HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

YOU CAN DO A LOT WITH 100 WOMEN - 24

2009-09-29 20:45:43 | ROCK
「祭りの後始末」という意味合いも兼ねて、ビートルズのカバー集を
とりとめもなく、しかし悪戦苦闘しながら考えている。
有名な曲ほどカバーしている人が多いのだが、例によって1アーティスト
1曲縛りのルールを設けているので、結構調整に悩んだりする。(笑)

例えば「HERE,THERE AND EVERYWHERE」。
私が所持する盤だと、エミルー・ハリス(掲載写真)、ジェニファー・
ウォーンズ、トム・スプリングフィールド、フォー・キング・カズンズと
いったところがエントリーされる。一番気に入っているのはエミルーの
バージョンだが、エミルーには「FOR NO ONE」のカバーもある。
こちらはカバーしている人が少ないので、悩むところなのだが別人による
「FOR NO ONE」の気に入ったカバーが見つかった(というより、存在を
すっかり忘れていた)ので、「HERE,THERE・・・」のカバーは
エミルー・ハリスに決定。毎日こんなことばかり考えていて、一体世間の
何に役立っているのかと思わないこともないが、それもまたGOOD。(笑)

エミルーを初めて知ったのは22歳くらいの時にLDで見た、映画「ラスト・
ワルツ」。声のよく通る髪の長い綺麗なお姉さんに見とれてしまったのは
言うまでもない。
キース・リチャーズ絡みでグラム・パースンズを知り、当然のように
エミルーに行き着くのだが、それなのに「ラスト・ワルツ」で見た綺麗な
お姉さんがそうであることに気が付くのも結構遅く、我ながら間が抜けていた。
映画制作の都合で後で呼ぶくらいなら、最初から呼べよなと
思うようになるには、更に数年かかったし。(笑)

で、翌年知人の家でディランの「欲望」を初めて聴かせてもらい(遅!)
「この女性ボーカル、いいねえ。誰なんだろう、クレジットある?」
とかいいながらインナーを見て「おおっ。」となったり。
初めて「欲望」を聴いて1曲目の「ハリケーン」で泥酔していたにも関わらず
覚醒し、B面にひっくり返す前にもう一度「ハリケーン」に針を落とした
話は当ブログ最初期に書いたが、この日は今思えば改めてエミルー・ハリスに
興味を持った日でもあった。

キャリアの全てを追いかけているわけでないし、個人的趣味で言えば
髪形がつらい(失礼)時期もあるが、数年前のマーク・ノップラーとの
アルバム、DVDは楽しんだ。
いずれにしろ、美人は得である。彼女が歌えば一本気なロック者の私にも
「JAMBALAYA」も素敵に聴こえるというものだ。
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YOU CAN DO A LOT WITH 100 WOMEN - 23

2009-09-27 07:33:50 | ROCK
リマスターCDを聴くと、いつも思う事がある。
CD創世記に作られた物の多くは単純にCDというフォーマットで
聴けるようにしただけの物だったが、今では機材や再生装置、更にCDの
素材の進歩や変遷に対応するために、その時点で尤も再生に相応しいように
再発されるCDの多くはリマスターが施されている。
しかし、いくら最善策が取られても「オリジナル」でないというのも事実だ。
元々、その音源が発表された時点でアーティストが満足のいくものであった
のなら結局のところ、リスナーとしてはオリジナル盤を聴くのが
正しいのかもしれない。私はオリジナル盤に1万出すのなら別のCDを
5枚聴きたいというタイプなので、オリジナルより安価で今のフォーマットで
良い音を聴くことができるなら、それで良いと思っている。
つまり、オリジナル盤崇拝者では無いということだ。
もちろん、リマスター時点で最良のマスターを使っていることが前提だが。
発売された際のカッティングが悪くてオリジナル盤の価値は
ヴィンテージであるという唯それだけであったり、制作上の時間や予算の
都合で、アーティストの意思に反して世に出た物もあるわけで、
それでもオリジナル盤が有り難いか、という皮肉もあることはある。(笑)

映画の世界にも同じような事は多々ある。
現在、DVD以降のフォーマットで見ることができるサム・ペキンパー
監督の「ビリー・ザ・キッド 21才の生涯」もその一つ。
73年の公開時、MGMとの折り合いが悪かったサムが完成版とした映画は
サム自身が思う決定版では無かった。で、話が戻るが今私たちが見ることが
出来る「ビリー・ザ・キッド」は監督の意図を反映した「1988 TURNER
PREVIEW VERSION」で、サムが言うところの「決定版」である。
サムは84年に亡くなっているが、MGMから「あれを削れ、これを変えろ」と
言われる前の段階の映画として、このバージョンをベストとしていたわけで
つまりは、最初に世に出た映画とは全く違うわけだ。
「それでも、オリジナルがいいかね。」と言われたら、「オリジナルが一番」と
言う勇気は私には無い。えっ、音楽と映画は違うって?。
「俺のとは違うな。」(笑)
更に、再編集を加えた「2005 SPECIAL VERSION」というのもあるが、
これはリミックスというもので、好き嫌いは見る人に任せる。

おっと、まだリタ・クーリッジに触れていなかった。
リタがミュージシャンであるのは早くから知っていたが、音楽を聴くより
早く映画「ビリー・ザ・キッド」を見たので、未だにその印象が強い。
もちろん目的はボブ・ディランだったのだけど。
約20年前の初見時はビリー役のクリス・クリストファースンと夫婦だとは
知らず、尚且つ「映画出演でいきなり、バスト・トップを出すの?」なんて
驚いたことを今でも覚えている。
経験値が上がると、ドニー・フリッツなんて名前も覚えるわけで彼が
端役で出演しているのをエンド・クレジットで見つけ、また見直したり。
ディランに銃床で殴り倒されるのは複雑な気分だったろうに。

それにしても凄い映画だ。
冒頭でジェームズ・コバーン演じる保安官パット・ギャレットは暗殺される。
老後の保身を考えそれまでの自分を殺し保安官に転身し、仕事故にかつての
仲間ビリーを文字通り殺し、その30年後に自身も暗殺される。
冒頭に既に暗殺された事実を提示されると、パットのやることなすことの
虚しさが映画を見ている間中、増幅されてしかたない。
これも複数回見て気がついたが、「さらば青春の光」の最後でジミーの
スクーターが断崖から落ちたシーンでも、映画の冒頭で過去に決別した
ジミーが海岸を去るシーンを配置したために安心して見られるのとは違って
最後まで暗い感覚を残す映画だ。

あれ、リタ・クーリッジに触れなきゃ。
掲載写真は3枚目で、本当は1枚目や2枚目の方が好きであるが
ここでこのジャケットを掲載しないと、リンダとカーリーの
前振りの意味が無くなってしまうじゃないか。(笑)
本当は裏ジャケの写真の方が好きなのだけど。
内容は最近紙ジャケ化されたので、そこらじゅうで記事が見られるだろうから
いいだろう。

LOVELY RITA !
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YOU CAN DO A LOT WITH 100 WOMEN - 22

2009-09-26 17:33:06 | ROCK
カーリー・サイモンに興味を持ったのは、これも「またかよ。」といった
類の話なのだが、ラジオから流れた「YOU'RE SO VAIN(うつろな愛)」を
聴いてからである。覚えやすいメロディーは一聴して耳に残ったが
それ以上にバック・コーラスなのに、やけに耳に届くあの男の声。
曲が終わって女性D.J.が「バックで歌っているのは、ご存じミック・
ジャガー。皆さんもわかりましたか?。」と言ったので、意味もなく
「やった!。」と思ったことも覚えている。

レコ屋で「YOU'RE SO VAIN」収録アルバムを探すべく、棚を探したところ
ルックスが好みであることもわかり(笑)、数枚のアルバムを取りだし
何枚も見比べて「全部持ち帰りたい。」と思いつつ、やはり当初の
目的である掲載写真の「NO SECRETS」を抱えかけた。
ところが、実はその日「NO SECRETS」は購入しなかったのだ。
その日レコ屋では有線の洋楽番組が流れていたようで、いろいろと知った
曲が聴けて楽しくレコードを見ていたのだが、たまたま流れてきた
ジャーニーの「DON'T STOP BELIEVIN'」を聴いて「あっ、この間FMで特集が
あったヤツだ。ジャーニーだよな。忘れないうちに買わなきゃ。」と
なってしまい、レコ屋を出る時は「ESCAPE」を抱えていたのであった。(笑)

まあいいや。10代には回り道がつきものなのだ。
後年、このアルバムを手にするまでに、かなりの時間を要するのだが
一度きっかけを逸すると、そういう事もあるものだと妙にしみじみしたり、
参加ミュージシャンがいちいち豪華なのを見て「美人は得じゃのう。」と
思ったり。(笑)ただ、このアルバムは72年の発売で日本盤LPの
ライナーで「ローウェル・ジョージとリトル・フィート、日本でも
もっと注目して欲しい」と書いてあるのを見ると、当時の状況も何となく
伺えて興味深い。あれ、そうするとジム・ケルトナーとかニッキー・
ホプキンスやボビー・キーズの参加を有り難がる人って日本でどれくらい
いたんだろう、なんてことになるのであった。
そうそう、ミックの時のようにすぐ気が付かなかったけど
収録曲「NIGHT OWL」(JTですね)のバック・コーラスにポール・
マッカートニーが参加しているというのも、私的に豪華気分(笑)が
増幅したものだ。

大ヒット・アルバムこそないが、カーリーは今でもコンスタントに新作を
発表している。しかしながら、当面の私は未所持の過去盤を探さねば。
とりあえず「PLAYING POSSUM(邦題:人生はいたずら)」でも。
男の子だから。

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YOU CAN DO A LOT WITH 100 WOMEN - 21

2009-09-24 21:18:55 | ROCK
リンダ・ロンシュタットは割と早い時期に聴くことになった。
お察しの通り、ストーンズの「ダイスをころがせ」をカバーしていたのが
その理由。その当時(82年頃)はアルバム「ゲット・クローサー」の
タイトル曲がラジオでよくかかっていたのだが、アルバム「夢はひとつだけ」の
おかげでワディ・ワクテルの格好良さを知り、後に彼がエクスペンシヴ・
ワイノーズに参加した時は「おお!」と思ったものだ。

リンダがソロになる前に所属したいたバンド、ストーン・ポニーズは何故か
サイケ者にも隠れた人気があったりするのだが、ソロになってからの
リンダはアメリカの夢と憧れを一身に体現していたと思う。
後にイーグルスになる面子が3枚目のソロ・アルバムに参加し、次作で
「ならず者」をカバーするというのは、アメリカに今でもある古き良き
開拓者時代への憧憬を重ね合わせた人がいても不思議ではない。

その後、ジャケットを含めて女性らしさを前面に押し出し、誰からも
好かれるイメージを作ることに成功したし、70年代も終わりになると
ディスコ・ブームを頭の片隅に置いた健康的で活発なイメージへと
変身しニュー・ウェーブに目配りしたかと思うと再びワンピースを
着る。そして、スタンダード3連発で大人のリンダをアピール。
アルバム毎の好き嫌いは別にして、完璧な流れだと思う。

リンダは自身でそれほど曲を書かないが、数多の歌い手と違うのは
過去のポップスやロックの楽曲のカバーと、新進のソング・ライターの
いい曲を、アルバムの中に絶妙のバランスで配置したということだろう。
掲載写真の76年のアルバム「HASTEN DOWN TH WIND(邦題:風に
さらわれた恋)」ではタイトル曲で同年正式ソロ・デビューするウォーレン・
ジヴォンやデビュー前のカーラ・ボノフを2曲取り上げている。
それと同時にバディ・ホリーとメロディアンズをカバーするというのは、
並大抵のセンスでは無い。
とか何とかいいながら、後年「子守唄アルバム」をコンセプトにしながら
クィーンの「WE WILL ROCK YOU」をカバーするという離れ業(笑)を
見せてくれたりもする。

近年はすっかり体格がよくなってしまったが、リンダ・ロンシュタットと
言えば76,7年頃を真っ先に思い浮かべるのは私だけではないだろう。
まさにジャケ買い上等の1枚。
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BIG STAR / KEEP AN EYE ON THE SKY

2009-09-23 07:52:38 | ROCK
あくまで例え話。誰が誰の代わりとかいうわけではない。
もしビートルズというバンドに、ルー・リードとロジャー・マッギンが
いたら・・・。
英国のミュージシャンが米国南部に憧れた70年代初頭、メンフィス産だと
言うのに60年代の英国ロックのような音を出すバンドがあった。
それが71年結成のビッグ・スターで、先の例えのようなバンドがあったら
それはきっとビッグ・スターのような音なのだろうと思うのだ。

それほど長く活動したわけでなく残されたアルバム数も少ないのだが
熱心なファンを持つバンドでもある。そんな彼らの未発表テイクやデモを数多く
収録した4枚組ボックス「KEEP AN EYE ON THE SKY」がリリースされた。
まず7インチサイズのボックスの装丁が素晴らしい。
全100ページの冊子には貴重な写真が満載で、日本版が出ないのが
もどかしいが、当時のエピソードや回想、曲解説が英語で(笑)これでもかと
書かれている。アレックス・チルトンのデモが哀しいまでに美しいのが
泣かせるし、初期のもう一人のソング・ライターであるクリス・ベルの
働きを再認識させる箱でもある。

圧巻はディスク4全てを使った73年の地元メンフィスでのライブ。
クリスが抜け、まだアルバムは1枚しか出していない状態なので
カバー曲が多くバンドのアンサンブルも少々荒いが、この時代のライブを
聴けるだけで有り難いというものだ。
フライング・ブリトーズ、T.レックス(!)、トッド・ラングレンに
キンクスとくれば、趣味の良さも全開。まあ、私が好きなだけなんだけど
当時リリースされて時間がそれほど経っていない「スライダー」とか
「サムシング/エニシング」の曲をすぐさまカバーするというのが
クラブ・サーキットでヒット曲の演奏を要求されるアメリカのバンドの
有様とそれに応えるという意味で、当時のビッグ・スターの微妙な立ち位置と
バンドの優れた力量を感じる。
残念ながら今のところ私のPCでは、エンハンスドの部分は見れていない。

4枚組で7000円弱。この内容ならちっとも高くないはず。
いや、高いのだけど。アレやソレにあれだけ払ったのなら。

そういえば、クリス・ベルの「I AM THE COSMOS」も2枚組の拡大盤が
出る。最初の1000枚にはこのボックスにも収録されたクリスのソロ2曲の
7インチが付くのだが、私は間に合ったのであろうか?(笑)
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GENTLE GUITAR FROM MATERIAL WORLD

2009-09-17 21:53:23 | ROCK
ビートルズの箱を2つ抱えてご満悦の、細面の外国人に聞きました。
「貴方の好きなビートルズの曲を、3曲教えてください。」
(何で日本語やねん。)
「僕が選ぶとちょっと他の人とは違うから、参考にならないよ。」
「いや、いいんです。日本人の好きな3曲にはうんざりしているので。」
「そうかい、じゃあ教えてあげるよ。『SOMETHING』『I WANT TO TELL YOU』
『IT'S ALL TOO MUCH』の3曲さ。じゃ、僕は戻らなきゃ。」
「ちょい待ち。貴方はジョージ・ハリスンさんですね。」
「君もついて来るかい?。」
危うく気が遠くなりそうになった午前4時のハプニング。(笑)

掲載写真は2種のジョージ・ハリスン・トリビュート盤。
右はジョージ没後1年経った2002年に、左は2003年にリリースされた。
もうそんなに時間が経っているのか。左にはジョン・エントウィッスルの
録音が収録されているが、ジョンは2002年6月に亡くなっている。
ジョージのトリビュート盤でジョンを追悼することになるとは。
そういえば、左の盤にはザ・フー、キンクス、ストーンズのそれぞれ
結果として元メンバーだった人の録音が収録されているのが興味深い。
右は日本企画盤だが、この手の物の中では格段の内容の良さを誇る。

亡くなってからトリビュート盤が出るのなら、ポールとリンゴの
トリビュート盤は聴きたくない。二人には長生きしてオリジナル・アルバムを
作り続けてほしいものだ。

当ブログの記事タイトル「BRING BACK THE BEATLES」の中で私は
「で、今は全然違うことを考えているというわけだ。」と書いた。
きっかけはビートルズ・リマスター盤で長時間ビートルズを聴いたこと、
そしてこの2枚のCDを棚から引っ張り出したこと・・・・。
察しの良い方は見当がついたかも。(笑)
目標は来年の新春第一弾、CD6枚くらいで。
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バスケットボールは苦手だった

2009-09-16 19:41:30 | ROCK
ジム・キャロルが60歳の若さで亡くなった。
リアル・タイムで「ロック詩人」とは何かを感じさせてくれた人で
ミュージシャンとしてアルバムを何枚も出しているせいもあり、
それなりに動向は気にとめた時期もあった。

主要なアルバムはLPでの所持なので、今回は映画のサントラ(掲載写真右)を
掲載。様々なミュージシャンの曲でサントラは構成されているのだが
ジム・キャロルは自身のバンドで1曲、共演で4曲参加。
サントラはポージーズ、カルト、サウンドガーデンといったバンドの
重いサウンドが支配しているような感じもするが、爺はドアーズの
「RIDERS ON THE STORM」に身を乗り出す。ジム自身は当時旬のバンドで
あったパール・ジャムと共演している。この当時(95年)といえば
パール・ジャムはニール・ヤングのバックを務め、アルバム「MERKIN
BALL」を発表している。これだけを取り上げても、ジムがいかにロック・サイド
から評価されていたかがわかるというものだ。

バスケットは昔から苦手で、それ故に今も嫌いだ。未だにろくにルールも
知らない。この先覚えることも無いだろう。
大学の体育の授業でバスケットボールをやらされるなんて、夢にも
思わなかったよ、ジム。

掲載写真左は「こんな顔だったっけ?」とか思いながら買った、同名異人の
ジム・キャロルのCD。間違って買ったCDだが結果は吉と出た。
72年に発表された、もう一人のジム・キャロルのCDは声良し曲良しの
素晴らしいアルバムだった。バックがセクション&デヴィッド・スピノザと
言えば、それだけで購入リストに入れる人もいるだろう。

今夜はジム・キャロルの「PRAYING MANTIS」を聴きながら、
夜を過ごそう・・・。
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CHEAP TRICK / SGT.PEPPER LIVE

2009-09-15 20:24:32 | ROCK
ビートルズの箱を2つ抱えてご満悦の、そこらへんのおじさんに聞きました。
「貴方の好きなビートルズの曲を、3曲教えてください。」
「おお、いい質問だねぇ。こんな日のために準備していたんだよ。」
「で、その曲は何ですか。」
「ふふ。君と、いや君たちと一緒だよ。」
「じゃあ、『YESTERDAY』と『MICHELLE』と、『HEY JUDE』でいいですね。」
「君イ、『LET IT BE』じゃないのかね。」
「どうでもいいんだよ、そんなこと。俺が本当に聞きたいのは
その3曲がどのアルバムに収録されているかってことなんだよ。」
「えっ、『LET IT BE』じゃダメなのかい。『YESTERDAY』って
どのアルバムだったかなあ。もう昔のことだからなあ・・・。
そんな難しいこと聞くなよ。いい曲なんだから、それでいいじゃない。」

不意にこんな質問をする若人にドギマギしなくて済むように、性根を
据えてCDを聴きましょう。折角高い金払ったんだから。
あっ、私は若人では無いです。40男です。(笑)
「『(I CAN'T GET NO)SATISFACTION』ってどのアルバムに入ってますか。」と
聞かれたときに「え~と、『フォーティ・リックス』かな。」なんて
答えないように、私も用心しなければ。
あっ、もし「『HEY JUDE』は、同名のアルバムに入っているよ。」という
答えに出くわしても笑ってはいけないよ、お若いの。

掲載写真は先日リリースされたチープ・トリックのDVDで、『サージェント・
ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』を丸ごと演奏したDVD。
リージョン1なので我が国では普通に見ることができないため、例によって
パソコンでナニして見ました。
今年の演奏なのかどうか今ひとつわからないのだが、ブートレグで聴いた
SGT40周年記念のハリウッド・ボウルとは、ゲストの持ち歌が違うし
ブートレグでは順番が入れ替わっていた「LOVELY RITA」と「WHEN I'M SIXTY-
FOUR」の順番はこのDVDでは正確だ。(笑)

映像を見ると面白い発見が多い。まず、リックのギターにはSGTの
中ジャケに描かれた4人の顔をペイントしてあってそれだけで盛り上がって
しまう。ステージではアルバムを順番に演奏するのだが
律義にロビン・ザンダーは1曲目と2曲目の声色を変えようとしているのが
よくわかる。「GETTING BETTER」でトムのベースが唸りを上げ、
バーニーも快調。「SHE'S LEAVING HOME」ではギターを置いて手を前に組んだ
リックが大人しくしているのが妙に可笑しい。
メンバー4人は引っ込んでゲストが歌う「WITHIN YOU WITHOUT YOU」では
しっかりタブラやシタール奏者が登場。「LOVEY RITA」ではジョン・オズボーンが
大人の女性の魅力を披露。ちなみに40周年記念ライブでは更にお姉さんの
エイミー・マンが歌っていました。
全曲を演奏した後に、「アビー・ロード」のB面後半のメドレーを
演奏するのも、たまらないところ。
惜しむらくは、リージョン・フリーであればもっと多くの人が手にしたであろうと
いうことである。

以前にブートレグをとりあげた時にも書いたがチープ・トリックは素晴らしい。
私に10年に2回聴くか聴かないかというアルバムに、4回目の機会を
与えるきっかけをつくってくれたのだから。
そして、リマスターCDは素晴らしい。10年に2回聴くか聴かないかという
アルバムに、5回目と6回目の機会を与えるきっかけをつくってくれたの
だから。
いや、正直に言うと、リマスターCDの「SGT」は2回ずつ聴きました。(笑)

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YOU CAN DO A LOT WITH 100 WOMEN - 20

2009-09-13 18:57:41 | ROCK
掲載写真はカーラ・ボノフが79年に発表した「RESTLESS NIGHTS」。
邦題は「ささやく夜」。最初にこのアルバム・ジャケットを見たのは
多分FMレコパルの誌面。アルバム・レビューだったか、オーディオ機器の
聞き比べかリスニング・ルーム訪問みたいな企画(笑)だったかは忘れたが、
ジャケットに写る綺麗な大人のお姉さんにうっとりしたものだ。
しかしながら、まだ洋楽へ足を踏み入れておらず、ましてほぼ同時期に
「キング・クリムズンの宮殿」のジャケットを同誌で見てしまい、「外人の
音楽は得体が知れないかも」なんて阿呆なことを思ったりした13歳だった。

それから幾数年経ったもののLPはおろか紙ジャケCDもスルーしてしまい
「いつか聴かねば」と思っていたところ、2枚組ライブ盤がリリースされていて
カーラのHPでそれが入手できると知ったので、それと同時に購入して
今に至る。

13歳の私には、いや20歳の私では全く理解できなかったであろう
この声の温もりが今は心地よい。リンダ・ロンシュタットに曲を提供して
いた関係もあってか豪華な布陣でのアルバム制作とのことだが、
私が手にしたCDには参加ミュージシャンのクレジットが一切無い。
しかしながら、まったりしたタム廻しを聴いて「あっ、このドラムスは
何かで聴いたな。なんだっけ、そうだ『夢は一つだけ』だ。」なんて
思いながら検索すると(今は便利な世の中です)、ズバリ的中の
リック・マロッタだったりして、何だか嬉しくなる。(笑)

アルバムの流れというか曲の配置具合も絶妙。アップとバラッドがほぼ交互
に配置されたその流れは、SSWにありがちなバラッドを聞かせるための
ものではなく、1枚のアルバムを聴き通させるのに相応しいものだ。
「ONLY A FOOL」でのデヴィッド・リンドレーさん(いい人)や
「THE WATER IS WIDE」でのガース・ハドスンのアコーディオンにJ.T.&
J.D.サウザーのコーラスといったゲストの演奏を楽しめるのも、昔の私なら
考えられなかったことだ。
出会うのは30年近く遅れたが、ずっと付き合えるアルバムに出会った感動は
幾つになっても変わらない。

ところで。私は「RESTLESS NIGHTS」と「LIVE」を同時に1枚ずつオーダー
したのだが、到着した日の郵便受けには2種のCDが入った封筒が
2つ入っていた。つまり同じCDが2つずつ届いたのだが、カードの
引き落としは1つ分だけであった。CDはLPのように摩耗はしないだろうが
「盤が砕けるまで聴きなさい」というお達しと受け取ることにした。(笑)。
今は余裕が無いが、そのうち近年のバンドでの作品も買って売上に
貢献しようと思っているということで、カーラにはご容赦願いたい。
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BRING BACK THE BEATLES

2009-09-11 20:01:06 | ROCK
ビートルズのモノやらステレオやらのボックスを買ってご満悦の皆様、
今晩は。またお会いしましたね。今夜も十分楽しんでいますか?。
ブログに買い物日記を記しただけで満足していないですよね。
まさか、まだ封を切ってない盤があるとか・・・。(笑)
モノの音圧が今ひとつとか紙ジャケの精度が今ひとつとか、つまらないことを
気にして肝心の音楽を楽しまなけりゃ本末転倒ですよ。
今回のリマスターされたモノ盤とステレオ盤の発売は、楽曲的には今まで
散々聴いてきたものと同じなのに、「アンソロジー」の発売より
盛り上がっていると感じるのは私の気のせいですよね。

とりあえず、俺はモノもステレオも全部一通り聴いて楽しんだ。
携帯ステレオで聴くことを想定しての音で無いことは百も承知だが、
通勤用にiPodにも全部取り込んだ。ふぅ~。
で、今は全然違うことを考えているというわけだ。

掲載写真はデヴィッド・ピールが77年に発表した「BRING BACK THE BEATLES」。
日本が世界に誇るキャプテン・トリップ・レコーズの大仕事である
デヴィッド・ピールの16枚組ボックス「ロックン・ロール・アウトロー」にも
収録されたお陰で容易に(?)聴くことができるようになった1枚。
どちらかというとジョン&ヨーコとの繋がりが深いために、私は勝手に
ジョン・レノンのシンパだと思っていたのだが、このアルバムでは全体に
ビートルズに対する愛と尊敬の念が満ち溢れている。

アルバム・タイトル曲では「BEATLES、それ以下のものじゃ代わりは務まらない」
と歌い、「APPLE BEATLE FOURSOME」ではメンバー4人各人の個性を称える。
極めつけは「THE BALLAD OF JAMES PAUL McCARTNEY」。
「ポールが世界と彼と他の3人を良い方向に導き、彼なら4人を1人に
戻すことができるかもしれない」という歌詞の内容には正直驚いたものだ。
ビートルズ解散時のポール対3人という構図は逆にいえば、ポールが
折れれば・・・と解釈出来なくもないのだが、それ以前に
ポール・マッカートニーの天才をここまで明確に示した歌というのは、
後にも先にも聴いたことが無いという意味合いにおいて、天晴れと思ったからだ。
ピールの曲は全体的に個性に乏しい単調な曲が多いきらいもあるが、
ビートルズ・ファンにはこういうアルバムがあるということを覚えておいて
ほしいと思うのだが、それはまあいいか。

アップル・コレクターとかいう私の理解の範疇を超える人たちは
「THE POPE SMOKE DOPE」の帯付きでも持ってりゃそれで完結だろうし。(笑)
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ピーター・アイヴァースのアルバムを揃えるなら・・・。

2009-09-09 18:26:06 | ROCK
今日から夏休み。さて、何をしようかと考えたが日帰りで行ける所は無いかと
思案した末に日光に行ってきた。一度は行きたいと前々から思っていたのだが
根っからの出無精なので、計画を実行に移したことはなかったのだが、
平日でそんなに暑くも無いので出かけてしまった。往復で都合6時間も
電車に乗ることになるとは思わなかったが。(笑)

昼飯を食べて清算しようとしたら、私の前に並んだ若い女性がレジ係にこ
んなことを聞いていた。「ここらでCDが買える店はありませんか?。」
レジの人はちょっと困ったような顔でこう答えた。
「一駅戻ってそこから徒歩10分くらいでツ○ヤがあります。」
明らかに観光客のその女性、なんで日光まできてCD販売店を探す?。
私の斜め前のテーブルで食事していた彼女は携帯を見ていたので、今日が
何の日であるのか、そして午前0時のバカ騒ぎを知り、感情の発露を
露呈したのか?とか何とか勝手な妄想をする私。

掲載写真左はピーター・アイヴァースが72~82年に録音した
未発表曲やテイクを集めた「THE UNTOLD STORIES」。P&Cは2008年の
クレジットがあるが、我が国で入手できるようになったのは今年度初頭。
傑作アルバム「TERMINAL LOVE」のデモが5曲も聴けるのが素晴らしいのだが
それ以前にまさか、未発表集が出るとは思っていなかったので、
このCDが編まれた事の衝撃自体が大きかった。

そんな余韻が残る中リリースされたのが掲載写真右の「TAKE IT OUT ON ME」。
70年に録音されながらエピックに発売を拒否され未発表となっていた
アルバムで、ボーカリストの女性が変わっているものの、1ST「ブルー・
コミュニオンの騎士」からの流れを踏まえて、十分楽しむことができる。
少し前まではワーナー時代の3枚が廃盤になっていたのだが、それも再発
され、今ではピーター・アイヴァースのアルバムは6枚ともCDでの
入手が可能。これはレコードの時代はおろかCD時代をあわせても
画期的なことなのだ。残された時間は少ない(笑)だろうから、心ある人は
チャンスを逃さないように。

日光で見かけた件の彼女。ピーター・アイヴァースを探しているのなら
残念ながらツ○ヤには無いだろうなぁ。多分そんなものは探して無いだろうけど。
家に戻ったら宅配ボックスにバカでかい箱が届いていた。
キッスの「地獄大全」並みの大きさの箱・・・。中身は何だ?(笑)
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WRAY BROTHERS

2009-09-08 20:28:54 | ROCK
ヴァーノン・レイの「WASTED」(掲載写真左)が再発されるというニュースを
知ったのは春先だったろうか。「自主製作故に入手困難のレア盤で、
70年代米国南部ロック好きは必聴」みたいに煽られると、期待は高まり
読めもしないのに発売元のHPのハングルを恨めしくながめたものだ。(笑)
今までの例だと、VIVID社が日本盤をリリースしてくれたので待っていたら
夏になって国内仕様が出回ったので入手した。

白黒の渋いジャケットからして私好み。期待してCDをセットすると
聞こえてくるヴァーノンの声が思ったより低くて驚く。弟の声は
もうちょっと高かったから。低予算で簡素な機材で録音されたと思しき
その音質は却って聴く者の耳を惹きつける温かみを感じさせる。
続けてジョニー・キャッシュを聴きたくなっても不思議ではないほどの
声と音の説得力の強さに、よくぞCD化してくれたと言いたい。

続けてジョニー・キャッシュを聴いてもいいのだが、流れの都合上
弟のリンク・レイが自身の名を冠したアルバム「LINK WRAY」(掲載写真右)を
取り出す。ヴァーノンのアルバムのレコーディングの1年前の71年に
リリースされたアルバムで、これも渋いスワンプ・ロックのアルバム。
リンク・レイと言えば、我が国ではギター・ウルフの影響もあって
初期のインスト「ランブル」を思い浮かべる人が多いと思う。
私もずっとそういうイメージしかなかったので、70年代にスワンプ・
ロックの名盤と呼ぶに相応しいアルバムを残していることを知って意外に
思ったものだ。そして「ランブル」の録音が58年という事実に改めて
驚く。当時、あの荒々しい音は驚異的だったに違いない。
「ランブル」の録音にも兄のヴァーノンは参加している。

「ランブル」の凄みは了解した上で、それでも私はレイ兄弟が自身の
ネイティヴ・アメリカンであるというルーツに立ち戻って掲載写真のような
アルバムを残してくれたことを素晴らしいことだと思う。
「革新者」であることと「求道者」であることは相反しないという
ただそれだけのことにロックの深みと凄みを感じさせるのだから。

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TIM BUCKLEY / LIVE AT THE FOLKLORE CENTER,NYC

2009-09-06 15:19:25 | ROCK
CDの時代になってリリースされたティム・バックリーのライブ盤は
BBC物を除けば4枚ある。最初に発売されたのは2枚組の
「Dream Letter: Live in London 1968」で、ティムのライブ盤が発掘される
なんてことを思いもよらなかったのと、演奏内容が良かったこともあって
音楽雑誌では好意的に評価されていたように記憶する。
実際、私も何度も聴いたものだ。

掲載写真は最新発掘盤で67年3月6日にNYはフォークロア・センターで
録音されたライブ盤。つまり、これまでにリリースされたライブ盤と比べて
最初期の録音である。最初の2枚のアルバムを中心に未発表曲を6曲も
演奏しているというのが、購入前のセールス・ポイントであるのだが
内容も素晴らしく、若々しいティムの声とギター・プレイは単なる
「フォーク」の枠を軽くはみ出る様を容易に感じることができる。
とてもギター1本での演奏と思えない迫力と存在感は、デビュー時点で
既に完成形で、そこに留まらずディランと同じように次の地平を目指した
からこそ今も多くの聴き手に支持されていると思う。
語弊があるかもしれないが、ソウル寄りのアプローチをとったと私は
解釈していて、それを可能にしたのはティムの声があったからで、
そこにウッドベースとヴァイヴを組み合わせるというのは、実に
冴えたアイディアだと思ったものだ。
この最初期のライブはジャケット写真からもわかるように、観客はごく少数
だったのだが幸福な体験をした彼や彼女達は、その後のティムを追いかけた
のだろうか。

古い録音の割には、68年の「THE COPENHAGEN TAPES」とは比べられない
くらい音質もいいので、手に入れる価値はある。
ティム・バックリーを説明する時に使われる常套句を意識して使わなかった
のは、単にその言葉が嫌いだからでそれ以上でも以下でもない。(笑)
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YOU CAN DO A LOT WITH 100 WOMEN - 19

2009-09-03 20:45:16 | 日本のロック・ポップス
Superflyという言葉から何を連想するか?。
えっ?ジミー・スヌーカ?。(笑)私も連想しなくは無いが、
まずは同名の映画であり、カーティス・メイフィールドのアルバム・タイトル
というのが筋だろう。

Superflyを名乗る女性がデビューした時は、例によって大して気にも
留めなかった。しかしながら、ヒョンなことからシングルのカップリングが
同世代のミュージシャン達のそれと違って、私の興味の対象であることを知る。
何度も書くが私はカバー好きなのだ。
ハンブル・パイやフリートウッド・マック、ストーンズはともかく
フリーの「My Brother Jake」を取り上げた時点で、興味はグンと高まる。
高まったついでに、いろいろと検索すると私と同県人で、学校が妹の後輩に
あたるとなれば、贔屓度もアップ。万人向け美人ではないかもしれないが、
可愛らしく思えてきたのも不思議。(笑)
とどめが、今年のフジテレビのドラマ「BOSS」で使われた「Alright!! 」。
覚えやすいリフを持つ明快な曲と、ドラマのオープニングの映像がバッチリ
ハマったせいもあって異常に気に入ってしまい、CD化を待ち望んだ。

掲載写真は、その「Alright!! 」をオープニングに配した最新アルバム。
やたらタイ・アップが多いのが好みでないが、旬のアーティストとは
こういうものなんだろう。自身が60~70年代の音楽が好きというだけ
あって、アッパーな曲は女レニー・クラビッツとでも言えそうな勢いがあり
『古いロックの新しい女神』と言いたいところなのだが、スローになると
何となく、その他大勢との差異がわからなくなるのは、私が爺だからか。(笑)

初回盤はDVD付きで、5曲のプロモが収録されている。
当然、可愛い女の子は映像で見たいに決まっているが、プロモは全体的に
凝り過ぎというか、映像をいじり過ぎ。もっとすっきりした方が好みだなと
思いながら見ていたら、最後の曲は1曲の尺の全部を長回しという荒技で
周りのスタッフも楽しんでいる感じがするのが、面白い。

いずれにしろ私にしては珍しく、今の時代の大衆受けする音を楽しんでいる。
しばらくは、どこまで飛べるかを見ていたい。
コメント (8)
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やっちまったなぁ その3

2009-09-02 20:44:19 | DAY BY DAY
「クリムズン・キングの宮殿」が、5枚のCDと1枚のDVDオーディオで
リリースされるというアナウンスをHMVのHPで知る。
アナログ起こしの米盤モノ・ミックスといえば、ブートレグにもなった筈。
英オリジナル盤もアナログ起こしでCD化か。
2009リマスターより、そっちの方が良かったらどうしましょう。
というか、「9.9」が心配になったりして。(笑)

で、2009リマスターを担当するのが、スティーヴン・ウイルスン
(ポーキュパイン・ツリー)。ポーキュパイン・ツリーと言われても
私は元ジャパンのメンバーがいるバンドという程度の認識しかなく、
音も聴いたことが無かった。
しかーし。我が家にポキューパイン・ツリーのCD(掲載写真)が届いて
しまった。頼んでもいないのに。(笑)何だか訳がわからないが
差し替え用のCDまで付いてきた。

早速、オーダー先に「これは頼んでいない。私がオーダーした物を
送ってくれ」とメール。ブツは送ってくれるようだが、返事のメールには
誤送品を返品しろとは書いていなかった。手続きが面倒なのか、
着払いのシステムが無いもしくは割高なのか、サービスなのか知らないが
頼んだブツが届けばそれでいい。

折角なので、とりあえず1度聞いてみようとトライしたものの、
馴染めそうもない。CDが進むにつれて、「馴染めそうもない度」が
徐々にアップする不安を払拭すべく、気がついたらクリムズンの
6枚組をオーダーしてしまった。(笑)
5枚のCDの中でどれが一番馴染むのだろうか、また別の不安が
襲ってくるのであった・・・・。


コメント (4)
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