Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

東京からの土産話し

2018-01-25 | 雑感
昨日東京から戻ってきた人と話した。初めての日本旅行で子供連れだった。新宿の高層ホテルに二週間居た。天気は良かったようだが、それほど眩しくは感じなかったという。但し、最初二日ほどはカルチャーショックがあったようだ。なんだろうと思うと、至る所で聞こえる音だったようで、ホテルの寝室でも救急車のサイレンで目を覚ましたという。異国のことで通常以上に敏感になっているということもあるかもしれないが、そこまで聞こえたというのが少し不思議である。ショックは、それだけでなく横断歩道や自動販売機などでしょっちゅう音を立てる騒音であり、確かに日本は騒がし過ぎる。イルミネーションの話しもあって、未だにクリスマスツリーが出ていると知ってこれは驚いた。

部屋から毎日富士山が見える写真を見せて貰った。東京も高層に住むとそうなのだと初めて知った。明治公園の辺りをうろついて、渋谷や浅草、上野のパンダ、銀座界隈更にお台場辺りもうろついたようだ。写真を見せて貰うと知らない建物ばかりで、名前は知っている新東京タワーぐらいは分かった。古い東京タワーも残っているのを初めて知った。タカノフルーツパーラーなども立ち寄ったらしい。特大イチゴの写真も見せて貰った。

もう一つ驚いたのは、野宿者が多いということだ。なるほど嘗ての高度成長時代も居なくはなかったが、私が欧州を旅行して驚いたのは乞食の多さだった。そうしたベルリンにも住んでいた人がとても目に付くとなると私などが知っている日本ではないと思う。その反面、右の前方角に棒を建てた左ハンドルの高級車がドイツでは目が付かないほど多いと言われると驚く。特にドイツ車となる訳だがそれにレクサスを合わせると可成り裕福な人が多いという印象らしい。これもドイツにおける高級車の比率はそれほど少なくないので、なるほどメルセデスでもSやGなどの比率は東京は多いのかもしれない。それだけ貧富の差が大きいのが日本ということだろうか?そう言えば先日劇場の前で久しぶりに小銭を恵んだのを思い出した。東欧から比較的若い男性だったが、あの手の物乞いにはなぜかこちらも簡単に財布に手が掛かり、出てしまうのである。不思議な相性があるようだ。どうも威圧感が無いのが良いらしい。乞食の威圧感って言うのもなんとなく面白い。

時間内にオンデマンドのファイルを落とした。大変時間が掛かった。一回目には七十数パーセントで落ちてしまっていた。数時間掛かって、更にやり直すと7時間ほど掛かった。もしそれで失敗したら1080Pのダウンロードは時間切れで断念するところだった。生ストリーミングでの録音と録画が先方の放送事故以外は完璧だったので、MP4で9.24GBのHD映像だけが欲しかったのだ。

相変わらず音声はAACで361kb出ていても本格的な視聴には物足りない。そもそも画像自体も4238kbなので知れている。生録は6602kb出ていて、音声は480kbPCAだから、ストリーミングのスピードが出ている時の映像も比較にならないぐらい良い。せめてオンデマンドの音声の質はもう少し上げた方が賢明だと思う。因みに生録の映像は一幕から三幕まで、4GB前後であるつまり合わせて12GBとなる。

映像を観て気が付いたのは、管弦楽のチェロのトップが一日目とは変わっていて、フルートのトップも変わっている。しかしコンツェルトマイスターもその隣の馴染みのない親仁も同じである。年配な感じなので他所から移ってきたのだろうか?完全にメムバーを揃えないでも放送可能な水準までもっていけるというのは立派である。指揮者さえ良ければ、今ユロウスキーが振ってもこれぐらいのアンサムブルはいつでも出来ることになる。これは大した置き土産だ。



参照:
宮廷歌手アニヤ・カムペ 2018-01-22 | 女
それで十分な銅色の施し 2015-09-12 | 生活
コメント (2)
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