HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

昨日鳴った音 5月23日~5月29日

2020-05-29 22:21:48 | DAY BY DAY


5月23日

・GRATEFUL DEAD / DAVE ' S PICKS VOLUME 34
・GRATEFUL DEAD / 2020 BONUS DISC

毎年4作品がリリースされるグレイトフル・デッドのPICKSシリーズ。年間予約した人には
2回目のリリース時にボーナス・ディスクが1枚添付されるのだが、今年も無事入手できて
嬉しい。

 5月24日
・CLAUDIA / O MEU COROLLA

ブラジルの人気歌手であったクラウヂアが日本向けに発売した盤の存在なんて知りませんでした。
69年リリースの「恋のカローラ」の初CD化、これは快挙かも。年末のロック大賞(笑)
再発部門の1位候補か、なんて思っていたら
スターリンのアレが再発されることを知ってしまい、
次点候補か?なんて馬鹿丸出しのことを思ってしまい、それをそのまま書いてしまうダメな僕。



5月25日

・BOB DYLAN / DESIRE
・BOB DYLAN / EMPIRE BURLESQUE

ミラード録音のディランを集中して何度も聴いたので気分を変えてオフィシャル盤を。(笑)
アルバムを通して聴いて丸ごと好きというわけではないが、「DESIRE」で聴くことができる
スカーレット・リベラのバイオリンの魅力には抗えない。「EMPIRE BURLESQUE」はロン・
ウッドとミック・テイラーが参加しているのでストーンズ者のターゲットになる1枚。
85年リリースの盤かぁ。リアル・タイムだとこの頃はまだディランにはほとんど興味が
無かったのだなぁ。(笑)

 5月26日
・BOB DYLAN / HARD RAIN

そういえば、もうすぐディランの新譜が出るとか。前回の3枚組はほとんど聴いていないので
今回の2枚組にもあまり期待はしていないが、それでも予約はした。で、予約したことに
安心して私的定番の「HARD RAIN」を聴く。私もどんどん悪しき聴き手になりつつあるのを
自覚してはいるのだけど、特に改めるものでもない。(笑)


5月27日

・THE ROLLING STONES / SOME GIRLS
・THE ROLLING STONES / EMOTIONAL RESCUE

この日記も、もう飽きてきている。だいたい、毎日聴いた全ての盤を記しているわけでは
ないのだ。例えばストーンズの「GET YER YA-YA-S OUT」は今年は6回は聴いたし、
「BEGGARS BANQUET」は4回聴いた。それをいちいち掲載すると何だか間抜けな感じが
するので日々聴いた中から適当なヤツを掲載している。と、言うわりには両者の写真は
1回も掲載していない更なる間抜けに気付く。(笑)で、今日聴いたのはコレなわけで
またしても「GET YER YA-YA-S OUT」と「BEGGARS BANQUET」の写真は登場しないのだ。(笑)

  5月28日
・THE NEW BARBARIANS & THE ROLLING STONES / PLACE AUX DAMES - SHADES 'N' CANES

ストーンズ者が東大王クイズで勝てる問題。「ストーンズがコンサートのオープニングで
取り上げた曲を全て答えよ。」いやいや、光ちゃんに正解されて度胆抜かれたりして。
『PRODIGAL SON』を忘れないように気を付けましょう。

  5月29日
・THE ROLLING STONES / FRANKFURT 1982

82年7月はフランクフルトでの3回の演奏を収録した6枚組ブートレグ。81年のように
サウンドボード録音に恵まれない82年ではあるが、今回のような良質なオーディエンス録音
だと、「聴いて良かった。」と思える。演奏もバンドの調子の良さを伺わせる溌剌とした感じが
良い3公演である。2日目のオープニング『UNDER MY THUMB』でのキースさんの素人さんの
ような音の外し具合に驚くが、これがライブというものであり、そんなライブが普通に行われる
日々が早く戻ってくることを願わずにはいられない。尤も音は外さないに越したことはないけど。
(笑)

 

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昨日鳴った音 5月17日~5月22日

2020-05-22 20:51:59 | DAY BY DAY


5月17日~5月22日

・THE LOST AND FOUND MIKE THE MICROPHONE TAPES

この一週間はずっとマイク・ミラードが残した会場録音をまとめたブートレグを聴き続けた。
何せ二つの箱に合わせて28枚のCDが入っているのだから、時間はかかる。(笑)
まとめて聴いて思ったのは、稀代の録音名人の残した遺産とはいえ全てが完璧ではない
ということだ。制約のある環境下での所作なので仕方ないことだが、何でもかんでも持ち上げる
必要はないという意味の話で、残された音が今や歴史的価値があるということには何の
疑問を挟む余地が無いのも事実であるが。

最初の箱にはボブ・ディランを5公演、ブルース・スプリングスティーンを1公演収録。
いずれも何らかの形で単体ブートレグで世に出ている有名な音源ばかり。ただ、気の利いた
ブートレグのように欠けている箇所や曲を別音源で補填する、なんてことは当然ながら無い。

ディランの78年6月7日公演は2種の音源が残されたことで知られているが、2つの音源を
収録してあるのが嬉しい。個人的に大好きな音源があって、それは何というか、「AT BUDOKAN」
を「HARD RAIN」の音質で聴いているような感じの録音で、会場録音の生々しさが如実に
記録された素敵な音なのだが、それがどの日なのかは書かない。個人の感覚の話なので。

2箱目には様々なミュージシャンの録音を収録。その中にはイーグルスの80年7月29日
サンタ・モニカでの演奏を録音したものがあるのだが、これはコンサートを完全収録できて
いない。しかし、この日の『HOTEL CALIFORNIA』が、あの「EAGLES LIVE」に採用されたことを
思えば、そんな日の録音を聴くことができるだけで何だか嬉しくなる。既に完全収録版を
所持している方には有難味は無いでしょうが、イーグルスやジェスロ・タルのブートレグ
なんて、私にはなかなか聴く機会が無かったので。

マイク・ミラードはストーンズやツェッペリンの録音も多数行っているのだが、これらも
順次まとめられるのだろうか。ここらは自分が既に所持している盤とのダブりが気になるが
出たら入手せずにはいられないのだろうな、きっと。(笑)

覚書として今回の二つの箱に収録されたミュージシャン名と日付を記す。

マイク・ザ・マイクの録音の歴史 第一弾
・BOB DYRAN / 1978 . 6 . 1 LA
・BOB DYLAN / 1978 . 6 . 3 LA
・BOB DYLAN / 1978 . 6 . 7 LA ( 2 VERSION )
・BOB DYLAN / 1979 . 11 . 18 SANTA MONICA  
・BOB DYLAN / 1979 . 11 . 19 SANTA MONICA
・BRUCE SPRINGSTEEN / 1980 . 11 . 1 LA

マイク・ザ・マイクの録音の歴史 第二弾
・BRUCE SPRINGSTEEN / 1990 . 11 . 16 CHRISTIC BENEFIT
・BRUCE SPRINGSTEEN / 1988 . 9 . 21 LA
・EAGLES / 1980 . 7 . 29 SANTA MONICA
・LINDA RONSTADT / 1977 . 10 . 3 LA
・JETHRO TULL / 1977 . 1 . 16 LA
・FACES / 1975 . 3 . 5 LA
・PETER GABRIEL / 1978 . 9 . 30 & 10 . 1  ROXY
・JACKSON BROWNE / 1978 . 6 . 8 LONG BEACH

 

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昨日鳴った音 5月12日~5月16日

2020-05-17 06:42:01 | DAY BY DAY

 5月12日
・PINK FLOYD / THE WALL IMMERSION EDITION BOX SET

ライブ盤「IS THERE ANYBODY OUT THERE : WALL LIVE」を単体で所持していないので
この箱の3枚目と4枚目でザ・ウォールを演奏したライブを聴く。4人のデスマスクが
配されたジャケットが不気味で悪趣味に思えてライブ盤を買わなかったことを思いだす。
もし、「好きな時代のフロイドのライブ会場に一度だけタイム・スリップできる」としたら
私は72年とかじゃなくて、81年のドルトムントかアールズコートに行きたい。
そろそろこの時期の映像の完全版を出して欲しいものだ。

 5月13日
・THE BEATLES / ABBEY ROAD

去年出た50周年盤は気に入っていないせいもあって、普通に単体の盤を聴く。
『I WANT YOU (SHE ' S SO HEAVY)』がプッツリと終わって『HERE COMES THE SUN』が
始まるまでの空白が好きだ。ま、LPだと面をひっくり返すための必然の空白なのだが
CDで聴いていても曲間の無音状態が大事に思える。

 5月14日
・THE BEATLES / THE BEATLES

最も常用するビートルズ。疲れている時や退屈な時に有効。

 5月15日
・THE KINKS / MILWAUKEE 1983

83年4月13日ミルウォーキーでのライブを収録したブートレグ。最近登場した音源の
ようで音質は良い。この時点での最新作「STATE OF CONFUSION」と、「LOW BUDGET」
中心のセット・リストで勢いのあるライブを展開。

音の良いブートレグといえば、会場録音の名手マイク・ミラードの名がすぐ思い浮かぶのだが
ミラードが録音した音源を集めた組物が出た。ミュージシャンの名前でなく録音者の名前で
ブートレグが編まれるのは初めてではないだろうか。まだ未聴だが到着が楽しみ。
会場録音の名手と言えばダン・ランピンスキーの名前もすぐ思い浮かぶので、彼の名を冠した
組物も出ないかなあ。そうするとキンクスやザ・フーの音源大解放ということになるのだけど。


5月16日
・SEX PISTOLS / NASHVILLE FIGHT NIGHT
・THE WHO / TOMMY

今回のアニメ「LISTENERS」のモチーフはセックス・ピストルズ。ジョン・ライドンやシド、
ナンシーやマルコムらしき人物が登場。次回はいよいよザ・フーである。
ピストルズの掲載版はブートレグ。音質はお馴染の、あの感じ。(笑)演奏も皆さんご承知の
あの感じ。「TOMMY」はCDだけで4回買ったのだが、国内最初のCDは5,800円。
前にザッパの「JOE 'S GARAGE」の国内初回CDは5,000円だったことを書いたが
それよりも高かったのか。最新リマスターでも何でもない、このまったりした音が妙に
心地良いのが不思議。

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昨日鳴った音 5月9日~5月11日

2020-05-12 21:15:54 | DAY BY DAY


5月9日
・浅川マキ / ライブ
・浅川マキ / 灯ともし頃

ジャズであろうとブルーズであろうとポップスであろうと。何かの枠というかジャンルの中に
カテゴライズすることで安心することができる、いやカテゴライズしたがる人はいるもので
私にとっては厄介である。そんな人から見れば、格好いいものは何でもロックと言ってしまう
私こそ厄介なのだろうけど。

掲載写真の2枚は浅川マキの数ある深い盤の中でも特に好きな2枚。どちらも凄い面子を
従えてのライブもしくは一発録り。素晴らしいのは押しと退きを皆が心得ていて、音数が
多いような場面でも決してマキの歌の邪魔をしていない処か。勿論マキの歌唱が素敵なのは
言うまでもない。『ガソリン・アレイ』『それはスポットライトではない』の日本語カバーを
聴いてその深さに酒が進む夜である。


5月10日

・ダッチャ / 26号線
・寺尾聰 / Reflections

ダッチャの唯一の盤は73年リリース。あの時代ならではかもしれないが、この盤に
収録された曲に登場する人物は何となく影があって憎めない。バックはココナツ・バンクや
ラスト・ショーのメンバーが担当し、演奏も充実。00年に初CD化されたのだが、
オリジナルのLPとは全く違う曲の並びなのが不可解。

6月にスカパーのTBSチャンネルで、あの「ザ・ベストテン」が再放送されるという。
当時の番組をまるっとそのまま放送してくれると有り難いのだけど。もし、番組をそのまま
放送してくれるなら演歌もアイドルも含めて全部録画しようと思っている。
「ザ・ベストテン」といえば12週連続1位を取った寺尾聰だろうということで、滅多に
聴かない盤を取り出す。「A LONG VACATION」と同じく私にとって81年の天敵。(笑)
ほぼ全てのボーカルをダブル・トラック以上で録音していて、声量と声域の無さをカバー
している、なんて書けば嫌がられるだろうがこれくらいは書かせて欲しい。何せ、この人は
私が中学の時に好きだった娘がファンだった人で、音楽以外でも天敵だったのだから。(笑)


・PINK FLOYD / THE WALL

毎週アニメ「LISTENERS」を楽しみに見ている。毎回、ロック者の琴線を擽る仕掛けが
施されてあって、先々週はプリンス、先週はピンク・フロイドをモチーフにした場面が
多数登場。先週のメインモチーフは「THE WALL」で、その回のタイトルは
『GOODBYE BLUE SKY』
であり、他にもアルバム「A MOMENTARY LAPSE OF REASON」のジャケットのような場面や
「ANIMALS」で使われた豚の風船が多数出てきた。そうそう、道路標識には「HATFIELD & THE
NORTH」とか「LA DUSSELDOLF」とか表示されているし。

「THE WALL」や「THE FINAL CUT」はロジャーのソロみたいなもんだろうと、敬遠する人も
いるが私は好きです。(笑)久しぶりに2枚組を一気に聴いたが、心地よい疲労に襲われ
明日はライブ盤を聴こうかな、なんて思ったり。


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昨日鳴った音 5月5日~5月8日

2020-05-09 21:59:09 | DAY BY DAY


5月5日

・BAD COMPANY / BUDOKAN 1975
・BAD COMPANY / LIVE 1975 MARCH (CDR)

バッド・カンパニーが唯一行った日本公演はただの一回のみ。そう言われれば物凄く貴重な
気がして手に入れた2枚組CDブートレグは75年3月3日武道館公演を収録。最初の2枚の
アルバムとフリーの曲を演奏している。右側の写真は、LPで出たブートレグを復刻したもので
所謂おまけである。この日は全部で14曲が演奏されたのだが、LPの尺に合わせるために
選ばれたのは8曲。このLPブートレグも結構音がよく録れていて会場録音に慣れた耳には
違和感はない。『BAD COMPANY』『EASY ON MY SOUL』『MOVIN ' ON』なんて処が
未収録であることを思えば、CDで全曲聴けるのが有り難いというものだ。

・NEIL YOUNG WITH CRAZY HORSE / OSAKA 1976 2ND NIGHT

この2枚組ブートレグCDは76年3月5日大阪フェスティバル・ホールでの演奏を収録。
CD黎明期に「OSAKA」というタイトルの1枚物ブートレグが出たが、これはその日の全長版。
「OSAKA」は当時読んでいた雑誌で音が良いと書いていたので欲しかったのだが未入手。
とても良い会場録音の音質で全長版を入手できて嬉しい、と何だかさっきと同じような
感想に終始する。(笑)


5月6日

・THE KINKS / LIVE IN BERKLEY 1972 MY ONLY SUNSHINE(CDR)
・THE KINKS / AQUARIUS AND ORPHEUM (CDR)

ゴールデン・ウィークは本当にブートレグばかり聴いていた。「ステイ・ホーム週間」なんて
言葉はゴミくずだ。なんで「ステイ・ホーム・ウイーク」じゃないの?普段「ゴールデン週間」
って言ってるのなら、まあ仕方なく受け入れたけど。(笑)

掲載写真の2枚はキンクスの72年の演奏を収録したCDR。72年の演奏は11月公演が
日替わりでSB録音がCDRブートレグで一気に登場したことがあったが、どれも収録曲数が
少なくそこが不満であった。この2種3枚の盤はかなり音質の良いオーディエンス録音で
1枚につき19曲から20曲収録してあるので、ほぼコンサートの全容が把握できる。


・THE KINKS / SLEEPWALKING IN BOSTON

77年2月5日ボストンでの演奏を収録したこの2枚組CDこそ、最高のオーディエンス録音。
キンクスのみならず他のミュージシャンの数ある無法盤にあっても、これに匹敵する音質には
なかなか出会えない。選曲も最高で、「石鹸歌劇」から5曲「不良少年のメロディー」から
3曲演奏されるのが嬉しい。


5月7日
・ROD STEWART / EVERY PICTURE TELLS A STORY
・ROD STEWART / NEVER A DULL MOMENT

ロッド・スチュワートの71年リリースの3枚目と72年リリースの4枚目。どちらも
変形ジャケットで特に「NEVER A DULL MOMENT」は、かなり凝った作り。前作が英米で
1位になったので、力が入ったというところか。どちらも同じような感じの音で、どちらも
素敵な作品。大西洋を渡って以降のロッドも好きなのだが、やはりこの時期は特別。

「NEVER A DULL MOMENT」の見開きにはサッカーのゴールに集うメンバー写真があるのだが
これが最高。集合写真に参加していないピート・シアーズはサッカー・ボールにその名が
記され、ゴールポストにはこれも写真撮影に参加していないイアン・マクレガンとケニー・
ジョーンズを指して「ベッドにいることを決めた」と記されてある。


・LED ZEPPELIN / NO QUATER RED DEVIL SPECIAL BOX

75年5月18日アールズ・コートのレッド・ツェッペリン。この日演奏された18曲中
たった4曲を収録した「NO QUATER」と題されたLPブートレグがレアであることを
知った時から何だかこのジャケットに妙な憧れを抱いてしまい、雑な印刷のジャケットで
CD化された時にそれを手にしてありがたく聴いていたのだが、これはその全長版。
「NO QUATER」の元テープと別音源の2種のテープそれぞれでのコンサート完全収録で、
どちらかというと別音源の方が音が良いように思うのだが、それでも「NO QUATER」音源の
方を贔屓目に聴いてしまうのは、昔からの思い入れが強いというそれだけの理由にすぎない。

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昨日鳴った音 5月4日

2020-05-05 11:52:40 | DAY BY DAY


5月4日
・THE WHO / AMAZING JOURNEY
・THE WHO / CLOSER TO QUEEN MARY

それでは、昨日に引き続いて懐かしいザ・フーのブートレグを何枚か。
棚を見ていて、「あれ、俺って69年9月29日アムステルダムって持ってなかったの?」と
少々焦る。この日の音はその昔、TSPから出た2枚組LPを買ったのだが、C面とD面が
同じ内容のプレス・ミスだったので、しれっと売り飛ばしたのは覚えているのだが。
で、「AMAZING JOURNEY」なる2枚組CDを見つけてリア・ジャケにおそろしく小さな字で
書かれた日付を確認し一安心。とりあえず持っていた。(笑)音質上等のサウンドボード。
69年のザ・フーは一年を通してコンスタントに毎月何がしかのライブを行っていたのだけど
そのパワーには全くもって恐れ入る。

「CLOSER TO QUEEN MARY」はアナログ時代も同タイトルのブツがあった。71年12月10日
カリフォルニアでの演奏を収録した2枚組で、まあまあの会場録音。94年にリリースされた
4枚組ボックス「THIRTY YEARS OF MAXIMUM R&B」の一番最初のピートの話はこの日の録音。
(演奏じゃないのかよ。)


・THE WHO / TRONT 1975
・THE WHO / JOHN 'S BIRTHDAY PARTY

75年12月11日トロント公演を収録した2枚組は上等の会場録音。演奏も完全収録
しているのでこれは今でも通用するブツなのではないだろうか。LP時代は1枚物だったし。

ジョン・エントウィッスル32回目の誕生日だった76年10月9日の演奏を捉えた2枚組も
なかなかのオーディエンス録音。昨日取り上げた76年10月10日と場所は同じで
この日もグレイトフル・デッドとの共演。(デッドが先発)


・THE WHO / WHO PUT THE BOOT IN 1976
・THE WHO / LIVE AND DANGEROUS

76年6月12日スオンジーでの演奏はFM放送が行われ、それを元にしたこの盤が
出た時は宣伝文句に違わない高音質に喜んだものだ。今思えばそれだけザ・フー関連の
ブツは無かったのだ。何故かコンサートの流れを無視というか入れ替えた形で放送された
ものをそのままCDにしているので、この盤の曲順は歪である。『SQUEEZE BOX』は
途中でブチ切れになるのもマイナス印象を与える。その『SQUEEZE BOX』はじめ、この日の
演奏はアルバム「THE WHO BY NUMBERS」CDのボーナス・トラックやザ・フーのファン・
クラブ会員だけに配布された「VIEW FROM BACKSTAGE PASS」(07年)で9曲が
オフィシャル・リリースされた。
いつか、この日の完全版が出ることを願っている。

79年12月17日発行のタイム誌の表紙になったザ・フーをジャケットに使ったのは
2枚組CDRのブートレグ。82年10月25日の演奏をまあまあのオーディエンス録音で
収録。解散まで残り2か月を切ったザ・フーである。79年のタイム誌では15年の長きに
渡って活動してきたバンドはまだまだ続く、というような内容だったと思うのだが・・・。
今は音質が充実したこのツアーの音源は幾つもあるが、印象的なジャケットを使用した
盤ということで今も手元にある。


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昨日鳴った音 5月3日

2020-05-04 10:02:01 | DAY BY DAY


5月3日
・THE WHO / CRY BLUE MURDER
・THE WHO / JOHNNY B. GOODE

先日、自分なりのブートレグを購入する基準を書いたが、実際はそんな能書きは意味がなく(笑)
自分が好きなバンドに関しては基準は甘くなる。特にザ・フーやキンクスのように、ストーンズや
ツェッペリンに比べてアイティム数が少ないバンドのブツだと尚更である。昔に手にした盤の
中には酷いブツもあるが愛着があって今も所持している盤はそれなりにある。それでは、
昔懐かしいザ・フーのお行儀の悪い盤をいくつか。

「CRY BLUE MURDER」のクレジットには68年オクラホマとしかクレジットがないが、曲目を
見ると『SUBSTITUTE』や『BORIS THE SPIDER』が2回表記されている。1枚物なのに。(笑)
正確には前半5曲が68年8月24日オクラホマでの演奏で残りの10曲が67年7月23日
ダラスでの演奏。ここではダラスでの演奏が貴重でエヴァリー・ブラザーズの『LOVE HURTS』の
カバーや、それほど演奏の記録が残されていない『SO SAD ABOUT US』を聴くことができる。

「JOHNNY B . GOODE」は2枚組で76年10月10日オークランドでの演奏を収録。この日は
グレイトフル・デッドとの共演で当日のポスターにはコンサートは午前11時から始まると
告知されている。貧弱なオーディエンス録音だがコンサートの最後にタイトル曲を演奏するのが
珍しい。しかもボーカルはキース・ムーン。昔から思うのだがザ・フーはコンサートの最後に
メイン・ボーカリストを蔑ろにするようなセット・リストを組むことが多々ある。それはそれで
面白いのだけど。


・THE WHO / SHAKIN '  ALL OVER
・THE WHO / LIVE AT THE FILLMORE 1969

「SHAKIN ' ALL OVER」は有名な68年のフィルモア・イーストでの演奏。68年4月5日の
クレジットがあるがこれは半分当たっていて半分は違う。18年に「LIVE AT THE FILLMORE
EAST 1968」のタイトルで2枚組のオフィシャル盤が出たが、その日のクレジットは4月6日。
で、このブートレグを聴くと前半の7曲はオフィシャルと同じ4月6日の演奏であることが
わかる。後半6曲のみが4月5日の演奏。オフィシャル盤が出るにあたってのインフォでは
両日共に録音されているが5日はうまくいかなかったとの記載があった。5日の音源がどれくらい
残っているかわからないが、正確に日付の違いが判ったのは嬉しい。オフィシャルの6日にも
収録されているが5日に演奏されたエディー・コクラン・カバー『MY WAY』を聴くことが
できるだけでも貴重。とはいっても両日共に演奏された冒頭の2曲『SUBSTITUTE』『PICTURES
OF LILY』のSB録音が出てこないのはどうしたことだろう。

「LIVE AT FILLMORE 1969」は69年10月22日フィルモア・イーストでの演奏を収録。
上等のサウンドボード録音。オープニングのビル・グラハムのMCが素晴らしく、これから
始まるザ・フーの演奏をPURE ROCK THEATERと表現している。ずばり名言。


・THE WHO / DANISH TREAT
・THE WHO / SUMMERTIME MODS

なんだか、如何にもやっつけ仕事の冴えないジャケットの「DANISH TREAT」は72年8月
21日コペンハーゲンでの演奏を収録。低音の効いた荒いオーディエンス録音だが、これが
ザ・フーの演奏の破壊力を上手く捉えていて嫌いではない。2曲目と3曲目のクレジットと
演奏が逆になっているのはご愛敬。

「SUMMERTIME MODS」は72年8月16日ブリュセルでの演奏を収録した2枚組。
72年欧州コンサートでは平均的なセット・リストであるが、思えば昔はコンサートを
完全収録したブツというのは意外に多くなかったので、当時は喜んで聴いたものだ。
あ、勿論今でも喜んで聴いていますよ。

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昨日鳴った音 4月29日~5月2日

2020-05-03 08:00:41 | DAY BY DAY

 4月29日
・PINK FLOYD / THE DARK SIDE OF THE LUNATICS

人によってブートレグを手にする時の判断基準はまちまちだと思うが、私の場合は大体4つ
ほどの条件がある。まず音質と演奏がいいこと、廉価であることの2点が基本になる。
音が良くても演奏が今ひとつなら意味が無いし、高額物件を買う程の余裕はない。
サウンドボードには拘らず、オーディエンス録音でも全く構わない。

で、次はやはり来日公演は気になる。自分が行かなかった或いは行けなかった日でも
日本での演奏だと演奏した会場や演奏した年の状況を含めて、いろいろと思いを馳せることが
できる。勿論、自分が行った日の演奏を聴くことができると大いに嬉しい。4番目はというと
年は問わないが私の誕生日の演奏(笑)を収録しているブツは集める癖がある。これは先に
挙げた条件と違ってくることがあるが、何となく嬉しいので。ちなみにこの条件だと
ストーンズは3公演、キンクスは1公演が該当する。

掲載写真は72年にピンク・フロイドがレインボー・シアターで行った4日連続公演を
完全収録した8枚組。先に挙げた4つの条件の内2つを満たしている。音質は最高とまでは
いかないが、完成間近のアルバム「狂気」の演奏を聴くことができる。

あ、一番大事で当たり前のことを忘れていた。ブートレグを手にするアーティストのことを
好きであること、オリジナル・アルバムを(ほぼ)全て揃えていること。(笑)


4月30日
・THE KINKS / ON THE ROAD AGAIN !
・THE KINKS / ONE MORE FOR THE ROAD

共にキンクスの日本公演を収録したブートレグ。93年の2度目の来日公演を収録した
ブツの中で最も収録内容と音質が良いオーディエンス録音。私が見た日の前日の録音で
初めてキンクスを見た公演の演目に最も近い。コンサートが始まってレイ・デイヴィスが
一人で登場し『SWEET LADY GENEVIEVE』を歌い始めた時は、嬉しくて軽く眩暈がしたものだ。

「ONE MORE FOR THE ROAD」は82年の初来日公演のFM放送を収録。CDには日付の
クレジットは無いが2月27日は日本青年館での演奏で、9月23日に放送された。
何故か録音し忘れて大いに後悔したのだが、十年ほどのちにブートレグで再会するなんて
高校生の私には思ってもみなかったことだ。(ブートレグという物の存在は既に知っていた。)
世界中のキンクス・ファンはここに収録された『TOKYO』という曲名に首を捻り、実際に
聴いて羨ましく思ったに違いない。


5月1日
・DAVID BOWIE / THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS
・DAVID BOWIE / ALADDIN SANE

何を今更の定番。直球も直球、しかも剛速球。(笑)私が2番目に買ったボウイ様の盤と
3番目に買った盤。「ALADIN SANE」の方が2番目なのだが、その理由はストーンズの
曲を演奏していたから。(笑)もしかしたら3番目は「LOW」だったかもしれないのだが
それは思いとどまった。「LOW」を初めて見たのは京都で行われたレコード祭りみたいな
場所で壁に飾ってあるのを見たのだが、オリジナルだか何だかで値段が高かったので
買わなかったのだ。今思えば、購入はこの順番で良かったように思う。

え、最初に買った盤は何だって?。型番「EYS81580」のアレですよ。(笑)

 5月2日
・CAEDMON / RARE (LP)

英国フォーク好きには避けて通れないグループCAEDMON。このグループの呼び方は
カエドモンだったりキャドモンだったりで、どっちが正しいのかよくわからないのだが
とりあえずカエドモンと呼ぶことにする。(笑)78年に唯一のLPを出した後、
グループは消滅。その後2010年に復活し2枚の盤を残す。掲載盤は今年リリースされた
LP+7インチで500枚限定。目当てはLPのB面に収録された75年と78年に
録音された曲のはずだったが、LPのA面と7インチに収録された新録音が思いのほか
良かった。限定盤として流通が終わるのは勿体ないのでCD化により広く流通すると
いいのだけど。

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