HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

THAT'S THE MEANING OF LIFE

2014-10-30 21:47:50 | 日本のロック・ポップス

佐野元春のアルバム「VISITORS」リリース30周年を記念して、4枚組のデラックス・
エディションが登場した。実は20周年盤を購入しなかったので、今回は気合を入れて
発売を待っていた。(笑)

到着するや一気にライブを含む3枚のCDを聴いたのだが、84年のリアル・タイムで聴いた
時の感動が数倍にも増幅し、私は多幸感で満たされた。何よりも、当時からあの時点での
元春の最高傑作だと言い続けてきたことは間違いでは無かったことを確認できたことが
嬉しかった。

往年のブルーズやソウル・ミュージックを聴かない人、或いは聴いても「ちょっと難しい」とか
「わかりにくい」なんて思う人が、ビートルズやローリング・ストーンズはたまたエリック・クラプトンを
普通に聴くのと同じことなのだ。83年から84年のストリート・ミュージックの現場がヒップ・ホップへ
変貌を遂げつつあった時に、その「新しいが故の受け入れにくさ」を現場感覚を削ぐことなく咀嚼し、
しかも日本語で歌ってくれた「VISITORS」の革新性は同時に普遍性すら持っていた。

30年経っても、まったく古びない強靭なリズムと瑞々しい歌詞は、当時はもちろん今でも
簡単に追いこせない存在であるし、今の日本のロック・シーンでここまで真摯に時代と対峙する
音を叩きだせるミュージシャンがどれほどいるのかということを考えさせる盤でもある。

個人的に佐野の盤で一番好きなのは「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」なのだが、そこに
至るまでの必然として存在する「VISITORS」の意味は深い。
先日、NHKーBSで放送されたドキュメンタリーは素晴らしかった。当時のラジオ番組での
リスナーの戸惑いを冷静にすくいあげる元春からは一瞬で消費されつくされるような音楽を
つくったのではないという自信が感じ取れたものだ。

大仰な物言いであることを承知で書けば、ディランもスプリングスティーンも通らなかった
道を通ったということを一人でも多くの人に知ってもらうためのよい機会である。
値段は少々高いが、その価値は十分にある。

そして。『NEW AGE』と『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』をカバーしたグルーヴァーズの
センスに改めて感服することしきりの今宵である。

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物欲の秋

2014-10-28 20:44:38 | DAY BY DAY

赤黒では今回のブラック・フライデーのブツは、事前の店頭予約を受け付けていない。
当日、店頭で発売するのと同時にネットでも購入受付が始まる。レコード・ストア・デイの
本来の趣旨を鑑みると、その方法は間違いでは無いのだが、平日に店頭に並べるほど
時間を自由にコントロールできない身としては、少々つらいところがあるのが本音だ。
地方のレコ屋まで潤沢にブツが行き届いているとも思えないし。

とはいっても、正直なところ今回は、それほど欲しいと思うものがない。まあ、一つ二つ
あるのだが、それは手に入るでしょう。(笑)

それにしても7インチというのは、それだけで欲しくなってしまう罪なヤツだ。
掲載写真のブツもそんな1枚。

シーナ&ロケッツの新作「ROKKET RIDE」から、2曲をカップリングして7インチにしたもので
タワレコ限定発売。これも正直に言えば、個人的にアルバム収録曲中それほど好きな2曲とは
言い難いが、この御時勢に7インチを出すというその心意気が嬉しいのだ。

アルバム「ROKKET RIDE」については、いつものシーナ&ロケッツという感じで特筆すべき
こともないのだが、逆にこれが「いつものロックンロール」という感じでいいのかもしれない。
凄いのは、洋楽から頂いて(笑)曲をつくる時は、昔の曲からいただくことが多いのだが
彼らの新作には、ストーンズの最新作から頂いた曲があるということだ。

教訓として、ロックやブルーズの伝承はアップ・トゥ・デイトでやることも必要だという
ことを学んだ。60年代や70年代の伝承は散々いろんな人がやっているから、早めに
2010年代の伝承もしておくに越したことはないのだ。

さて、話戻ってブツ欲の秋である。これからドンドンと大箱が届いて財政を逼迫させるというのに
まだ別のブツや買い逃したブツのことを考えている。

ああ、今頃になって書くのもナンだが『にんじゃりばんばん』の7インチは手に入れておく
べきだったな。(笑)

お後がよろしいようで。

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追悼 ジャック・ブルース

2014-10-26 09:42:25 | ROCK

10月25日、ジャック・ブルースが亡くなった。享年71歳。具体的な死因は今のところ
発表されていないが、肝臓を患って長年闘病生活をしていたので、それに起因するものかも
しれない。

ロックとジャズの境界線を取り払ったかのような演奏をし、派手なベース・プレイで
名を馳せたが、個人的には時折みせるSSWも顔負けの冴えを見せるソング・ライティングに
惹かれた。

それはベースだけでなく、ピアノやチェロといった楽器を演奏したことから派生する
キャパシティーの広さが生み出した成果だったといってもいいだろう。

R.I.P.

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OT REMASTERS

2014-10-25 22:08:36 | 日本のロック・ポップス

奥田民生のソロ・デビュー20周年記念ということで、過去にリリースされた11枚の
オリジナル・アルバムがリマスターされ、「OT REMASTERS」と題された組物で登場した。

実のところ、熱心に聴いたといえるのは2000年ちょっとくらいまで。
個人的には、ほとんどエクスペンシヴ・ワイノーズといってもいいメンバーがバックを担当した
トラックの音の響きみたいなものが好きだったというのもあった。
アナログ7インチも熱心に買ったものだが、アルバムがコピー・コントロールCDで出た
頃から遠ざかってしまった。民生はアルバムをアナログ盤でも出していたので、そっちを
買えばいいようなもの(事実、「GOLD BLEND」はLPを買った)であったが、自分の中での
気持ちの流れが変わった時期でもあったのだろう。

今回、リマスターされてまとめられたので、一気に遅れを取り戻すチャンスとばかりに
購入を決意。やっと全てを聴き終えた。(笑)20年分を一気に聴くと、流石に声の変化に
気付くが、20年一貫して飄々と人生を楽しみ音楽を楽しむ自然な感じが、どの盤からも
伝わってきて、聴いているこちらもリラックスできる。

過去の様々なライブ映像の中から選りすぐられたDVDも、気が利いていた。
10タイトルを超える映像作品を全て見るのは、今更感もあって辛いところだが、ここに
収められた様々なシチュエーションでの映像は変化に富んでいて1枚もののDVDだと
ちょうどいい。特に広島市民球場や厳島神社での演奏は絵的に面白いし、民生自身が
記録したかった映像でもあるのだろうと思う。

音楽は仕事であっても、趣味であってもいいのだ。当の本人は混同はしないだろうが
単なる聴き手の一人としては、この「感じ」いや「生き方」といってもいいだろうそれは
憧れでもある。こだわりを持って仕事をし、こだわりをもって趣味に生きるのだが、他人には
それが苦労しているように見えないところが、格好Eのだ。

さて。明日晴れたら何をしよう。
釣りには行かないけれど。(笑)

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HAMPTON COLISEUM

2014-10-23 08:38:14 | ROCK

ローリング・ストーンズがFROM THE VAULTと題した映像アーカイブのリリースを開始し、
その第一弾である81年12月18日のハンプトン・コロシアムでの映像が届いた。
様々なパッケージで発売されたのだが、私は映像とCDのセットで購入。派手なボックス・
セットにも惹かれたが、私の財力ではこれで十分。

昔からストーンズ・ファンには有名な映像である。コンサートと同時にPPVで放送された
映像はブートレグ・ビデオになり、FM放送された音声は当然ブートレグ・レコードになった。
コンサート本編で軽く2時間超え、オープニング・アクトのジョージ・サラグッドの演奏や
ストーンズの楽屋を捉えた映像が50分ほどで、ブート屋の売り方も本編のみの映像と
「完全版」に分けていて、何故か本編のみの方が画質が良いような表記がしてあった。
また、今から30年以上前の市場価格も相当なもので、ブートレグ・ビデオ1本買うのに
けっこうな金がかかったものだ。

私は本編のみのブツを買ったのだが、「テレビで放送されたのに、この程度の画質か。」と
がっかりしたものだ。それに先に映画「LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER」での
溌剌としたストーンズを見ていたので、それとの違いにも馴染めなかった。

ここらは当時の私の「青さ」丸出しである。映画はストーンズの動物的な瞬発力を捉えるべく
曲間は編集されているし、曲自体もバッサリと鋏が入っているもの(例えば『JJF』)もあった
くらいだから、全くの別物、いやハンプトンの映像こそ当時のストーンズの実態を撮影した
画期的な映像と解釈すべきであったのだ。

ハンプトンの映像の発売のアナウンスがあった時、正直なところそれほど期待はしていなかった。
というのも、12年にマディー・ウォーターズとストーンズのチェッカーボード・ラウンジでの
映像が発売された時のボーナス映像でハンプトンでの『BLACK LIMOUSIN』が収録されていた
のだがそこでの寝惚けたような画質にがっかりしたからである。

ところが。今回の映像には驚いた。というか、もともとこれくらいの画質で出回ってほしかった
なんて恨み節もでるくらい、綺麗な画質に変貌していたからである。音声の差し替えも目立つが
些細なことである。手持ちの一番いい画質のDVDと一番音質のいいブートレグを手放さなければ
いいだけの話であるが、ブートレグをドキュメントではなく単なる「バージョン」に格下げさせる
だけの価値がある今回のリリースであると思う。

画質と音質がいいということは情報量の多さに直結し、こちらの集中力が高まることもあって
ブートレグを見聞きした時よりも多くのことに気付く。チャーリーのスネアのミス・ヒットが
あまりに多いのに驚くが、そこがまた絶妙のスイング感を生んでいる。なんていうのは贔屓の
引き倒しなんでしょうねぇ。(笑)

このあと、すぐに75年の映像がリリースされる。まるで夢のようだ。(笑)

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THANK YOU , CORN-FED

2014-10-21 19:06:29 | REGGAE

       

赤黒のHPのレゲエ・コーナーを見ていると、面白そうなブツが見つかった。CORN-FED
なるレーベルが、かつてリリースした「CD-R」のデッド・ストックが入荷したということで、
そのラインナップの中には気になるものが多々あったのだ。

未だにCD化されないブツは何種もあるし、ミスティ・イン・ルーツの7インチや12インチを
これでもかと集めた2枚組の編集盤まである。気が付けば7枚も買っていた。(笑)

10年に日本でのCD化で「世界初CD化」が実現されたジャッキー・ミットゥの「STEPPING
TIGER」も既にCD-R化されて世に出ていたのか・・・。今回のデッド・ストックの入荷は
レゲエ好きに大いにアピールしたようで、HPに掲載されてから4、5日でほぼ売り切れに
なったものが多いようだ。

CORN-FEDのことなど何も知らなかったのだが、到着したブツは04年から05年あたりに
制作されたようで、あのころの私はまだ目利き目配りが足りなかったということか。
CDRの盤面にはそれぞれの盤のオリジナル・レーベルを踏襲した印刷がなされており、
音質も上等。ほとんどの盤にオリジナル・アルバム未収録の12インチ音源やバージョンが
ボーナス・トラックとして収録されているのもうれしい。

掲載写真左は オーバーナイト・プレイヤーズが80年にリリースした「BABYLON
DESTRUCTION」。スタジオに集まった面子がその場限りで使用した名前のようで、
アルバムはこの1枚のみ。1曲目の『SHAKA THE GREAT』は様々なコンピレーション盤に
収録されている名曲。清流を進む舟の櫂のようにアコースティック・ギターが紡ぐフレーズが
印象的で、この曲が気に入らなければこの先聴く必要が無い、と言い切ってもいい名アレンジ
が施されている。全体にとても聴きやすく、ちょっとした仕掛けも楽しい盤で、チープな
シンセやハーモニカ、トランペットといった楽器の使い方がとても効果的である。

右の盤はサンズ・オブ・ジャーが、これも80年にリリースした「REGGAE HIT SHOWCASE」。
コーラス・グループであるが、後半はダブになるショーケース仕様なので一曲で二度美味しい。
こちらのバックは正にオール・スター総登場といった感じである。日本盤がリリースされて
ライナーでも書こうものなら、面子を書くだけでそれなりの字数が稼げるだろう。(笑)

ショーケースといっても1曲目の『MESERET』はボーカルが無いので、純然たるダブ・インスト
と捉えることができるのだが、ここではリードのトランペットが格好良く何かの劇伴でも
使えそうな感じである。曲によってはダブに変わるやいなやテンポが変わるものもあって
緩急の変化も面白い。勿論、ボーカル・グループとしての聴き処もちゃんとある好盤。

まだまだ未CD化のダブ盤はたくさんある。CD-Rでも構わないから、どんどんリリースして
ほしいものだ。

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鍵穴に突き刺せ

2014-10-19 08:02:40 | ROCK

     

昔はディスコグラフィーが掲載された本やバイヤーズガイド的な本を、参考にすることが多かった。
そこで、ふと思うのが今は昔のようなディスコグラフィー本を製作するのは難しいだろうな、と
いうことである。

例えば名の通った大物ミュージシャンでも、メジャー・カンパニーと契約せずに自身のHPで
新作やアーカイブ物を販売しているケースが多いことや、単発の契約でライブ盤を出すことも
あり、リリース作の把握を煩わしくさせる。

また、過去の盤を2枚組や箱物のデラックス盤で再リリースするケースが当たり前になったので、
たった1枚のアルバムを紹介するのも、誌面の構成が面倒になる。新作としてオリジナル・
アルバムをリリースするにしても、初回限定でボーナス・トラックやらボーナス・ディスクやらが
つくケースは多いし、ジャケットまで違うものもある。

更には、どこまで当のミュージシャンが了承しているのかわからないライブ盤が市場に多く
出回っている。しかもそれがブートレグとしてではなく、一般の流通経路にのって販売され、
大手販売網のネットや更には雑誌でも普通に紹介される。昔からイギー・ポップやジョニー・
サンダースのレコードを収集していた方なら、どうってことない状況ではあるが。(笑)

掲載写真は、「KEYHOLE」というレーベルがリリースしたルー・リードとキャプテン・ビーフハートの
ライブ盤。「KEYHOLE」は昨年あたりから、V.U.のライブ盤を多くリリースしていて実のところ
昔のブートレグを買い逃した(笑)盤を入手するのに重宝している。

今回のルー・リードの盤もそんな1枚、いや2枚組。97年に「MIDNIGHT BEAT」なるレーベルが
出した盤は、音だけは所持していたのだがジャケットのデザインが秀逸なので、ジャケット込みで
手元に所持できるのは嬉しい。同年に「MIDNIGHT BEAT」から出た「LEAVE ME ALONE」も
今年になってタイトル曲を外してジャケットを変えて「EASY ACTION」からリリースされたので
これからも、様々なレーベルによるルー・リード関連のリリースは続くのかもしれない。

キャプテン・ビーフハートもここ数年、灰色盤のリリースが絶えない。掲載写真はビーフハートの
キャリアにおいては初期にあたる66年と67年のライブを収録している。どちらもラジオ局に
残された音源のようで、特に66年のライブは音質が良好。まだ、それほどの捻じれは無いが
一筋縄ではいかない、難儀で格好いいブルーズを聴くことができる。

さて、冒頭の話にもどるが、ルー・リードやキャプテン・ビーフハートのディスコグラフィーに
これらの盤は掲載されるのか、或いは掲載するべきなのか。リトル・フィートや
ジェファースン・エアプレイン、トッド・ラングレンなんかも灰色盤やアーカイブ物の中に
重要な録音が多いし。

あれ、私は編集者でも研究者でもないのに、何を無駄なことで頭を悩ましているのだろう。(笑)
私は鍵穴にカギを差し込み、次々とリリースされる盤の扉を開けていけばいいだけなのだ。

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DID YOU WATCH IT ON THE TV

2014-10-18 09:44:14 | ROCK

一概にパブ・ロックといっても、その音楽の嗜好性が多岐に亘るのは御存じのとおり。
我が国では、ブリンズレー・シュウォーツ~ニック・ロウとその周辺、或いはドクター・フィール・グッド
~ウィルコ・ジョンスンとその周辺が特に人気が高いように思う。

そんな中で地味ながらも渋いのがダックス・デラックス~タイラ・ギャング辺りではないだろうか。
ルックスが売りではないのは共通項(失礼)であるが、特に覚えやすいメロディーがあるわけ
でもなく、勢いにまかせた疾走感があるわけでもない。どちらかというと、もったりしていて
あか抜けなく、それでいてラウド。モーターズなんかもそうだが、そういったバンドの面白さと
いうのがわかってくると、また一つ道が開ける。

掲載写真はダックス・デラックスがドイツのテレビ番組ロックパラストに残した78年の映像と
CDをセットにしたもの。レパートワーはここのところ、こういったセットでロックパラストを
次々と商品化していて、こういった地味なバンドの映像を世に出してくれるのが嬉しい。

生々しくも荒々しい演奏が、叩き上げのバンドであることを解りやすく伝えてくれる。
2枚のアルバムからバランスよく選曲されたセット・リストにあって、ダックス・デラックス時代の
『FIREBALL』が演奏されるのはちょっと感動。何のMCもなく、いきなり前のバンドの曲を
演奏し始めるシーン・タイラの渋さが実にいい。ラストがシングルB面曲というのも、
パブ・ロックらしく飾らない感じというか、何も考えてない感じで素敵だ。

個人的には1STアルバム「YACTLESS」を愛聴していたので、そこに収録された名曲
『DON'T TURN YOUR RADIO ON』が演奏されないのが唯一残念なところで、それ以外は
本当に貴重な映像をよくぞ出してくれたという思いでいっぱいである。

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MASA VS ITO

2014-10-17 19:35:06 | DAY BY DAY

今月のレココレが80年代アイドル・ソング・ベスト100だったので、またまた相方と
クイズ大会。しかしながらというか、やはりというか一本気なロックンローラー気質ゆえに
なかなか正解がでない。松本伊代の曲だけは完璧に当ててしまい、逆に恥ずかしかったり。(笑)

アイドル・ソングといっても洋の古今東西を問わず、ちょっとスカしてみれば、いやじっくりと
コンポーザーのクレジットまで目が届くようになれば、小賢しいことも考えたりするわけで。
そうであるが故に、優れた?楽曲の謎を紐解くきっかけや着目した理由づけ(後付も上等)に
なるのだが、そこに重きを置くと歌い手である女性歌手が持っていた魅力の部分を蔑ろにする
きらいもあったりで、なんだか気分は複雑。

どんなに「いい曲」でも、歌っている人の見てくれや声に魅力がなければ、それほど記憶には
残らないと思うのだが。ラジオやレコードで聴いた「音」も素敵だったが、それ以上にテレビで
見た歌い手のルックスや衣装や踊りといったものが刻み付けた記憶の方が重要な気がする。

話戻って、クイズ大会なのだが、本当に当たらなかった。「24位はグループ。」なんて言うものだから
つい「オナッターズ?」とか答えると「ふざけんな。真面目にやれ。」と怒られるし。
で、32位が「おかわりシスターズ」だったものだから、「71位もグループの曲」と言われたときに
マジで「オナッターズ!」と言ったら、雑誌を投げつけられてしまった。う~む。

テレビ・ドラマ「ケータイ刑事 銭形海2ndシーズン」の地上波放送が始まったので、つい(笑)
録画して見ている。内容はともかく大政絢がオープニングで歌うテーマ曲が最高なので、それを
見たいがために録画している。(笑)ちょっと前に「最近の女優さんは歌わないなあ。」なんて
ことを書いたが、とんでもない。この歌は、ある意味私の琴線を擽りまくる。こんな可愛い子が
あんなふうに歌うなんて。曲自体が古くさいのも面白いし。これ、CDになってないのかなぁ。

そういえば映画「愛と誠」で大野いとが歌った『夢は夜開く』も強力だった。
もっとももっと、女優さんには歌って欲しい。そして音盤として世に出してほしいものだ。
映像もいいけど、俺は「音」が欲しい(笑)のだ。それが、男だろ!なんちゃってね。

    

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YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 32

2014-10-13 00:02:56 | 日本のロック・ポップス

昨日とりあげた「GORO IN ROCK」はA面が洋楽ロックのカバーで占められていたが、
よく似た構成の盤があったな、ということで思い出したのがガールズのデビュー盤「野良猫」
であった。こちらはB面が洋楽カバー、A面がオリジナル曲という構成である。

ガールズのデビューは77年。当時の私はそんなバンドの存在を知る由もなく、3年後の
ジューシー・フルーツのデビュー曲『ジェニーはご機嫌ななめ』でイリアの名前を知った。
可愛らしい人だなあという印象が強かったのだが、いろいろと日本のロックの歴史(笑)なんて
いうものを掘り下げていくうちに、近田春夫のバック・バンドにいたとか、このガールズにいた
なんてことを知り、ゴダイゴの時と同じように「人に歴史あり、だなあ。」なんて思ったものだ。

初めて私がガールズを聴いた時、真っ先に思い出したのはレコーディング・アーティスト
としてのルージュであった。ライブとレコードは全くの別物とよく言われる、あのルージュである。
ルージュのアルバムの内容や録音の是非はともかく、パンクというよりはいかがわしいグラム感、
中域に固まったような音が、ルージュの「ザ・ベスト・オブ・ルージュ」を思い起こさせたのだ。

まあ、それはともかく。オリジナル曲の歌詞が大人の戦略通りの歌詞なのが今となっては
笑えるし、本人たちも納得してやっていたのかどうか気になるところではある。
コンセプトが和製ランナウェイズというところからスタートしているので、自由の利かない
バンドだったと思うが、女性だけでロック・バンドを組んで世に出て、しかもお茶の間にも
進出しようとしたのだから、画期的であったことは間違いない。

オリジナル曲では『殺人事件』が曲の途中で切れるようなエンディングに驚かされるが、
私の目当てはB面のカバー集である。ランナウェイズやブロンディーのカバーには
驚きはしないが、ストーンズやキッスに混じって何を今更の『ジョニー・B・グッド』が最後に
配されているのが不思議な感じである。しかし、2枚目の「パンキー・キッス」ではレイ・
チャールズやリトル・リチャードのカバーも披露したので、実は本家ランナウェイズより
ロックンロールのルーツに忠実だったのかも、なんて想像するのも面白い。

B面にはカバー曲ではないインストの『トリビアル・マターズ』が収録されていて、ここでの
イリアのギターがフランク・ザッパみたいで、実に格好良い。A面の『北口通り』もそうなのだが
スローな曲での表現力の高さが素晴らしく、結果として個人的にはこの盤のハイライトと
なった。アルバム全体の隠し味がパーカッションであることに気づくには時間がかかったが。

 そういえば、GOROがカバーしたビートルズの
「オー・ダーリン」はこの盤にもカバーが収録されていたな。それにしても、もう少しいい写真は
無かったのか・・・。何か戦隊物みたいな色分けが笑えるのも、あれから35年以上経った
今だからかもしれないが。

デビューの年にいきなりアルバムを2枚リリースし、その後の解散までの2年間に
シングルを1枚しか出してないところに、ロック・バンドであることと芸能界で生きるということの
兼ね合いの難しさや複雑さを感じるのであった。

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GORO IN ROCK

2014-10-12 07:31:38 | 日本のロック・ポップス

新御三家と称された西城秀樹、郷ひろみ、野口五郎の三人の中で、個人的には
野口五郎の印象は希薄だった。男の子だから、男性アイドルになんざ興味がないのは
当たり前だが、明るく激しいロックンローラーの秀樹や中性的で個性的な声のひろみに
比べて今ひとつわかりやすい掴みどころがなかったように感じたのかもしれない。
バラエティー番組での印象は強かったけど。(笑)

記憶というのは適当なもので、三人の中では秀樹の曲がテレビやラジオで一番多く
見聞きできたように感じたのだが、これは逆に興味の希薄な人の歌がテレビや
ラジオから聞こえてきても、意識せずにスルーしていただけかもしれない。

五郎のことを他の二人と違うと思ったのは、ギターを抱えてテレビで歌う姿を見てからだ。
何の曲か忘れたが、イントロの印象的なリフや間奏でのソロを自分で弾いてしまうのが
ロック・バンドのボーカリストが持つギターとは違った意味合いが子供の目にも
明らかだったのだ。

掲載写真は野口五郎が73年にリリースした「GORO IN ROCK / 野口五郎ロックの世界」。
73年といえば『オレンジの雨』や『君が美しすぎて』がヒットした年である。
しかし、このアルバムにはシングル曲が一切収録されず、尚且つレコードのA面は日本語詞での
洋楽のカバーで埋められている。

デビュー3年目、アルバムとしても3枚目で早くも自身の趣味性を反映できたというのは
五郎自身がそれなりに音楽に造詣が深いということを製作者側が理解したが故に
できたことだ。実兄の佐藤寛と馬飼野俊一が曲を手掛けたB面のオリジナルの出来もよいが
ロック者としては、やはりA面のカバー集が気になる。

ビートルズの『オー・ダーリン』を除けば、ほぼ当時のヒット曲である。オープナーの『うつろな愛』は
イントロの細部に至る再現に「おおっ」と思う間もなく五郎の甘い声が被ってくる。私が歌い手なら
この曲を歌う度量は無い(笑)のだが、見事に自身の解釈で歌いきっているのが素晴らしい。
『迷信』というのは、当時のスタジオ・ミュージシャンからみれば「やられた」的な曲であろうから
ここでの演奏も力が入っている。ウイングスの『ハイ・ハイ・ハイ』を取り上げるセンスというのも
なかなかなのではないだろうか。
オズモンズとエルトン・ジョンのカバーは私の趣味ではない。(笑)

このあと、五郎はヒット曲を出しながらアルバムはフュージョン的な録音を残したと記憶する。
他のアルバムまで辿り着けるかどうか自信はないが、何となくヒット曲集みたいなものは
聴いてみようかななんて気持ちにさせる、五郎の声の魅力に抗えない自分に驚いている。

もっとも未だに「GORO」といえば真っ先に思い浮かぶのは小学館からでていた雑誌だけど。(笑)

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KING OF ROCK AND ROLL

2014-10-10 21:10:58 | ROCK

       

リトル・ルチャードというと、どうしても50年代のスペシャルティ・レーベルでの強烈な
楽曲の数々を思い浮かべる。チャック・ベリーといえばチェス時代を想起するのと同じである。

しかし、時々考える。チャックもリトル・リチャードも70年代をサバイブして今も生存している
文字通りサバイバーである。流石に近年はニュー・レコーディングなんて話は聞かないが
両者とも70年代はまだまだ精力的にアルバムを発表していた。70年代の彼らはどんな
音を出していたのか。

ところが、その時代の盤を取り上げたディスコグラフィー本やバイヤーズ・ガイドなんてのには
出くわさなかったし、CD化は進まないしで聴く機会がなかったのだが、09年に2枚の
盤がCD化された。70年の「THE RILL THING」、72年の「THE SECOND COMING」は
ともに汗まみれのリトル・リチャードがジャケットから食み出んばかりの迫力で描かれ或いは
写っている。この2枚、即ジャケ買いである。(笑)

昔ながらのロックンロールを、70年代の流行に色目を使いながら演じるところが男前。
インスト曲があるのも面白く、ジェームス・ブラウンの70年代のアルバムにあるような
半ばやっつけ仕事感があるものの、聴く者をねじ伏せる迫力と猥雑な感じは流石である。
もっとも聴き手の体力が万全でないと、暑苦しくて最後まで聴きとおせないかも。(笑)
このトゥー・マッチなところが如何にもリトル・リチャード然としていて私は好きだ。

70年代の盤で何か1枚ならコレだろう。

    71年リリースの、その名も「KING OF
ROCK AND ROLL」。キングはエルヴィスではなく、この俺様だというのがジャケット写真や
タイトル曲に顕著で、これはこれで清々しい。(笑)ジャケ写はもっと派手でもよかったが
実はスワンプ・ロックの裏番長的にとらえることも可能なこの盤には、丁度良いのかもしれない。

スリー・ドッグ・ナイトやクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル、果てはモータウンの
ヒット曲までもが泥臭くアレンジされ、ここに美しくもサザン・ソウルとロックンロールの邂逅と
相成る。極めつけはストーンズ・カバーの『BROWN SUGAR』だろう。
ストーンズ自身のリリースも71年であるから、いち早くカバーしたことになる。

下世話な女性コーラスと、幾分もったりしたリズムが妙にマッチしていて、ストーンズのような
キレはないのだが、これはこれで面白い。この1曲中、リチャードが「イエー」とか「アゥー」とか
叫ぶ回数は20回に到達しようかというほどで、リチャードの歌唱に関しては相当にキレて
いる。(笑)

原盤というか、米盤に歌詞カードがあったのかどうか知らないが、日本盤CDにおける
『BROWN SUGAR』の歌詞は、リチャードがストーンズの原曲と同じ歌詞を歌っている
にも拘わらず冒頭の一節が違う言葉に変えられている。

GOLD COAST SLAVE SHIPS BOUND FOR COTTON FIELDS と歌われているのが
GIRLS COMES , SAYS SHE FOUND A COTTON FIELD と記されているのだ。
これがオリジナル盤に準拠しての歌詞掲載であるなら、リチャードさんの購買層に対する
配慮か、或いはかつて牧師だったことを急に思いだしたか、何て想像するのも楽しい。
ま、いずれにせよ、とんでもない歌詞の曲をフル・コーラス歌っていることに変わりないが。(笑)

リトル・リチャードの70年代録音盤をもっと聴きたいと思うと同時に、オリジネーターの
一人でありながら、今なお新譜を出し続けるジェリー・リー・ルイスのタフネスに思いを馳せる
今宵である。

 

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WILD IS THE WIND

2014-10-08 21:07:43 | ROCK

 

かなり前の話だが、フリップ&イーノの「トップ・ギア」だか「ピール・セッション」だかのブートレグを
聴いた時、「なんだかよくわからないけど、貴重なんだろうな。」と思ったものだ。それが実は
BBCが誤って正規盤の「NO PUSSYFOOTING」を逆回転で流したものと知って、何の
疑問も抱かず有り難く聴いた自分を笑ったものだ。そして、その音がまさか08年リリースの
正規盤に組み込まれた時、何というかフリップ&イーノというユニットの恐ろしさというか、
不気味さに呆れ果てた。もちろん、いい意味で、である。

3分間ポップスでも1曲15分の長尺の曲でもなんでもいいが、大抵の曲はメロディーとリズムが
あって、イントロからエンディングまでしっかりと或いはそれなりに構成されている。勿論、それを
回転数を間違って聴いたり逆回転で聴いたりすれば違和感があり、本来の曲が持つ「意図」を
大きく逸脱することになる。

しかし、フリップ&イーノの「NO PUSSYFOOTING」08年版はそういった懸念事項を全て超越した
存在として世に登場したことになる。イーノのシンセもフリップのギターもメロディーを奏でている
はずなのに、テープ・スピードが変わろうと逆回転であろうと、立派に「音」として成立してしまった
からだ。発信者が当初意図しなかった「音」が「音」として成立することは、私にとっては
ある意味恐怖である。(笑)

どちらかと言えば、「プログレ」の括りで聴かれることが多いであろう両者が連名で
提出した音が、「プログレ」よりも後の「ニュー・ウェーブ」(これは死語だな)のバンド群の
音に影響を与えたのではと想像するのは間違ってないだろうし、それ故にこの二人が73年から
75年ころにかけて取り組んだ「音」はもっと大きな評価が与えられて然るべきだろう。

掲載写真はフリップ&イーノが75年にパリで行ったライブ盤。盤は3枚のCDで構成され、
2枚が純粋なライブで、残り1枚はコンサートで使われたテープ・ループ。
元々はDGMでダウンロード販売されていたものが公式にフィジカルな形で世に出たもの
である。1枚目はオーディエンス録音のような感じで、心なしか2枚目のほうが音が
良いように思える。後にアルバム「EVENING STAR」に収録される『WIND ON WATER』は
このライブでの演奏に手を加えて完成している。

まさか、このライブ盤を逆回転で聴きたいなんてことは思わないが、貴重な録音を簡単に
聴くことができるようになったことを喜びたい。

いや、やっぱり埃を被ったMTRを引っ張り出してきて逆回転やピッチ操作をして聴いてみようか。
でも、カセットに落とすのが面倒だな。(笑)

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50% INCREASE

2014-10-05 09:15:50 | ROCK

       

たった2,3曲のボーナス・トラックが追加されただけで、デラックス扱いされる盤があれば、
大幅に収録曲が増えても大して話題にならず、大手販売網での宣伝の対象にならない
盤もある。これが、ボーナス・トラック無しでも紙ジャケ&リマスターとかだったら大きく
宣伝されたりすることがあったりで、音楽或いは曲の価値って何なのだろうと思うことが
ままある。

掲載写真の2枚はLP時代から大幅に曲が増えたライブ盤。
デヴィッド・ヨハンセン・グループの「LIVE」は、は78年のライブを9曲収録していて元々は
プロモーション盤のみであったが、93年にCD化され一般に流通した。CD化された際に
曲が倍の18曲に増え、ドールズ時代の『BABYLON』にジョニー・サンダースが参加
していることに驚いたものだ。04年の再発の際も18曲は維持された。

スティーヴ・ミラー・バンドが71年にリリースした「ROCK LOVE」は長尺の曲を含む
7曲入りのライブ盤。比較的地味な時期のライブ盤で、ほとんどブルーズ・アルバムの趣。
この盤が09年にCD再発された時には、75年にビーコンシアターで行われたライブから
11曲も追加された。『FLY LIKE AN EAGLE』や『THE JOKER』といったヒット曲を
連発して時期だけに聴き応え十分で、この11曲だけで1枚分のアルバムとしての
リリースも可能なくらいである。

この2枚の盤は私にとって、ある種の教訓となっている。
つまり、情報はなるべく多くの場所で得るようにということである。
まあ、それでも逃してしまうブツも多いのだけど。(笑)

コメント (4)
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NO FUN TO BE AROUND

2014-10-02 20:21:09 | ROCK

PUSS N BOOTSなんていうと、ニューヨーク・ドールズの曲名を想起するロック者も
いるだろう。掲載写真は、そんな名前を持つバンドのアルバム「NO FOOLS , NO FUN」。
えっ、「NO MUSIC , NO LIFE」じゃないのって?。ま、違うんです。(笑)

以前も書いたが女の人のブーツ姿というか、所謂カウガール・スタイルに滅法弱い。(笑)
実際に靴の中がどんなになっているかは想像したくないが、なんとなく可愛い感じがする。

08年から活動をしているバンドの初めてのアルバムである。動画投稿サイトではファンが
撮影した映像がけっこう挙がっていて、DVD2枚くらいの分量で楽しめたのだが、やはり
CDだと音のクオリティーが違う(笑)ので、この3人娘のレアでロウな音を十二分に楽しむ
ことができる。

私を含む多くの人は、ノラ・ジョーンズ目当てにこの盤を手にしたであろうと思う。
趣味でつくったカントリー・アルバムというには、よく出来ていてライブ録音を何曲か含むことも
あって、生々しいギターの音につい聞き入ってしまう。

ザ・バンドやウィルコ、更にはニール・ヤングといったメジャーどころのカバーと三者三様の
オリジナルのバランスもよい。それにしても、何故『DOWN BY THE RIVER』なのだろう。
ニールの数ある曲の中でも、なかなかのヘヴィー級の曲だと思うのだが。

名門ブルーノートからリリースされたカントリー・アルバムというのも、古いジャズ・ファンから
すれば驚きかもしれないが、なかなか粋なリリースだなと思う事しきり。
見開き中ジャケの写真のリラックスしすぎな感じが、この盤が醸し出す風情を表していると
いえなくもないが、もうちょっと可愛らしいショットでも良かったかも。(笑)

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