HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

LIVE +

2015-05-26 00:08:18 | ROCK

ジェフ・ベックの新譜「LIVE+」がリリースされた。収録曲中14曲が2014年に
行われたライブからのセレクションで、2曲がスタジオ録音の新曲。この後には
スタジオ録音のフル・アルバムのリリースも予定されているようだが、それなら
新曲は入れずに純粋にライブ盤としたほうが良かったようにも思うが、ミュージシャンや
レコード会社の戦略は、私のような素人の考えることを軽く凌駕するものだ。(笑)

今回の選曲は、カバーが多いように感じる。それはJBGやBBA時代のレパートリーを
含んでいるからそう思ってしまうのだが、そうすると個人的に問題になってくるのが
ボーカリストである。今回のライブ盤の面子は昨年の来日公演のメンバーにボーカリストの
ジミー・ホールを加えたもの。過去に何度も書いたが私とジミー・ホールの相性は
極めて悪い。(笑)

今回のライブに収録された数あるボーカル参加曲の中で『A CHANGE IS GONNA
COME』を聴いた時に、またいつものように「これがロッドだったらなぁ。」と
思ってしまった。折角のサム・クック・カバーだけに尚更なのだ。

実のところ、個人的に最も数多く聴いたジェフの盤は「GUITAR SHOP」である。
単にあの時期はハードワークのために家に帰っても、プレイヤーにセットされたCDを
変えるのも億劫だったというそれだけの理由で何度も聴いた(笑)のだが、件の盤以降
コンスタントに出るジェフのアルバムには良い盤が多い。今回のライブ盤は70年代の
ソロ・アルバム収録の有名曲が見当たらないのが新鮮な気分にさせてくれるが
できればもっと多くの曲を聴きたかった。商売上の都合なのだろうが2枚組でも
ファンは買うのだから。

新曲はYOSOGAIに、いやYOSODORIにスリリングで良かった。このレベルの曲が
12,3曲集まれば凄い盤ができるのではないだろうか。ジェフ・ベックという男から
目が離せない状況というのは、嬉しい限りだ。

コメント
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