土曜日に購入したマルサネ2014年を空けた。思っていたよりも酸があり、デキャンタ―もしなかったので広がらなかった。それでも特徴として敢えて選んだ2014年の涼しさが分かった。これでは飲み頃が短そうなので、2015年があったと思うので再訪の土曜日に補填しておきたい。数年寝かしておかないと駄目だろう。タンニンも効いていたから、十年近くはもちそうだ。
兎に角、聖土曜日にはもう一度スーパーウーで買い物をして、復活祭に備える。土曜日に走るか日曜かを考えたが、「レクイエム」は終演も早いので、帰宅後に購入したキッシェで食事を済まそう。翌日朝起きしてパン屋の足で峠まで走って、身体と頭を元へ戻しておこう。昼寝の時間はないだろうが、日曜日は前半が新しく勉強するとしてもピアノ協奏曲二番変ホ長調なのでシェーンベルクほどの神経は使わない。アンコールも「エリーゼのため」だろうから、勝手にしろである。但し楽譜に目を通す時間がいる。
新聞に書いてあったように、そのあとのチァイコフスキーの第五交響曲指揮がペトレンコにとっては、就任前の最後の指揮となる。何かけじめを示してくれるかもしれないが、それよりも重要なのは夏のツアーで第九交響曲とともに、圧倒的な成功へと導くための準備である。月曜日の一回目でいい方向に前進しているのは確認された。
それを含めてこの復活祭の前半を振り返ると、新聞が書くように、訪問者の衣装も祝祭的になりつつあるというのも事実だろう。最初から観察しているが、衣裳とかよりもラトルがあまりにも劇場的な雰囲気が無さ過ぎた。音楽のみならず、やくざっぽさがあまりにもなさ過ぎた。MeTooガッティでも違っただろうが、繋ぎに本格的な切り替えへの任務は果たせなかったと思う。メータでも初日から二日目への豹変にその任務の難しさが滲み出ていたとみる。本来はムーティで、願ってもないメータへの交代人選となったわけだが、初日後に舞台裏では様々な議論などがあったのだろう。フィルハーモニカーが口を揃えてインタヴューで「オペラをやれることが何よりも」なんて、ラトル時代に聞いた覚えはない。
火曜日に駐車場を出たところで「オテロ」の楽譜を調べていると、駐車場から引退も近いコンツェルトマイスターのスタブラーヴァ―が普段着で出てきた。さっと前を通っただけだが不機嫌そうな顔をしていた。個人的なことかもしれないが自家用車で来ていて、何かを車に取りに行ったと思われる。「オテロ」では第二ヴァイオリンを手伝っているようで珍しいなと思って見ている。
また日曜日のムーティ指揮のレクイエムも新聞評を見ると中々の鎮魂の名演だったようで、これも実際に生で体験して、また留守録音での演奏を確認したい。そして、14日中継録音放送云々が書いてあって、その意味が分からなかった。どうも当初の予定を変更して一回目に録音を済ましてしまったようだ。理由は分からない。個人的には二種類の演奏を聞けるのは助かるのだが、事の経過も気になるところだ。ベルリンの方でもムーティ指揮では今後とも演奏される可能性があまりないので少なくとも一つは記録として残しておきたかったと思う。兎に角、録音、実演とも大きな期待が出来るのは間違いない。
復活祭中にこのように幾つもの山があるのは珍しく、毎年何とか一つ当たればの程度だったことからすれば、芸術的に記念碑的な成功だと思う。頑張ってお勉強して準備をしよう。
参照:
シルヴァン・パタイユのマルサネ 2017-08-08 | ワイン
都合のよいアルコール 2017-10-30 | ワイン
METを超えたオペラ 2019-04-17 | 音
兎に角、聖土曜日にはもう一度スーパーウーで買い物をして、復活祭に備える。土曜日に走るか日曜かを考えたが、「レクイエム」は終演も早いので、帰宅後に購入したキッシェで食事を済まそう。翌日朝起きしてパン屋の足で峠まで走って、身体と頭を元へ戻しておこう。昼寝の時間はないだろうが、日曜日は前半が新しく勉強するとしてもピアノ協奏曲二番変ホ長調なのでシェーンベルクほどの神経は使わない。アンコールも「エリーゼのため」だろうから、勝手にしろである。但し楽譜に目を通す時間がいる。
新聞に書いてあったように、そのあとのチァイコフスキーの第五交響曲指揮がペトレンコにとっては、就任前の最後の指揮となる。何かけじめを示してくれるかもしれないが、それよりも重要なのは夏のツアーで第九交響曲とともに、圧倒的な成功へと導くための準備である。月曜日の一回目でいい方向に前進しているのは確認された。
それを含めてこの復活祭の前半を振り返ると、新聞が書くように、訪問者の衣装も祝祭的になりつつあるというのも事実だろう。最初から観察しているが、衣裳とかよりもラトルがあまりにも劇場的な雰囲気が無さ過ぎた。音楽のみならず、やくざっぽさがあまりにもなさ過ぎた。MeTooガッティでも違っただろうが、繋ぎに本格的な切り替えへの任務は果たせなかったと思う。メータでも初日から二日目への豹変にその任務の難しさが滲み出ていたとみる。本来はムーティで、願ってもないメータへの交代人選となったわけだが、初日後に舞台裏では様々な議論などがあったのだろう。フィルハーモニカーが口を揃えてインタヴューで「オペラをやれることが何よりも」なんて、ラトル時代に聞いた覚えはない。
火曜日に駐車場を出たところで「オテロ」の楽譜を調べていると、駐車場から引退も近いコンツェルトマイスターのスタブラーヴァ―が普段着で出てきた。さっと前を通っただけだが不機嫌そうな顔をしていた。個人的なことかもしれないが自家用車で来ていて、何かを車に取りに行ったと思われる。「オテロ」では第二ヴァイオリンを手伝っているようで珍しいなと思って見ている。
また日曜日のムーティ指揮のレクイエムも新聞評を見ると中々の鎮魂の名演だったようで、これも実際に生で体験して、また留守録音での演奏を確認したい。そして、14日中継録音放送云々が書いてあって、その意味が分からなかった。どうも当初の予定を変更して一回目に録音を済ましてしまったようだ。理由は分からない。個人的には二種類の演奏を聞けるのは助かるのだが、事の経過も気になるところだ。ベルリンの方でもムーティ指揮では今後とも演奏される可能性があまりないので少なくとも一つは記録として残しておきたかったと思う。兎に角、録音、実演とも大きな期待が出来るのは間違いない。
復活祭中にこのように幾つもの山があるのは珍しく、毎年何とか一つ当たればの程度だったことからすれば、芸術的に記念碑的な成功だと思う。頑張ってお勉強して準備をしよう。
参照:
シルヴァン・パタイユのマルサネ 2017-08-08 | ワイン
都合のよいアルコール 2017-10-30 | ワイン
METを超えたオペラ 2019-04-17 | 音
因みにこのマルサネの地所からの赤ワインは(前に連れて行って頂いた)ストラスブール郊外のスーパーマーケットで購入されたものでしょうか。
あと(全然今回のテーマと関係ありませんが)確か3~4日前くらいに神戸の三宮駅前で市営バスによる痛ましい死傷事故が発生してしまいましたがあの辺りはかなり人通りが激しいエリアなのでしょうか。