半田ごてを握った。前回は電話機の修理だった。小手が悪かったので作業効率も精度も極端に悪かった。今回は腕時計スケールだからそのような不器用な仕事は許されない。
先ずは届いた充電池を開ける。予想していた以上に小さく、これならばもう一つ大きめの物を探せばよかったと思った。しかし実際に時計の裏箱に収めてみると、分厚さが違った。一ミリ以上は分厚かった。試しに裏蓋を閉めてみると、液晶に黒い点が表れた。押さえつけているのである。再び外すと黒い点は無くなる。全く使えないかとも思ったが閉めるとしっかりと密閉可能なので試すことは可能な筈だ。
いよいよ半田付け作業だ。ガムテープで時計の腕輪を固定したりしたが、上手く中身が外れて呉れたので作業が遣りやすくなった。まあ、完璧ではないながらも使える程度には固定出来た。最初にこてを温めるときに焼けて煙が出たが、バルコンで少し焼いてから温め直した。やはり今まで使っていたものよりは精度が高い。温度も比較的安定している感じで、周りがあまり熱くならない。購入した価値があった。
そしていざ充電池を押し込んで蓋を閉めると再び黒い点が表れるが、ある程度は仕方がない。水が中に入るよりはましである。そしておもむろに充電のコードを取り付ける。何ら反応が無い。新品の充電池だからどこにも電流が流れないということらしい。暫くしても反応が無いのでテスターで調べてみたのだ。兎に角充電してみなければ分からない。二十分ほどして液晶が点滅しだした。間違いなく結線しているのを確認。直に初期状態になり、充電のインディケーションが表れた。これでいける。
完全充電になるまでに4時間ほど掛かっただろうか。最初であるから当然かもしれない。そもそも容量が8割5分ほどしかないので、最初に十二分に充電しておかないと勝負にならない。先ずは数時間後に完全充電表示が出た。そこで早速GPSを動かした。時間が掛かるので駄目かなと思ったが何度目かで衛星を捉えた。時刻がなぜか同じ午前の時間が出る。24時間表示になっているのにである。言語表示などを初めてドイツ語にしたりして、再びGPSを合わせる。正しい時刻になった。
そこで気になるのは液晶の黒点とそれゆえの画面の暗さだ。それならばオリジナルの充電池を張り付けていた両面テープを剥がして少しでもスペースを作ることにする。電池をひっくり返したり色々とやってみるがやはりそのスペースに対して電池は分厚過ぎる。それだけでなく圧されていてアラーム音もほとんど聞こえなくなっている。それでも何とかマシな場所に置いてふたを閉めると、今度は驚いたことに完全充電した筈の電池が空になっているのである。シュートさせたのか、分らない。
再び完全充電した。今度は先ごろ入手したアマゾンベーシックを使ったためか一時間ほどで完全充電となった。ディスプレーの光度を調整可能だと分かったので明るくすると漸く使い物になった。これでしばらく置いておいて放電しなければ、回路には問題が無いとなる。問題が無いことが確認されれば、適当な充電池を海外で探してもよいかと思う。少なくともアメリカやアジアにはオリジナルに近いものがあるようだ。
ランランショックが尾を引いている。その満州人の去就はどちらでもよいが、そのプロデュースに先日のもう一人のペトレンコに引導を渡したのと同じ性質を感じる。つまりとても厳しい業界裏事情無しには考えられない。ツェッチマン女史はそれを全て被る人だと思うが、如何にべルリナーフィルハーモニカーやキリル・ぺトレンコへの攻勢が厳しいかを感じさせる。生きるか死ぬかの熾烈な売り込みが背後にあるのだろう。改めてペトレンコがランランを貶したインタヴュー原文に目を通した。なんと驚くことにそのインタヴューワーはFAZの評論をおばさんから代わった人だった。気が付かなかった。
次に予想されるのは、ティーレマンの扱いで、フランス物ではなく定期でヴァークナーかブルックナー指揮のオファーをこの単純なドイツ人が受けたとすると、いよいよ初代音楽監督に引導が渡されることになるかもしれない。ヴァークナー家のことを考えればあり得るかもしれない。
参照:
裏蓋を開けて凝視する 2018-03-09 | テクニック
先の準備を整える 2018-03-16 | 生活
蛇足を画策したのは誰 2018-02-21 | マスメディア批評
ペトレンコが渡す引導 2018-01-14 | 文化一般
先ずは届いた充電池を開ける。予想していた以上に小さく、これならばもう一つ大きめの物を探せばよかったと思った。しかし実際に時計の裏箱に収めてみると、分厚さが違った。一ミリ以上は分厚かった。試しに裏蓋を閉めてみると、液晶に黒い点が表れた。押さえつけているのである。再び外すと黒い点は無くなる。全く使えないかとも思ったが閉めるとしっかりと密閉可能なので試すことは可能な筈だ。
いよいよ半田付け作業だ。ガムテープで時計の腕輪を固定したりしたが、上手く中身が外れて呉れたので作業が遣りやすくなった。まあ、完璧ではないながらも使える程度には固定出来た。最初にこてを温めるときに焼けて煙が出たが、バルコンで少し焼いてから温め直した。やはり今まで使っていたものよりは精度が高い。温度も比較的安定している感じで、周りがあまり熱くならない。購入した価値があった。
そしていざ充電池を押し込んで蓋を閉めると再び黒い点が表れるが、ある程度は仕方がない。水が中に入るよりはましである。そしておもむろに充電のコードを取り付ける。何ら反応が無い。新品の充電池だからどこにも電流が流れないということらしい。暫くしても反応が無いのでテスターで調べてみたのだ。兎に角充電してみなければ分からない。二十分ほどして液晶が点滅しだした。間違いなく結線しているのを確認。直に初期状態になり、充電のインディケーションが表れた。これでいける。
完全充電になるまでに4時間ほど掛かっただろうか。最初であるから当然かもしれない。そもそも容量が8割5分ほどしかないので、最初に十二分に充電しておかないと勝負にならない。先ずは数時間後に完全充電表示が出た。そこで早速GPSを動かした。時間が掛かるので駄目かなと思ったが何度目かで衛星を捉えた。時刻がなぜか同じ午前の時間が出る。24時間表示になっているのにである。言語表示などを初めてドイツ語にしたりして、再びGPSを合わせる。正しい時刻になった。
そこで気になるのは液晶の黒点とそれゆえの画面の暗さだ。それならばオリジナルの充電池を張り付けていた両面テープを剥がして少しでもスペースを作ることにする。電池をひっくり返したり色々とやってみるがやはりそのスペースに対して電池は分厚過ぎる。それだけでなく圧されていてアラーム音もほとんど聞こえなくなっている。それでも何とかマシな場所に置いてふたを閉めると、今度は驚いたことに完全充電した筈の電池が空になっているのである。シュートさせたのか、分らない。
再び完全充電した。今度は先ごろ入手したアマゾンベーシックを使ったためか一時間ほどで完全充電となった。ディスプレーの光度を調整可能だと分かったので明るくすると漸く使い物になった。これでしばらく置いておいて放電しなければ、回路には問題が無いとなる。問題が無いことが確認されれば、適当な充電池を海外で探してもよいかと思う。少なくともアメリカやアジアにはオリジナルに近いものがあるようだ。
ランランショックが尾を引いている。その満州人の去就はどちらでもよいが、そのプロデュースに先日のもう一人のペトレンコに引導を渡したのと同じ性質を感じる。つまりとても厳しい業界裏事情無しには考えられない。ツェッチマン女史はそれを全て被る人だと思うが、如何にべルリナーフィルハーモニカーやキリル・ぺトレンコへの攻勢が厳しいかを感じさせる。生きるか死ぬかの熾烈な売り込みが背後にあるのだろう。改めてペトレンコがランランを貶したインタヴュー原文に目を通した。なんと驚くことにそのインタヴューワーはFAZの評論をおばさんから代わった人だった。気が付かなかった。
次に予想されるのは、ティーレマンの扱いで、フランス物ではなく定期でヴァークナーかブルックナー指揮のオファーをこの単純なドイツ人が受けたとすると、いよいよ初代音楽監督に引導が渡されることになるかもしれない。ヴァークナー家のことを考えればあり得るかもしれない。
参照:
裏蓋を開けて凝視する 2018-03-09 | テクニック
先の準備を整える 2018-03-16 | 生活
蛇足を画策したのは誰 2018-02-21 | マスメディア批評
ペトレンコが渡す引導 2018-01-14 | 文化一般
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます