先週末に到着したキンクスの大箱を愛でているうちに、何故か2012年に出たストーンズの
規格外の大箱「GRRR !」スーパーデラックス・エディションが気になり、久しぶりに
風でも通すか、もとい久しぶりに聴くかと思い開封すると・・・。
確かに規格外の縦長の箱である。それ故に本来の縦置きでなく横置きにして収納していた
私が間抜けだった。現物をお持ちの方はよくわかると思うが、スーパーデラックス・
エディションのCDは豪華本の裏表紙の中側に収納されている。これを横にしていたので
4枚のディスクのうち、2枚目と4枚目がいつのまにか箱の中で奥の方にズリ落ちて、
裏表紙とトレイの役割を果たす紙を張り付けた糊がべっとりと付着しているではないか。
あぁ・・・。CDに付着した糊を落とすのは一苦労だった。ひとしきり洗った後、
ブルーレイ・ディスクを収納する市販の不識布に移し替えて箱の中に戻す。物は増えるが
たまにしか中を開けないブツもそれだけ増えるわけで、似たようなことが起こるの
だろうなぁ。
大昔に出た最初の「LAYLA」箱、久しぶりに中を見たらウレタンがえらいことに
なっていたし。(笑)
年末に向けて爺の懐を狙い撃ちする箱物のリリースがたて続けに予定されている。
ディランにジミ・ヘンドリックス、そしてビートルズ。更にはモット・ザ・フープルや
アレクサンダー・スペンスにアーサー・ブラウンといった処も私の守備範囲だし、
なかなかに予算計上が大変である。おっと、キンクスのアレは近日到着するはず。
そんなところへ、この仕打ち。(笑)
先日リリースされた新作は意外と気に入って結構何度も聴き返していたのだけど、
ここにきて2種のDXシリーズをリリースするとは・・・。
今回ポール・マッカートニーのアーカイブ・コレクションに仲間入りするのが「WINGS
WILD LIFE」と「RED ROSE SPEEDWAY」。前者のDX盤が3枚のCDと1枚のDVDで
構成され、後者は3枚のCDと1枚のDVD、更に1枚のブルーレイ・ディスクで構成
される。それらはいつもの事なので何の差し障りも無いのだが、今回は2種のDX盤を
一纏めにした「WINGS 1971 - 1973」なる大箱も予定されている。
2つの物を1つにして販売するときは何らかの値引きがあるのが世の常のように
思いがちだが、「ここだけの1枚」を付け加えることで付加価値をつけて値段を上げる
ことが出来る、なんてことに気付けば私も一端のビジネスマンになれるのだが、どうも
商才は無いようで。(笑)
「WINGS 1971 - 1973」には「WINGS OVER EUROPE」と題された20曲収録の
ライブ盤が添付される。72年に行われた欧州公演中の5回分のコンサートからの選曲
ということだが、う~む、これは聴きたい。(笑)
因みに2種のDX盤をそれぞれ単体で国内リリース盤を買えば税抜きで4万9千円。
「WINGS 1971 - 1973」を購入すれば税抜き5万5千円。えっ、結局は税込みで
59.400円じゃないですか。
「WINGS 1971 - 1973」はユニバーサル・ミュージックのストアでしか販売されない
ので、HMVで貯めたポイントやクーポンを使って少しでも安く買うなんてことも
できない。あらら。
海外通販だと今日の時点で日本円に換算して52.107円。悩みながらこっちを
利用しそう。何れにしても物入りなのは変わらない。
ボウイ様のキャリアをいい感じで(笑)区切ってボックスにしてリリースする
シリーズの第4弾「LOVING THE ALIEN ( 1983 - 1988 ) 」が到着した。
今回は11枚組CDであるが、この時期にボウイがリリースしたオリジナル・アルバムは
3枚だけである。さてどうやって残り8枚を水増しするか?(いや失礼)
この頃から12インチでの何たらミックスだの何たらバージョンだのを製作するのが
流行りだしたのと、他流試合(交流)での録音がそれなりにあるのでそれらをまとめ、
更には83年のシリアス・ムーンライト・ツアーと87年のグラス・スパイダー・ツアー
からの2枚組ライブ盤を2種、そして「NEVER LET ME DOWN」の18年バージョンで
ボックスの体裁は整った。
最初に買ったボウイのアルバムが83年の「LET'S DANCE」なので、「ボウイはRCA時代
まで」とか言うつもりは無いのだが、この後新譜を追うより過去盤を遡って聴くようになって
「ま、そういう物言いもわからなくはない。」と思うこともあった。ボウイにしてみれば
数多く自身が繰り広げた変容の一つであろうし、「今回は俺の方から時代と寝てやったのさ。」
とでも言われたらグーの音も出ない。(笑)個人的にはこの時期の3枚のオリジナル・
アルバムはLPでしか持っていないのでCDを揃えるいい機会でもあった。
インフォメーションでは未発表と謳われていた2種のライブ盤は何れも過去にVHSや
DVDで商品化されていた物の音盤化であった。「SERIOUS MOONLIGHT」と題された
83年のライブは映像の時と同じく完全収録では無い。コンサートの本編ラストと
アンコールでの計5曲が欠けているのは映像と同じ。実際のコンサートでも最後に
演奏された『MODERN LOVE』は同曲のシングル盤のB面に収録された別の日の演奏を
収録している。それにしても何で最後の5曲を収録しないまま映像化し今になって同じ
音源を音盤化したのか不思議。
それでも。正直なところ、商品化された映像の「SERIOUS MOONLIGHT」には感心
しなかったが音だけのCDを聴いていると、それなりに格好いいと思えるのだから
これもまた不思議。(笑)「NEVER LET ME DOWN」の18年ミックスは、オリジナルに
全く思い入れが無いせいかこれもまた楽しめた。異論があるのは承知だけど。
さて、今回の箱で4箱目だがこの箱でキャリア総括はお終いとなるのだろうか。
以降の盤は発売元が違うし、07年には以降の各アルバム関連のリミックス曲を丹念に集めた
盤を加えて2枚組でのオリジナル・アルバムの再発があったので、目新しい感じは出せない
だろう。だがそれも10年以上前の話なので新たにまとめあげてくれれば、それはそれで
有り難いが。
さて、次はグラストンベリーですね。今年は78年の未発表ライブ盤も出たしボウイの
ファンにとっては嬉しい1年となりそうです。
今日あたり届いたであろうジョン・レノンの箱を愛でている皆様、ご機嫌いかが
でしょうか?我が家にも本日届いたのですが、まだ封を開けていません。個人的には
なかなか敷居の高いアルバムなので素面の時に、できれば真昼間に聴いてみようと
思っています。私の嗜好だと皮被りのジョンよりも、もっとズル剥けて勢いのある
「SOMETIME IN NEW YORK CITY」が好みですが、見方を変えれば「IMAGIN」こそ
赤裸々ラに剥けているという人もいるでしょう。ま、それは見解の相違ということで。(笑)
で、話変わって。
数か月ブログに向かえなかったのは、頭が働いていなかったのとズバリ時間が無かった
というのが真実。何故時間が無いか?。答えはテレビの見すぎ。(バカか?)
つい先日、1週間で録画している番組数を数えたら32タイトルありまして、それを
CMをカットして全てブルーレイに焼いているのだから時間なんてあるはずありません。
まして、全番組を見れているわけでもなく全く何をやっているのやら。
その32タイトルの半分以上をアニメが占める日がくるとは。50歳を過ぎてアニメ・
デビューといっても過言ではありません。で、気に入ったアニメにハマると、そこは
元々は音楽好きの音盤好きなのでアニメ自体のブルーレイ・ボックスとかを買うのではなく
サントラとかを買うようになってしまうのです。(笑)
「鬼灯の冷徹」のCDは6枚ほど買った。(笑)なかでも第弐期のオープニング曲
「大!地獄地獄節」にはハマった。音頭が始まるのかと思わせるイントロから
歌に入るとギターはリズムを裏で刻むスカ調になり、更にちょっとしたリフが
ストーンズ風であったり、エディー・コクランの「COME ON EVERYBODY」を
ストレイ・キャッツがカバーしたバージョンのようなフレーズがあったりで、
最高に面白い。念の入ったことに、途中でトロンボーンが入ってきて、これは
スカ好きには堪らん!というわけで。(笑)
11月3日のレコードの日には上坂すみれが歌った弐期のエンディング曲が7インチ化
されるので予約した。(笑)彼女は「鬼灯の冷徹」の中では地獄のアイドル、ピーチ・マキ
として登場するのだが、ピーチ・マキが歌う2曲がおそろしく魅力的で強烈。
もし『キャラメル桃ジャム120% c/w そとばの前で合いましょう』のタイトルで
7インチが出たら無敵だとすら思う。フロア受け間違いないのに(笑)何故7インチに
ならないのでしょうねぇ。(笑)
というわけで戯言は続く・・・かも。
おっと、完全復活したわけじゃないよ。ちょっとピンぼけ、ちょっと気紛れ。
先日、アニメ「DOUBLE DECKER ! ダグ&キリル」を見ていたらハッとした
カットがあったので思わず書きこんでしまう俺。
気づいた人もいただろうが。
明らかにザ・フーのアルバム・ジャケットを意識したカットが2つほどあったのだけど。
これには驚いた、というか思わずニヤけてしまった。
相変わらず本調子ではないのだけど、年末の「ロック大賞」はやりますんで。(笑)