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とある映画で考える沖縄の本土復帰

2012年05月03日 | 島結
沖縄、梅雨入りしましたね~
去年は2週間ほどで梅雨が明けてしまった記憶が…今年はどうでしょう?

今日、jacomo'sのユカちゃんと映画の話になり、リヴァー・フェニックス主演としてはとてもマイナーな映画が2人とも大好きだったということが判明!
「DOGFIGHIT(日本未公開)」

派手なハリウッド映画が好かれていた時代の作品なので日本では未公開、でも本当に素晴らしい作品なのです
不細工な女の子を連れてきて、その不細工さを競うという悪趣味な遊びが「DOGFIGHIT」なのですが、それを開催するのがアメリカ海兵隊の若い兵隊達…
この映画のなかで「明日沖縄に向かう」という台詞があります

そうなんです、1963年、沖縄経由でベトナムに出征する海兵隊員たちのストーリーなんです
主演のリヴァー・フェニックスとリリ・テイラーが素晴らしい上に、音楽がまた素敵
青春映画って言葉はもう死語かもしれないのですが、この映画は単なる甘い恋愛の話ではなくて反戦映画でもあるように思うのです

戦争に行けば命を落とさないという保証はない、そういう気持ちで生きていくしかない兵士の心を静かに描いていて好感が持てます

まもなく沖縄は本土復帰40周年を迎えます(1972年(昭和47年)5月15日に返還されました)
悲しい経験をした沖縄が、今度はベトナム戦争に兵士を送り出す拠点として存在してしていました
ベトナム戦争が終結し、その必要がなくなって本土に還されたのです
とはいえ基地は未だにあり続け、今でも沖縄から沢山の兵士達が戦地に送り込まれている事実は変わらないわけです

先日も沖縄に滞在しましたが、沖縄から基地がなくなるのは私が生きてるうちは無理かな?
そんな気がしました、だってあまりにも広大なアメリカが、沖縄を覆っているのですから

映画の話に戻ります
この映画は日本では未公開だった故かDVDにもなっていないのでビデオを探すしかない…日本で観るのはちょっと大変かもしれないですが、見つけたらぜひ観ていただきたいです

沖縄の米軍基地のその先、ほんの小さなストーリーなのですがその地味なつくりが、最後に大きく胸を打つのは、女性監督ならではの視点のなせる業なのかもしれません