Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

中期戦のロックダウン

2020-11-19 | 
電子メーラーが使えなくなっている。理由はスパムメール発生源になっていたからだが、サンダーバードでアーカイヴするようにしているので、遠くない内に使えるようにならないと困る。

感染症防止法が許可されてデモなどがどんどんと潰されている。この時期にデモする方が尋常ではないのだが、弾圧されていることには間違いがない。感染症予防処置に対してのデモはただ人迷惑な限りで、感染を広げているに過ぎない。

今回の11月からのロックダウンライトは、メルケルの談話によると、軽度にすることで長く続けられるというように考えられたという。実際の効果も薄いが少なくとも上昇にブレーキが掛かったことは間違いが無く、医療崩壊への余裕があったからこそ可能となった施策であった。

バイエルンの定宿にしているようなミュンヘンの郊外では医療資本が弱くICUが一床も余っていない地域が続出しているが、街まで搬送すれば間に合う。そのような状況から期限の終わりに再び延長されることは必至であり、そのように計画されていた。

目標値指数十万人中50人に至るにはそれどころかクリスマス前にも後にも至らないであろう。順当に考えて元旦まで延長されて大晦日のどんちゃん騒ぎを避けることが優先されると思う。

そのような状況が想定されるので、少なくとも催し物は年明けもそれも一月は再開は難しいかもしれない。春になってワクチンの効果と患者数から数理的に目標値が設定されてからであり、今夏以上に厳しくなる。

ベルリンのフィルハーモニーなどは千人体制で発売してしまっていたので、未だに売っているようだが、これも返金作業などの仕事のみを増やしているに過ぎない。他の主催者なども発売時期を遅らせていたが、来週ぐらいから改めて仕込み直しが始まるのだろう。その点はバーデンバーデンの祝祭劇場は賢かった。

明日もミュンヘンのヘラクレスザールからBR交響楽団の無観客演奏が中継されるが、観客を入れてのものは春までは厳しいだろう。特にこの楽団は、次期の指揮者選定もあるので様々な人が登場する。特別注目されるのは、明日のオクサーナ・リニヴのデビューである。通常であれば出かけることも考えたのだが、直ぐに減員されたホールは完売となっていて、その注目度はピカイチである。ミュンヘンでアシスタントをしていて更に名演を披露したことから当然でもあろうが、本格的な交響楽団指揮では九月のフィルハーモニに続いて二回目となっている。

モーツァルトのシムフォニーコンツェルタンテとメンデルスゾーンの「イタリア」である。その前番組として名演の劇場で指揮したバルトークの管弦楽団の為の協奏曲とライポルト氏とのインタヴューが流れる。音楽的な傾向は分かっているので、この交響楽団とどの程度までの名演が可能かが注目される。ラディオ放送のみならず映像もネット中継されるために見逃せない。ライポルト氏だけでなく、恐らく局内でもとても期待が大きいと思うが、どこまで楽団をもって行けるのか?比較対照はサイモン・ラトル指揮のそれになるだろうか。本当に良ければ後任に決まってしまう可能性も決して低くはない。
コメント
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