Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ラインガウワーの印象

2018-05-19 | ワイン
新しいグラスファイバー回線にルーターを接続した。夕刻に入れた。申請してある番号やアカウントで自動的にネットに簡単に接続出来るようにもなっている。そこまでしなくてもとは思うが、万人に受け入れられやすい方法だろう。こちら側のWLAN構築に少し時間が掛かった。NASに入るのに手間取ったのと、そして不思議なことに最後までクロームキャストが読み込めなかった。理由は分からないが、同調する方法を忘れているので遣り直す必要がある。

もう一つ解約して、移転している筈の電話番号が表れないので、これに数日間が掛かるのだろう。そのようなことで一度ネットに入ったが再び不通になった。それでも試してみた速度テストでなんと略50Mbps出た。早速ARDメディアテークからバイロイトのパーヴォ・ヤルヴィ指揮を観ようと思ったら、普通になった。通常の使い方では変わらないが映像メディアのストレスが無くなる筈だ。現状の25倍の速度である。

不通になったままであるが、古い回線に切り替えて使えるので何ら問題が無い。来週末のミュンヘンからの中継までに全てが整えばいいテストになると思う。両方のLANを切り替えることもIPを変えることも簡単なので、二つを並行して使えると、入場券の予約も二種類の待ち番号が貰えることになる。何時から何時まで二つのシステムを切り替えながら使い続けられるだろうか?

キュンストラー醸造所の2017年ドムデカナイを開けた。やはり2015年よりも軽く、2016年よりも質が良かった。ロベルト・ヴァイルなどは霜で大分やられたようだが、この結果の質は悪くない。2014年の感じに近いかもしれない。なによりもこの土壌のリースリングの良さはこの軽さ感なのだ。そもそも本命であったお隣のヴェルナー醸造所のそれに比較してもこの醸造所のリースリングにはパフューム感などはあっても軽やかさが無い。だからこの土壌だけは特別なのはヴェルナーにおいても同じだった。と同時にこのミネラルの強さは名物以外のなにものでもない。果実風味も適当で、酸も適当なのだが、食事を選ぶところがこのミネラルだ。分らなかったので適当に食事とした。いい年だけは少し手元にあると一寸した変化を付けられて面白いリースリングであることは間違いない。

それでも昔買った時のヴェルナー醸造所のこなれて静かな感じからするとやはり賑やか過ぎる。写真の教会から左端へとドムデカナイの地所の最上部だが、結構太い幹が見えるのでヴェルナーのそれかもしれない。左端の森はヴェルナー醸造所である。ドムデカナイの名前は、大司教区マインツからその地所であるホッホハイムのワイン地所に水を運んだドームの使者達のことを指し、今もフランスからドームを護ったヴェルナー家の地所である。

キュンストラー醸造所での印象から2017年のラインガウワーはそれほど悪くは無いのだが、ヴァイル醸造所の様に被害が出ているところもあって、量は少ないだろう。その他では2015年のシュペートブルグンダーを試した。アシュマンハウゼンのホェーレンベルクは、ケストナー醸造所のものに比べて繊細には造ってあったが、その価格ほどの魅力は無かった。



参照:
二日間の試飲の旅 2018-05-08 | 試飲百景
ワインに合うパリ風棒々鶏 2016-05-24 | 料理

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