HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

昨日鳴った音 2月24日~2月28日

2020-02-29 11:14:57 | ROCK

 2月24日

・GRATEFUL DEAD /  DAVE ' S PICKS VOL . 33

2020年も始まったグレイトフル・デッドのPICKSシリーズ。4回分の事前予約は済ませてある。
今年最初に届いたのが掲載盤の3枚組。あ、77年か。じゃ、3日前の選盤はいいウォーミング・
アップだったじゃないか。(笑)


2月25日
・RON WOOD / I ' VE GOT MY OWN ALBUM TO DO
・RON WOOD / GIMME SOME NECK

74年にリリースされたロン・ウッドのファースト・ソロ・アルバム「俺と仲間」は、ロンを
取り巻く環境や時代背景の関係からか豪華なゲストが参加。ストーンズとフェイセズ人脈が
大挙参加なのだから、ファンにはたまらない。次作「NOW LOOK」をロンの最高傑作と見る
向きも多いが、私には燻し銀の「NOW LOOK」、黄金色の本作という感じで、どちらも好きだ。
鹿苑寺と慈照寺のどちらが好きか問われて困るのと同じくらいに。

79年リリースの3枚目もゲストが多数参加。ボブ・ディラン提供の『SEVEN DAYS』を聴いて
「ディランの盤には入ってない曲なんだなぁ。」なんて思ったものだが、後にブートレグ・
シリーズで聴くことができて大いに喜んだのも遠い昔のことのように思える。

 2月26日
・GEORGE HARRISON / FORT WORTH EXPRESS

昨日聴いたロン・ウッドの1STにはジョージ・ハリスンとの共作『FAR EAST MAN』が収録
されているので、その流れで引っ張り出したブートレグ。74年のツアーはジョージの声を
慮ってのステージ構成だったのが賛否の分かれ目であるが、今となってはどの公演の録音も
貴重なものといって過言ではないだろう。掲載写真はアウター・カバーで中身はこんな写真。




2月27日
・THE SUPREMES / THE SUPREMES SING HOLLAND・DOZIER・HOLLAND
・DIANA ROSS & THE SUPREMES / REFLECTIONS

67年リリースの「SINGS・・・」は65年にモータウンが出した当たり企画といってもいい
「THETEMPTATIONS SING SMOKEY」を踏襲したもの。流石にいい曲ばかり・・・なのだが。
ここでふと考える。この盤に収録されている『LOVE IS LIKE A HEAT WAVE』を、もしブラインドで
「これ、マーサ&ザ・バンデラスの別テイク。貴重だろ?。」なんて言われて聴かされたら
馬鹿丸出しで「おぉ、凄い。」なんて言いかねない私を想起し、少し身震い。(笑)

同年にグループ名がダイアナ・ロスを前面に出すように変わったためか、メンバー・チェンジが
あり、翌68年に出されたのが「REFLECTIONS」。彼女たちを支えたH・D・Hとの最後の
アルバムでもある。で、この後尻すぼみにならなかったのがシュープリームスの素晴らしいところ
なのだが、それは別の機会に。


2月28日
・SAFFRON SUMMEFIELD / FANCY MEETING YOU HERE !
・STELVIO CIPRIANI / BERSAGLIO ALTEZZA UOMO

76年にリリースされたサフロン・サマーフィールドの2枚目はなかなか素敵なジャケット。
自分で作詞・作曲・歌唱はもちろん、プロデュースやミックスもこなす才媛である。歌唱に
ついては好き嫌いがはっきり別れそうな人だが、これもまたいいのである。ビートルズ・
カバー『ELEANOR RIGBY』は少々怖い感じもするけど。

ステルヴィオ・チプリアーニが手掛けたサントラは幾つか所持してるのだが、その中でも
本盤は特に好きな1枚。最近、ここから7インチがカットされたのだが購入すべきか思案中。

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昨日鳴った音 2月20日~2月23日

2020-02-24 18:27:39 | ROCK



2月20日
・NEIL YOUNG / AMERICAN STARS ' N BARS
・NEIL YOUNG / BLUENOTE CAFE

ニール・ヤング再び。「AMERICAN STARS ' N BARS」というアルバムは『LIKE A HURRICANE』が
収録されていることで知られるのだが、聴いたことがある人はお判りの通り、その手の曲は少なく
ほとんどカントリー・アルバムの様相を呈している。リンダ・ロンシュタット、ニコレット・ラースン、エミルー・ハリス
といった実力と美貌を備えた女性を迎えることができたニールを羨ましく思い乍ら盤を聴く私。(笑)
それにしてもよくよく聴くと『LIKE A HURRICANE』のドラムスはクレイジーホースのラルフであることを了解していなければ、
「これでええのか?」という出来なのが可笑しい。

「BLUENOTE CAFE」はアーカイブ・シリーズの一環として15年にリリースされた2枚組。
87年から88年に行われた演奏を収録していて、スタジオ盤でいうと「THIS NOTE ' S FOR YOU」
の時期。件の盤はそれほど好きではないのだが、このライブ盤の迫力とアレンジの良さには参った。
未発表曲が多いのもポイントが高いが、最後に配された20分に迫ろうかという演奏時間の
「TONIGHT ' S THE NIGHT 」に痺れる。


 2月21日
・GRATEFUL DEAD / DICK ' S PICKS VOLUME FIFTEEN

毎年恒例のデッドの箱物リリース、今回は76年6月の5回のショーを収録した15枚組。
で、気分を出して76年の演奏を摘み上げたつもりでセットして聴きだしたら、「あらら、
77年か。」(笑)面倒なのでそのまま3枚組を一気に聴く。


2月22日
・THE WHO / SPECTRUM 1973
・THE WHO / LARGO 1973

ニャー・ニャー・ニャーで猫ジャケの盤でも探せばよかったのだけど、気が利かないもので。
(笑)昼間から酒を飲みながら77年のキルバーンと69年のロンドン・コロシアムでの映像を
見て、その流れで今日は一日ザ・フー三昧。12月4日のフィラデルフィアと12月6日のラーゴでの演奏は共に
ラジオ番組「KING BISCUIT FLOWER HOUR」用に収録されたもので音は良い。
前者で使用された『I AM THE SEA』のS.E.は後者では使われず、前者で演奏されなかった『LOVE
REIGN O ' ER ME』は後者では演奏される。両日の違いを楽しめるとは、なんて贅沢なのだろう。


2月23日
・LORD SUTCH & HEAVY FRIENDS / HANDS OF JACK THE RIPPER
・ELTON JOHN / HONKY CHATEAU

ザ・フーのキース・ムーンが残した数少ないゲスト参加盤ということでロード・サッチの盤を出してきた。
サッチの数奇な人生については書かないが、ロック・ビジネスにおいてはなかなかの策士であったのではなかろうか。
それほど長くはないがキース・ムーンのドラム・ソロ?を聴くことができる。

エルトン・ジョンの伝記映画「ロケットマン」のタイトルになった『ROCKET MAN』は72年の
アルバム「HONKY CHATEAU」に収録されている。件の曲には参加していないが、アルバム中2曲で
ジャン・リュック・ポンティが参加しているのが個人的にポイント高し。更なる好き者には
レッグス・ラリー・スミスの名前も見逃せない。

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昨日鳴った音 2月16日~2月19日

2020-02-22 20:57:11 | ROCK



2月13日
・SIMON & GARFUNKEL / LIVE IN NEW YORK CITY , 1967
・SIMON & GARFUNKEL / LIVE 1969

サイモン&ガーファンクルの60年代の正規ライブ盤2種。69年の盤は最初は一般流通しなかった
ものが、後に普通に手に入るようになったように記憶しているのだが、いずれにせよ、どちらも
2000年代のリリース時にリアルタイムでは購入していない。(笑)2人だけの演奏より
バンドがついた方がいいなと思っているあたり、私は熱心な聞き手ではないということなのだろう。


2月17日
・TONY JOE WHITE / HOME MADE ICE CREAM
・TONY JOE WHITE / TONY JOE

70年リリースの「TONY JOE」を聴いていて『HARD TO HANDLE』が流れてきた時に「あれ、
これって誰がオリジナルだっけ?。ブラック・クロウズのバージョンは良かったよな。あれあれ、
マジで思い出せない。」なんてことになって30分位考え込んでしまった。(笑)73年盤は
名匠トム・ダウドの匙加減がいい具合に作用したアルバム。


2月18日
・YOKO ONO PLASTIC ONO BAND / BETWEEN MY HEAD AND THE SKY
・KEVIN AYERS / BANANAMOUR

生まれた人と亡くなった人。ヨーコの09年盤はコーネリアスの参加が話題を呼んだ。この時点で
70代半ばのヨーコの声の若々しさに改めて驚くと共に、各トラックの出来の良さを再確認。
アップルの御印がある盤だけ集めて終わった人にも勧めることはできる。私は所謂「レーベル・
コレクター」が嫌いです。(笑)

以前も書いたが、このケヴィン・エアーズの盤の中ジャケにサインをもらった。
聴いている最中、そこに写るケヴィンとアーチー・リゲットの写真をずっとぼんやりと見ていた。




2月19日
・MOTT THE HOOPLE / MOTT
・MOTT THE HOOPLE / THE HOOPLE

モットのアルバムをどれか1枚選ぶとなると、それは無理な話でこの2枚を勧めることになる。(笑)
メンバー・チェンジを重ねながらも73年の「革命」、翌74年の「ロックンロール黄金代」と
勢いは止まらないはずだったのに、74年の12月には解散してしまうのだから、ロックンロール・サーカスというのは
残酷なものだ。

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昨日鳴った音 2月14日~2月15日

2020-02-16 19:30:40 | ROCK



2月13日
・UNIQUES / ABSOLUTELY THE . . . UNIQUES
・JUSTIN HINDS AND THE DOMINOES / FROM JAMAICA WITH REGGAE

ユニークスとジャスティン・ハインズ&ザ・ドミノスの共にファースト・アルバム。DOCTOR
BIRDというレーベルはこういったグループの見落としがちな盤を丁寧にリリースしてくれるので
非常に助かる。ユニークスの『GYPSY WOMAN』を聴くと次はインプレッションズを聴きたくなる。

ジャスティン・ハインズの盤は60年代の録音を集めたものが76年にリリースされたもの。
名盤と名高い「JEZBEL」以前の音として興味深い録音集。

 2月15日
・シーナ&ザ・ロケッツ / THE ROKKETS LOVE BOX

私にとって今年初の高額物件。(笑)シーナのラスト・レコーディングを中心にしたカバー曲集
「LIVE FOR TODAY !」のCDと14年リリースのアルバム「ROKKET RIDE」を軸にした2枚組LP、
そして7インチと2枚組DVDで構成される。DVDは03年に出た「DREAM BOX」の増補版
とも言え、今や貴重なTV出演時の演奏やPV等を収録している。86年の映像はフルレングスで
見たいと思ったのは言うまでもないのだが、それは贅沢な話か。箱の装丁が思ったより軽い作り
なので大事に扱わないと・・・。

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昨日鳴った音 2月10日~2月13日

2020-02-15 07:49:03 | ROCK

2月10日
・BO DIDDLEY / BIG BAD BO
・BO DIDDLEY / WHERE IT ALL BEGAN

70年代のボ・ディドリーも面白いというのがよくわかる2枚。72年の「WHRE IT ALL BEGAN」
では、例のボ・ディドリー・ビートの新解釈を聴くことができるが、74年作の「BIG BAD BO」
ではそれすらなく、ひたすらファンキーに迫る。どちらも格好良いのだが、個人的には74年盤の
方が好み。ヴァン・モリスン・カバーもあるし。72年盤は変形ジャケットなのが嬉しい。


・V.A. / STONED IMMACULATE ~THE MUSIC OF THE DOORS
・V.A. / A CLASSIC ROCK SALUTE TO THE DOORS

ボ・ディドリーにはドアーズ・カバーがある、ということで引っ張り出したのが「STONED IMMACULATE」と
題された01年リリースのトリビュート盤。ボは『LOVE HER MADLY』を格好良くキメる。
当時存命していた3人のドアーズの元メンバー達との共演というのが、目玉でもあるのだが、
同趣向でジョン・リー・フッカーが『ROADHOUSEBLUES』を唸るのも面白い。
尤もこっちはジム・モリスンの声も使っているのだけど。

「A CLASSIC ROCK SALUTE TO THE DOORS」は以前も取り上げた14年リリース盤。
今聴いても、「声を聞いて誰が歌っているか当てろ」と言われたら降参するしかありません。
ジョー・リン・ターナーやグラハム・ボネット、イアン・ギランやマーク・ファーナーも
例外では無かった。(笑)デヴイッド・ヨハンセンだけは間違わないけれど。


2月11日
・AEROSMITH / GET YOUR WINGS
・AEROSMITH / LIVE BOOTLEG

「飛べ!エアロスミス」とは、付けもつけたりの勢いのある良い邦題だと思う。しかし、
まだまだ売り出し中なのにアルバムに8曲しか入っていないというのが、私の感覚からすれば
不思議。収録時間も短いし。ヴァン・ヘイレンも後にこれを見習ったのか?(笑)

「LIVE BOOTLEG」も不思議な盤。選曲はベストと言えるのだが、明らかに音質の違う73年頃の
古い録音を収録したのが謎なところ。それでも多分手直し無しのわざわざの荒いミックスで
兇悪な感じを出しているのが、この時期ならではで良い。


2月12日
・THE J . GEILS BAND / SAME
・THE J . GEILS BAND / LADIES INVITED

71年のデビュー盤と「招かれた貴婦人」との邦題が付いた73年盤。バンドのリード・ヴォーカリストといえば、前面に出てくるものだと思うのだがファースト・アルバムのジャケットに写る
ピーター・ウルフが地味な位置にいるのに今更のように驚く。実はデビュー時から既にセス・ジャストマン・バンドだったのか?(笑)「招かれた貴婦人」頃から幾分ポップな路線になるのだが、
舵をきりきれていないのと、これという曲が無いので地味な印象が残る。

それまでの全てのアルバムのプロデュースをしてきたビル・シムジクが交代しバンド名を省略して
ガイルズと名乗った77年を経て、バンドはEMIに移籍。EMI以降を商業主義に走ったと見る向きも
あるが、私は嫌いではない。むしろ3枚残されたライブ盤の中ではEMI時代の「SHOWTIME」が
一番好きである。

 2月13日
・RICHARD THOMPSON / HAND OF KINDNESS

83年リリース。僅か3日間での録音と言われているようにライブ感溢れる音で満ちたこの
盤はスコットランドとアメリカの音楽がいい塩梅で混ざっている。アルバム・オープナーの
『TEAR STAINED LETTER』は何度聴いても、燃える。(笑)

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昨日鳴った音 2月7日~2月9日

2020-02-10 20:50:21 | ROCK

 2月7日
・WINGS / WINGS FROM THE WINGS

LP時代の有名ブートレグはCDになっても同じジャケットを引き継いでほしい、なんてことを
以前も書いたことがあるが、昨日の流れでこれを引っ張り出してきた。「WINGS OVER AMERICA」
がリリースされるきっかけになったともいえるこの盤はLP時代は3枚組だった。
ストロング・スタイルの会場録音。良質なサウンドボード音源が好まれるこの分野(笑)であるが
まろやかな音の会場録音も風情があってよいもので、これはその好例。


2月8日
・NUCLEUS / ELASTIC ROCK
・NUCLEUS / WE ' LL TALK ABOUT IT LATER

久しぶりにニュークリアス。去年はドン・レンデル&イアン・カー・クインテットの盤が
紙ジャケでCD化されて、それらを楽しんだのだが、もうちょっとロック寄りな音がいいなと
なるとこの2枚かと。時間があれば3枚目も聴いたのだけど・・・。相変わらず録画した
テレビ番組の編集に忙しい。(笑)


2月9日
・ERIC CLAPTON / PILGRIM
・NEIL YOUNG / TONIGHT ' S THE NIGHT

iPodの中身を大幅に入れ替えようと思い立った。一度片づけると出すのが億劫なので箱物を
多く取り込んでいたのだが、それを一度リセットして「もう一度、1枚のアルバムをちゃんと
聴き直そう」と思い、ベスト盤やボックス・セットを削除しオリジナル・アルバムを取り込む
ことに。

取り込みながらステレオにセットして20年ぶりくらいに聴いたECの掲載盤であるが、やはり
20年経ってもなかなか聴き通すのが辛くて(笑)この盤は取り込まないことにした。また20
年後があればいいのだが。ジャケットも気に入らないなぁ。

この日記ではとりあげていないこともあるが、このところ毎日ニール・ヤングを聴いている。
「TONIGHT'S THE NIGHT」は一番好きなアルバム。楽しい盤ではないが、それほど重いとも
思わない。苛立ちと虚無感の向うに、いつかくる終わりを見据えるとすれば、それをどう
受け止めようかと、ふと考える。考えても無駄なんだろうけど。

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昨日鳴った音 2月2日~2月6日

2020-02-07 21:36:57 | ROCK


2月2日

・NRBQ / SAME
・STARCRAWLER / SAME

幾多のメンバー・チェンジやレーベル変遷を乗り越えて、今日まで続く愛すべきバンド、
NRBQ。69年のデビュー時から様々なジャンルを飲み込んだ音を出しているのだが
ポップな曲だけで構成されていない処が魅力的。エディー・コクランとサン・ラを同時に
カバーするなんて所作は、美食家といっても過言ではない。雑食なんて言葉は嫌いだ。

1枚の7インチのジャケットが気に入り、勢いでアルバムを買ったのが18年にデビュー・
アルバムをリリースしたスタークローラー。アルバムのジャケットは全く気に入っていないが。
ヴォーカルが女性ということもあるせいか、ランナウェイズを想起させる瞬間もあり、
古のロック好きにもアピールするのではないだろうか。


 ・2月3日
・PETER IVERS / BECOMING PETER IVERS

19年にもなってピーター・アイヴァースの未発表集が出るなんて思ってもみなかったが、
70年代中盤の最も音楽活動が活発だった時期の音源の登場は嬉しかった。「TERMINAL
LOVE」が初CD化されてから15年ちょっとの間に7枚もCDが再発・発掘リリースされるとは。実に素晴らしい。

 2月4日
・NEIL YOUNG & CRAZY HORSE / LIFE

働きだして小金が出来てブートレグなんてものを変えるようになった88年、その最初期に
買ったのがニール・ヤングの86年のカウ・パレスでの演奏を収録した「PRISONE
RS OF
ROCK ' N ROLL」と題された3枚組LP。ニールの全オリジナル・アルバムを所持していない
にも関わらずの狼藉であったが当時の「通販カタログ」(笑)の誘い文句に抗えず・・・。
で、私はそこでの全ての演奏・選曲を気に入った。当時の最新作に充たる「LIFE」からの収録曲が多く、
追って購入したこの盤を何度も聴いたものだ。ジャック・ニッチェが久々に参加した
ゲフィンにおける最終作である。


 2月5日
・NEIL YOUNG / LANDING ON WATER

昨日の流れで再びニール・ヤング。ダニー・コーチマーとスティーヴ・ジョーダンとニールの
3人で作った問題作扱いの盤であるが、私は積極的に好き。ゲフィン時代のニールは迷走期と
言われることもあるが、この盤や「TRANS」は音的に面白いと思う。ゲフィン時代では
「OLD WAYS」が一番苦手。

  2月6日
・DEREK& THE DOMINOS / STORMY MONDAY

ドミノスの70年11月20日の演奏を収録した3枚組ブートレグ。ウイリアム・スタウトが
書いたECのジャケットでLP時代から有名な音源。LP時代は4曲しか収録されてなかったが
ここでは当日行われた2公演を聴くことができる。デラニー・ブラムレットが参加したことで
知られる日であるが、そのデラニーの演奏が冴えないことでも有名?。最終曲で当日の
オープニング・アクトであったトゥー・ファットが参加したこととあわせて特異な一日の記録。

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昨日鳴った音 1月29日~2月1日

2020-02-02 21:05:30 | ROCK

  1月29日
・AEROSMITH / PUMP

復活エアロスミスが70年代ではなく今(89年)こそが全盛期だと言わんばかりの成功を
収めた盤。派手な音つくりが今となっては懐かしい。ロック・バンドがアルバムを出し、
そこからのシングルが何曲もチャート・インしたなんてのが遠い昔のように思える。
近年の音に疎いから今のロックの状況をよく知らないのだがグラミーとかの受賞者をみても
ロックの肩身が狭い時代のように感じるのは間違ってはないと思う。
肥大化したスタジアム・ロックがいい、というわけでもないけれど。



・1月30日
BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND / THE ROXY 1975
BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND / CHICAGO SEPTEMBER 30 . 1999

2枚組と3枚組。勢いというのは怖いもので何故か一気に聴き通してしまった。
休みの日でもないのに。(笑)ボスのライブ盤シリーズ、ちょっと出遅れていて
買い漏れが9セットある。そのうち追いつくとは思うけど。(笑)

75年のハンチングに革ジャン髭面のボスの写真は格好いい。ボス、ニルス、スティーヴの
3人のギタリストが集まった99年のジャケ写も格好いい。デッドの一連のライブ盤も
そうだけど、ボスのライブ盤シリーズも聴きこまないといけないな。

  1月31日
・STEELY DAN / CAN'T BUY A THRILL

前から言っているが私はスティーリー・ダンに関しては1枚目が1番好きだ。というか、
他の盤はとくに気にしていない。後の洗練からは程遠い演奏と猥雑な感じすらあるジャケット。
ユニットでなくバンドだったんだなぁという想いが聴くほどに強くなる。冒頭からの2曲が
最高だし、『REELIN' IN THE YEARS』のドライヴ感も素敵だ。


2月1日
GENESIS / SELLING ENGLAND BY THE POUND
GENESIS / . . . AND THEN THREE WERE THERE

なんとなく摘み上げたジェネシス。73年の「SELLING ENGLAND BY THE POUND」は
リード・ヴォーカリスト在籍時にも関わらず、フィル・コリンズが歌う曲があるのが
面白い。アルバム・タイトル通りにハケットが抜けて3人組になった78年辺りから、
80年代の音作りが予見できるようなアレンジが伺える。1曲、日本の歌謡曲かと思うような
フレーズがあるのも耳を惹く。

 
RICHARD THOMPSON / WATCHING THE DARK

93年に出た3枚組の編集盤。時系列に並べられているわけではないが、フェアポート時代から
92年までの楽曲から万遍なくほぼ均等に選曲されていて、尚且つ大量の初出ライブ録音
(未発表曲を含む)を聴くことができる有り難い組物。これを一挙に聴き通せるのは
休日ならでは。私にとっては贅沢な時間だ。

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