HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

AREA 224

2014-04-30 02:10:50 | LAND OF 1000 DISCS

       

KENNY DORHAM / AFRO - CUBAN (1955)

WAYNE SHORTER / ADAM'S APPLE (1966)

       

FREDDIE HUBBARD / BREAKING POINT (1964)

LEE MORGAN / CHARISMA (1969)

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AREA 223

2014-04-29 02:04:21 | LAND OF 1000 DISCS

       

WES MONTGOMERY / FULL HOUSE (1962)

KENNY BURRELL / INTRODUCING KENNY BURRELL (1956)

        

SONNY SHARROCK / BLACK WOMAN (1969)

GABOR SZABO / DREAMS (1968)

     

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SMOKIN' CIGARETTE BLUES

2014-04-28 00:05:55 | DAY BY DAY

今回のクールも、それなりにドラマを見ている。本当にテレビばっかり見ている。(笑)
その中で気にはならないが、気づいたことが一つ。
「MOZU」「ロング・グッドバイ」「リバースエッジ 大川端探偵社」といったドラマで
主人公が煙草を吸うシーンが多いということだ。

やれ禁煙だ嫌煙だと、こ煩い御時勢にここまで喫煙シーンが多いとなんだか痛快である。
昔のドラマや映画では、やたらと喫煙シーンはあった。刑事物や西部劇は勿論のこと、
普通の家庭ドラマでもそういった場面はあったのだが、今は見ることも少ない。

喫煙の是非はさておき、私は今でも映画やドラマで登場人物の喫煙シーンが
キマっていると格好いいと思ってしまう。因みに先に挙げたドラマでは「MOZU」の主人公は
そうでもないが、「リバースエッジ」の主人公は格好いい。(笑)

というわけで、私のお気に入りの「喫煙ジャケ」を「ロック縛り」で幾つか・・・。

       

         

       

       

そして、真打登場。(笑)

       

健康に留意しましょう。

 

     

     

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WAYNE KRAMER AND THE LEXINGTON ARTS ENSEMBLE

2014-04-27 00:12:50 | JAZZ

今年のRSDも様々なブツがリリースされ、様々な話題を呼んでいる。
限定リリースのブツばかりなので、熱心なファンが頑張って入手して大事に聴いて
所持する、なんて牧歌的な考え方と自身のレコード収集家・愛好家としての理想を
打ち砕かれたポール・ウェラーの「もうRSDにレコードはリリースしない」なんて
発言もあったし。ポールさん、私も2年連続で貴方のレコードを入手できませんでした。(笑)

掲載写真はウェイン・クレイマーがリリースしたアルバム「LEXINGTON」。
なんでもウェイン初のジャズ・アルバムだそうで。アナログ盤のみの発売はいいのだけど
何で今更ジャズ・アルバムなの?と思ったのは事実。面倒くさい盤ならイヤだなあと
当初は静観していたが、限定1000枚のリリースで、そのうえウェインのサイン入りと
いう情報を入手したら、いてもたってもいられなくなり入手を決意。

果たして、その内容は・・・。
いやぁ、全く危惧することはなかった。MC5時代からサン・ラやコルトレーン、アイラーに
シェップといった人たちを聴き、フリー・ジャズの人たちとのセッションも行っていた
ウェインである。今回の録音の面子がジャズ・メンというだけであってウェインは自由に音楽を
楽しんでいるようで、楽曲もアレンジも面白い。

ホーンをユニゾンで重ねたビッグ・バンドのような音があったり、ハード・ドライヴィンな
ギターが鳴る曲、テーマの後は主役をピアノに任せる曲、ミュートしたトランペットとギターの
対比が美しい曲、と全く退屈しない構成でアッという間にLP1枚を聴き終えてしまった。

さて、実際にアルバムにはウェインのサインが大きくマジックで書かれてあり、手書きで
シリアル・ナンバーも書いてあった。因みに私の盤は397/1000であった。
レキシントンなんていうと、単に地名である以上にジャズ・ファン(私ではない)の中には
ブルーノートの所在地あるいは1500番台のレーベルを想起して身を乗り出す人もいるだろう。
そんな人が聴きそうもない、このアルバムを私は大いに気に入った。

RSDで最初にアナログ盤で出たものは後にCD化されることが多い。
ドアーズのベスト盤はCDで買うことにしたのだが、このウェインの盤も早くCD化されて
多くの人の耳に届けばいいと思う。ちなみに今回のLPには格好いいデザインの
アクセスコードが記されたカードが入っていて音源をダウンロードしてパソコンで聴けるようにも
なっている。

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YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 21

2014-04-26 00:02:25 | 日本のロック・ポップス

11歳というと小学生なのだが13歳というと当たり前だが中学生で、ちょっとは
大人びてくるというわけで。

掲載写真はハーフのモデルであった当時13歳のクリスが84年に発表したアルバム
「プードル」。鈴木慶一がプロデュースを担当し、ムーンライダーズが演奏を担当したことで
その筋のファンの捕獲対象として有名な1枚。

舌足らずで危うい歌唱はロリータ・ポップス好きにはたまらないものがあるだろうから、
そっち方面のファンも対象か。え~と、私はPANTA提供の曲が2曲あるということで、
この盤を所持することをお許しいただいている。(笑)

例によってこういったアイドル物を製作する時は、スタッフ・サイドの姿勢しだいで
後々まで聴く価値のあるものか、一時的な商品として消費しつくすかがわかれるのだが
ここは勿論、前者である。

何しろアレンジは凝りまくりで曲調も様々、歌詞を担当する人が多岐にわたるのに
アルバム全体を貫く統一感というのは、しっかりとした企画ありきということなのだろう。
それにしても、柴山俊之にしろ近田春夫にせよプロ中のプロと思わせる歌詞を
提供しているなと、まじまじと歌詞を読みこんだ間抜けな私。(笑)

更に間抜けな私は何を想像したかというと・・・。
ま、プードルと言われて、すぐにかわいい子犬なんてことを頭に思い浮かべるほど私は
純粋ではない。というか、私は歪んだロック者である。
プードルなんて言われると、すぐにフランク・ザッパの『THE POODLE LECTURE』を
思い起こすわけで。(笑)

当のクリスがそんなことを思うことが無いのは当たり前なのだが、アルバム・タイトル
でもある『プードル』の歌詞には深読みできなくもない箇所がある。ゲンスブールが
フランス・ギャルで使ったあの手法を、まさか隠れて楽しんだなんてことはないだろうが。
全て、私の頭がおかしいということで、この箇所は御容赦願いたい。(笑)

フロント・ジャケでは大人びた写真が使われているが、リア・ジャケを見るとまだまだ子供。
でも、子供でも考えていることはジャンルによっては十分、大人。
それは私が13歳の時も同じだったわけで、微妙な時期の美しい部分を上手く表現した
アルバムだといえるだろう。

その後のクリスがどうなったのかは私は知らないのだが、それはどうでもいいことだ。

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YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 20

2014-04-25 05:56:21 | ROCK

掲載写真はリサ・ミラーが68年に発表したアルバム「WITHIN MYSELF」。
この写真からは想像もできないが、この時のリサは11歳(!)である。

11歳の女の子がレコードを作ることができるというのは、それなりの大人の算段が
あってのことで、彼女の母親と叔母のユニットであるルイス・シスターズがモータウンと
ライター契約をしていたところから話は始まる。モータウン傘下でのデビューも大した
話題にならず、子役スターとしての売り出しもままならなかったが、ルイス・シスターズは
どうしてもリサを売り出したかったようで、その後にA&R担当となったカンタベリー・
レーベルからシングルとアルバムを出したというのが流れである。

ルイス・シスターズが書いた曲はオーソドックスなポップスではあるが、アレンジが
当時のサイケデリックな雰囲気を醸し出す曲があったり、フランス・ギャルの持ち歌と
いってもいいような典型的なアイドル歌謡的な曲調だったりで、今の耳で聴けば
それなりに面白い。

ジェファースン・エアプレインの『WHITE RABBITT』という選曲は意外というか、
子供が歌う歌じゃないだろうなんてことも思うのだが、これはリサ自身の選曲。
貫禄十分に歌うのだが、その次のビートルズ・カバー『FOOL ON THE HILL』の
子供っぽさと比べると面白い。

冒頭に配されたルルの『TO SIR WITH LOVE』にモータウンの残り香を感じるもよし、
『MECHANILAL MAN』でのモーグ・シンセの意味不明な音を邪魔くさく思うも良し(笑)。

それにしても11歳にしては、おそるべき歌唱力だと思うのだが、この後にボーカリスト
としてのキャリアを築けなかったのは勿体ない。ここから先は大人の算段に彼女の意思も
加わってくるので、こればかりは仕方ないのだろうけど。

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AREA 222

2014-04-24 00:36:00 | LAND OF 1000 DISCS

         

TRUDY PITTS / INTRODUCING THE FABUROUS TRUDY PITTS (1967)

BROTHER JACK MCDUFF / HOT BARBEQUE (1966)

        

GENE AMMONS / BROTHER JUG ! (1970)

BABY FACE WILLETTE / BEHIND THE 8 BALL (1964)

 

 

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AREA 221

2014-04-23 00:09:51 | LAND OF 1000 DISCS

       

BUD POWELL / THE SCENE CHANGES (1959)

 RAY BRYANT / RAY BRYANT TRIO (1956)

       

HERBIE HANCOCK / SPEAK LIKE A CHILD (1968)

KEITH JARRETT / DEATH AND THE FLOWER (1975)

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YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 19

2014-04-22 00:01:32 | ROCK

掲載写真はリア・カンケルが79年にリリースした自身の名前を冠したファースト・アルバム。
名前からわかるように、当時はドラマーのラス・カンケルの妻であった。派手な顔立ちで
結構ボリュームのある体型は、姉がキャス・エリオットだと言われると、「なるほど」である。

そういった人脈からか、バックの面子は豪華で演奏はセクションのメンバーや、スティーブ・
ルカサー、スティーヴン・ビショップらが担当し、数曲でジャクスン・ブラウンがコーラスで
参加している。

アルバムの質感はリアの声質もあって、個人的にはカーラ・ボノフを彷彿させる感じで
気に入っている。自作曲は少ないが恥ずかしながらニック・デカロで有名な『UNDER THE
JAMAICAN MUSIC』はスティーブン・ビショップとリアの作であることを、この盤で初めて
知った。

TOTOの熱心な聴き手ではないので、音を聴いてすぐにルカサーだなんて判断はできないが
それでもどちらかというとアップテンポな曲で聴くことができるスティーブ・ルカサーのソロは
ツボを押さえた演奏で曲に華を添えるような彩りを表現している。

カバーのセンスが良いというか、ひねっていて姉が在籍したママス&パパスの曲を
1曲とりあげているのだが、それがよりによってデニー・ドハーティーが歌った『STEP OUT』と
いうのが面白い。キャスの妹として扱われることを嫌がったリアらしい意地と、それでも
偉大なるママス&パパスに敬意を表したという感じが伺える。
他にもビージーズやタミー・テレル&マーヴィン・ゲイの曲をとりあげている。

ラスと離婚後に発表したセカンド・アルバム「I RUN WITH TROUBLE」には、セクションの
メンバーは参加していない。人付き合いというものはそういうものだ。(笑)
だからといって2枚目の質が落ちるわけではなく、こちらもビショップやルカサーの活躍は
目覚ましく、グラハム・ナッシュやデヴィッド・リンドレーがコーラスで参加している。

ソロが2枚のみというのは惜しい気がするが、その後はコヨーテ・バンド名義で何枚か
アルバムを出し、現在も時折バック・コーラスという形で幾つかのアルバムで名前を
見ることができる。

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RSD 2014

2014-04-21 00:00:23 | DAY BY DAY

4月19日はレコード・ストア・デイということで、今回も数々の限定品のリリースが
アナウンスされた。私も限られた予算の中で欲しいアイティムを厳選してオーダーした。

いつもならネットでのオーダーのみで済ませるのだが、今回は何処を見ても
「ネットでの注文は受け付けません。当日、店頭のみでの販売となります。」と
書かれたブツがあった。

それがコレ。

坂本慎太郎とメイヤー・ホーソーンがお互いの曲をカバーし合うという、スプリット7インチである。
事前に試聴はできたのでそれを聴いたのだが、お互いのオリジナル・トラックを使って
ボーカルを録音したソレは、どちらもトラックがオリジナルのせいか或は双方の声質と
歌い方が似ているせいか違和感なく楽しめたので、どうしても欲しくなり当日、近くの
赤黒まで出向いた。

私の所望するブツは最初、4枚くらい並べられていたがすぐなくなり、その後はカウンターで
列をつくって希望者は在庫を確認して受け取っていた。そういえば、きゃりー・ぱみゅぱみゅの
ピクチャー・ディスクもすぐになくなったな。(笑)手にしたブツは、大いに気に入って
両面とも、もう10回ずつは聴いた。まるで、月に1枚か2枚しかレコードを買えなかった
中・高生の時と同じである。(笑)

「コレだけのためにレコード屋に行くのはかったるいな。」とか思いながら出かけたのだが、
RSDは、レコ屋の重要性を思い起こさせるためのイベントであるので、店頭のみの販売と
いうのは不条理なわけでもないのかもしれない。RSD参加店すべてにブツが行き渡ったか
どうかという不公平性はあっただろうが。

そもそも、10年前なら「いついつ、誰それの7インチが出る」なんて知れば、仕事帰りにも
わざわざ赤黒まで行ったりもしたが、今は本当に足で稼がなくなったものだ。

それでも、今はネットでの情報が溢れるだけに、早く収取しないと遅れをとってしまうのも
事実。ボウイ様のRSD7インチは2枚出るのだが、『1984』はともかく『ROCK AND
ROLL SUICIDE』を日本で扱っている店にはまだ出くわさない。それでもブツがリリース
されているのは事実なので、早急に海外通販で手を打った。

また、シャルロット・ゲンスブールの7インチ『HEY JOE』は赤黒では扱ってないみたいだし
購入を迷っていたウェイン・クレイマーのジャズ・アルバムは本人の直筆サイン入りであるとか
知ってしまうと、これは必携となるのでこれらもオーダー。ま、現物を見ないと本当に
サイン入りかどうかわからないけど、仮になかったとしてもウェイン・クレイマーの盤なのだから
私が所持することは正解だろう。残念ながらニール・ヤングは後れをとった・・・。

ところで、私はピストルズの7枚組7インチを手に入れることができるのだろうか・・・。

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TONIGHT 'S THE NIGHT

2014-04-20 00:05:23 | ROCK

発売がアナウンスされたものの、延期に次ぐ延期で収録曲の情報もほとんど
入ってこなかったロッド・スチュワートのライブ・ボックスが遂にリリースされた。
4枚組で計58曲。数多くのヒット曲に、原曲を知る人が多いであろう有名曲の
カバーの数々。おそろしい量のヒット・パレードを聴いている気分だ。

演奏されるのはファンにとっては馴染みの曲ばかりなので、ロッドが客に歌わせる
場面(例えば『YOU'RE IN MY HEART』)では客席の合唱がすさまじいし、スローな
曲でも歓声は結構あり、さすがはスーパースターといったところか。

私個人としては初めて聴く意外なカバーが多かったのも嬉しい。メドレーに組み込まれた
79年の『LAYLA』や、アコースティック・ギターをバックに歌う84年の『HUNGRY HEART』
といったところは、ロック者はニヤリである。98年にはオアシスやプライマル・スクリームの
曲をとりあげていて、何ともスーパースターは懐が深い。(笑)

また、ロッドのライブと言えば、なんとなく「トリプル・ギター」という刷り込みがあるのだが
その編成が84年に崩れるのが何というか、時代を感じさせる。

さて、今回のライブ盤はタイトルに「LIVE 1976 - 1998」とある。この間に行われた
ツアーは全9回で、そのどれもから万遍なく選ばれている。しかし、個人的には78年の
音源が無いのが気になった。他にも抜けている年はあるのだが、78年は11月に
「BLONDES HAVE MORE FUN」をリリースし、その勢いでツアーに出たということもあって
プロモーションに力が入ったこともあってか、放送用と思しき録音が多く残されている。

     

左は78年12月6日マンチェスター公演、右は12月21日のロンドン公演を収録。

     

左は12月22日、右は12月23日の共にロンドン公演を収録。
ここに掲載した4枚のブートレグは全てオフィシャル級のステレオ・サウンドボード音源で
特にロンドンはオリンピアでの3公演はクリスマス目前ということもあってか、気合が
入っている。(ような気がする)
何故、ロッドは78年音源を選択しなかったのか謎なのだが、ブートレグの役割は
こういった場面で大きな力を発揮する。(笑)

それにしても、4枚を聴いていけば、時代の変遷を感じるはずなのに聴き終わった後には
ある一日の長時間のコンサートを体験したかのような気にさせてくれるのが面白い。
そして、もっと聴きたいという気にさせてくれる。

スタンダードやバラッドを歌うロッドも悪くないが、これからもロックンローラーで
あり続けてもらいたいと思いながら、もう一度リピートするのであった・・・。

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YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 18

2014-04-19 00:21:17 | ROCK

私が住んでいる地域も日中は暖かい日が続くようになり、ジャケットを置いて
シャツ1枚で出かけたい気分になってきた「うそつけ、出不精のくせに。」という声は
ごもっとも。それでも、休憩時間に職場の喫煙所の窓を開け、外の空気を吸い込むと
そんな気になる。「何言ってんだよ、仕事したくないだけだろ。」という声はまたまた御尤も。(笑)

掲載写真はイーヴィ・サンズが69年にリリースした彼女のデビュー・アルバム「ANY
WAY THAT YOU WANT ME」。彼女に対して予備知識があったわけではなく、
完全なジャケ買いの1枚。CDのブックレットの写真を見て、彼女がサウスポーであることや
自分でギターを弾くことを知ったくらいだなのだから。

このアルバムには自作曲は1曲しか収録されてないので、盤の雰囲気はSSW物のようで
あるが純然たる「女性シンガー」としてのアルバムと捉えるべきだろう。後に数多くの曲を
他の歌手に提供し、また雰囲気の全く異なるA.O.R.的な盤を残す人なので、それを
思えば例えこれが助走だとしても、後の展開の違いは一体何だったのだろうと思わずには
いられない。

イントロから派手にホーンを使った1曲がアルバムの流れの中では異色で目立つが、
全体的にはストリングスとアコースティック・ギター、そしてパーカッションが効果的に
使われていて、そのアレンジの妙もあってトラックの出来はサイケな雰囲気も醸し出す。
そこが私の気に入ったところなので例え歌い手が同じでも、これ以降の盤というのは
未だに少し抵抗がある。(笑)

この音つくりは共同プロデューサーに名を連ねるチップ・テイラーの貢献が大きいかも
しれない。トロッグスの『WILD THINGS』ジャニスの持ち歌『TRY』といった曲の
作者として有名だが、もうすぐCD再発される71年のソロ・アルバム「ガソリン」での
質感もこれに近いものがある。

たまたま出会ってしまった。でも私はアルバムのタイトル通り、この盤のジャケットを、
この盤の曲の歌唱やトラックを、欲していたということになってしまうのだろう。

最近は自転車に乗った綺麗なお姉さんというのには、お目にかからなくなったなぁ。(笑)

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AREA 220

2014-04-18 00:57:58 | LAND OF 1000 DISCS

             

ROLF KUHN / SOLARIUS (1965)

BENT JADIG / DANISH JAZZ MAN 1967 (1967)

       

EINAR IVERSEN / ME AND MY PIANO (1967)

JORGE LOPEZ RUIZ / BRONCA BUENOS AIRES (1971)

 

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YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 17

2014-04-17 00:33:37 | 日本のロック・ポップス

57年の『バナナ・ボート』のデビュー・ヒットとともに登場した浜村美智子。
私が浜村のことを知ったのは、まだミュージック・マガジンを読んでいた頃だから、
20年くらい前になるだろうか。音楽はともかく、そのルックスに釘付けになったのだ。

往年の名女優とかモデルとかの写真を今見ると、時代を感じさせるというか、人の
顔立ちというのはメイクのやり方や流行も含めて、変わってきていることを痛感させられことが
多いが、浜村の往年の写真を見ると現在でも十分通用するルックスであるのに驚く。
当時の浜村をテレビやグラビアで見た人は、その美貌に驚いたのではないだろうか。
ヌードも披露していたのだから、その衝撃度は想像を絶する。

掲載写真は03年に出た25曲入りの編集盤CD「カリプソ娘」。
「ファドの次はカリプソかよ」と言わないでいただきたい。(笑)レゲエ前史というか、その源流の
一筋にも通じるジャンルであると思うが、私が「カリプソ」といわれてすぐに頭に思いうかぶのは
スティール・ドラムの音だったりするから、とてもその本筋を理解しているとはいえない。

もっとも、日本でもハリー・ベラフォンテ経由の輸入であるから、リズムの解釈の了解は
あったとしても雰囲気一発の気分の方が大きかったはずだ。元々はあらゆる事象を歌にする
コミュニケーション・ツールであった「カリプソ」であるからか、そういう側面を抜きだせば
このCDに収録された『カリプソ娘』の歌詞はカリプソと呼ぶに相応しい歌詞かもしれない。

このCDでは浜村が様々なスタイルを表現豊かに歌いこなしたことがわかる。
「カリプソ」だけでなく、ワンダ・ジャクスンもびっくりのドスの効いた『監獄ロック』や、本人は
嫌がったとあるが大阪弁の台詞の挿入が面白い『パラダイス』とか、聴きどころは多い。

このCDの最大の売りというか、価値を高めるのは61年に8曲入り10インチでリリースされた
「夜のラテン」を全曲初CD化したということだろう。当時のライナーにある「ほとんどの曲で
電気オルガンを使って一貫した流れを狙った」「同じリズムのくり返しに依る切れ目のない
充実感で歌の土台にした」という編曲者の言葉にあるように、「夜のラテン」で聴くことが
できる曲のリズムやアレンジは面白い。ジャンプ・ナンバーこそないものの、アルバムの
タイトル通りの大人の夜のアルバムであることを強く印象付ける。

10インチ収録の8曲の中には『タブー』と『ハーレム・ノクターン』がある。何というか、
この2曲を美人の女性が歌うというだけで、私は痺れてしまう。
当時の映像を集めたDVDとか出ないかなあ。(笑)

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AREA 219

2014-04-16 00:02:17 | LAND OF 1000 DISCS

       

ART BLAKEY & THE JAZZ MESSENGERS / THE FREEDOM RIDER (1962)

MAX ROACH / DRUMS UNLIMITED (1966)

       

BERNARD PURDIE / SOUL DRUMS (1968)

THE TONY WILLIAMS LIFETIME / EMERGENCY ! (1969)

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