HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

往く年

2019-12-31 07:08:36 | DAY BY DAY



今年も残りあと数時間。個人的には公私共に想定外の事が多く起こり、うんざりすることが多かったが、
もう振り返ったりはしないのだ。

ここを訪れる皆様にとって来る年が良い1年になりますように。

良いお年をお迎えください。

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2019年総括 その4

2019-12-29 06:40:22 | ROCK



総括その4は発掘物。今年も例年と同じく箱物が多くを占めたが、収録された物量と内容を 鑑みて、この並びとなった。
先に選考から漏れた10組を取り上げたが、今年は何というか多くの発掘物がリリースされて聴く時間を確保するのが大変だった。(笑)

01 V.A. / WOODSTOCK - BACK TO THE GARDEN DEFINITIVE 50 TH ANNIVERSARY
02 FRANK ZAPPA / HOT RATS SESSIONS
03 GENTLE GIANT / UNBURIED TREASURE
04 BOB DYLAN / THE ROLLING THUDER REVUE THE 1975 LIVE RECORDINGS
05 GONG / LOVE FROM THE PLANET GONG
06 PRINCE / 1999 SUPER DELUXE EDITION
07 FRANK ZAPPA / ZAPPA IN NEW YORK 40TH ANNIVERSARY
08 ROLLY GALLAGHER / BLUES
09 PRINCE / ORIGINALS
10 STEVE MILLER BAND / WELCOME TO THE VAULT

ウッドストックの(ほぼ)完全版がリリースされるとは夢にも思わなかった。38枚のCDと
1枚のブルーレイの39枚組。もうこれ以上は無いのだから1位にするしかない。シャナナは
ともかく、未収録のジミ・ヘンドリックスの2曲はブートレグで補完。(笑)

今年のザッパ関連のリリースは凄かった、と数日前にも書いたが敢えてまた書く。1枚の
アルバムを掘り下げるなら、これくらいの量が欲しいと思うのは贅沢な話なのだが
「HOT RATS SESSIONS」は凄かった。87年リミックス版が「HOT RATS」との
出会いであったが、オリジナルとの違いを知るのに数年かかり、また年月が経ってこんな
出会いがあるのだから不思議だ。「ZAPPA IN NEW YORK」も数奇な運命を辿った盤で
あるが、今回は5枚組。マンホールの蓋を模した缶に入っているのが楽しい。

ジェントル・ジャイアント・・・。これも大箱で29枚のCDと1枚のブルーレイで
構成される。音質こそ今ひとつの盤もあるが未発表のライブ盤が数多く収録されているのと
数多くのグッズが同梱されているのが琴線を擽る。パズルが崩れたらどうしようと
心配しながら慎重に取り扱うべし。(笑)

ディランのライブ盤、何故かブートレグ・シリーズと銘打たれていない。それはともかく
これは聴きたかった時期の音源だけに嬉しい。今回は75年であったが76年のライブ集も
出して欲しい。勿論、映像も。

ゴングは73年から75年の間にリリースされたスタジオ盤と同時期のライブを収録した
12枚のCDと1枚のDVDで構成される。何といっても「LIVE ETC」に収録された各会場の
演奏を完全版で聴くことができるのが肝。

プリンスは「1999」のスーパー・デラックス・エディションを上位に置いたが、
「ORIGINALS」も嬉しい1枚であった。このジャンルは豪華な組物が占めるのが常であるが
「ORIGINALS」は1枚物。それでもバングルズに提供した『MANIC MONDAY』や
シーラEに提供した『THE GLAMOROUS LIFE』のプリンス版を聴けるというだけで
ワクワクするというもの。

ロリー・ギャラガーは3枚組でマディーとの録音を除けばほぼ全てが未発表音源の3枚組。
実のところ、ロリーをブルーズの枠で捉えたことは無かったが、ここでは素晴らしい演奏の
数々を聴くことができブルーズ・マンとしてのロリーの魅力を思い知った次第。

スティーヴ・ミラー・バンドは3枚のCDと1枚のDVDで構成される組物。いつぞやの
ロキシー・ミュージックと同じように割高感があるのだが、それでも未発表音源を多く
含む初めてのアーカイブ集ということでランク・イン。

さて、今年は特別にもう1セット。



これは「ANN ARBOR BLUES FESTIVAL 1969」と題された2枚組CD。今回の1位は
ウッドストック完全版であったが、ウッドストックと同じ69年8月に3日間開催された
ブルーズ・フェスティバルを捉えたのがこのCD。面子を見たらブッ飛ぶこと間違いなしの
正にオールスター戦。

アナログ盤は2枚組2セットのリリースでそちらの方が数曲多く収録されているのだが、
いずれこれも完全版が出ることを願い、それに備えて(笑)とりあえずCDを購入。
各人1曲しか収録されていないので、これはサンプルなのだと勝手な妄想は膨らむ。
この後50年は待てないので、2、3年の内にコンプリート版が出ることを願って今回の
掲載と相成った。

来年はどんな物に出会えるやら。
いや、マジで金欠なので来年こそは緊縮財政でGO !なのです。

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2019年総括 その3

2019-12-28 05:14:07 | ROCK



総括その3は初CD化が条件のストレート・リイシュー部門。各部門の中で一番
混沌としていて雑多な魅力(笑)を誇る部門である。

01 THE ROLLING STONES / STICKY FINGERS ( SPANISH VERSION)
02 TRADITION / ALTERNATIVE ROOTS
03 PRINCE / THE VERSACE EXPERIENCE PRELUDE 2 GOLD
04 KEVIN VICALVI / SONGS FROM DOWN THE HALL
05 DENNIS BROWN / JUST DENNIS & DEEP DOWN
06 ANA MAZOTTI / SAME
07 DADA / 浄
08 WERTHER / SAME
09 明田川荘之 / アケタズ・エロチカル・ピアノ・ソロ&グロテスク・ピアノ・トリオ
10 STANDING ROOM ONLY / HEART AND SOUL

何とかいい塩梅にジャンルがバラけたのではないだろうか。いや、毎回そういうふうに
並べているんだろうという指摘はご尤も。(笑)

ストーンズの「STICKY FINGERS」スペイン盤仕様は日本が世界に誇る初CD化。
ストーンズの盤を気にかけだすと割と最初の方に出くわす難関の一つなのだが、
音源的なレア度はともかく、紙ジャケCDになって素直に嬉しかった。

トラディションの7枚のアルバムのCD化も日本発の素晴らしい仕事。トラディションと
デニス・ブラウンの盤はかつて当ブログに掲載した「ルーツ・ロック・レゲエ100選」の
選出盤。今回のデニスは「JUST DENNIS」とそのダブである「DEEP DOWN」を
セットにして2枚組でリリースした物だが、「JUST DENNIS」は初CD化だと思う。
少なくともオリジナル・アルバム・ジャケットを使用したCDは見たことがない。

一時、プリンスの動向を追いかけなくなった時期があったが、そんな時にカセット・
オンリーでリリースされた物が初CD化された。先行してカセットでの復刻もあったが
その時はCDリリースのアナウンスが無かったので焦って購入したのだけど、
普通に流通するようになって目出度し愛でたし。次は「CRYSTAL BALL」を5枚組仕様で
お願いしたい。

VANITY RECORDS第一弾のDADAやアケタズ・ディスク第一弾の明田川の盤は
いつかは聴いてみたいと思っていたので嬉しい再発であった。アケタズ・ディスクの
盤は何枚か手にしたが順に聴いていきたいと思っている。

KEVIN VICALVIの盤は今回のリリースで初めて存在を知ったのだが、74年製作の
自主盤とのこと。埋もれた秘宝はまだまだあるということである。

というわけで、今回もなんとか形になったストレート・リイシュー部門である。

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2019年総括 その2

2019-12-27 21:21:48 | ROCK

総括その2は新譜部門。例年の如く「時代の音」とは無縁の10枚(笑)。
いや、世間にとっての「時代」なんてどうでもよくて、大事なのは私の「現在」。
今年も単純によく聴いた順に並べてみた。

01 SPOOL / SAME
02 WILD CHILLUN / ROCK & ROLL FANTASY
03 3KINGS / 王様のノイズ
04 THE WHO / WHO
05 THE GROOVERS / RAMBLE
06 浅井健一 / BLOOD SHIFT
07 BRUCE SPRINGSTEEN / WESTERN STARS
08 PETER PERRETT / HUMANWORLD
09 頭脳警察 / 乱破
10 JULIANA HATFIELD / JULIANA HATFIELD SINGS THE POLICE

SPOOLは日本の女性4人組バンド。路面に揺らめく陽炎を眺めつづけると頭がぼんやり
しそうになることがあるが、そんな世界へ誘う甘い囁き。今年一番多くの回数を聴いた。

WILD CHILLUNはW.C.カラスとChihanaが組んだロック・バンド。この二人が組むと
いうアイディアを出した人は実に冴えている。腰の据わった重心の低いロック。
カラスの歌詞も相変わらず魅力的。

3KINGSは今回のスタジオ盤の前にライブ盤をリリースしているが、実の処それは
あまり気に入ってなかったので余り期待していなかったのだが、見事に裏切られた。
ロックもブルーズもフォークも格好いい人が演れば、やっぱり格好良かった。

ザ・フー。実に13年ぶりのスタジオ録音アルバムで、ロジャー曰く「四重人格以来の
傑作」とのことであるが、ま、そんなことはない。(笑)ジャケットのデザインも
気に入らないのだが、内容は悪くはない。この先何回も聴いていくのだろうな・・・。

安定のTHE GROOVERS。しかし安穏とはしていない。

ソロ名義のボスは地味なようで滋味であったし、ピーター・ペレットの新作を
こんなに頻繁に聴くことができていいのだろうか(笑)という嬉しい誤算もあった。

ジュリアナ・ハットフィールドは実はカバーの名手。先のオリビア・ニュートン・ジョンの
カバー集は手にしていないが、以前のカバー・アルバムではフーやツェッペリンを
小気味よく演奏していた。今回も選曲良し演奏良しアルバム・ジャケット良しで
文句無し。

で、今年一番気に入ったシングルは浅井健一の『MOTOR CITY』。選出したアルバムには
未収録である(発売はシングルの方が後)。上半期は昨年からの流れで柴田聡子の
『ワンコロメーター』が頭の中でずっと鳴っていたのだけど。(笑)

SMILE .

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2019年総括 その1

2019-12-26 21:28:57 | ROCK

2019年に購入したブツの中から選定する、恒例の「HARRY'S ROCK AND ROLL VILLAGE認定ロック大賞」(笑)の
時期がやってきました。まずは映像部門。



01 大滝詠一 / NIAGARA CONCERT ' 83
02 THE ROLLING STONES / BRIDGES TO BUENOS AIRES
03 THE ROLLING STONES / WORLD TOUR 94/95 VOODOO LOUNGE IN JAPAN
04 THE ROLLING STONES / BRIDGES TO BREMEN
05 CAROL KING / LIVE AT MONTREUX 1973
06 シーナ&ロケッツ / SHEENA's YA-ON
07 JACK BRUCE / LIVE AT ROCKPALAST 1980 , 1983 & 1990
08 IAN DURY & THE BLOCKHEADS / DO IT YOURSELF 40TH ANNIVERSARY EDITION
09 TODD RUNDGREN'S UTOPIA / LIVE AT THE CHICAGO THEATRE
10 QUEEN / WE ARE THE CHAMPIONS LAST LIVE IN JAPAN

大滝詠一のライブ盤本編はそれほど気に入りはしなかったのだが、添付されている
77年の映像は面白かった。『夢で逢えたら』を歌うシリア・ポールと、『ナイアガラ
音頭』を歌う布谷文夫を見られるのだから貴重な映像である。

ストーンズは3種出たのだが、ブエノスアイレスが一番上なのはゲストでボブ・ディランが
出演しているから。(笑)勝手が違ったか、歌の入り方のタイミングがずれるのが
ご愛敬。

キャロル・キングの映像は画質がそれほど良くないが、「TAPESTRY」収録曲を
多く見聞きすることができる70年代の映像ということで、これも嬉しいリリース。

シーナ&ロケッツは、シーナ最後のライブということで感慨深く見ることになった。
来年出る大箱に収録される映像も楽しみ。

イアン・デューリーは「DO IT YOURSELF」40周年記念盤に収められたDVD。
当時のPV3曲と79年のライブ番組「ROCK GOES TO COLLEGE」を見ることが
できる。この組物、34種ある「DO IT YOURSELF」のジャケットをLPサイズで
全て再現していて自分の好みのジャケットをフロントに置くことができるのが楽しい。

トッドのユートピア再結成はメンバー構成の変化こそあったが、奇抜な服装と共に
現役感溢れる演奏を楽しむことができる。

そういえば。添付されたPV集のDVD目当てでボズ・スキャッグスの「GRETAEST
HITS  JAPANESE SINGLES COLLECTION」というのを買った。この類では他には
チープ・トリックやシンディー・ローパーがリリースされているのだが、この企画は
良い。今や単独PV集のDVDやブルーレイなんてなかなかリリースされないだろう
から、こんな形でわかりやすく商品化されるのはいいと思う。単なるベスト盤なら
買わないけどPVを集めたDVD付きなら触手は動くというものだ。

で、ストーンズ。次こそは76年の映像を。
ビートルズは「LET IT BE」正規再発と映像素材の大解放を切に望む。

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Oh No! It's A Consolation Prize.

2019-12-23 18:41:22 | ROCK

今年の総括4部門の選出が終わった。例年になく激戦区だったのが「発掘部門」。
私の趣味が変わったわけではないが、例年なら順当に選出されたであろう組物を
次々とリストから外していきながら、「あららら。」と思ったもので。

では、今年落とされた組物の中から幾つかを掲載。つまり、今年の当ブログのロック大賞(笑)
に選出されなかった物ばかりです。写真は全て某所からの頂き。



ビートルズ。「SGT.」と「THE BEATLES」の50周年盤は気に入ったのだけど、
今回は今ひとつ。収録曲が少なすぎ。聴いていて黄金のまどろみに誘われることは
無かったけれど。

キンクスは7インチが4枚付いていて嬉しかったのだけど、改めて「THE GREAT
LOST DAVE DAIES ALBUM」を付けられてもねぇ。個人的にキンクス歴代のアルバムの
中でベスト10に入る盤でもないので贔屓目になれなかったというところか。



キースさんの「TALK IS CHEAP」は我が人生において一番数多く聴いた盤であるが
それ故に、この程度の量で済まされたのが我慢ならなかった。収録曲のアウトテイクが
無かったのも、がっかりした一因。

T. レックスのオリジナル・アルバムの豪華版シリーズも今回で一応の完結。複数の
アルバムを組み合わせたセットがあったりしたが、まずは完結を喜びたい。今回は
ランクインしませんが。



ラモーンズの盤は燃えに燃えた。正式発表された77年12月31日録音のライブ盤
「IT'S ALIVE」であるが、その前3日間の28日から30日のライブを聴くことが
できるのだから。その昔、23曲入りとは知らず日本盤CDを掴んでがっかりした
ことを思えば隔世の感すらある(笑)。

ドアーズの「THE SOFT PARADE」は初めて買ったドアーズのレコードなので思い入れは
強い。派手なアレンジが施された曲が多いので、敬遠されることも多い盤だが曲自体は
いい曲が揃っている。それらの曲をドアーズのメンバーのみの演奏で聴くことができるのは
実に面白い。できれば後からのギターのダビングとかは止めて欲しかった。
『ROCK IS DEAD』完全版が実にしょうもないセッションだったことを白日の下に
晒したことにも意義がある(?)。


今年のザッパのリリースは凄いものがあった。17年に77年録音のハロウィンが
USBスティックでリリースされた時はがっかりして買わなかったが、今回はちゃんと
4枚組CDでのリリース。仮装用のマスクがゴム臭いのはご愛敬。「FRANK ZAPPA
HALLOWEEN 73」の文字が蛍光処理されていて夜中に部屋の中でその文字が浮かびあがる
のが、不気味で良い。(笑)

先日も書いたが、ボウイ様の7インチ箱が3つも出て「あらら、何とかCDにまとめて
くれないかねぇ。」なんて思っていたら5枚組の大箱になって登場。『SPACE ODDITY』は
デモの段階で凄い曲だとわかるのは勿論だが、地味にいい曲が多いことを確認。
このまま英国フォークのSSWとしての道もあっただろうが、そうはいかなかった
原点の記録として素晴らしい。



小出しにリリースされたバンド・オブ・ジプシーズのフィルモア公演。ブートレグで
完全版と称されたものを聴いてきたが、こうして正規リリースされると一安心。

タンジェリン・ドリームの熱心な聴き手ではないが、未発表音源と映像に惹かれたため
この大箱は入手。私がこれを味わいつくすのは、まだ先になりそう。

例年ならこの10枚がそっくりランク・インしても格好がつくのだが、今年はそうも
いかなかった。他にも遠藤賢司やポップ・グループ、キング・クリムズンの組物も
あったのだが・・・。

正に贅沢な1年であったということか。
とういうわけで、今年の正式な「発掘物対象」は後日・・・。

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愛しのクラムシェル

2019-12-22 13:16:11 | ROCK

ここ数年、クラムシェル仕様の小箱に数枚のアルバムを収録して廉価で発売される
アイティムが増えている。アルバムを1、2枚しか所持していないミュージシャンを
一挙に揃えたり、アナログ盤でしか所持していないのを手軽にCDで聴くためには
便利な小箱で私もかなり利用している。

以前だと前者の理由でZZトップやエドガー・ウィンターを、後者の理由でシカゴや
イーグルス、ヴァン・ヘイレンやロッド・スチュワートの箱を購入した。今年も幾つか
手にした。



ロビン・トロワーやアトランタ・リズム・セクションはほとんど聴いてこなかったので
こんな機会でもないと聴かないだろうと思い入手。値段が安いと、心と懐に余裕があれば
聴こうかなという余り積極的ではない理由で後回しにしてきた物にも手が伸びるという
ことだ。



ミック・ロンスンとマイティー・ベイビーはCD化された盤は細かく追ってきたはず(笑)
なので、重複はかなり多い。しかし1セットにまとまると整理下手の私には聴くのに便利。
マイティー・ベイビーは未発表ライブ音源が多く含まれているので、正に価値ある一箱。



この2組に関してもほとんど聴いてこなかった。REOスピード・ワゴンは『IN YOUR
LETTER』、トトは『GOODBYE ELENORE』の7インチを所持しているだけで、
アルバムは1枚たりとも持っていない。トトは以前にとんでもない枚数の組物で
リリースされたことがあるが、今回の盤はそこからアナログ盤を省いたCDボックスで
買いやすい値段になって、やっと重い腰を上げたあというわけで。

う~ん。REOスピードワゴンは「おおっ」と思う瞬間が幾つかあったが、トトは・・・。
シャッフルの曲がやたら上手いというのが良く解ったのと同時に、ま、いろいろと
勉強になりましたよ。(笑)人の好みは十人十色です。

来年も廉価で良質の組物が出ることを期待します。

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正しい7インチ

2019-12-19 22:06:41 | ROCK

昨日は怪しいヤツを取り上げたので、今回は正規なヤツを。(笑)
どれも今年発売の7インチで、当然ながら機嫌よく所持している。




11月3日のレコードの日にリリースされたヴェルヴェット・アンダーグラウンドの
7インチは世界中のV.U.ファンから垂涎の眼差しを浴びたのではなかろうか。
『SUNDAY MORNING c/w FEMME FATALE』という組み合わせだけでも素晴らしいのに
1STアルバムのジャケットを7インチ・サイズで表裏とも再現したのだから。
バナナが剥けたら尚良かったが、贅沢は言うまい。

アレックス・チルトン、BLACK FRIDAYの10インチは買いませんでしたが、掲載写真の
7インチは入手。12年に出た「FREE AGAIN THE "1970" SESSIONS」から
「何で今更?」な7インチ化であるが、ジャケ写もいいので迷わず購入。




シェリー・カーリー&ジェームス・ウイリアムスン名義の7インチはA面にシャングリラス、
B面にランナウェイズのカバーを配置。ランナウェイズ・カバーである『CHERRY BOMB』
には、ウェイン・クレイマーが参加という何とも豪華?な1枚。

今年、シェリーは元ファニーのブリー・ダーリンとの共同名義で、アルバム「THE MOTIVATOR」をリリース。
アルバム・タイトルにもなったTレックス・カバーやキンクスの『DO IT AGAIN』を
含む楽しい盤であったが、この7インチの2曲は未収録。

レッチリのメンバーによるカバー・シングルの存在はノー・マークだった。今年の
RSDリリースだったのだが、その時点では気にも留めてなかった。ところが、ある日
ジャケットを見て「ノーガンズ・ライフの乾十三?(笑)」なんて馬鹿げたことを
思いながら曲目を見たら両面ともTレックス・カバーじゃないですか。というわけで
慌てて購入。『MONOLITH』を取り上げるのが渋い。



さて。最後は超大物。何しろ16枚組の7インチ・ボックスなのだから。早期購入者には
更にボーナス・ディスクが1枚付くというので予約購入した。高額物件だが
それに見合う内容で満足。この時代は短冊のような装丁のCDシングルがリリースされ
それを逐一購入していたものだが、7インチで欲しいと思っていた曲が沢山あったので
今回の企画は嬉しい。

というわけで7インチの話はこれでお終い。

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怪しい7インチ

2019-12-18 18:44:31 | ROCK

ビッグ・ネームの怪しいCDやレコードが、HMVやamazon等で普通に売られるように
なって久しい。たまにジャケットの出来の良さから「おっ!」と思わずクリックしそうに
なる(笑)のだが、なるべく手を出さないようにしている。

しかし、7インチに関しては魅力と魔力に抗えず、つい「無駄」とわかっているのに手が
でてしまうことがある。掲載写真は幾つか手にした中からのセレクション。

キース・リチャーズさんの76歳の誕生日を祝って、ストーンズを。



この2枚をリリースした「1960s RECORDS」というレーベルは数年前までは
レコード・ストア・デイに合わせて7インチをリリースしていたのだが、プレス枚数が
少なくて入手に難儀したものだ。内容はどれも、そこらのビデオから落としたような
劣悪な音なのにジャケット・デザインが良かったりするものだから、つい手がでる。

最近はRSDに合わせることもなくなったが、その代わり何がいつリリースされるか
わからなく、見つけた時に買わないとすぐ手遅れになる。ストーンズの2枚は
運良く手に入れることができたが、ビートルズの盤は入手できなかった。(笑)



今年は恒例のピクチャー・ディスク・シリーズ以外にもオフィシャル盤のシングル・
ボックスが3種も出て閉口したボウイ様であるが、怪しい7インチも沢山でた。
全てを入手したわけではないが、6枚ほど購入した中からブログ映え(笑)する2枚を。

ニーナ・シモンが歌う『WILD IS THE WIND』を聴いたことがなかったので、これは
いい機会とばかりに手にした盤であったが、ニーナ・シモンが歌った同曲はライブ録音を
含めて3バージョンあることを知り、まだまだ自分の勉強不足を思い知ったりして。



これも「1960s RECORDS」からのリリース。シャーラタンズがデビュー・アルバムを
出した時点で脱退していたダン・ヒックスが参加している極めて初期のライブを
収録しているというので手にした。正直なところ、何だかよくわからないのですが
ジャケットのデザインが格好いいので全てOKです。(笑)

あんまり頻繁に出ても困りものだが、たまに見つけると嬉しくなる怪しい7インチでした。

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BLACK FRIDAY 2019

2019-12-17 21:02:40 | ROCK

今年も残すところ、あと2週間ほど。そろそろ1年を振り返る時期になりました。
怠惰な1年を怒りをこめて振り返ることになるのですが、全部自分が間抜けゆえに
怒りの矛先は自分自身なのです。あぁ・・・。

ま、それはさておき、サボりにサボった1年を軽く振り返ります。

まずは備忘録を兼ねて先日のブラック・フライデイの報告。今年は最低これだけは欲しいと
思った盤があっさり入手できて拍子抜け。勿論、探し回った挙句に高額物件を
掴まされるのは御免なので、有り難いことではあります。



ニック・ロウの『CRUEL TO BE KIND』40周年を記念してリリースされた盤は
B面にウィルコと共に録音した同曲の2012年バージョンを収録しているのが目玉。
初フィジカル化である。でも、同曲の初出は別アレンジでシングルB面扱いだったの
だけど。(笑)グリーンのカラー・ヴィニール。

ポール・マッカートニーのピクチャー・ディスクは両面とも初登場の曲。持っている
だけで楽しくなるディスクのデザインが良い。



トッド・ラングレンの盤はスクイーズのカバー『BANG BANG』で、B面にはインスト・
バージョンを収録。新しいのか古臭いのかよくわからない電気仕掛けが、如何にも
トッド、という感じ。

チープ・トリックはA面にジョン・レノン・カバー、B面にウィザード・カバーを
収録。そのB面曲『I WISH IT COULD BE CHRISTMAS EVERYDAY』は作者の
ロイ・ウッドが参加した2018年のライブというのだから痺れる。それにしても、
ロビン・ザンダーの声はジョン・レノン・カバーによく似合う。赤盤仕様。



キンクスは今年ボックスが出たアルバム「ARTHUR OR THE DECLINE AND FALL OF
THE BRITISH EMPIRE 」に収録された2019年モノ・マスターが採用された
『ARTHUR c/w BRAINWASHED』。赤盤でカスタム・レーベルが可愛らしいのが嬉しい。

ブルース・スプリングスティーンのシングル盤は最新アルバム「WESTERN STARS」
からのシングル・カット。迂闊にシュリンクを破り捨てるとフロントに大きく貼られた
「BRUCE SPRINGSTEEN」の文字が記されたステッカーを捨ててしまうことになる。
(笑)青盤。



最後は、もうすぐ発売されるフランク・ザッパの「THE HOT RATS SESSIONS」
からの4曲を収録した10インチ盤。名曲『PEACHES EN REGALIA』のモノラル・
シングル・マスターを10インチで所持できるのは快感ですらある。

というわけで、今回はこんな感じでした。

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