かなり以前にオーダーしていたのだが、何だかんだで入手が遅れていた
エリック・バードン&ウォーのDVD「THE LOST BROADCASTS」が届いた。
ドイツのテレビ番組「ビートクラブ」で70年に放送された際に撮影された
映像が全4曲、41分強の尺で収録されている。
放送されたのはヒット曲『SPILL THE WINE』のみ。私が初めて見た
ウォーの映像がこれで、勿論?ブートレグ・ビデオであった。
25年ほど前に初めてその映像を見たときは、流石にエリック・バードンは
認識していたものの、ウォーに関しては全くのノー・マーク。
それでも強烈なグルーヴというかノリに、圧倒され一見で気に入り、
バードン&ウォーが残した2枚のアルバムや、バードンと離れた後のウォーの
アルバムを何枚か買ったものだ。
今見ると演奏は、勢いに任せた荒らさも幾分か感じさせるが、それを上回る熱量の
多さを尊ぶべきだろう。ストーンズ・カバーの『PAINT IT, BLACK』は、この時代、
このバンドならではのアレンジだし、それは『TOBACCO ROAD』も同じ。
前者は10分30秒辺りで、テープの劣化のためか、ほんの一瞬音が途切れるのが
惜しいが、それでも全体で40分以上のライブを見ることができるというのは
貴重なDVDである、という事を書くにあたって、些かの躊躇いも寄せ付けない。
今思い出したが、ウォーの名前は20歳くらいになるまで、知らなかったが
リー・オスカーの名前は中学生の時には知っていた。まあ、単純に当時読んでいた
FMレコパルで何かの記事があったのを何故か、名前だけ覚えていたという
それだけの話なのだが。(笑)
それにしても、チャック・マンジョーネだのリー・オスカーだの、アル・ディ・メオラだの
中学の時に何故か名前だけは覚えていたものの、そっち方面にいかず、いきなり
ローリング・ストーンズで「洋楽生活」(笑)に突入した、自分の業の深さ(笑)に
今となっては感謝すべきだろう。おかげで守備範囲が拡がったのだから。
話がそれた。(笑)
もっともっと、この「THE LOST BROADCASTS」シリーズを見たいのだが、春先に
比べて最近はリリースのペースが落ちてきているのが気になる。
次はムーヴだ!。