HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

A CLASSIC ROCK SALUTE TO THE DOORS

2014-06-30 00:04:05 | ROCK

12年に往年のロック・レジェンド達がザ・フーの楽曲をカバーした「AN ALL STAR
TRIBUTE TO THE WHO」というアルバムを取り上げたが、今回も同趣向のアルバムを。
掲載写真は「A CLASSIC ROCK SALUTE TO THE DOORS」と題された盤。
今回もなかなか豪華な面子が参加している。

歌い手によって大きく印象が変わるのがカバーの常だが、今回も多くのボーカリストが参加していて
各人の個性がジム・モリスンという不倒の礎にどう対峙するかというのが楽しみの一つ。
そういう意味では『L.A. WOMAN』を歌ったジミ・ジェイマスンはジムを彷彿させながらも
上手く歌いきった一人だろう。といっても私はこの人のソロや参加したバンドには全く興味が
無いのだが。(笑)

『PEOPLE ARE STRANGE』を歌ったデヴィッド・ヨハンセンは、最早スクリーミン・ジェイ・
ホーキンスの域に達した、ある意味「脅かし」の歌唱で迫る。ジョー・リン・ターナーとスティーヴ・
クロッパーの組み合わせというのは普通なら想像もできないが、取り上げた『RIDERS ON THE
STORM』は曲自体の仕上がりが良かった。

同じく元レインボー組のグラハム・ボネットはこれもスティーヴ・ヒレッジとの驚きの組み合わせ。
取り上げた曲が『THE SOFT PARADE』と実に渋くて、これも良い出来。
密かに期待したクリス・スペディングとエドガー・ウインターの『THE CRYSTAL SHIP』は
まあ、あんなものか。(笑)クリスのスライドは情感たっぷりの演奏なのだが、エドガーの歌唱との
組み合わせは今回は不発だったかも。

他にもケン・ヘンズレー、トッド・ラングレン、マーク・ファーナーといった人の名前もあるので
それぞれのファンは要チェック。

1曲目から順にパーソネルを見ていくと更に面白いことに気付く。
1曲目の『L.A. WOMAN』にパトリック・モラーツ、5曲目の『RIDERS ON THE STORM』に
トニー・ケイ、13曲目の『ALABAMA SONG (WHISKY BAR)』にジェフ・ダウンズ(この
曲のギターはズート・ホーン・ロロ!)の名前を見つけ「これはもしや」と思ったら、やはりありました。
15曲目の『LIGHT MY FIRE』にリック・ウェイクマンの名前が。(笑)

で、プロデューサーの名前を見て「なるほど」と。イエスのツアーやレコーディングに参加した
ビリー・シャーウッドの仕切りだったのか。とすれば、これはドアーズ・トリビュートに名を借りた
イエス・ファンへのプレゼントという趣があるのも納得である。『LIGHT MY FIRE』には
スティーヴ・ハウの名前もあるし。

しかしながら、その『LIGHT MY FIRE』を何の前情報も無しに聴かされて歌っているのが
誰かと問われたら、私は正解できなかっただろう。今のイアン・ギランって、こんな声なのね。(笑)

天国のジムとレイがどう思っているかは誰にもわからないが、一聴の価値があるカバー集
である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PSF

2014-06-29 00:01:42 | 日本のロック・ポップス

ハイライズの長い歴史をずっと追いかけたわけではないし、アルバムも最初の何枚かしか
所持していない。彼らのファースト・アルバム「PSYCHEDELIC SPEED FREAKS」は84年に
300枚限定LPでリリースされ、ずっと再発されずにいたのだが遂にCD化された。

間抜けな話だが私は時限爆弾制の黄色いジャケのCD(LPは黄色のレコードだったか)を買えば
アルバム「PSYCHEDELIC SPEED FREAKS」の代替品になると勝手に勘違いして
喜び勇んで買った思い出がある。(笑)

それはさておき、待望のCD化である。やっとこれでスタート地点に追いついたという、ただ 
それだけの感慨に過ぎないのだけど。今の耳で聴いて、オーディオ的な見地でこの音を
いい音とは言えないだろうが、ロック的な見地では、ある意味最高かもしれない。

酸素不足に苛立ちながら、それでも窓を開けず、ましてエアコンなんかいれるわけでもなく
車とエンジンの持つポテンシャルを最大限に引き出す、ただそれだけのためにアクセルを
踏み続ける。ガソリンは残り僅か。ブレーキはいらない。ガス欠になれば勝手に止まるだろう。
そういう危険極まりないロックがここにある。

多くの人(といっても分母は小さいだろうが)はアルバムで言えば「LIVE」を好むかもしれない。
私もそんな一人だが、彼らの最初から突き抜けていたことを確認するために、どうしても
この1STは外せない。今回もたった500枚のプレスである。LPの発売から30年、私が
「欲しい」と思ってから20数年が既に経っていた。今回は500枚に間に合ったことを素直に
喜びたい。

ハイライズには、私なんかでは把握しかねる数の限定カセットやビデオが沢山ある。
カセットは限定100本、ビデオは限定20本とかの世界なので、最早何が貴重なのか、そもそも
初めから貴重でないのか判断することの是非すら曖昧に思えるところもある。
幾つかのカセットやビデオのコピーを貰ったことがあるが、今は何処へ行ったやら。
いつかそういったブツの中で良い物が選択されてリリースされればいいなと思える心の余裕は
全て、この1STを手にした安堵感から生まれるのだとしたら、それはそれで素敵なことなのだろう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

皆殺しのバラード

2014-06-28 00:00:01 | 日本のロック・ポップス

        

        

山口冨士夫関連のリリースが相次いでいる。74年のファースト・ソロ「ひまつぶし」が2月に再発
されたのに続いて5月には83年の「RIDE ON !」と、共にボーナス・トラック入りで登場した。
そして、今月はティアドロップスの音源や映像がグッドラヴィン、ウルトラ・ヴァイヴ、ユニバーサル・
ミュージックの3社同時発売と相成った。

さて。ここから先を読む方は、私が山口冨士夫のファンであることを了解した上で読んで頂きたい。
ダイナマイツから晩年に至るまでのCDやDVDはほぼ全て手中にあるレベルでしかないが。

今月リリースされた3枚のティアドロップスの盤を一気に聴いて思ったこと。
それは、ティアドロップスは余り面白くない、ということであった。まあ、それは昔から思っていた
ことなので何を今更なのだが。

当たり前だがリアル・タイムで接した時代であるから、そう思うのかもしれないが世は浮かれた
バンド・ブームであり、時代はバブルまっただ中。メジャー契約の弊害というのは私個人の
勝手な思い込みだし、「伝説の山口冨士夫」の浮上を快く思わないわけは全くないが多くの
人に届くための解りやすい音というか単純な、もっと悪く言えば深みの無い歌詞と曲調が
当時の私には辛かったし、その印象は今聴いても大して変わらなかった。
今となっては冨士夫の不在というセンチメンタルな気分が、ほんの少しそれを補ってくれるけど。
「NO NUKES」を標榜しながら東芝EMIと契約してしまったところに混沌を見る、というのは
言い過ぎだろうか。

まあいい。ビデオ落としのDVDであろうと、過去に発売された限定盤と6曲も被っていようと
私はこれらのブツを棚に収め、これからも思い出したように時々見聴きし続けるのだろう。
そして、ああでもないこうでもないと戯言を脳内で反復させるのだろう。

それにしても。「LOVE GUERILLA」のDVDは何とかならなかったか。再生中に一瞬、しかし
頻繁に画像サイズが変わるのはどうしたことか。
まあいいや。

できれば販促チラシに、あの二人の名前は使って欲しくなかった。
まあ、いい・・・か。


 

コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AREA 247

2014-06-27 00:12:39 | LAND OF 1000 DISCS

       

CHICO BUARQUE / CONSTRUCAO (1971)

TOQUINHO / SAME (1970)

       

LUIZ MELODIA / MARAVILHAS CONTEMPORANEAS (1976)

NANA , NELSON ANGELO , NOVELLI / SAME (1974)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

終わりはじまる

2014-06-26 04:31:49 | DAY BY DAY

        

とりあえず、終わりと。何が終わりかって?。ワールド・カップの日本代表。
連日応援したけど、今回は終わり。といってもお楽しみはこれからで、いつものことながら
ワールド・カップは日本だけを見るイベントではないから、まだまだ寝不足は続く。
正直なところ、サッカーと録画したテレビ・ドラマを消化するので手いっぱいでステレオの
電源を入れない日さえある。

とはいっても、PCに取り込んだ音を聴きながらテレビを見ることもあるし、寝るときは
iPodをスピーカーに繋いで音を流しながら寝るので、全く音に触れていないというわけでもない。

ところで、何でジュリーのレコが掲載されているかというと・・・。
これがまた、回りくどくて面倒くさい話なのだけど。(笑)

連日サッカーを見ていて、何故かロッド・スチュワートのことが頭に浮かびロッドの曲を聴きながら
床に就いたりする。で、いらぬ連想の連鎖が始まる。
「そういえば、『レッツ・ゴー・ヤング』で見たジュリーが歌う『I'M SEXY』は格好よかったな。」
「あれ、何だっけ。ジュリーがサッカーしているような場面があったような。」
「ああ、『太陽を盗んだ男』の中で、部屋の中で金属球を転がしているシーンがあった。」
「見事にクライフ・ターンをキメたんだよな。」
「キメてないって。」

みたいな戯言を夜中に一人、脳内で繰り返すうちにふと思う。
「あれ、昨日はジュリーの誕生日だよ。おめでとう66歳。これがロックンロール(66)。」
「ロック(69)まで待てないもんね。あれ、これってひょっとして『俺ベスト盤』ジュリー編を構想せよ
という神の思し召しか。」

というわけで、ジュリーのレコードに辿り着いたのである。
何だか艶っぽい夢を見た気分になったので、ピンク色のジャケットを選んだ。
ジュリーの膨大な曲の数々から2枚のCDRを編むのは拷問に等しいのだが、
ほら、根がM気質(笑)なので、ぼちぼちと。あんじょうやりますわ。(笑)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AREA 246

2014-06-25 01:34:20 | LAND OF 1000 DISCS

        

GAL COSTA / SAME (1969)

ANTONIO ADOLFO E A BRAZUCA / SAME (1972)

       

EGBERTO GISMONTI / SONHO 70 (1970)

EUMIR DEODATO / OS CATEDRATICOS 73 (1972)

          

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AREA 245

2014-06-24 00:02:32 | LAND OF 1000 DISCS

       

ELIS REGINA / ELIS (1972)

JOYCE / PASSARINHO URBANO (1977)

       

GILBERTO GIL / SAME (1971)

CARLOS LYRA / ...E NO ENTANTO E PRECISO CANTAR (1971)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

HE'S SO HEAVY

2014-06-23 00:03:15 | ROCK

掲載写真はイギリスの俳優ナイジェル・プランナーが、自身の番組での当たり役「ニール」の
名前で84年に発表した「NEIL'S HEAVY CONCEPT ALBUM」。
過去にCD化されているが、今回ボーナス・トラック付きで再CD化された。

ジャケットはストーンズの「THEIR SATANIC MAJESTIES RIQUEST」のパロディー。
ニールの語りとともに曲が披露されるのだが、そこでとりあげられるのがロック者の琴線を
擽るカバーが大多数なのが堪らない。

シングルにもなったトラフィックの『HOLE IN MY SHOE』、トゥモロウの『MY WHITE BICYCLE』、
ピンク・フロイドの『THE GNOME』、ドノヴァンやインクレディブル・ストリング・バンドのカバー
まである。中でも最高なのはキャラバンの『GOLF GIRL』のカバー。流石にここらはプロデューサーで
数多の楽器を担当したデイヴ・スチュワートが腕によりをかけた、というところか。
すっとぼけたピストルズ・カバーもご愛嬌。

各曲の前のナレーションにはナイジェルゆかりの俳優陣が参加しているが、これは英国在住なら
ともかく余程あちらのテレビ番組に精通していないと「おおっ」というわけにはいかないのだが
1曲バーバラ・ガスキンが参加していて、ここは「おおっ」と反応してもいいだろう。(笑)

今回のCDを買ったのはボーナス・トラック目当てである。アルバム・リリース当時のカセット・
バージョンにのみ収録されていたストーンズ・カバー『BROWN SUGAR』が目当てだったのだ。
初めて聴いたのだが、1分にも満たないソレはまあ、遊びというか冗談のようなバージョンで
過度の期待をした私は見事に肩透かしを食わされた。でも何故か笑みがこぼれてしまうのも事実。
だって、これは俳優でコメディアンが作ったアルバムなのだから。音楽的な笑いも必要ということだ。

プログレさんもサイケ者もストーンズ好きも楽しめるアルバムというのが、実のところそんなに
多くはないことを思えば貴重なアルバムといって過言ではないだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 26

2014-06-22 08:26:34 | ROCK

先日のTV「リバースエッジ大川端探偵社」の中での石橋蓮司の台詞に面白いものがあった。
要約すれば「胸に興味があるのは若いヤツで、年を取るにつれて下に降りていく。
ガキの頃は顔、思春期は胸、中年になると尻だ。」
私の場合、昔から顔と尻ばかりに興味があったということは、高校1年の81年にドアーズや
CCRを熱心に聴いていたことと整合性がある、というわけか。そんなわけはないか。(笑)

前回の「YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN」でこんなことを書いた。

「私は昔から所謂巨乳というものに全く興味が無く痩せ型で高身長の女性が好みであった。
あともう一つあるのだが、それはさておき。」
今日は、「あともう一つ」の話。
掲載写真はリサ・ローブが12年に発表した現在における最新アルバム「NO FAIRY TALE」。
もうおわかりですね、つまり私は眼鏡フェチでもあったのです。あぁ・・・。(笑)

20年を超える活動歴でオリジナル・アルバムが10枚に満たないというのは寡作家の
部類に入るのだろうが、それだけ1枚1枚の曲を丁寧に吟味しているともいえるし
私生活が充実しているともとれるだろう。

今作は今まで以上にバンド・サウンドの色合いが強く、それまでのアルバムと少し
毛色が違う。しかしながら、人生はお伽噺でもなんでもなく、厳しい局面や現実を踏み越えて
いくものだという意識下の音として、ハードな音というのは必然だったのだろう。
もちろん、メロディーのしっかりした曲ばかりなのでギター・ポップとして楽しむことも可能だ。

インタビューでリサは眼鏡について、「一番好きなのはセクシーな図書館員スタイル」と
語っているが、私はセクシーなナースでもセクシーな女性教師でもいいですよ。(笑)

先の石橋蓮司の話にはオチがあって「俺なんかもう下に降りすぎちゃって地面に潜っているよ。」
と言うのだが、現実はそうでもないだろう?。(笑)勿論、私もそうありたいのだが・・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AREA 244

2014-06-21 20:18:47 | LAND OF 1000 DISCS

       

LUIZ ECA,BEBETO,HELCIO MILTIO / TAMBA (1974)

OS PILANTROCRATAS / PILANTROCRACIA (1969)

       

MARCOS VALLE / SAME (1970)

EDU LOBO / MISSA BREVE (1973)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AREA 243

2014-06-20 05:30:20 | LAND OF 1000 DISCS

       

JORGE BEN / AFRICA BRASIL (1976)

AZYMUTH / AGUIA NAO COME MOSCA (1977)

       

MUTANTES / A DIVINA COMEDIA OU ANDO MEIO DESLIGADO (1970)

OS NOVOS BAIANOS / ACABOU CHORARE (1972)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4 EVER

2014-06-19 00:02:00 | ROCK

74年に結成されたブロンディーの結成40周年記念盤がリリースされた。
バンドのHPにはアルバムのタイトルが「BLONDIE 4(0) EVER」と記されているが
パッケージの何処にもそんな表記がない。ま、そんなことは記念碑的なタイトルの
秀逸さに免じて不問にすべきか。(笑)

       

パッツケージには、「GREATEST HITS DELUXE REDUX」とあるが、このタイトルも
見事に韻を踏んでいて面白い。パッケージには2枚のCDと1枚のDVDが収納されている。
「GHOST OF DOWNLOAD」と題された盤は新曲で構成された純然たる新譜。
ライブでは演奏されていたフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの『RELAX』のカバーも収録。

実はこれが目玉じゃなかろうかという「GREATEST HITS DELUXE REDUX」は
往年のヒット曲のリメイク。実のところ、この再録音集の存在が肝だと思う。

新譜である「GHOST OF DOWNLOAD」を聴いて、まず感じたのが「まるで昔の
ブロンディーを聴いているようだ」ということだ。最新のテクノロジーやラップの要素を取り込んで
いるが、音の感じは79年から80年あたりの盤を聴いているような感覚に陥る。
それでいて、特に古めかしいと感じさせないのが不思議なところである。

そして再録音集の「GREATEST HITS DELUXE REDUX」を聴くと、40年の月日が
経っているというのに、録音機材の進化を差し引いても、どの曲も今提出されても十分に
通用するクオリティーを保っていることに気づく。さすがにデボラ・ハリーの声は
それなりの年輪を刻んでしまているが。(笑)

新譜と再録音ベストを並列に並べることで、先日のニール・ヤングじゃないけれど
録音時期を無視した曲の普遍性、バンドの一貫性というものが如実に示されたのではないかと
思うのだ。もちろん、単純にバンド結成40周年を祝うという趣旨にも賛同したい。

DVDは77年のCBGBでの演奏が収録されている。正直にいって画質は撮影機材や
照明の関係もあって良好とは言えないが、これだけの時間が経ってしまえば単なる記録以上の
価値を持つのは間違いなく、ファンなら好意的に受け入れることができるだろう。
都合3枚組であるのに価格が抑えられているのも嬉しいところだ。

すっかり太ってしまったデビーだが、ライブ活動を含めて継続することを選択したバンドに
敬意を表したい。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AREA 242

2014-06-18 00:25:31 | LAND OF 1000 DISCS

              

TOM ZE / SAME (1972)

ZE RAMALHO / SAME (1978)

       

RONNIE VON / SAME (1969)

WALTER FRANCO / REVOLVER (1975)     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

LIVE + RAW

2014-06-17 00:01:53 | ROCK

先日来日公演を終えたラトルズ。なんとライブ盤が出た。ライブ会場で販売されていた
ようだが、ライブに行かなかった人もニール・イネスのHPでの購入が可能。

「LIVE +RAW」と題されたCDには47分ほどの尺で14曲が収録されている。
例によって収録された曲が演奏された日付とか細かいデータは一切ない。
とりたてて素晴らしい演奏が収録されているというわけでもない。
しかし、ラトルズである。ニール・イネスである。聴けば天国行きは約束されているのだ。(笑)

演目は彼らの2枚のアルバムから万遍なく選ばれていて、最後は『GET UP AND GO』で
フェイド・アウト。CDのラストにはロン・ナスティー最後の曲として09年に発表された
『IMITATION SONG』が収められている。これはライブではなくスタジオ録音。
ジョン・レノンの『IMAGINE』を下敷きにしたこの曲が本当の最後の曲というのは、何だか
出来過ぎである。

そして、今回もこんなメッセージが。

 実に嬉しい。

そのうち、手軽に買えるようになるかもしれないが、待ちきれない方はニールのHPで是非に。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ALL IN ONE RHYTHM

2014-06-16 00:03:42 | BRASIL

        

2014FIFAワールドカップ開催を記念して、ユニバーサル・ミュージックによって
「BRASIL 1000」と銘打たれたブラジル音楽の廉価再発シリーズが始まった。第一弾として
既に80タイトルが発売され7月には更に44タイトルが発売される。

世界初CD化は無いものの今回特筆すべきは、1枚1000円というその値段である。
ジャズやソウル・ミュージックで同様の廉価企画が好評だったために、それが
ブラジル音楽にも波及したとなれば嬉しいかぎりだ。

廉価で再発するためにコストはなるべく抑えなければならない。そのため、過去に
国内盤CDが出た物はその時の解説を流用しているばかりか、ジャケット・デザインも
そのまま流用している。そのため、昔のシリーズ物で出たCDは「税込2548円」なんて
表示がそのまま印刷されているが、この値段ですから何の問題もありません。

廃盤になっていて高値が付いていたタイアグラやオルランヂーヴォの盤が、市場に
廉価で出るというのは健全なことだ。

世界初CD化はないが、国内初CD化は幾つかある。ジョイスの80年の盤「FEMINNA」も
そんな1枚。昔から気に入っていたジャケットだったこともあって即座に入手。
静と動の対比が素晴らしく、特にダンサブルな曲に耳を奪われる。これみよがしな女性賛歌
ではないが、日頃から女性の意見や考え方を尊重することを考慮せねばと思わせる。
ま、すぐ忘れるのだけど。(笑)

カエターノ・ヴェローゾの75年作「ジョイア」は逆にジャケットが好きになれなかったので
購入していなかったのだが、1000円なら買うしかあるまい。(笑)
で、この盤をもの凄く気に入ってしまった。(笑)幸福な「ジョンの魂」或いは「THREE
VIRGINS」とでも言おうか。パーカッションのみ、オルガンのみをバックに歌う曲も
全く突飛でなく、全編静かに胸に響く。

カエターノの盤は98年にCD化されたものをそのまま再発しているので、ボーナス・
トラックにストーンズ・カバー『LET IT BLEED』を収録している。最高にクールなカバー
なので、コレ目当てに購入するのも一興。

毎日寝不足の日が続くが、7月13日までの狂騒を楽しみたい。
それにしても私の応援する国が、あんなに急発進するとは思わなかった。
できればスナイデルにも決めて欲しかったが。(笑)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする