HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

LOVE IN US ALL

2007-07-29 19:38:01 | DAY BY DAY
新しくパソコンを買ったのを機会に、プロバイダーを変更した。
メール・アドレスとかも変わるわけで、以前のプロバイダーでは既に
希望のアドレスは使われていたので、今回やっと希望通りになって
少し嬉しい。
このブログの名称も同じようなものがないか、検索して今の名称になった。
当初は今のメール・アドレスと同じようにしようかと思っていたのだが、
ブログにも同じようなのがあった。(笑)
悪いけど、取るに足らない音楽ブログであった。
今のブログ・タイトルは3番目の候補で、2番目の候補は大物ミュージシャンと
ほとんど同じになりそうで、阿呆丸出しなので取りやめ。
検索して下調べしてよかった。
ただでさえ、名前の由来を聞かれる時に鬱陶しい思いをする質問の類に
必ず入るし。V.U.の「ROCK AND ROLL」の歌詞中のワン・フレーズに引っ掛けよう
と思っただけだったが、やめやめ。
すぐさま、キンクスの「緑村保存協会」が頭に浮かび今に至るわけである。

今日は参議院議員の選挙であった。どっちに転ぶかわからないが
投票は済ませた。これから酒でも飲みながらテレビをゆっくり見るかな。

世間でヒットする歌や音つくりが「くだらない」と思うことがあるだろうか。
私はかなり前から考え方を変えた。出された「音」には罪はない。
全ては、その「音」を世に出した人間と、それを支持する人間が悪いのだ。
ヒット曲がくだらないのではなく、支持する人間が愚鈍なのだ。
私も愚者で、とるに足らない人間の一人だが、敢えて順番をつけることが
許されるなら、自分の財産が目に見える形で搾取され、自分に身の危険が
及ぶまで声をあげられないほどの馬鹿ではない。

掲載写真はファラオ・サンダースの傑作「LOVE IN US ALL」。
ジャケットの図柄は政府広報やどこぞの自治体のポスターに使われそうな
感じに見えそうだがこのアルバムの音とそれに相応しいジャケットは、
そんなチャチなものとは違う。
身の周りの人間とすら手を繋げない私だが、たまには連帯が必要かなと
思ったり。
いろいろ考える1日である。

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JAMES BROWN / THE POPCORN

2007-07-28 19:44:52 | SOUL
掲載写真右はジェームス・ブラウンが69年に発表した、「THE
POPCORN」。インスト・アルバムである。
先頃発売された10枚の紙ジャケの中で世界初CD化の物を
まずは5枚購入したのだが、やっぱりどれも「いい感じ」で、
その中でもこれが特に気に入った。
レーベルもアナログ時代のオレンジと黒の色使いにJ.B.の顔を配置した
デザインで、丁寧な仕事ぶりである。

このアルバムはJ.B.のプロデュース作であるが、アルバム・タイトルに
あるように正確には、ジェームス・ブラウン・バンドによる演奏を
集めたもので、全曲に御大が参加しているわけではない。
しかしながら、当時のJ.B.のバックを固めた面々の素晴らしくファンキーな
演奏が聴ける。驚くべきはこのアルバムの録音は全10曲中、6曲が
コンサート終了後のスタジオ録音であるということだ。

掲載写真左がそのコンサートを収録したもので、68年8月26日ダラスでの
録音。タイトルは「SAY IT LIVE AND LOUD」で世に出たのは98年。
オリジナル・アルバムとして発表されたJ.B.のアルバムは数多いし、
擬似ライブ(笑)もかなりある。それらを凌駕するといっても過言でない
優れたライブ盤である。
個人的にはこれも92年に初めて発表されてファンに人気の高い「LOVE
POWER PEACE」より、ライブとしてまとまりと勢いがあるとさえ思うライブだ。
そんなライブを披露した後で、スタジオでアルバムを録音するなんて
普通ならとても考えられない。1日2回公演なら、同じシチュエーションなので
問題ないだろうが、いくら録音のセッティングをスタッフが用意周到に
準備していたとしても、一汗かいた後に場所も雰囲気も変わってなおかつ
レコーディングとなったら、気持ちの切り替えが大変だろう。
しかしながら、残された録音物は雄弁に当時の彼らのタフネス振りを証明する。

どちらのアルバムを単体で聴いても、気に入ってもらえるだろうが、
ライブ盤を聴いた後に、「THE POPCORN」を聴いて、「ある1日」の
ジェームス・ブラウン・バンドのメンバーの気持ちになってみるのも
面白い聴き方だろう。
ダラスは暑かったに違いない・・・。
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あれは3年前・・・

2007-07-24 20:59:51 | DAY BY DAY
もう、3年も前になるのか・・・。
3年前の今日、横浜でザ・フーの初来日公演を見たのだなあ。
コンサートで涙ぐんだのは初めてだったし、予想もしなかったピートのギター破壊を見ることができたし、ジョー・ペリーは「フジ・ロックに出れて嬉しい」と
言ってしまうし(笑)、楽しい一日だったなぁ。

いいタイミングでザ・フーのCDが届いた。
単なる偶然なのだけど、なんとなく嬉しい。
掲載写真左は「THE WHO SELL OUT」の日本盤「恋のマジック・アイ」。
ジャケットは当時の日本盤を再現しているので「ステレオ」の表記があるが
CDはモノラル仕様。もちろん世界初。世界中のファンが欲しがるだろう。
ミックス違いは聴き比べて楽しんでいただきたい。

LPでは最後の曲「RAEL」が終わった後に「TRACK RECORD」という呟きというか
掛け声がエンドレスで聴けるように溝に刻まれていた。
現行CDはボーナス・トラック収録の関係で、最後の曲「GLOW GIRL」の
エンディングにフェイド・インするように、この掛け声が収録されている。
ちなみに掛け声は17回。
今回のモノラル・紙ジャケは・・・・16回でした。(笑)

今年の動きといえば2007年欧州公演も終了したところだが、その後は
お約束の「箱」が待っている。北米ツアー第3弾の「箱」に収録されていた
DVDは8公演でリージョン・コードのエラーがあり、交換もかったるいので
自分でナニしてDVDデッキで再生できるディスクを作成したのだが、
欧州公演箱は、しっかり作成してもらいたいところだ。
なにせ我が家の家計を大幅に圧迫する高額物件なのだから。(笑)


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LOL COXHILL & STEVE MILLER

2007-07-22 21:37:25 | ROCK
待望のCD化である。
輸入盤の被せ帯?にも仰々しく、25年以上の廃盤以降、やっと初CD化
みたいなことが書いてあるが、本当にそんな思いである。

本CDはスティーヴ・ミラーとロル・コクスヒルがアルバムの片面ずつで
主導権を分け合って製作した、73年作「COXHILL/MILLER MILLER/COXHILL」と
翌74年の「THE STORY SO FAR...OH REALLY?」を収録した2枚組CD。
ジャケットは変わってしまったが、今回のCD化の快挙を考えれば
些細なことだ。

どちらもミラー・サイドの抑制具合と、コクスヒル・サイドの飛び具合(笑)が
バランスよく収録され、主導権を握ったサイドとそうでないサイドでの
演奏具合を聴き比べると面白い。
即興演奏だが、いたずらに攻撃的でなく美しいメロディと音色がこの
アルバムを何度もの再生に耐えうるものにしている。
1STには二人以外に、リチャード・シンクレア、フィル・ミラー、
ピプ・パイルが参加した曲が2曲ある。デリバリーからこのアルバムを介して
ハットフィールズが誕生したことを伺わせるもので、アルバム全体の中でも
聞き物といえる。また、ボーナス・トラックが充実していてスティーブの
ライブ4曲とデリバリーのライブ3曲(ともに72年録音)を聴くことができる。
74年のライブも1曲あるので、2枚の双頭アルバム前後の音も確認できる
仕掛けになっている。
デリバリーはこの時点で、スティーブ&フィル・ミラー、コクスヒル、
シンクレア、パイル、そしてロイ・バビントン。
いやぁ~、このライブが間に入ると更に「歴史」が面白くなるというものだ。
2NDも片面ずつを分け合って製作されたが、1STに比べよりソロ色が強く
なっている。ここでのお楽しみはコクスヒル・サイドにケヴィン・エアーズと
ロバート・ワイアット参加曲があることだろう。

これも今年最も忘れられない再発の1枚。
大推薦。





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サディスティック・ミカ・バンド / LIVE IN TOKYO

2007-07-21 19:43:31 | 日本のロック・ポップス
ミカ・バンドの熱心なファンではないのだが、木村カエラを新ボーカルに
据えての活動は少々気になっていた。
ぼんやりテレビを見ていたら、ビールのCMでいきなり目に入ったというのが
私的に格好よかったし、カエラの歌も堂々としている。
この先、カエラのアルバムを追いかけるかと問われれば、答えはNOなのだが
ことミカ・バンド再生に関しては、「いい選択」をした思ったものだ。

公開リハの後1度限りのライブを行ったのだが、それを収録したのが
掲載写真のCD。「黒船」絡みの曲で往年のファンの心を掴み、会場が暖まった
ところでカエラ登場、新作の曲を演奏するという構成がいい。
新曲のなかでは高橋幸宏作の「THE LAST SEASON」が気に入っているのだが
これは単にステレオラヴっぽくて好きなだけなのかな。
当日の模様はWOWWOWで放送されているのだが、DVDになった時の特典映像を
早くも楽しみにしている駄目な僕。(笑)

CDは2枚が再結成ライブに充てられていて、もう1枚が75年9月21日の
神田共立講堂でのライブに充てられている。
購入者の中にはこれが本当の目当てだった人も多いだろう。
私もそんな一人なのだが、いかんせん曲が少なすぎる。秋川リサのMCを
除いて全8曲しかないのが、不満だが世に出たことは喜ばしいとしよう。

手元にはほぼ当日の全記録と思えるテープがあるのだが、秋川リサの
オープニングMCはもう少し長い。黒船組曲を演奏した後には、ミカ・バンドと
クリス・トーマスの仲人と紹介されて今野雄二が登場、ロンドンの状況や
このライブの翌日、ロンドンに行くことが話される。
ざっと聞きなおしてみて、当日の曲目を記しておく。
間違っているかもしれないし、曲名がわからない(笑)ものもあるのだが
参考までに。

01 颱風歌
02 タイムマシンにおねがい
03 オキナワBOOGALOO
04 銀河列車
05 WA-KAH!CHICO
06 ファンキーMAHJANG
07 どんたく
08 ブルー
09 墨絵の国へ
10 何かが海をやってくる
11 インスト・ナンバー(曲名がわかりませんでした)
12 黒船
13 ヘーイごきげんいかが
14 マダマダ産婆
15 塀までひとっとび
16 ミラージュ

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BRITISH LIONS / ONE MORE CHANCE TO RUN

2007-07-16 21:53:10 | ROCK
ブリティッシュ・ブルドッグスじゃないよ。(笑)

ブリティッシュ・ライオンズは、地味なハード・ロックを演奏するグループという
程度の認識しかないのだが、メンバー構成は興味深いものがある。
後期モット・ザ・フープルから、イアン・ハンターとミック・ロンスンが抜け、
モット名義で活動していたところに、元メディスン・ヘッドのジョン・フィドラーが
ボーカリストとして参加して出来たグループ、といえば興味が沸く人もいるだろう。

モット・ザ・フープルは勿論大好きだし、メディスン・ヘッドも初期のハーモニカと
バスドラにギターという不思議な編成の時代から、バンドらしくなった時期を含む
「ダンデライオン」に残した3枚のアルバムはどれも魅力に溢れ、好きである。
しかしながら、ブリティッシュ・ライオンズは何とも垢抜けないバンドで、
そこでがなるジョン・フィドラーもメディスン時代とは別人のようで
ボーカルが一本調子であり、強烈にアピールするものではない。

しかし。ガーランド・ジェフリーズの「WILD IN THE STREET」やチャック・ベリーの
「COME ON」をカバーするようなバンドを、簡単にダサいといって
切り捨てられないのがロック者の業なのか?。(笑)
掲載写真のDVDは、78年にドイツのテレビ番組「ロックパラスト」に
出演した際の映像を収録したものである。もっといい状態の映像は残って
なかったのか?という疑問も少々沸いてくる画質で、後半は色落ちや歪みが
酷くなってくる。もちろんオフィシャル映像なのであるが、昔の質のいい
ブートビデオくらいの画質である。
1STアルバムを出した後なのでそこからの選曲が中心で、48分という時間も
冗長でなく、それなりに楽しむことが出来る。
DVDを見て改めて思ったが、悪くはないが特筆すべきところもない。
メタル化した時代のシン・リジーは好きではないのだが、それでもそっちの方が
もっと個性的である。

何かが欠落しているのだが、英国ロックのマニアにはそんなところも含めて
このバンドを好きな人がいるだろう。まずはアルバムを聴くのが順当であるが
こんなバンドの映像がDVDになるとは思ってもいなかった。
ブートレグで映像が出回るほどの需要も無さ気なバンドなので、コレクションに
加えておいてもいいと思う。
ボーナス映像で既発DVDからフィドラーが再結成したメディスン・ヘッドの
ライブが5曲収録されている。フィドラーにはこっちのほうが似合ってるように
思えるがいかがだろう。
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I AM NORMAL

2007-07-15 09:39:40 | DAY BY DAY
トイレで「大」を投下したものの流し忘れ、数時間後再びトイレに入って
衝撃を受けたという経験は、人生においてまだ2回だけである。(ん?)
先日、初めてトイレを詰まらせてしまった。
いや、別に恐るべき硬度の物を投下したわけではない。
トイレット・ペーパーが無くなったので、交換しようとホルダーを外して
それをそのまま投下してしまったのである。運悪く水を流していたのでそのまま
奥まで入ってしまい、詰まったというわけである。

ここは悲嘆に暮れていても仕方が無いので「トイレのトラブル8000円」とか
歌いながら電話をして業者に来てもらう。いろいろ説明を聞いていくと、
どうも便器を割らなければとれない位置にあるようだ。トイレや貯水タンクの構造の
説明を聞いていくうちに、納得したのでまあいい機会だと思って、
ウォッシュレット付きの便器に交換してもらい、結局18万近くかかることに
軽く眩暈を感じた。ああ、ザ・フーの北米ツアーボックス第三弾の引き落としが
迫っているんだよ・・・。

さて。掲載写真はボンゾ・ドッグ・ドゥーダー・バンドの「THE COMPLETE NUTTER HISTORY OF THE BONZOS」と題された3枚組DVD。
DISC1はメンバー自身がバンドの歴史について語る。使われる昔の映像は
全て断片的だし何話してるかわからない(笑)。基本的にDISC3も同じようなもの。
ただ、DISC3にはボーナス映像として本編では断片的な収録であった
1966年のテレビ・パフォーマンスの曲をフル・レングスで見ることが出来、
68年の「I'M THE URBAN SPACEMAN」のプロモも収録されている。
DISC2は以前取り上げた40周年記念コンサートの映像である。本編は同じなのだが
ここではボーナス映像として、本編に収録されなかった8曲を見ることが出来る。
以前のDVDで何か物足りないと思っていたら「HUNTING TIGERS,OUT IN INDIAH」や
「LOOK OUT,THERE'S A MONSTER COMING」が抜けていたからなんだなぁ。
3枚組で字幕なし、値段もそこそこするのであるが結果として「良し」としておこう。


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美しい国

2007-07-13 21:21:10 | DAY BY DAY
先日TBS系列の番組用に、電話アンケートに答えた。
無作為に抽出した番号を選んで電話しているようで、オペレーター?のお姉さんも
大変そうである。アンケートの内容は今回の参議院議員選挙に関するものであった。
全て幾つかのあらかじめ用意された選択肢から選ぶものであったが、
余りに私が先走って、選択肢が用意されているにも関わらず自分の答えを言おうとして
何度も笑われてしまった。

前回の衆議院議員選挙で小泉前首相は「唯一の争点は郵政民営化の賛否」と言ったが
国民の皆さんが望んだ「郵政民営化」はこの10月からである。
民営化ということは何をさすかというと、公平なサービスの提供ということではなく
民間企業なら当然だが、もちろん最大の目的は「利潤の追求」である。
私は10月が楽しみである。
そんな小泉は立ち回り先、もとい遊説先で「年金問題は政争の具にすべきでない」と
のたまっている。国民の皆さんはこんな人を圧倒的に支持していたのですねぇ。

「美しい国」という言葉は、こうして文字に起こしても酷く醜く思える。
まして、その言葉があの男から発せられる度に笑ってしまうのはどうしてだろう?。
丸川珠代、好きだったんだけどな。(笑)

掲載写真は元ミレニウムのリー・マロリーとジョーイ・スティックが2000年6月5日に
渋谷ネストで行ったライブを収録したCD。
アコースティック・ギター2本でのライブなので、ミレニウムのアルバムのような
完成された室内楽は期待できないが、それでも楽しいライブ盤である。
ミレニウムのアルバムやジョーイのソロからバランス良く選曲されているのもいい。
アルバム・ジャケットに漢字で「日本」と書かれているのも気に入っている。

出来れば今回の選挙で自分の一票は「死に票」にしたくないという思いがある。
比例区で悩んでいるのだが、もう少し考えてみよう。
美しい国なんて、どこにもないのだ。
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I LOVE ROCK N ROLL

2007-07-11 21:25:56 | ROCK
アラン・メリルのニュー・シングル、「I LOVE ROCK N ROLL」。
何回レコーディングしてるのって?。いらぬお世話である。(笑)
一昨年に「AUTOMATIC PILOT」をシングルCDで出したときにも書いたが
毎年同じ曲をシングルで出してもいいとさえ思っている。
特に「I LOVE ROCK N ROLL」なんて、タイトル見るだけで嬉しくなるのだから
毎年「I LOVE ROCK N ROLL 2007」とかいう感じでレコーディングして
くれないかなあと思っているのだけど。

今回のシングルは拡大版で6曲収録。最初と最後がタイトル曲で水増し感も
少々あるのだが、聞き逃せない1曲がある。
「BREATH ON ME」がそれだ。
先日紹介したロン・ウッド・トリビュート・アルバム「WE'VE GOT OUR OWN
”BEST OF" TO DO」にも収録されている曲だが、そこでのボーカルは
アラン・メリルではなかった。トリビュート盤録音時のアウト・テイクとのこと
だが、アレンジもすっきりとしているし何より、大好きなロン・ウッドの曲なので、
これを歌ってくれたのは本当に嬉しい。この1曲で私的価値は格段に跳ね上がった。

このシングルは今は亡きニッキー・サドゥンに捧げられていることも書いておこう。
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DIE YOUNG STAY PRETTY

2007-07-08 16:15:24 | ROCK
・・・というには、歳をとってしまったし、元から可愛げもないのだけど。

同時注文の商品の遅れがあって、やっとトラヴェリング・ウィルベリーズの
CD&DVDの組み物が届いた。CDにDVDが付いてくると何だか嬉しくて
こういうブツはやたらと買ってしまう。9月発売のリンゴ・スターのベストは
物凄く楽しみにしている。やっと70年代のリンゴのプロモの数々を正規商品で
見ることが出来るのだ。これは快挙なのだ。

さて、ブロンディーの「EAT THE BEAT」もDVD付きのCDが発売された。
アルバム全曲に何がしかの「絵」が付いていると言うのは、珍しいのでは
なかろうか。他にはELOの「ディスカバリー」くらいしか思い浮かばないのだけど。
アルバム収録の曲順とは違うのが意図不明だが、「EAT THE BEAT」の全曲に
いわゆるプロモ・ビデオのようなものがあり、それをまとめたDVDとCDを
収めたものが安価で手に入ると言うのは、嬉しい限り。
しかし、ここではリマスター再発された時のボーナス・トラックは
収録されていない。いつも思うのだけど、「紙」だの「ボーナス・トラック」だの
「DVD付き」だのと付加価値はその都度あるのに、なぜ一度に全てが
実現できないのだろうかね。商売というのはそういうものなのだろうけど。

掲載写真右は去年発売されたベスト盤で、これにも16曲のプロモ・ビデオを
収録したDVDが付いている。ベスト盤添付のDVDは、再結成後の映像も
収録されていて、そこで今回の記事のタイトルが思い浮かぶと言うのは、
まあ冗談である。髪型やメイクで如何様にも変わるし、写されたくない(映されたくない)角度もあるだろうし、光の加減も気になるだろうし、女性は大変である。
あのデボラ・ハリーに対してでさえ、「この映像は可愛い」「これはいまいち」なんて
注文をつける私のような男性が悪いのでしょうけど。(笑)

ところで、ベスト盤DVDに収録されてないのだけど「コール・ミー」って
プロモなかったのだろうか?。今ひとつ思い出せない。
「RAPTURE」とドアーズの「RIDERS ON THE STORM」を合体させた
「RAPTURE RIDERS」は曲だけ聴いても腰が抜けるほど間抜けなのに、映像は
もっと悲惨であった。これを楽しめる人はどのくらいいるのだろう。

まあ、なんだかんだいっても、絵的に華があるのはいいことである。
いかがわしい映像ではないのに、なぜか一人の時しかDVDを見れない私である。(笑)




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男前の肖像 その3

2007-07-04 22:04:00 | DAY BY DAY
トニー・ジョー・ホワイトで忘れられない写真が、掲載写真右のものだ。
これは、トニーのアルバム「POLK SALAD ANNIE」が1993年に初CD化された際に
使用されたものだ。当時3枚ほど同時に出たのだが、輸入盤は全てオリジナルとは
異なる写真や文字が配置されたものがジャケットに使われた。
中古盤で見つけて「ああ、なんだかジャケが違うけど聴きたいし安いし買うか」と
余り納得してないながら買ったのだが、家に帰ってケースをあけると、
国内仕様で、掲載写真右のジャケットとは別に掲載写真左のオリジナル仕様の
ジャケが添付されていて、裏が日本語の解説になっていた。
これは、嬉しい。そうなると、さっきまでぼんやり見ていた右の写真が
妙に男前に見えてきたから不思議だ。(笑)
シェイプされていない腹を惜しげもなく披露し、革パンにくわえ煙草、
ギターは剥き出し・・・・。ああ、男前。

学生の頃はよく麻雀をした。競技麻雀でないので、つまりはナニが動くのだが
固定メンバーで何度もやると、そのうちナニが動くのが人間関係の亀裂に
繋がるというのもあって、私が別のものを賭けようといった。
何を賭けるか?プライドである。(笑)
「第一回男前チャンピオン・カーニバル」の開催であった。

負けた者は他者から指定された「恥ずかしい服装」で大学に登校し、一日を
過ごさなければならないのだ。1985年といえば、ブランド・ブームの影響もあってか
ちょっと自覚的な者は、それなりに服装に気を使ったし、そのころの我々は
19歳もしくは20歳である。女の子の目は大いに気になったし、皆それぞれの
思惑を抱えていた。(笑)そんな中、「恥ずかしい服装」で登校することは
それまで積み上げた全てを振り出しに戻すことを意味する。(おお!)
今のように腰履きでGパンを履いたり、ジャージでうろつくなんてのは
間違っても出来ない時代である。
そんな中でFAB4に課せられた「恥ずかしい服装」とは・・・。

1:ネルシャツにGジャン、Gパンでフォーク・ギターを剥き出しで抱える。
2:素肌に革ジャン、サングラス、髪型はリーゼント。
3:Tシャツ・短パン、白ソックスにコートをはおり、常に前を開けておく。
4:サンダル履き、ジャージ上下に首からタオル、勉強道具は風呂桶に入れる。

寒風吹きすさぶ12月の話である。まだ、1と2は笑ってすませるが、3と4、
特に3は絶対避けたいと思っていたら、抽選で私が負ければ4の格好をしなければ
いけなくなってしまった。
半荘2回の短期決戦、大きく勝っても意味がなく、とにかく最下位にさえならなければ
いいのだ。いつもより真剣で、皆の手が小さく上がりが早かったのは言うまでもない。
結果、最下位は2の服装を強いられる者であった。
罰ゲーム当日、我々勝者は行く先々で「お~い、どないしたん?今日はまた
格好ええやん。」と女の子達に聞こえるように声をかけたものだ。
全ての講義が終了し、そそくさと帰ろうとするルーザーに「どこ行くんや、
今からサテンやで」と声をかけると、さすがに「それはないで」と逃げられてしまった。
第二回大会は、明日はわが身と悟った3人の意向で開催されることはなかった。

もし、今の私が20歳の学生で男前ルールの麻雀をするなら。
掲載写真右のトニーのような格好を指定してもらいたい。
積極的に負けたりして・・・。(笑)
やはり、男前の道は厳しいのである。
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DALE HAWKINS / L.A. MEMPHIS&TYLER,TEXAS

2007-07-03 18:39:51 | ROCK
雨が降って湿度が高いのは、じめじめして嫌なものだ。スーツで通勤する人を見ると
気の毒である。私は普段着で通勤しているのだが、通勤車内の冷房がきついので
いまだに長袖シャツだったりする。

さて、じめじめ繋がりではないが、「スワンプ・ロック」といわれて、
どういったことが頭に浮かぶかというと、私の場合音楽ではなく1枚の写真と、
昔読んだ文章だったりする。そのどちらもが、的確に「スワンプ」を指していないのが
笑えるのだが、それが何かというと・・・。

まず音楽記事なのだが、ミュージック・ライフ誌に書いた渋谷陽一氏の文章。
記憶が曖昧なのだが、オールマン・ブラザーズを軸にした記事だったか内容すら
覚えてないのだが、大体の内容として覚えているのは「スワンプ・・・アメリカ南部の音楽だが云々・・・、じめじめした湿地帯、まるで女性器じゃないか云々・・。」
ああ、こんなことしか覚えてないのね。(笑)
で、その文が頭にあるものだから続いてザ・バンドの2枚目のジャケットのフォト・セッションの1枚が頭に浮かんでくるわけである。ジャケット自体を見るとよくわからないがフォト・セッションの中には、いかにも雨上がりの湿度が高そうな感じを漂わせる
水溜りができた砂利道とメンバーの全身を捉えた写真があるのだが、
なんとなくその写真を思い浮かべるのだ。
どちらも「スワンプ・ロック」からは程遠いですね。(笑)

掲載写真は69年にデイル・ホーキンスがリリースしたアルバム。
69年に「スワンプ」という言葉はなかっただろうが、「カントリー・ロック」と
言うには、あまりにいなたいアルバムだ。
ダン・ペン、スプーナー・オールダム、タジ・マハールら豪華な参加メンバーが魅力なのは勿論だが、ライ・クーダーの切れ味鋭いスライドがふんだんに聴けることは
特筆すべきだろう。フィート・ファンにもお楽しみは用意されている。
メンバー・クレジットを見て探して欲しい。
ボビー・チャールズの曲を2曲録音していることも、その筋にはアピールするだろう。
私が一番気に入ったのが「LITTLE RAIN CLOUD」という曲だが、ボーカルを
省いたインストも「BACK STREET」というタイトルで収録され、どちらもいい感じだ。

ジャケットも格好いいし、トニー・ジョー・ホワイトのファンで未聴の人がいたら
慌てて購入していただきたい。
湿地帯・・・嫌いになれるものじゃない。(笑)
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THE POP GROUP / IDEALISTS IN DISTRESS FROM BRISTOL

2007-07-01 09:02:45 | ROCK
元々ブートレグ(CD2枚+DVD)で流通していた物をメンバーの一人から
承諾を得てオフィシャル化したというのが、掲載写真のCD。
ブートレグ自体は聴いていないのだが、以前TKさんがブログで取り上げていた
「OUR SENSE OF PURPOSE」を指しているのだろう。
今回のCDはそのブートからBBCに権利があるピール・セッションの2曲と
DVDにあたる部分がないが、音質は良くなっているとのこと。

LPも満足にCD化されていない本末転倒な状態ではあるが、残された音源が
少ないだけに今回のCDには飛びついてしまった。(笑)
元がブートだけに音質はまちまちだが、未発表曲が聴けるのは有難い。
ジャケットも「Y」のオリジナル・スリーブを使用し、当時の音楽雑誌に掲載された
インタビューが対訳付きで掲載されているのも興味深い。当時の彼らの出す音と同じく
緊張感と勢いと怒りとやるせなさが混濁した様が伺える。

メンバーの全員の承諾がなくても、こういうCDは出せるものなんだなぁと
不思議に思いながらも、聴けて嬉しいなというのと、昨年のバッド・カンパニーの
例のように回収されたりしないだろうなと、いらぬ心配をしたりもする。
そういえば、レインボーの76年ライブを収録した6枚組もロニー・ジェイムス・ディオの
預かり知らぬ形でリリースされたようだし。あの6枚組は日本盤は流通しているようだが
欧米ではどうなっているのだろう。

おっと話がずれてしまった。
魔法がかかったようなスタジオ盤の完成度には及ばないものの、貴重な音源には
違いない。もちろん年末恒例(笑)のロック大賞候補作。
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