HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

ERIC BURDON & WAR / THE LOST BROADCASTS

2012-08-30 20:56:40 | ROCK

かなり以前にオーダーしていたのだが、何だかんだで入手が遅れていた
エリック・バードン&ウォーのDVD「THE LOST BROADCASTS」が届いた。
ドイツのテレビ番組「ビートクラブ」で70年に放送された際に撮影された
映像が全4曲、41分強の尺で収録されている。

放送されたのはヒット曲『SPILL THE WINE』のみ。私が初めて見た
ウォーの映像がこれで、勿論?ブートレグ・ビデオであった。
25年ほど前に初めてその映像を見たときは、流石にエリック・バードンは
認識していたものの、ウォーに関しては全くのノー・マーク。
それでも強烈なグルーヴというかノリに、圧倒され一見で気に入り、
バードン&ウォーが残した2枚のアルバムや、バードンと離れた後のウォーの
アルバムを何枚か買ったものだ。

今見ると演奏は、勢いに任せた荒らさも幾分か感じさせるが、それを上回る熱量の
多さを尊ぶべきだろう。ストーンズ・カバーの『PAINT IT, BLACK』は、この時代、
このバンドならではのアレンジだし、それは『TOBACCO ROAD』も同じ。
前者は10分30秒辺りで、テープの劣化のためか、ほんの一瞬音が途切れるのが
惜しいが、それでも全体で40分以上のライブを見ることができるというのは
貴重なDVDである、という事を書くにあたって、些かの躊躇いも寄せ付けない。

今思い出したが、ウォーの名前は20歳くらいになるまで、知らなかったが
リー・オスカーの名前は中学生の時には知っていた。まあ、単純に当時読んでいた
FMレコパルで何かの記事があったのを何故か、名前だけ覚えていたという
それだけの話なのだが。(笑)

それにしても、チャック・マンジョーネだのリー・オスカーだの、アル・ディ・メオラだの
中学の時に何故か名前だけは覚えていたものの、そっち方面にいかず、いきなり
ローリング・ストーンズで「洋楽生活」(笑)に突入した、自分の業の深さ(笑)に
今となっては感謝すべきだろう。おかげで守備範囲が拡がったのだから。

話がそれた。(笑)
もっともっと、この「THE LOST BROADCASTS」シリーズを見たいのだが、春先に
比べて最近はリリースのペースが落ちてきているのが気になる。

次はムーヴだ!。

コメント (2)
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NEW FACE

2012-08-27 20:36:43 | 日本のロック・ポップス

世間は前田あっちゃんに夢中だけど(私も好き)、根がキンキーなので
僕は松本あっちゃんを聴くことにするよ。

「1曲目は男気爆発、『ロッケンロール』!!。」
トータス松本の自信に満ちた、そんな声が聞こえてきそうな会心の一撃。

今年の2月にサム・クックのアルバム「TWISTIN' THE NIGHT AWAY」の
完コピ・アルバムのリリースで、日本のロック・ファン、ソウル・ファンのド肝を抜いた
トータスが、今度は2枚組のオリジナル・アルバム「NEW FACE」をリリースした。

ジャケットを見て、まずはニッコリ。カット数こそ少ないものの、容易にオーティス・
レディングの、その名も「SINGS SOUL BALLADS」を想起させるのがよい。
アルバムは全編これ、ロックとソウルのテイストが溢れた楽しい曲ばかりで
購入してから3回ほど聴いたが、全く飽きがこない。

トータスの功績は、例えばミッシェル・ガン・エレファントがお茶の間とまでは言わないが
日本の婦女子や若人にパブ・ロックの面白さを、恒久的でなかったにせよ伝えることが
できたのと同等以上のものがある。勿論、トータスが伝えるのはソウル・ミュージックの
楽しさである。

トータスが演奏するハーモニカの響きは、容易にスティービー・ワンダーのそれを
思い起こさせるし、モータウンやスタックス、或いはハイといった認知度の高い
レーベルが持っていた雰囲気をそこかしこで再現し、アルバムのバラエティー度を高める。
勿論、ファンクもブギーもある。そこに、トータス流の阿呆らしくも面白く、時に切ない歌詞が
載るのだから、日本人であることを大いに楽しめるソウル・ミュージックといえば、
コレなのだ。

美味しいとこ取りとか、表層を撫でただけとか言わせたいヤツには
言わせておけばよい。マニアックに攻めるのもいいが、その度が過ぎたヤツが
その世界を広めることが出来た例が少なかったのは、歴史が示す通りである。

2枚組みのうち、1枚目の収録時間は34分40秒、2枚目は39分6秒。
つまり、本来は1枚のCDに収録できる時間である。思い起こせば、かつてのLPは
両面あわせて40分前後であった。今回のトータスのアルバムは、1枚の収録時間が
今時にしては短いので、あっという間に聴き終えてしまい、昔ながらのレコードを
楽しんでいるような感覚にさせるのも、気が利いている。大体、CD時代になってからの
新譜は収録時間が長いだけで、印象の薄い曲が多すぎるのだ。
誰のナニとは言わないけれど。

アルバムの最後に収録されたSuperflyとのデュエット曲『STARS』も、この位置で
聴くとまた違った印象があり、この曲が隠し持つソウル・マナーに打ちひしがれる。

初回盤はボーナスDVDが添付されていて、昨年の弾き語りツアーの中から5曲を
見ることができる。弾き語りと言っても、アコースティック・ギターだけでなく、ピアノも
弾くし、曲によってはドラムとハイハットを足で踏みながらエレキを弾くのだから
これは楽しい。大体、ウルフルズ時代の名曲『すっとばす』を一人で演奏するなんて
想像もしたことがなかったのだから。

河内のオッサンもきっと気に入るであろう今回のアルバム、
「ええ加減、聴かなあかんで、自分。」(笑)

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THE KINKS AT THE BBC

2012-08-25 21:56:55 | ROCK

待望のボックスである。ここにたどり着くまでに、一体どれくらいのブートレグLPやCD、
VHSやDVDを買ったことやら。(笑)

かつてオフィシャルでは、01年に2枚組CDで「BBC SESSIONS 1966-1977」が
リリースされ、その時も喜んだものだが今回はその比ではない。なんせCD5枚に
DVD1枚というボリュームなのだから。

昨年、キンクスの1STから「ARTHUR OR THE DECLINE AND FALL OF
BRITISH EMPIRE」までの8枚のアルバムのDXエディションが出たのだが、
そこには初登場のBBCライブが17曲ほどあった。既発の2枚組と合わせた「俺編集
KINKS AT THE BEEBでもつくるかな。」なんて思っていたのだが、そんな手間も
いらなくなった。

まずは、昨年のシン・リジーのBBCボックスのような、コンパクトで上品な装丁が気に入った。
放送された番組名や日付、録音された日付といったデータも詳しく、重宝する。
ディスク5には「OFF AIR BOOTLEG RECORDINGS」と断った上で、BBCのテープが
消されていたり紛失しているバージョンを収録しているが、長年ブートレグに親しんだ(笑)
耳には何の問題もない。むしろ、収録した英断に感謝したいくらいである。

77年のOGWTにおけるクリスマス・コンサートは映像としては定番であるが、音も
今回の箱のディスク4に収録されている。なんとなく、他の録音と質感が違う(例えではあるが
録画したテレビの映像から、音だけ抜き出してCDにしたような感じ、と言えばわかるだろうか)が
すぐに慣れるので(笑)、てっとり早く聴くには便利だ。

映像も定番が多いが、これらがオフィシャルDVD化されたのは快挙だ。
3時間40分強のDVDなので、これだけ単体で商品化もできただろうが、普段から
水増しの「箱物」に不満を持ちながらも金を払っている身としては、嬉しいところ。

73年の「IN CONCERT」は当然ながらタイム・コードが無いし、72年の「KINKS AT THE
RAINBOW」を滲んだ画質で見たきた昔を思い返せば、何という幸福なのだろう。
77年はクリスマス・コンサートも重要だが、NHKのヤング・ミュージック・ショーで放送された
OGWTも想い出深い。アルバム「SLEEPWALKER」収録曲を中心にしたセット・リストというのが
貴重だし、曲間におけるレイ・デイヴィスのMCも味わい深い。オフィシャルDVDになっても
ヤング・ミュージック・ショーを録画したDVDは捨てないよ。(笑)

因みにクリスマス・コンサートでCDで『THE HARD WAY』と表記されている曲がDVDでは
『SCHOOLBOYS IN DISGRACE』と表記されているが、これは前者が正解。

BBCの仕切りでなかったためか、今回のボックスには74年のレインボー・シアターでの
映像が収録されていない。75年のNYはビーコン・シアターでの所謂、石鹸歌劇コンサート
とかと併せて、いつの日かドンピカの画質で見られる日がくることを願って・・・。

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I'M FLASH

2012-08-24 19:31:19 | 日本のロック・ポップス

掲載写真は9月に公開される映画「I'M FLASH」のサントラ。豊田利晃監督の映画は
恥ずかしながら「空中庭園」1本しか見ていないのだが、今回の映画は何となく
心惹かれる。

まず、タイトルが良い。「I'M FLASH」だよ。FLASHERじゃないからね。(笑)
「FLASH」という言葉から想起するのは、ロック者ならまずは『JUMPIN' JACK FLASH』であり
そしてロケッツの『I'M FLASH』である。歌詞の内容の一部や曲構成から『I'M FLASH』が
『JUMPIN' JACK FLASH』を下敷きにしているのは明白なのだが、そこで聞ける
日本語詞の言葉の使い方にヤられた身としては、この曲をタイトルに持ってきた映画を
スルーするわけにはいかないのだ。

当初、中村達也のドラムだけのサントラを作りたかったというから、その監督の男気に痺れる。
ドラムスとパーカッションだけの曲が何曲かあるのだが、しっかりとした「音」になっているのが
流石である。ヤマジカズヒデのピアノのみの曲は、それだけでヤマジだし、ヤマジがギターを
弾く曲は明らかにヤマジだとわかる。単純に私がヤマジや達也が参加したアルバムを
よく聴き、彼らのことを好きだからなのかもしれないが、つまりは彼らのファンなら
今回の「I’M FLASH」は入手すべきということだ。

あっ、今さっき気付いたのだがdipのトリビュート盤のタイトルである「9FACES」は
やっぱり前提に「ナイン・ソウルズ」があるんだろうなぁ。

全18曲中、17曲がインストで最後の最後にボーカルの入ったタイトル曲が収録されている。
ここでのボーカルはチバユウスケ。「これがロケンロールじゃけん」と言いたい衝動は
これを聴いた方にはご理解いただけよう。(笑)まあ、オリジナルとどっちがいいか、なんてことは
比べるべきことではないことは了解しているつもりだ。

   久しぶりに、これを見るかな。

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BLUES IS NO.1

2012-08-23 07:29:26 | ROCK

ブルース・イズ・ナンバー・ワンだなんて、露ほども思っていないのだが
この言葉がジョン・スペンサーから発せられた瞬間だけは、「そうかもしれない」と
思ってしまう。例えそれが単にライブでの、お約束の常套句だとしてもだ。

9月には8年ぶりのアルバム発売が予定されている、ジョン・スペンサー・ブルース・
エクスプロージョン。バンド名に「ジョン・スペンサー」が再び付されているが、
やはりこちらの方が、馴染みがあるというか、しっくりくる。

掲載写真は先行シングル『BAG OF BONES』。実に渋いジャケットである。
嬉しいことに7インチでのリリースで、ターンテーブルにのせる時に
愚かにも昔の同級生の女性に会うような微妙なワクワク感(笑)を感じた。

いきなり飛び出してきた音に、相方も「ジョンスペ(こらこら、略してんじゃないよ)や。」と
即座に反応。つまり、誰もがよく知るジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンに
他ならないロックがそこに刻まれていたというわけである。
シングルの両面共にアルバム収録曲だが、7インチで聴くことのできる喜びは大きい。
そして、アルバムに期待が高まる。

アルバム・ジャケットはそれほど品のいいものではないようだが、元々そんなものは
彼らに求めてはいない。心してアルバムの到着を待とう。

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NOBODY FAULT BUT MINE

2012-08-20 21:28:21 | DAY BY DAY

それにしても。18日の大阪長居公園での落雷事故のことなのだが、
何故テレビも新聞も、そこではエイベックスのイベント「A-NATION」が開催されていた
ことを報道しないのだろう。

相方が「この時期だから、何かイベントでもあったのかなあ。」というので
私は「サマソニは会場が違うしなあ。なんやろなあ。」と生返事。好奇心旺盛な相方が
スマホを駆使すれば、ああ、なるほど。あんなイベントがあったのか、それでもって
主催者はゲーノー界で顔役なので、主催者側の避難誘導の不手際や商魂逞しくも浅ましい行動を
糾弾するのは憚られるのね、なんて考えるのは決して間違った深読みでは、あるまい。
まあ、そういう人たちの手になる音楽を「好きになった者負け」というのは簡単だが、
何とも複雑な気分である。

さて話変わって。HMVでバーゲンをやっていたので、遂にジョージ・ハリスンの
「LIVING IN THE MATERIAL WORLD」の日本版コレクターズ・エディションを買った。
定価が16800円なのだが、HMVやamazonで割引を活かして買ったとしても、1万超えの
高額物件で、尚且つ内容が価格に見合わないブツだっただけに発売当初から非難サクサクの
一品。DVDとブルー・レイの同梱という意味が理解しかねるし、コレクターズ・エディションにだけ、
10曲の未発表曲を収録したCDが添付されるというのもふざけている。そんなもんだから
私はCDもDVDもナニしたヤツ(笑)で、見聴きしていた。

CDは今年になって発売され、私はamazonで1000円ほどで購入。何というか、やっぱり
商品で手元に置いておきたかったので。それから数ヶ月経って今更のようにバーゲンで
5040円で買えるとなれば、やはり買うしかあるまいということで、購入に至ったのだ。
HMVではとっくに配布終了となっていた予約特典の、ピン・バッヂ付きトート・バッグまで
ついてきたのだから、笑ってしまう。

現物を手にして思ったのは、この装丁は何度も映像や音を再生して楽しむ人のためでなく
入手したことで安心して、棚にしまっておく人向きだな、ということである。大概のボックス・
セットは大仰なデザインが施されていて難儀なのだが、この箱は面倒くさいにも程がある。
いちいち出すのが面倒くさいので、CDだけでも単体で時価が安い間に(笑)入手しておいて
良かったと思うことしきりである。

     他にもこんなDVDが
安価で買えたのでラッキーであった。「ナイト・イン・67」とでも言えばいいのだろうか、
左のDVDは画質こそドンピカではないが、若かりし日のカエターノ・ヴェローゾ、シコ・ブアルキ、
エドゥー・ロボらの演奏シーンを見ることができる貴重な一品。

右のシリーズはVHSの時代に似たようなヤツを幾つか買ったのだが、これは見つけられなかった
のでやっと見ることができた。フレッド・マクダウェル目当てなのはバレバレか。(笑)
戦前ブルーズのCDも幾つか入手。じっくり聴かねば。

この後、セックス・ピストルズ、ヴェルヴェット・アンアーグラウンド、更にはキング・
クリムズンと「年末商戦には早かろう」という悲鳴があがりそうな高額物件が控えているので
こういう安物買いでホッと一息つくのもいいだろう、ということで。


 

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HEAT TREATMENT

2012-08-19 11:44:49 | ROCK

私的見解ではあるが、英米のミュージシャンの名前を発音する際に、厄介な名前の一つに
「GRAHAM」というのがある。昔から私は「グラハム」と発音してきたのだが、グレアムと
表記するのが正しいのかもしれない。だが、実際に(これも人によるだろうが)ネイティヴが
発音するのを聴いても「グラハム」にしか聞こえなかった。

名詞の途中に「H」が入る場合の発音や表記が人や場合によってまちまちな場合が
多い。例えば、ほぼ全ての日本人は「BECKHAM」は「ベッカム」と発音・表記するだろうが
先日開幕したばかりのプレミア・リーグ参加クラブの「FULHAM」はどうだろう。

これもネイティブの発音を聞いたら「フルハム」と発音するように聞こえたが、表記は
「フラム」である。かつて、日本人選手が移籍した時には、このチームのことが
スポーツ・ニュースでよく報道された。私の記憶ではCXは「フルハム」と発音していたが
他の局は「フラム」と発音していた。当然、私も「FULHAM」は「フラム」と発音するように
意識することにした。どうも、感情が先走っていけないね。(笑)

というわけで、掲載写真はグラハム・パーカー&ルーモアがドイツのテレビ番組「ROCKPALAST」に
出演した際の映像を収録したDVD。78年と80年に出演した2回分がフル・レングスで
収録されている。78年はルーモア+4人のホーン・セクションを従えた大所帯でのステージで
パーカーのR&B嗜好が強く伺える。80年はホーン抜きではあるが、キーボードでニッキー・
ホプキンスが参加している。2回のライブで演奏される計34曲中、被っているのは
わずか3曲(×2)のみ。ライブ出演当時の最新アルバムを優先させた、まさに時代を反映した
「LIVE」である。

絵的に派手なところは全く無いといってもいいのだが、ミュージシャンとしてバンドとしての
上り調子である旬の時期を上手く捉えた映像で、商品化されたことを素直に喜びたい。
80年の演奏メンバーで、終演後簡単なインタビューがあるがそこでのパーカー流の英国への
皮肉が面白い。ブルース・スプリングスティーンとの共演について尋ねられても、適当な
答えしか返さないところに当時のパーカーの「いきがり」を感じる。

     

78年の演奏の最後でバンドはトランプスの『HOLD BACK THE NIGHT』をカバーする。
これはパーカーの4曲入り7インチ「THE PINK PARKER」に収録されていて、もうここらは
パーカーの趣味の良さに脱帽するしかない。因みにパーカーの7インチのA面収録曲に
対してはシン・リジーのブライアン・ロバートスンへの謝辞がクレジットされていて、
B面に収録された2曲のプロデュースはニック・ロウが担当している。私が所持する米盤は
ピンクのカラー・ヴィニール。えっ、英国盤はどうなのかって?。

DON'T ASK ME QUESTIONS.(SMILE)

 

 

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ARE YOU READY FOR THE ・・・・・・

2012-08-16 21:37:41 | DAY BY DAY

    

ここ数日、我が国と隣国を巡る様々なニュースにうんざりしている。出来合いの愛国心、或いは
安易なナショナリズムと言われて結構だが、それをもって右寄りと言われるならそれも上等。
右利きのため、どちらかというと左寄り(バカ)なのだが、それはそれ、これはこれ。
理論と精神を武装して、惨めに貶められることのないよう備えておくことを、
さっき、自問自答の末、結論した。

最近は、ファン・サービスのためか単なる市場拡大戦略のためか、外タレ(死語)は日本に来て
コンサートや会見で、よく愛想を振りまく。それを見て私は不快になるかというと、そうではなく、
何となく嬉しい。ファンはアーティストに敬意を払うべきだと思うし、それが前提にあったとしても
ミュージシャンたちが「日本に来られて嬉しい。」と言ったり、日本で起きた災害を心配してくれる話を
見聞きして不快になるはずがない。

あっ、例外もあって韓流なんとかの連中は例えそれが若い女性達であったとしても一切の興は無い。
最近は「なんでハリーさんはA○Bのことを好きなんですか?。」と問われたら「純国産だから。」と
答えるようにしている。(笑)

真実を確認したわけではないし、噂や伝聞の類を鵜呑みにしてよいとも思わないが、例えばかつて
好きだった女優でも「今一つ日本或いは日本人に好感を持っていないようだ。」なんて話を聞くと
一気に興醒めする。そんなもんで、かつては好きだったジュ○ア・○バーツにも今は何の興味もない。
えっ、それは彼女が歳をとったからだろうって?。うむ。厳しいところを突くなぁ。(笑)
親日家であるか否かを別にして、ある理由でテッ○・ニュージェントを一切聴かなくなったということもある。

掲載写真左は今年リリースされたスザンナ・ホフスのアルバム。右は昨年出たバングルスのアルバム。
これは私の誤った直感もしくは、誤った情報の蓄積かもしれないが、スザンナは日本或いは
日本人のことを軽く見ているのでは、なんて思うことがある。まあ、「大して興味が無い」というのが
正解かもしれないが。(笑)

それでもスザンナの事を嫌いになれないのは、もうこれは欧米人に弱い日本人のコンプレックスか、
それとも、つまらない噂を一蹴するに足る、彼女の声や楽曲そしてルックスの魅力に他ならないからか。
スザンナはジュ○アよりもかなり年上なのだが、そんなの関係ないし。(笑)
で、結局は最初に威勢良く述べたことが全て薄っぺらに聞こえるような事しか、頭に浮かばない
愚かな自分を再確認するわけである。(笑)

どちらの盤もポップスの煌きが楽しいアルバムである。バングルスはスザンナ以外にもメンバーが
ボーカルをとれるので、バラエティーに富んだ楽しみ方ができるし、ソロ・アルバムは当たり前だが
スザンナの歌唱がアルバム全てを埋め尽くすわけで、バンドよりは幾分落ち着いた印象は残るものの
これまた十分に楽しめる。どちらが好きかなんて、今の段階では決められないけれど。

バングルスのアルバムにはメンバー3人のイラストが描かれている。顔が描かれていないため
どれが誰だか、いやスザンナがどれだか気になった人は多いはず?。

   というわけで、これが答えだ。(笑)

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ALWAYS LOOK ON THE BRIGHT SIDE OF LIFE

2012-08-13 21:40:48 | DAY BY DAY

       

ロンドン五輪も遂に閉幕。朝4時半から閉会式を見ていたのだが、6時に出勤のため家を出たので、
戻ってきてから録画していた映像を見る。出勤前にマッドネスやレイ・デイヴィスを見ることができて
盛り上がったのだが、マッドネスというのは、労働者階級にアピールするし絵的に笑える要素もある
ので、彼らが英国の国民的バンドと言われれば、私は納得してしまう。私はかつて、ウルフルズに
国民的バンド像(笑)を期待したこともあったのだが・・・・。

レイ・デイヴィスが『WATERLOO SUNSET』を歌ったのは良かった。派手に盛り上げる曲ではないが
オリンピックの競技場ではこの曲が流れていたという話を聞いたので、閉会式に相応しい選曲だと
いうことになろう。

中継の間中、NHKのアナウンサーの喋りが音楽にかぶりまくりで結構邪魔くさいなあと思いながら
見ていたら、大砲から人が飛び出る演出のはずが落下。奈落から這い上がってきた人こそ
エリック・アイドルその人ではないか。これには盛り上がった。
NHKのアナウンサーは「アーティストでした。」なんて間が抜けた事を言っていたのだが、
会場ではエリックが歌う『ALWAYS LOOK ON THE BRIGHT SIDE OF LIFE』を合唱する
人たちがいて、英国でのモンティー・パイソン人気の高さを改めて思い知る。
合唱こそできなかったものの、曲にあわせて体を揺らせていた日本女子バレーの選手たちが
可愛らしかった。

マイク・ラザフォードとニック・メイスンらがピンク・フロイドの『WISH YOU WERE HERE』を
演奏中もアナウンサーは喋りっぱなしで、大いに興醒め。最後はアルバム「WISH YOU WERE
HERE」のジャケットの如く人(人形)が燃える演出があって、琴線を擽る。

大トリのザ・フーはメドレー形式で3曲披露。ザ・フーとレイ・デイヴィスを同じ日に見ることが
出来るなんて、なんて素晴らしいのだろう。一つ気になったのは『BABA O'RILEY』の歌詞中、
本来ならピートが歌う箇所をロジャーが普通に歌っていたこと。『MY GENERATION』の終盤で
花火がどんどん上がり始め、ザ・フーのステージが終わる様子が中継されなかったことと
またまたアナウンサーが番組の締めに入って、お喋りが過ぎたのが残念。
でも、とりあえず今回の閉幕式は録画して保存しておこうかな。

映像だけでほんの少し登場したボウイ様。ボウイ様の不在というのは、やはり多くの人にとって
残念なところなのだろう。それにしても、なんでアダム・アントさんは呼ばれなかったのだろう?。
呼ばれないか・・・・。(笑)

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CASH FROM CHAOS

2012-08-12 18:49:34 | ROCK

       

フランク・ザッパのカタログがリマスターされ、順次ユニバーサルから再発されている。
その枚数は約60枚にもなり、改めて制作意欲旺盛だった生前のFZに思いを馳せる。

FZのCDはいろいろと面倒くさく、ただでさえアルバム数が多いので同一アルバムで複数枚の
「CD」を購入するほどの余裕はまるで無かった。だから我が家のFZが生前に発表したアルバムの
CDは「EMI盤」「RYKO初期盤」「FZ承認マスター盤」が混在している。

今回の再発の多くは「オリジナル・アナログ・マスター」からの再発を謳っている。内容の違いが
明白なのは「HOT RATS」であるのは知っていたので、まずは1枚購入して聴いてみた。
CD化の際に音の差し替えやミックスの変更が行われたのはご承知の通りで、今回のCDは
既発CDと全く違うオリジナル仕様。マスタリングは2008年。

既発CDの音に比べて低音が効いていて、徒に音圧を上げているようでもないので、気持ちよく
聴くことができる。オリジナル仕様でのCDは初めてなので、今回の再発は歓迎されるだろう。

    

そうすると気になるのが、その他の盤。実際に聴いたわけではなく、ネットで調べてみたのだが
これが何とも混沌としていて、例えば「FREAK OUT」は1987年のマスターを使用しているようで
これだとオリジナル・ミックスでなく、リミックスされたマスターだということになる。
マニアの方には遠く及ばないが、それでも「THE MOFO PROJECT/OBJECT」と題された
2枚組と4枚組を購入し、66年のオリジナル・ミックスを楽しんでいるので、今回の再発CDに
触手は動かない。オリジナル・マスターを使ったモノラル盤でも出れば快挙なのだが。

「ABSOLUTELY FREE」「WEASELS RIPPED MY FRESH」はオリジナル・アナログ・マスターを
使っているが、「WE'RE ONLY IN IT FOR THE MONEY」は93年マスター、「CRUISING
WITH RUBEN & THE JETS」は87年マスターのようだ。

「WE'RE ONLY IN IT ・・・」はともかく、「CRUISING WITH RUBEN & THE JETS」を
CDでオリジナル仕様の音で聴こうとすれば、結局2010年に出た「GREASY LOVE SONGS」を
入手するしかない。買いましたけど。(笑)

そんなわけで今後の再発も含めて、しばらくは様子見というか情報が出揃ってから、
購入を検討しようと思う。

後出し上等。(笑)

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世界の国からこんにちは その2

2012-08-11 14:42:47 | JAZZ

オリンピック期間中に、どうしても記念撮影がしたかったので。(笑)

数年前からにわかにジャズを聴きだしたものだから、何かポリシーを
持っているわけではないし、熱心に探している盤があるわけでもない。
ここに掲載する盤は、昔からの熱心なファン(いや、マニアというべきか)の
間で話題になったものもあるようだが、私はたまたまCDをネットで見つけて
そこでのレビューやジャケットのデザインに惹かれて入手しただけである。

尚、ミュージシャン名のカタカナ表記は例によって表記が難しいものがあるのだが
敢えてカナ表記にした。その反動で(笑)国名は漢字で表記してみた。

   

左:ホルヘ・ロペス・ルイス / ブロンカ・ブエノス・アイレス (亜爾然丁)
右:ヴィトル・アシス・ブラジル / デセーニョス (伯剌西爾)

ホルヘの盤は詩の朗読と音楽が絡む展開が、ロック者にもすんなりアピールする。
私はといえば、相変わらずミンガスに手古摺っているが。「ロック者が聴くジャズ100選」と
大上段に構えてみたが、「ソウル・ジャズ」はともかくブラジルの所謂「ジャズ・ボッサ」まで範疇に入れると
更に収拾がつかなくなるのと、構想中の「ブラジリアン・ミュージック100選」(笑)を踏まえて
伯剌西爾からは、ストロング・スタイル(笑)の直球ド真ん中のアルト・サックスで。

   

左:アイナー・イヴェルセン / ミー・アンド・マイ・ピアノ (諾威)
右:ロルフ・キューン / ソラリウス (独逸)

ピアノ・トリオは苦手(おお!)なのだが、アイナーの盤は一聴して好きになった。
クラリネットという楽器には、理解がなかったのだがロルフの盤を聴いて、何となく
面白みが少しわかったような気がする。


   

左:ザ・ダイアモンド・ファイヴ / ブリリアント! (阿蘭陀)
右:ギド・マサヌルディー / ブルー・トレイン (伊太利亜)

右の盤はイタリア人ピアニストが瑞典で録音した盤。
先日、職場の若者から「ファンバステンって好きでしたか?。」と唐突に聞かれた。実のところ
凄い選手なのは解っているが、好き嫌いの尺度で考えたことはなかった。曖昧な返事をした後、
家に帰って風呂に入りながらしばし考える。なるほど。私はユーベのファンであること、そして
ファンバステンよりフリット贔屓であったことを思い出した。次の日「何で、そんなことを問うたのか。」
と聞くと、「ハリーさんはW杯で阿蘭陀贔屓だったことを唐突に思い出したので。」と答えるではないか。
オリンピック見ようぜ。(笑)いや、その前にジャズの話をしろよ。(笑)

  

左:ジェラール・ラインゴ&ヒズ・フレンズ / トゥー・ビー・ポップ・オア・ノット・トゥー・ビー・ポップ
                                                     (仏蘭西)
右:ジョン・テイラー / ポーズ・アンド・シンク・アゲイン (英吉利)

この2枚は先の6枚とは、大きくニュアンスが異なるような感じがするが、まあいいか。
ジョン・テイラーの盤は、ジャケットとタイトルが気に入っている。この後のアルバム「DECIPHER
(覚醒)」で再演される曲もある。「DECIPHER」は日本盤紙ジャケで入手したのであるが、
「POSE AND THINK AGAIN」は日本盤CDは出なかった。

  

左:ビヨルネ・ロストヴォルド・カルテット&トリオ / ジャズ・ジャーニー (丁抹)
右:ベント・イェーデック / ダニッシュ・ジャズマン 1967 (丁抹)

最後の2枚は共に丁抹のジャズ。各国1枚のはずだったが、この2枚とも内容・ジャケット共に
気に入っているので載せてみた。(笑)こういう盤を聴いていると「じゃあ、勿論アレやソレは
聞いているんだろう?」なんて言われかねないが、「アレやソレ」は多分、聴いていない。
左の盤を出している日本のレーベルのCDを幾つか買ったのだが、音質が良いので
聴いていて気持ちがいい。勿論、その中にジャズ・クインテット60もある。

というわけで、オリンピックも残すところあと2日。
閉会式は録画しておくか。

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世界の国からこんにちは その1

2012-08-10 22:17:22 | JAZZ

学校の授業の中で理数系の科目以外で、苦手だったのが「世界史」で
あった。得意だったのが「日本史」。勿論、愛国者故にである。
冗談はさておき、何故世界史が苦手だったかというと、ここでまた私の
頭の悪さを露呈することになるのだが、「いつの時代」の「何処の国」の話
なのかが整理しきれなかったという、その一点につきる。

日本の歴史なら単純に時系列だけを意識すれば事足りたのだが、
世界史だと、当たり前だが国の名前が沢山出てきて(笑)それが様々な
絡み方をするものだから、もう何のことやら、であったのだ。

ロックというジャンルの音楽を熱心に聴いてきたのだが、中心は勿論
英米のロックであり日本のロックである。そこにジャーマン・プログレが
申し訳程度に加味されるのだが、その他の国のロックに余り興味が無いのは
何故だろう。言葉が解る解らない以前に、語感やメロディーに格好良さを
感じないからなのかもしれないし、未知の領域に踏み込むのが怖いからかも
しれない。

その点、ジャズというジャンルであれば、米国以外の音にも、それ程
抵抗は無い。インストであるというのが大きな理由かもしれないし、私が
聴いている範疇のジャズであれば、米国産の音から大きく逸脱していない
だけの話かもしれない。

ジャズを世界史的に捉えるほど熱心ではない。例えば米国でハード・バップの
時代が終わっても欧州では暫くの間、米国の優れたスタイルへの憧れ或いは
模倣の時代が続いた。しかしながら、それをもってして欧州が米国に劣るとは
全く思わないし、「何年の録音」「何処の国」という事柄まで気がまわらない分、
単純に1枚のアルバム単位で好みかそうでないかを感じるので、気楽なものだ。
ただ、どのジャンルの音楽を聴く時も同じなのだが80年以前の音を偏重する
悪しき習慣は、どうにかしたいものだ。

まあ、そのうち、もうちょっと学術的(笑)に聴かなきゃ、なんてことも少しは
考えて・・・・・みるものの、まあ私には無理だろう。

前置きが長くなったので、日本代表という意味ではないが、今回はこの1枚。
初めて日本のジャズに興味を持ったのが掲載写真の盤である、酒井潮+6の
「JAM in YOKOTA 治外法権」。
92年に出た黒沢進・編著「日本フォーク紀」に、このアルバム・ジャケットは
掲載されていた。エレックからリリースされた為に掲載されたのだが、タイトルと
ジャケットの雰囲気から即座に「これはフォークやロックではなく、ジャズなんだろうな。」と
了解したと同時に、この盤を聴きたくなったのだ。

「治外法権」という言葉の響きもスリリングに思えた。最初のCD化の際はカットされた
曲があったようだが、私が手にした紙ジャケ仕様のCDは完全収録ということで
偶然手にしたにしては、幸運でもあった。内容は期待通りで、今でも頻繁にこの
盤を聴く。

さて、次回は文字通り「世界の国からこんにちは」。(笑)

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WILD THING

2012-08-09 19:34:07 | DAY BY DAY

男子サッカーが決勝戦進出できなかった、その翌日のワイド・ショーの
トップ・ニュースは、ほぼ全て女子バレー4強入りであった。う〜む。(笑)

あの日は女子バレーを見て、サッカーの日本VSメキシコを見てそのまま
アメリカVS韓国まで見たものだから、久々に辛い出勤だった。
しかしながら、職場で阿呆が数人集まると、すぐにくだらない話が始まる。

「潮田○子と福島○里。一日デートできるなら、どっち?。」
馬鹿げた問いにも、あちこちで阿呆共が自分の「答え」を発する(笑)のだが
福島○里と答えたのは私だけであった。う〜む。(笑)

女子レスリングの競技が始まり、幸先の良いスタートでよかったよかったと
言いながら、ついコスチュームに目がいく。
いや、別に変な意味ではない。

  北京オリンピックの時は、ドラゴンが描かれていたので
勝手に「おお、ジミー・ペイジ」なんて思っていたのだが、今回は胸のド真ん中に虎が
描かれているではないか。 あそこに描かれるのが「虎」なら良くて、「変なおじさん」なら
やっぱりダメなのだろうな。勿論その際は、背中には後頭部の絵を描いて欲しいのだが。

いや本当は、あの「虎」を見てすぐさま想起したのは「コレ」でした。
ロック者ですから。(笑)

    

マーク・ボランのTシャツやイギー・ポップの革ジャンでお馴染みのヤツ。
まあ、こんなことを思い出してニヤついているヤツは、そうは多くないだろう。
職場で話しても、誰もついてこないだろうし。

だから仕方なく私は、またこんな話を切り出すしかないのだ。

「俺は、松○薫や伊○馨も嫌いじゃないよ。投げて締めて欲しいくらいだ。」
ああ・・・・。

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I DON'T NEED YOU NO MORE

2012-08-07 19:05:38 | DAY BY DAY

      

今日は休みだったので、溜まっていた未聴CDを聴いたり雑誌を読んだりダラダラと過ごした。
レココレの「ストーンズの100曲」も、本を買ってザッと選ばれた曲を見て「ああ、俺のとは
違うなあ」と一瞥をくれて放置していたのだが、今日は暇ということもあってじっくり読んだ。
世界で一番好きなバンドはローリング・ストーンズだと、自分の中では位置づけているはずなのに
私が「ストーンズ村」に入れない理由もなんとなく解ったような気がした。(笑)
ただ、私が自分の間抜けさを悟ったのは、今更のように『HONKY TONK WOMAN』って
いい曲だなと思ったことによる。(笑)

鼎談では、例によって気に障る一言を見つけてしまう。
「これ、ピーター・ウルフと変わらないじゃん。」って、一体なんだよ。
大体、前置きに『ソロ活動を始めたミックを観て』とあるのだが、じゃあそれ以前に
ピーター・ウルフを『どれくらい観た』のかが気になるのだけど。(笑)
否定的ニュアンスでピーター・ウルフを引き合いに出すような人を、私が
好きになれるわけもない。

勢いついでに「好きになれない繋がり」で。(笑)
掲載写真はジャー・ウーブル&キース・レヴィンが今春リリースした「EP」。当初、配信だけで
「これ、CDにならないのかなぁ。」なんて思っていたら、日本でのライブ(阿呆な理由で中止に
なりましたね。)に併せて国内流通した。現在は輸入盤で普通に購入できる。

ブツを購入したのは大阪の某店のHP。レビューを見て「何でこんなジャケットなんだろう。」と
思いながらも欲しいのは「音を刻んだ盤」に他ならないので、ためらわず購入。
届いたブツを聴いて「フル・レングスのLPサイズで聴きたいなあ。」と思うと同時に
ジャケットを手にとって溜息。ちっとも格好良くない。

現在、輸入盤で入手できるジャケットのセンスが良いかと問われれば、素直にYESとは言い難いが
それでも日本発売の盤に関しては、模倣にしろ気取りにしろ、このジャケットにジャーとキースの意思が
介在しているのかどうか気になる。700枚限定の紙ヤスリジャケなのだが、「700」というロットも
気になる。

   これもCD化の際は700枚限定だったし。

ジャー&キースの日本盤CDのジャケットは、ドゥルッティ・コラムの1stのような強靭な意思とは、
対極にあるように感じるのは私だけか。

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21ST CENTURY STARS

2012-08-06 05:12:06 | 日本のロック・ポップス

       

それにしても、何かと人間臭さが渦巻く今回のオリンピック。陸上競技が始まって次が
レスリングとなると、いよいよ終わりに向かって一直線という感じがして「ああ、もう
半分終わったのか。」と思ってしまう。

人間臭いと言えば、先日の男子サッカー。元々サッカーは審判のジャッジ一つで展開が
変わるスポーツだと認識しているが、それ以外にも日本VSエジプトを見ていて
サッカーの面白さを感じた。

最初の得点の場面で日本の選手を結果的に怪我させた⑥番の選手が、故障して退くシーンは
既に3人の交代枠を使い切り、尚且つ退場者を出して一人少ない状況下であったこともあるが
因果応報を感じたし、その前の一発退場シーンは確かに決定的な場面でのファールでは
あったが、再三のエジプト選手の後方からのあたりの酷さが主審に記憶されていたことも
一発退場に繋がったのでは、なんて想像してしまう。

試合時間が残り10分くらいの場面でエジプトの②番の選手のファールは悪質だったが
彼はイエロー・カードをもらわなかった。彼は既にこの試合でイエローを1枚もらっていて
ここでもう1枚もらうと退場になり、そうなるとエジプトのフィールド・プレイヤーは7人になって
しまい、もうこれは試合どころではなくなる。そこで、主審は試合をコントロールするために
彼にイエローを出さなかったのかな、と思ったり。

日本が勝った試合だから呑気に振り返っていられるのだが(笑)、勝手な思い込みを
許容してくれるサッカーというスポーツの面白さを再認識した、という話でした。

新しい「STAR」が次々と誕生するオリンピック。さて、「21世紀のスター」といえば
もうこれは掲載写真のCDをリリースした二人を挙げないわけにはいかない?。(笑)

ローリーと加藤ひさしのユニットである「21ST CENTURY STARS」は、当時彼らが
所属していたソニーとコロムビアから同時に2枚のシングルCDをリリースした。
掲載写真右がコロムビア盤、左がソニー盤。それぞれ1曲目に『21世紀のラヴァーズ』を
収録し、カップリング曲としてコロムビア盤には『泳ぐなネッシー』、ソニー盤には
『空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ』という、どちらも四人囃子のカバーを収録している。

帯に「極寒のスウェーデン・ミックス』とあるのが笑えるのだが、これはミックスを
アバ所有のポーラ・スタジオで行なったことから、先のコピーが生まれた。
ポーラ・スタジオと言えば、ロック者はすぐにレッド・ツェッペリンの「IN THROUGH
THE OUT DOOR」を想起するわけだが、録音自体は日本で行いミックスのみを
スウェーデンで行うという、この粋狂さこそが二人の遊び心に直結するのが面白い。

四人囃子カバーが嬉しいのは勿論だが、オリジナルの『21世紀のラヴァーズ』の
程よいポップス加減とグラム・ロック加減が洋楽(笑)好きには堪らない。
この曲のPVはローリーのDVD「ROLLY VISUAL COMPLETE VOL.1」で
見ることができる。

次のスターは誰だ?。

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