えていたのは
私がロック者故ということで。(笑)

だいたい、今の感覚で言えば坂上二郎が主役なんて有り得ないようにも思えるのだが
それだけ当時はコント55号の人気が凄まじかったということであろう。
おっと、重要なのはそこではない。

このドラマにキャロルが出演していたのは後追いで知っていたので、その回が目当てで
録画を始めたのだが、あっさり第二回目にキャロルは登場した。ストーリーよりも何
よりも、断片的ではあるがキャロルの演奏を3曲見ることができたのが嬉しい。
脚本や演出に無理があるのだが、それを楽しむのも一興。

「YOAKE NO KEIJI」は挿入歌だったのか。勝手にエンディングの曲だと思って
いました。(笑)エンド・クレジットにポール・ロジャース(バッド・カンパニー)
とあるのが、琴線を擽る。この括弧書きの(バッド・カンパニー)という名称が
どれだけお茶の間にアピールしたかわからないが、当時のロック好きには嬉しい
括弧書きであったはずだ。

そして第34話にはダウン・タウン・ブギウギ・バンドが登場。宇崎竜童が話の
キー・パースンなのだが一瞬、和田静男が映って「おお、これはもしかして」との
期待通り、メンバー全員が出演し番組後半では軽く『カッコマン・ブギ』を歌う
シーンまであるではないか。これは嬉しい。

他にはどのエピソードか忘れたが、鈴木ヒロミツが「ロック好きですよ。」とか
言いながら適当に『朝まで待てない』を歌うシーンがあったり。

他の刑事ドラマ以上に当時の流行や風俗が反映されているので、その懐かしさも
魅力だが、まずはキャロルとダウン・タウン・ブギウギ・バンドが出た番組という
だけで素晴らしい。さあ、今日からまた録画の日々が始まる・・・。

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BAND OF JOY

2016-01-03 09:50:31 | DAY BY DAY

とりあえず、年明け三日目。明日から仕事であるが、何ともダラけている。
年末の記事にも書いたが、録りためたテレビ番組の編集に時間を割いているので
正月らしいテレビ番組をほとんど何一つ見ていない。まあ、「相棒」を見れば
それだけで正月のような気もするのだが。(笑)

今更のように「ルパン三世」にハマっている。昨年は地上波で久方ぶりの新シリーズが
始まったのだが、実は第一回を見逃した。一発目を見逃したことで次話以降を
録画して保存なんて作業をする気がおこらなかったのだが、スカパーで地上波放送分の
全話再放送があったのでそれを録画。これで追いついた。

で、スカパーでは第一シリーズの再放送も継続中なので、それも録画して改めて
ブルーレイに焼こうと編集を始めると・・・。

いやぁ、今までそれこそ何回も見ていたはずなのに、次元の台詞を覚えていて相方に
笑われるほど見ていたはずなのに、今になって初めて気づいたのが掲載写真。
録画した各回のCMをカットする編集をしていたのだが、オープニングの
峰不二子のバックに著名ミュージシャンの写真が写っていることに気付いた。

「なんで、ロバート・プラントとジョン・ボーナムの写真が使われているんや?」
ルパン三世とレッド・ツェッペリンのコアなファンの方々には有名な話だったのだろうが
2016年の今になるまで気づかなかった私の間抜けを笑うとともに、今更の話だと
しても自分で気づいたことが嬉しくて(笑)こうして記事にした次第である。

それにしてもプラントとボーナムか。ペイジを使わなかったところが渋い。
というか。この二人はツエッペリン以前はバンド・オブ・ジョイという名前のバンドで
一緒だったので、製作者はこの事実を知っていて二人を組み合わせたのかも。
そんなわけはないか。(笑)

昨年で完結したツエッペリンのDX盤。もし、これのコンパニオン・ディスクの中から
選りすぐって6枚組くらいで出たら、諸手を挙げて昨年の「ベスト10」に選出したの
だけど。

さぁて、次はどんな仕掛けが待っているのやら。

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LAY DOWN MY MONEY AND I PLAY MY PART

2016-01-02 08:53:40 | DAY BY DAY

ブルース・スプリングスティーンが久々に来日公演をするというので、頑張って
チケットをとった。前回は97年の「THE GHOST OF TOM JOAD TOUR」だったので
あれはともかく85年の初来日を見ていないことを未だに後悔しているので、今回は
気合を入れた。

ボスの公演で前から4番目の席を手に入れることができたというのは奇跡的である。
喜び勇んで会場に到着した私は入場の列に並んだのだが、なんだか様子が変だ。
チケットを見せる際の手荷物検査が一切ないようだが、代わりに何か聞かれているようだ。

私の番がきた。とりあえずiPodのイヤフォンを外すと係員が話しかけてきた。
「『HUNGRY HEART』を歌えますか?」
「えっ?」

確かにボスは『HUNGRY HEART』を演奏するとき、最初の歌詞を観客に歌わせる。
「いや、自信がありません。」と答える私に係員はニッコリとほほ笑んで少し大きめの
赤い紙を渡してくれた。
「それでは、これをお持ちください。」
それには『HUNGRY HEART』の歌詞が大きな字で書かれていた。
あっ、なるほど、件の曲が始まったらこれを見て歌えばいいのか・・・。

コンサートが中盤に差し掛かったころ、遂に『HUNGRY HEART』の演奏が始まった。
「あっ、紙をださないと。」ポケットをまさぐって皺だらけになった赤い紙を取り出し
開いたものの・・・。

横の客も前の客も誰一人として紙を開かないではないか。振り返ると後ろの人たちも
開いていない。上を見渡すとスタンド席の客も誰一人として持っていない。
そして大合唱。もしかして私だけ・・・。

酷い夢であった。(笑)

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