Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

帰郷で清濁併せ飲む

2013-12-10 | 雑感
ロシアにキーシンというピアニストがいた。なにかイスラエルで問題となったようで、イスラエルの市民権を取得したようである。今後もロンドン・パリを中心に活動するようだが、アイデンティティーの宣言か、リサイタルや録音のプログラムにユダヤ色を強く押し出すようである。そもそも若手の運動選手のような演奏だったので、こうすることで少しは文化的な香りを醸し出すのだろう。それでもそうした民族的なところにしか帰着しないというのが、精々その芸術性の表れだろう。

日曜日はBASFの45歳の社員と室内壁に向かった。第12日目である。彼が購入した家からは何時もの室内壁に向かうにはこちらに寄っても距離が変わらないので迎えに来てもらった。少なくとも三十回以上通うとするとその燃料費だけでも馬鹿にならない。往復50KMとして、計1500KMで160Lほどの燃料が必要になる。現在の価格ならば220ユーロほどか。丁度半年券の料金位である。つまり、最終的に30から50回の間に納めると丁度良い塩梅になる。一回でも迎えに来てもらうと助かるのだ。

二日ごとに登っているかげんになって、腕や肩の張りは取れないでいるが、週明けがまたあるので軽く付き合っておいた。色々と考えていたのだが、前日に彼の故郷のベルクシュトラーセで友人のお誕生日会で飲み過ぎたようで、予想していたより調子が良くなさそうだったので、抑えたレベルで登って貰った。気が付いたのは矢張り腕力に頼る傾向がまだあって、身体を自然に捩じれるだけの慣れとなっていない。だからどうしてもオヴァーハングで苦労してしまうのである。直した靴の爪先が薄くゴムが張っていて、35ユーロしかとられていないので、あれでもつようなら現在自分自身が使っている場所よりも安く付きそうである。人の靴であるがしばらく様子を見てみたい。

少し助言したのは、重心が定まらない場面が多くて揺れているので、もう少し重心を落とす努力をするようにということである。特に被っているところなどで重心を落とす体勢を作るのはそれほど容易でもないのだが、足に確り立って三点支持を意識すれば重心位置は落ちて、安定する筈だ。安定すれば腕力も少なくて済む。

週末はリースリングを開けた。レープホルツ醸造所のエコノミラートは2012年物は今でもぴか一旨い。例年ならば物足りなくなるところかもしれないが、食中酒として最高である。また、買い足ししたビュルクリン・ヴォルフ醸造所のゴルトベッヒャエルも開けたが、これも秀逸であった。こちらの方は同じ辛口でも、ワインだけを楽しめるだけの残糖がある。6グラム程度のようだ。そして、初めて購入したビルクヴァイラーのオルツリースリングも開けた。



参照:
春への期待が膨らむ日々 2013-12-08 | 雑感
人生はあまりにも短すぎる 2013-12-07 | 雑感

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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エコノミラート (MOMO)
2013-12-10 04:16:27
2012年もの、もうすでにどんどん飲んでますか。
GGは数年、おいてから飲んだほうがいいでしょうけれど、エコノミラートの鋭利な感じのするものは、開けちゃいますか~!!!
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春までの普段飲み (pfaelzerwein)
2013-12-10 18:03:11
一度底をついたのですが、買い足しました。単独で飲むと相変わらず楽しめないのですが、食事には最高です。二年ほどおいて熟れてきても単独ではつまらないです。

GGは数年は問題ないですがものによっては鮮度が落ちる感じがするものがあるかもしれません。先ずは中間のシリーズを瓶詰二年後ぐらいで試してみて、判断するのが良いです。二年後の中間のシリーズがあまりにも素晴らしいので、今度はGGがなかなか開けられなくなると思います。

基本的には、石灰などの混ざりの無いガンツホルン系は時間が経っても最も崩れが無いので安心して保存できます。

2013年は収穫量の問題があるので、春までの普段飲みに頭が痛いです。
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