Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

12月22-24日東京シティバレエ「くるみわり人形」予告&批評(No.1449)

2006-12-22 13:38:00 | 批評
 クリスマスだ!

東京シティバレエ HP


をご覧になればわかるが、今日から3日連続でチャイコフスキ「くるみわり人形」公演。明日&明後日は全席完売なので、今日しか当日券買えないではないか!!
本日公演を聴いて(視て)、本日中に公演批評を掲載する。


 バッハを楽しみにして皆様には、1種類 とっておきのCD紹介。

Rosalyn Tureck plays Well-Tempered Clavier (Complete)



4枚組 ¥1,924(税込)


グールドが尊敬していた バッハ弾き = テューレック。(トゥーレック、テュレック、テュレク などの表記が混在しているが全て同一人物)。知らない方は

テューレック Wikipedia


を参照して下さい。
 CD表記もごちゃごちゃしていて間違いが多い(タワーレコードも妖しげな表記になっている)が、
  • テューレック初の「平均律 第1巻 & 第2巻全曲」録音 4枚組
  • 1952-53年 米DECCA録音

である。 グールド「ゴルトベルク1955年盤」デビュー前に録音&発売。影響を受けている。グールドファンは是非聴いてほしい。
(以上13:37)


素晴らしかったバレエ、問題山積のオーケストラ → 江東区クリスマス「くるみわり人形」公演


 『東京シティバレエ + 江東区でバレエを育てる会』のバレエは、素晴らしく、特に
  • 金平糖の精 → 志賀育恵
  • 「登場時(大きい方)の コロンビーヌ + ピエロ + ムーア人形」

の表現が素晴らしかった1夜。 バレリーナ + 合唱 は良かったのだが、オーケストラ
(= 東京シティフィルハーモニック管弦楽団) が昨年までとは「別オケ?」と思える低水準の出来だったのが心残り。
 指揮者
(ここ数年同じだと思う) = 福田一雄 の問題なのか? シティフィル の問題なのか? を断定できるほど、最近はオケも指揮者も聴いていないので、断定しかねるが、どうも「オケ」側に問題が発生しているように思えてならない。明日 & 明後日 の公演は、本日以上にして頂けることを信じたい。

 毎年、パワーアップしている 『クリスマスのティアラ江東のくるみわり人形』だが、今年も期待に応えた「演技」を魅せてくれた。昔、子役出演 → 本日 主役クララ(もちろん、大人の方) = 薄井友姫 など、「江東区のスター」も産まれていて、出演者の意気込みも高いようだ。
 反面、オケは昨年までとは違い
  • 楽器間音量バランスが崩れている。特に テューバ と 打楽器 が吠えまくり!
  • 主旋律のおいしいところが頻出する フルート1番 と トランペット1番 が全く「旋律線を描くアーティキュレーション」が崩れてしまうことが何回もあった

が残念。 指揮者の指示は「ごく普通」だったように見えたが、私高本の見落としかも知れない。ただ「出てくる音」が本日のママだと、バレリーナも踊り難いと感じる。明日以降は、さらに上の「音」を実現して、昨年までと同水準までは戻してほしい。(23:55)
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