Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

つまった苦味に合わせる

2013-12-18 | 生活
バーデン・バーデンのへ通り道にあるフランスのスーパーに寄った。ワインなどを物色する計画である。前々回岩登りに出かけた帰りに購入したワインが良かったからだ。一時間の余裕を見ていたが、一時間以上滞在してしまった。

前々回目にしたワインも残っていたが、残り物はあまり良い買い物ではないことを学んでいる。高価な商品ではやはりシャムベルタンがあったが、年度を見て止めにした。良かったヌイ・サン・ジョルジュも2010年は売り切れていて、2011年も最後の一本となっていたので飛びついた。寧ろ悪いかもしれないが年度の差を見るには好都合だ。正直期待はしていないが、先がある。

もう一本は以前から気になっていたポマールのワインである。価格は少し高く27ユーロしていたが、試してみる価値はあると思った。ボーヌのワインより重いのかどうかは知らないが、2010年であり試してみる価値はあると思った。恐らく樽が効きすぎているのではないかと思うが、綺麗につけていればそれはそれでとても今後の参考になる。

食材は、十月三日のようにドイツからの大移動が無いのでそれほどの量は無かったが、ロートリンゲンのキッシュやアヒルのパイやサケのテリーヌなどを購入した。それ以外に魚類では、オゥスター貝と角貝を購入した。後者はドイツでは殆ど食されることが無いがフランスで一度食した覚えがある。フランスでブローとして親しまれている海鮮料理である。日本語ではエゾばい貝とか呼ぶそうだ。

ネットでレシピーを見ると塩ゆでして、冷やして若しくは温かいまま食する。オースター貝は殻を開けるだけの手間であるが、生であるので少し新鮮度が気になる。煮る方はそれよりは気楽である。ゆでて爪楊枝で中身をほじって食べた。尻尾まで十五個の内七個ぐらいは抜けたであろうか。サザエなどに比べると苦味もなく、食べやすい。塩水味で十分であった。

ワインは、若干の苦味に合うシャルドネを開けた。2011年産を出来立ての春に購入して、寝かしてあるものだ。二年経っていないので早いかと思ったが、最後の一本は来年開けてみよう。南フランスの完熟のワインであったが、新鮮な時は酸が効いていたが、今は苦味が出る。しかしまだ瓶完熟していないので中途半端な印象は会った。しかし酸は更に落ちるので重くなるだけに違いない、二日目には酸化が進んでいたので、新しいうちに飲み干す方が旨いのは確かである。白ワインは酸が効いていないとつまらないのだ。

日曜日、月曜日と二回走った。二週間休んだ後だったので、山の上までは駈けなかった。途中の緑のベンチまで2585歩18分、降りて来て4434歩30分とゆっくりと走ったのに続いて、月曜日も1989歩13分、降りて来て3155歩24分と低調であった。



参照:
カジュアルと手軽さのシャルドネ 2012-05-02 | ワイン
誤魔化し続けた垂れ流し 2013-07-22 | マスメディア批評

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2 コメント

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AOC法では赤しか認められていないと思いましたが (Saar Weine)
2013-12-20 16:22:20
pfaelzerwein様、こんにちは。


確か拙blogに書き込みして頂いた最新のコメントがポマールのを購入されたという事でしたよね。


今日仕事が休みで埼玉県内の鰻屋に今いるのですが(ピノ・ノワールではありますが)もしかすると鰻重などにも良く合うかもしれない、とふと思いました。
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赤は肉、白は魚介類は間違っていない (pfaelzerwein)
2013-12-20 19:50:49
勿論購入したポマールは赤ですが、ここで飲んだのは南仏のシャルドネです。地元で試飲後に購入したものです。ピノノワールがウナギに合うかどうかは、その調理法に依るでしょうが、少なくとも蒲焼の砂糖醤油には難しいでしょう。単純なボルドーやドルンフェルダーのようなものしか駄目でしょう。

ピノノワールの食事は難しいですが、どちらかといえば鳥か獣でしょう。重いピノならば牛でも問題ないと思います。
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