HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

ALL IN ONE RHYTHM

2014-06-16 00:03:42 | BRASIL

        

2014FIFAワールドカップ開催を記念して、ユニバーサル・ミュージックによって
「BRASIL 1000」と銘打たれたブラジル音楽の廉価再発シリーズが始まった。第一弾として
既に80タイトルが発売され7月には更に44タイトルが発売される。

世界初CD化は無いものの今回特筆すべきは、1枚1000円というその値段である。
ジャズやソウル・ミュージックで同様の廉価企画が好評だったために、それが
ブラジル音楽にも波及したとなれば嬉しいかぎりだ。

廉価で再発するためにコストはなるべく抑えなければならない。そのため、過去に
国内盤CDが出た物はその時の解説を流用しているばかりか、ジャケット・デザインも
そのまま流用している。そのため、昔のシリーズ物で出たCDは「税込2548円」なんて
表示がそのまま印刷されているが、この値段ですから何の問題もありません。

廃盤になっていて高値が付いていたタイアグラやオルランヂーヴォの盤が、市場に
廉価で出るというのは健全なことだ。

世界初CD化はないが、国内初CD化は幾つかある。ジョイスの80年の盤「FEMINNA」も
そんな1枚。昔から気に入っていたジャケットだったこともあって即座に入手。
静と動の対比が素晴らしく、特にダンサブルな曲に耳を奪われる。これみよがしな女性賛歌
ではないが、日頃から女性の意見や考え方を尊重することを考慮せねばと思わせる。
ま、すぐ忘れるのだけど。(笑)

カエターノ・ヴェローゾの75年作「ジョイア」は逆にジャケットが好きになれなかったので
購入していなかったのだが、1000円なら買うしかあるまい。(笑)
で、この盤をもの凄く気に入ってしまった。(笑)幸福な「ジョンの魂」或いは「THREE
VIRGINS」とでも言おうか。パーカッションのみ、オルガンのみをバックに歌う曲も
全く突飛でなく、全編静かに胸に響く。

カエターノの盤は98年にCD化されたものをそのまま再発しているので、ボーナス・
トラックにストーンズ・カバー『LET IT BLEED』を収録している。最高にクールなカバー
なので、コレ目当てに購入するのも一興。

毎日寝不足の日が続くが、7月13日までの狂騒を楽しみたい。
それにしても私の応援する国が、あんなに急発進するとは思わなかった。
できればスナイデルにも決めて欲しかったが。(笑)


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4 コメント

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みかん園のあのチーム (tapara)
2014-06-16 23:44:50
Harryさん、

5-1の結果は良かったですな。
オラにとって今回のカップの前半の目玉は
なによりもあのゲームだったので、
結構なことだと感じております。
シャビがあんまり機能してなかったような。。

>ジョイスの80年の盤「FEMINNA」

これ、ジャケはもちろん、唄もいいですね。
ぜんぜん知らなかったので、儲け物です。



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フライング・ダッチマン (ハリー)
2014-06-17 20:07:36
taparaさん

蘭贔屓の私には夢のような試合でした。
まあ、西班牙があのまま終わるとは到底思えないので
俄然面白くなってきました。

未だに70年代の音楽を偏重する悪癖があるのですが
ジョイスのこの盤は気持ちよく聴き通せました。
儲け物、と思える人が増えればいいですね。
返信する
Boz Scaggsなみに長いお顔 (tapara)
2014-06-18 22:12:03
Harryさん、

オラの若輩蘭ファン歴は、たかだか10年ちょっとです。
そのきっかけとなった贔屓者ファンニステルローイが
なんでも2016ユーロのアドバイザーか何かになるらしい。
(ちなみにオラの贔屓、90年代はルイコスタ、80年代はなくて
70年代はFC1ケルンにいた奥寺氏です)
もしもほんとにあの髭馬面にまた会うことができれば、
とても嬉しいものです。
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電撃フリット (ハリー)
2014-06-18 22:37:39
taparaさん

私も蘭を一番贔屓にしたのは、ここ10年くらいです。
その前は私もルイコスタやフィーゴがいたので
ポルトガル推しでした。

ファン・ニステローイといえばマンUのイメージが強い
です。確かに顔が長い。(笑)

私は、フリット、ファンバステン、ライカールトの時代の
阿蘭陀をもっと熱心に見ておくべきだったと、今更の
ように思う時があります。というのも、フリットしか
見てなかった(笑)ので。でもミラン贔屓では無かったのだなぁ。(笑)
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